2014年11月11日
火曜日に泥棒が入りやすいって、本当?
火曜日は泥棒が狙いやすい曜日だと言われています。それは月曜日の緊張感が火曜日にはゆるんでしまうため、隙を作りやすいからなのだとか。空き巣に気を付けるなら火曜日に気を付けた方がいい? 他の曜日は? 気になる泥棒の傾向を調べてみました。
■火曜日に泥棒が入りやすいって本当?
犯罪統計を見てみると、火曜日だけが泥棒に狙われやすいかどうかは微妙なところもあるようです。例えば警察庁が発表している犯罪統計書「平成24年の犯罪」にある「窃盗・手口別・発生曜日別認知件数」の資料を見てみると、空き巣被害の一番多かった曜日が「金曜日」となっています。
その次に多かったのが「木曜日」でした。また平成23年度のものでは1位が「金曜日」、2位が「水曜日」でした。
逆に空き巣被害が一番少ない曜日が「日曜日」、その次が「土曜日」でした。休日で家族が集まるため泥棒が狙いにくいのか、それとも泥棒も土日がお休みなのか。その真実はわかりませんが、侵入に限っては金曜日が一番狙われやすく、休日よりは平日の方が狙われやすいようです。
■じゃあ「火曜日は泥棒が多い」って嘘?
泥棒にもいろいろな種類があります。火曜日にぐんと窃盗件数があがるのが「万引き」。同資料によると、実は万引きが一番少ない曜日が「月曜日」なのです。火曜日が他の曜日と比べて万引き被害が極端に多いという訳ではないのですが、月曜日に被害が少ないため相対的に火曜日にぐんと万引きが増えるように感じるのかもしれません。
■どの曜日でも油断は禁物
泥棒が狙いやすい曜日は、翌日が休日で羽目を外しやすい「金曜日」ですが、だからといって金曜日だけ気を付けるのはご法度。どの曜日でも泥棒被害に遭っている人は少なからずいるからです。また泥棒が一番に狙ってくるのは「無施錠」の家。
最近は部屋の中に人がいるにも関わらず入ってくる「忍び込み」という犯罪も増えているそうです。鍵だけはいつもしっかり閉めておくようにしましょう。
泥棒の被害に遭わないためには日頃から鍵をかける癖をつけたり、周囲に怪しい人物がいないかチェックしたり等、普段の防犯意識を高く持つことが大事です。特に泥棒は無施錠の家を一番に狙いやすいため、鍵にはご用心。
いつもしっかり鍵を閉めてお出掛けしてくださいね。
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