2016年10月31日
デイリーワインに最適! ソムリエが教える、安くておいしいワインの選び方
以前よりも身近に感じるようになったワイン。スーパーやコンビニでも見かけるようになり、飲み始めるようになったという方も多いのではないでしょうか?しかしワインと言っても値段や味はさまざま。お家で気軽に飲むならおいしくて、なおかつ安い方がよいですよね。今回は現役ソムリエがさまざまな国や品種の中から安価でおいしいワインを選ぶコツをご紹介します。
■赤ワインなら
赤ワインでおすすめはチリ産やアルゼンチン産。南米の温かい天候に恵まれ、果実味が凝縮したしっかりとしたパワフルなワインが多く作られています。また関税が安い上に、人件費などのコストも低いためコスパの良いワインが豊富です。
フランス産などはワイン法が事細かく決められており、基準をクリアするためにたくさんの手間暇が掛かっています。例えば「ブドウは全て手摘みに限る」という決まりがあるワインは、必然的に人件費などが機械で収穫するよりも数倍かかります。高いワインには高いなりの理由があるのです。
■白ワインなら
お手頃でおいしい白ならニュージーランド産のソーヴィニョンブランという品種がおすすめです。この品種はヨーロッパで造られると酸味が際立つものが多いのですが、ニュージーランドのものはアプリコットなどのトロピカルな印象があります。ワインが苦手な方でも親しみやすいのではないでしょうか。
■スパークリングワインなら
スパークリングワインの中でもおすすめなのは、スペインで造られている「カバ」です。シャンパーニュと同じ製法で高品質な上に、値段が安くコスパが良いことで有名です。
ちなみに、フランスのシャンパーニュ地方で造られているものを「シャンパン、シャンパーニュ」と呼びます。それ以外は「スパークリングワイン」と呼ばれます。発砲ワインのことを何でもシャンパンと言っていると赤っ恥をかくかも……。
■グラスも大事!
たかがグラス、されどグラス。特にワインの場合、グラスの形によって香りや味わいは段違いです。ワイングラスの名ブランド「RIEDEL リーデル」では、品種ごとに細かく計算しつくされたグラスが数えきれないほど造られています。中でも赤ワイン用グラスには、大きく分けて二つの型があります。
ブルゴーニュグラス……丸みを帯びたグラス。品種はピノノワールなどの酸味のある軽やかなワインが最適。
ボルドーグラス……チューリップ型のグラス。品種はカベルネソーヴィニョンなどの渋みのあるワインが最適。
以上の二つを揃えておくだけでも、自宅ワインの楽しみ方が増えますよ。
いかがでしたでしょうか?ちょっとした知識があるだけでワイン選びが変わるのではないでしょうか。ぜひ家飲みにご活用下さい。
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