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「安全第一」仕方ない? 幼な子をつなぐ“迷子ひも”に賛否両論

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 町中で、小さな子供がリード(ひも)につながれて歩いている姿をたまに見かける。子供が迷子にならないための“迷子ひも”だ。最近は、ハーネスのようになっているタイプだけでなく、リュックにリードがつながっているものなど種類も豊富にそろっているようだ。この迷子ひもがテレビの情報番組で取り上げられ、「奴隷制度を想起する」という発言が出たことで物議をかもしている。

■恥ずかしいけど仕方ない

 「ちょっと恥ずかしいんだけど仕方ないのよ。この子、ちっともおとなしくしてくれないから危なくて…」と話すのは大阪府内に住む3歳の男の子の母親。片時もじっとしていない子供に天使の羽をかたどったデザインのハーネスタイプの迷子ひもを使用していた。まるでやんちゃな天使に見える。通りすがりの女子学生からも「かわいい〜」という声をかけられて、母親は苦笑い…。

 この迷子ひも、米国などでは事故や犯罪防止のために一般的に使用されているようで、近年は日本でも需要が増えているという。

 ネット通販大手の楽天市場では、迷子ひも関連の商品が300点以上あり、定番商品として安定した売り上げがあるという。中でもリュックサックにリードが付いたタイプの人気が高く、「動物をかたどった(ぬいぐるみ)ものや人気キャラクターのリュックタイプは、お子様にも親御様にも好評です」と、楽天の広報担当者が話す。

■「奴隷制度思い出した」

 先ごろ放送された朝の情報番組内で、この迷子ひもが取り上げられた。出演者の1人が「奴隷制度を思い出した」と発言し、ネット上でちょっとした騒動になっている。

 「(子供の)命には替えられない」「手をつなげばいいというけれど、何人も子供を連れていると(電車の)切符も買えない」という迷子ひも賛成派。一方、「まるで犬のようだ」「ペットじゃないんだから…」「子供の自由が奪われて逆に危ないのでは?」という否定派。番組同様、ネット上でも両者の意見は真っ二つに分かれている。

■歴史は古く中世ヨーロッパ時代から

 “迷子ひも”の歴史は中世ヨーロッパにさかのぼる。服に縫い付けられたひも状のものから端を発したといわれ、歩き始めの子供の歩行を助けるものであった。貴族の家族が描かれた絵画にも登場しており、上流階級を中心に普及していたようだ。しつけやマナーのため子供をひもで縛ることが珍しくなかった時代。思想家のルソー(1712−1778年)などは「子供をひもで縛るのは好ましくない」と否定的だったといわれている。

 日本では、「太陽の塔」で知られる芸術家・岡本太郎(1911−1996年)の母で小説家の岡本かの子(1889−1939年)が、幼い太郎がかまってほしさに創作活動の邪魔をするので(太郎を)タンスにくくりつけていたという逸話が残っている。

 子供を縛る“ひも”は、時代やお国柄によって意義は変化しているようだが、現在の“迷子ひも”は事故や犯罪防止のために利用されている。「日本でもいろんな犯罪のケースが増えておりますし、防犯や飛び出しなどの事故防止といった安全面を考えると、今後も需要は衰えないと思われます」と楽天・広報担当者。









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