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キレる子供、少年犯罪…。食生活との関係性を探る。

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いつから「キレる」という言葉が一般的になったのでしょうか。
私の父が昔、残金不足で自動改札機を通れなかった時、後ろにいた若い男性に突然殴られたことがあり、「これがキレる、ということかと驚いた」という話をしていたのをよく覚えています。
ちょうど「キレる若者」がニュースなどで盛んに取り上げられていた頃でした。

また、近年は子供による犯罪もよく耳にするようになりました。
その内容も、万引きや喧嘩、といった子供らしいものにとどまらず、ショッキングな殺人事件も相次いでいます。

このような子供たちの行動には、様々な原因があると思われますが、実は食事の内容が原因の一つになっている場合があるのです。

■【子供の心をつくるのは?】
子供の凶悪犯罪が報道されると、
「親の育て方が悪い」
「親の躾がなってない」
といった意見が飛び交います。

子供の心をつくるのは親の接し方や愛し方だ、と。もちろんそれも間違っていません。
しかし、子供の心をつくる、とても大切な要素の一つは「食事」であることを、全ての子育てママに知っていただきたいと願っています。

■【子供の犯罪と食の関係】
茨城県警や群馬県警によるものや、岩手大学教授によるものなど、非行少年や少年院に入っている生徒の食事調査がいくつかあります。

・ 盛岡少年院の少年の例
朝食:なし
昼食:パン
間食:パン、ポテトチップス2袋、ジュース、カップヌードル
夕食:えぴピラフかグラタン(外食)、ジュース、ポテトチップス
※ ジュースは一日5〜6本

それらの結果を見ると共通点として、菓子類、清涼飲料水、インスタント食品、加工食品、肉類を多く摂取していることがわかります。
また、野菜類の摂取が少なく、家族と食事をとらない子供が多いのも特徴です。

この少年の食事例は極端ですが、運動後に体のためと清涼飲料水を与えていたり、パン食や外食が多かったり、子供の手の届くところにお菓子が置いてあったり…。どの家庭でも一つや二つ、当てはまる習慣があるかもしれません。

■【イライラや暴力の原因】
このような食生活が心と体の健康に悪影響を及ぼすことは明白ですが、今回は特に気をつけたい点を一つ、ご紹介したいと思います。

それはイライラや暴力の原因と言われている「低血糖」です。
低血糖の原因は砂糖の摂りすぎ。
砂糖を大量に摂取すると急激に血糖値が急上昇します。そしてそれを下げようとインスリンが過剰に分泌されることにより、血糖値が下がりすぎてしまう状態のことを指します。

落ち着きがなくなる、集中力がなくなる、心が空白になる、落ち込む、恐怖を感じる、といった症状もあります。

■【砂糖は脳のエネルギー?】
砂糖は体に良くないというけれど、脳のエネルギーとして必要なのでは?という話をたまに聞きますが、これは誤りです。
確かに脳のエネルギー源として糖分は必要不可欠です。しかしそれらは穀類、芋類、豆類などに含まれる糖分から十分に摂取可能です。
つまり、毎食お米を食べていればそれで脳へのエネルギー源は十分に補給できる、ということ。
また、穀類などは様々な単糖類が合わさった多糖類で、消化されるまで時間がかかりますが、砂糖は単糖類のため、それ以上分解されることなく、すぐに吸収されてしまうため、血糖値が急上昇してしまうのです。

糖分はお米から摂取しましょう!


市販のお菓子やジュースには予想以上の砂糖が使われています。大人でも簡単に低血糖になる時代、体の小さな子供だったら…。
子供のためにも砂糖は極力減らしましょう!





タグ:ニュース

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