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100m10秒01 高3桐生は指導者なし



 ◆陸上 織田記念国際最終日(29日、エディオンスタジアム広島) 世界最速の高校生が誕生した。男子100メートル予選で桐生祥秀(よしひで、17)=京都・洛南高3年=が日本歴代2位の10秒01(追い風0・9メートル)を樹立。年齢制限のないシニアの主要大会に初出場ながら、決勝でも山県亮太(20)=慶大=ら五輪代表を抑え、10秒03(追い風2・7メートル)で初優勝した。ジュニア(20歳以下)の世界タイ記録で、日本陸連が定めたモスクワ世界陸上の派遣設定記録(10秒01)も突破。同大会の代表入りに前進した。

 末恐ろしい高校生が現れた。「こんなに(記録が)出るなんて。自分でもびっくり」。丸刈りの桐生が9秒台の入り口にたどり着いた。100メートルの予選。スタートで一気に先頭に立ち、10年世界ジュニア200メートル金メダルの飯塚翔太らを置き去りにした。スピードを落とすことなくゴールを駆け抜けた。タイム掲示は「10秒01」。右腕を大きく振ってガッツポーズだ。

 20歳未満の公認記録ではダレル・ブラウン(トリニダード・トバゴ=03年)、ジェフリー・デンプス(米国=08年)に並ぶ世界最高タイ。現世界王者のウサイン・ボルト(26)=ジャマイカ=でさえ、21歳で10秒03を記録するのがやっとだった。昨年、10秒19でユース(18歳未満)の世界最高記録も出したが、「あれで満足しちゃいけないと思ってやってきた」とタイム同様、向上心も尽きることがない。

 2月に監督だった男性教諭の体罰が発覚し、指導者がいなくなった。逆境は工夫で乗り切った。「これまで教えてもらったことや(ほかの)部員のみんなで考えた」と強化を継続。高校は世界遺産・東寺の隣で、校庭も直線が最大で80メートルしか取れない環境。ストライドを伸ばすため、それまで2メートルだったミニハードルを30センチ広げて置いた。チームメートを前に置いて追いかけ、抜き去る練習を繰り返した。「スタートダッシュの力をつけるために」スクワットなど励み、下半身の筋力強化だけで体重を66キロから68キロに増やし、パワーも付けた。

 記録を出した後も完全燃焼することなく、決勝でも追い風2・7メートルの参考記録ながら10秒03で優勝。ロンドン五輪で準決勝に進んだ山県亮太に0秒01差で競り勝つなど、高校生離れした勝負強さも見せつけた。9秒台まで0秒02。「ここまで来たら最初に出したいです」。伊東浩司が10秒00を記録してから15年。規格外の新ヒーローが現れ、9秒台へのカウントダウンが始まった。

 ◆桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)1995年12月15日、滋賀・彦根市生まれ。17歳。京都・洛南高3年。小学時代はサッカーのGKで彦根市選抜にも選出。彦根南中1年から陸上を始め、昨年10月の岐阜国体100メートルでユース世界最高の10秒21を樹立。11月には10秒19に伸ばした。趣味は映画観賞で「ダイハード」シリーズがお気に入り。好きな芸能人は本田翼。175センチ、68キロ。家族は両親と兄。






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