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日本は表現豊かな国! 雨の種類もこんなにある

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日本には四季があり、その折々に自然はさまざまな顔を見せてくれます。日本人はその自然の中で暮らしてきましたから、日本語のボキャブラリーには自然を描写する豊かな表現があります。例えば、雨の名前、風の名前などにもその豊かさは表れています。

■こんなにある「雨の種類」!

雨にもいろんな降り方がありまして、日本語の「雨の名前」はたくさんあります。ピックアップしてご紹介します。まずは季節を感じさせる雨です。

●春雨(はるさめ)
春にしとしとと降る雨。「春雨じゃ、濡れてまいろう」(月形半平太の名ぜりふ)なんてことを言いたいものです。

●春霖(しゅんりん)
春雨と同じく、春に降るしとしとと長い雨のこと。「雨」が入っていないのでちょっと分かりにくいですが、優雅な言い方ですね。

●五月雨(さみだれ)
旧暦5月に降る長雨のことです。梅雨の別名でもあります。五月の「さ」と「水垂(みだ)れる」の「みだれ」を合わせてできた言葉とされています。

●梅雨(つゆ、ばいう)
6月から7月上旬にかけて長く降る雨のこと。梅の実が熟す時期に降ることからこの名があるとされます。

●黴雨
これも同じ「ばいう」です。「黴」は「かび」という字です。湿気が多くなり、黴を生じやすくなることからこう書くこともあります。「梅」の字の方が印象はいいですね。

●夕立(ゆうだち)
夏の夕方に降る一過性の激しい雨。「白雨(はくう)」という優雅な表現もあります。

●秋雨(あきさめ)
8月後半から10月にかけて降る長雨のことです。

●秋霖
秋雨と同じ意味です。この秋の雨には「すすき梅雨」なんて言い方もあります。

●時雨(しぐれ)
秋から冬にかけて降るにわか雨(漢字では俄雨と書きます)のことです。

●凍雨(とうう)
氷が雨のように降ることです。雪が雨に変わる際によく見られます。

●氷雨(ひさめ)
氷の粒が降る雨のことです。面白いことに、夏と冬の季語となっています。

■「降り方」による雨の種類

季節ごとの雨の種類もありますが、その降り方によって雨には別の名前が付いていたりします。挙げてみましょう。

●豪雨(ごうう)
激しく、しかも大量に降る雨のことです。

●驟雨(しゅうう)
短い間に一気に大量に降る雨のことです。

●篠突く雨(しのつくあめ)
「篠(しの)」は細い竹の一種で、「篠突く」はこの篠が雨によって突き下ろされるほどの勢いを表しています。それほど激しく降る雨ということですね。

●村雨(むらさめ)
「群れた雨」の意味で、それほど激しい雨です。ただし、強く降りますがすぐやむ雨のことです。「群雨」「叢雨」と書くこともあります。

●長雨(ながさめ)
長い間、降ったりやんだりで続く雨のことです。

●霖雨
何日も降り続く雨のことです。長雨と似ていますね。

●俄雨(にわかあめ)
突然降り始め、急に降りやむ雨のことです。

●霧雨(きりさめ)
まるで霧のように細かく、音もなく降る雨のことです。

●糠雨(ぬか雨)/小糠雨(こぬか雨)
霧雨と同意です。細かい雨のことです。

●地雨(じあめ)
同じような強さで長く降る雨のことです。

他にも雨の種類はありますが、次に風の名前を見てみましょう。

■風の名前もこんなにある!

風の名前は2,000以上もあるといわれます。その中からピックアップしてご紹介します。

●春一番
立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことです。春を告げる風とされています。ちなみに「春二番」「春三番」という風もあります。

●東風(こち)
春に東から吹く風のことです。「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花、主なしとて春を忘るな」という菅原道真の和歌で知っている人も多いでしょう。

●谷風
東風と同じ意味で、春に東から吹く風のこと。万物を育む風といわれます。谷底から吹き上がる風のことを指す場合もあります。

●科戸(しなと)の風
風を美しく言った言葉。風の異称です。罪や汚れを払うといわれています。

●青嵐(せいらん/あおあらし)
新緑・青葉のころに吹き渡る爽やかな風のことです。

●黒南風(くろはえ)
梅雨のころに、南から吹く重い風のことです。

●南風(はえ)
西日本で吹く南風のことです。

●木枯らし(こがらし)
冬に吹く冷たく強い風のことです。「凩」と書くこともあります。

●ならい
冬に吹く冷たく強い風のことです。主に東日本の沿岸地域で使われる言葉だそうです。

●山背(やませ)
山を越えて吹く強い風のことです。また、東北の太平洋側に吹く冷たい北風もこう呼びます。

●おろし
「颪」と書きます。山を越えて吹く強い風のことで、普通は冬の季節風を指します。有名な「六甲おろし」はこの「おろし」ですね。

いかがだったでしょうか。日本人はこのように「雨」「風」にさまざまな名前を付けてきたのです。これは日本人の自然に対する繊細な感性の表れではないでしょうか。




タグ:ニュース

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