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2022年03月28日

舞姫


舞姫とは森鴎外により執筆された小説である。
文章は中々小難しく、内容は単純で短いながらも慣れない人は挫折しがち。
今回は舞姫を可能な限り、現代文化していきたいと思う。


【内容】



舞姫の大まかなストーリーの流れは、


過去、新聞に掲載された外国の紀行史の内容がウケた彼は、二度目に購入した日記の内容が白紙なのには訳がある。

過去、ドイツのベルリンで数年ほど滞在留学し孤独な生活を送っていたある日、寺院の近くに16歳ぐらいの少女が泣いていた。

どうして泣いていたのか理由を尋ねると、父を亡くして葬儀をする金もないと述べる。その貧困さに同情した私は少女(エリス)に資金援助を行い、徐々に懇意になっていく。

二人の付き合いは非常に清いものであったが、勘ぐられ、不当にも仕事がクビになってしまう。

不名誉を被ったまま日本に帰国するのではないかと懸念する中、同じ日本人である相沢が新聞の編集者として雇ってくれることになった。

しかもそれだけではなく、エリスがどうやったのかは不明だが自身の母親を説得して、彼女の家で暮らすことになった。貧しい生活ではあったが、楽しい日々だった。





忙しい日々の中、大学の授業用を支払えず除籍はされていないものの、受講を受ける事ができず、彼自身の勉学はおろそかになっていった。

だが、新聞を書いているうちに、通常の日本留学生が知らないドイツにおける一般常識や世情などを知ることができ、その方面へ彼は芽を伸ばしていくなど、通常の学生にはない『特技』を修得していたのである。

1888年の真冬、舞台で仕事をしていたエリスが倒れる。心優しい人に介抱して貰ってことなきを得たのだが、常に「気分が悪い」と主張し、その体調不良の原因は妊娠によるつわりであった。

そのことを知った彼は自分が一番不安定なのに懐妊の事実に不安を抱くようになる。

そんな折、彼の元へ一通の手紙が届くのだが、差出人は相沢でその手紙の内容は「天方がきみに会いたがっている。名誉を回復する手段」と記載されていた。





手紙を読んでいるとエリスに話し掛けられ、内容を正直に話すと身なりを整えられた。その姿にエリスは「たとえ裕福になっても私を見捨てないで」といい、彼は「政治への望みは絶っている。友人(相沢)に会いにいくだけだ」と述べて、外出した。

そうして、ホテルで相沢と会い翻訳の仕事を任される。相沢に食事に誘われ、これまで自身の不幸を語ると、知人は我が身の様に激怒してくれた。だが「きみは女遊びをしている変な奴だと思われている。その誤解を払拭するために、別れた方がいい」と忠告を受けるのであった。

相沢の言葉を受けた彼は、恋人より友人の言葉を取り、エリスとの関係を絶つと約束するのであった。





翻訳の仕事を続け「天方」と会っている中、相手は「明日、ロシアに行く。ついてくるか?」と尋ねられる。彼は深く考えもせずに同意の意向を示すと、仕事の給金と旅の料金の療法をもらった。

仕事のお金は、懐妊してから休みが多くなったエリスが舞台の仕事がクビになり、医者にかかる費用として出費。ロシアの旅については必要最低限の荷物を持ち、エリスとその母親は知人に任せることにして、出立したのである。

ロシアで彼は、エリスの手紙を度々受け取っていた。手紙の内容は不安に悩まされる彼女の懊悩が多くなっていく。翻訳の仕事に没頭する彼は、エリスとの別れが現実味を帯びている事を実感するのであった。

新年、天方の手によってエリスの元へ帰省すると、彼女は大いに喜んだ。その様子に彼は戸惑いながら家の中に入ると、そこにあるのは大量の赤ん坊の衣服であった。エリスは彼に似た黒い瞳を持つ父親似の子供が生まれることを非常に楽しみにしていたのである。





エリスとその母親二人の家で数日過ごしていると、使いがやってきて「日本に帰る気はないか」と彼は尋ねられた。そうして、「長くここにいたが、独り身であることを相沢から教えてもらっている」と告げられる。

相沢の言うことを否定したかったが、生来人の言うことには逆らえないタチと、彼は「このまま外国で骨をうずめるのではないか」と不安にかられ、相沢の言った事を嘘だとは言えなかった。

重たい罪悪感を抱えたまま、雪の降る中、凍えながら夜遅くに帰宅し倒れ、数週間意識を失った。
意識を失った時、相沢がエリスと会い彼の事情を知ったのか、その風貌は驚くほど変わってしまっている。

相沢から真実を知ったエリスは精神的に衰弱して、治る見込みがないという。
精神病院に入院することを進められるも、彼の傍を離れない。自分の病気が治った頃、相沢と話し合って、お金を寄越し、彼は帰国する。

ドイツにいる相沢にエリスを任せた感謝の念はあれども、少しばかり相沢を恨む気持ちを抱いていた。


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