アフィリエイト広告を利用しています
写真ギャラリー
検索

広告

posted by fanblog

2020年05月22日

新本格魔法少女 りすか2


りすかの『時間を省略する魔法』で事件関係者の病室に、いきなり姿を現す形で出現した創貴とりすかであるが、一部の例外を除いて実は魔法使いは特定の魔法しか使用することできない。
りすかが使える魔法は、運命干渉系の魔法であり、属性は「水」、種類は「時間」、顕現は「操作」といった風になっている。りすかの魔法は魔力を浪費させることによって発動するものではなく、寿命を前借する形で、移動時間を省略、時間の進行と巻き戻しといったものが可能である。

更にりすかは、水倉神檎の娘とあると同時に作品(道具)でもあり、血液を媒介に様々な魔法陣やらが仕込まれている。魔力と体力は直結しており、魔力が著しく消耗された際は身動きが取れないほどの疲労を見せる。しかし、時間を巻き戻すことにより、体力(魔力)を全回復させるなど、基本的にチート能力である。
だが問題として、少女のりすかは時間の進行といった魔法しか使うことしかできず、大人になってから時間遡行の魔法を使用できる点であろう。
3巻の物語終盤では、少女のりすかも時間の巻き戻しの魔法を使用することができるほどの成長を見せることになるが、ここでは割愛。

さて、飛び降り自殺の関係者として面談を行うため関係者である運転手・高峰の元へ訪れた二人であるが、突如部屋に出現した二人に当然のことながら狼狽。
創貴はこれまで魔法使いを散々殺してきた実績があり、こなれた態度でごまかしの言葉を述べるが、今回ばかりは珍しく創貴のセリフを遮って、

「あなたに魔法を教えたのは誰ですか」

と、見透かしたように問うている。
その瞬間、演技であったのか高峰から狼狽といった表情はなくなり、父親から譲り受けた異名の一つである、『赤き時の魔女』の名が出て来るのであった。

創貴は、理屈は分からないものの、高峰の態度とりすかの確信に満ちた態度から敢えて、「なぜ犯人なのか」などと問わず、四人もの人間を殺し、社会的責任を負わされてまでこのようなことをしたのかと尋ねたのだが、その返答は「一度でも良いから人を轢き殺してみたかった」との返事が出される。

今回魔法により四人もの接点が一切リンクしていない無差別的な魔法で、そうして何より魔法式がその場にいなければ発動しない条件に一致する、運転手・高峰の殺害。ここまで情報が出ていれば、誰でも容易に気付くことが可能であるが、事件の細々とした真相は物語の終わりに語られることになる。

さて、りすかは高峰に「魔法を教えた相手を教えれば、二度と魔法が使えなくなるだろうが無事に解放する」との旨を言い渡すのだが、高峰は応じることはなかった。高峰は数日間、病室にこもる事により部屋全体に駅のホームで人を突き飛ばしたのと同じ風の魔法式を描いていたのであるが、その威力は突風といった生易しいものではなく、カマイタチそのものである。

りすかは「鈍間が!」とこれまでの大人しそうな態度とは豹変するように一変して、高峰にワンテンポ速く襲い掛かろうとするもの、凡ミス(創貴と一緒に病室に訪れる際、手錠で二人は繋がっており、りすかに対して彼は不動)により、動作が遅れ先制攻撃を許してしまうことになる。

部屋中に描かれた魔法式により、縦横無尽に切り刻まれていくことになるのだが、その寸前、創貴はりすかに対して「ごめん」と軽々しい程度の謝罪を済ましているが、これは別に彼が血も涙もない人間というわけではない。むしろ、りすかを優秀な駒として考えているため、もしもここで真実共に死亡する事態に陥れれば、激怒していたことだろう。
ちなみにりすかと創貴がタッグを組んで、悪しき魔法使い(能力は際立った部分のない平凡なもの)と初戦闘になったとき、りすかは自身のチートじみた能力を過信していたために、双方が死亡しかける破目になっていることから、今回似たような失態を犯したのであれば、その怒りは相当なものになることが容易に想定できる。

原型すら留めず、部屋中の魔法式によって切り刻まれたりすかであるが、高笑いする高峰を賞賛し、拍手を送る。魔法のレベルと精度こそ低いものの、『あのりすか(赤き時の魔女)』を、隙があったとはいえ吹き飛ばした事実を褒め称えるのである。
その後、創貴は高峰に対し「奴隷にならないか」との勧誘を行う。人間を殺した程度のみみっちいことに能力を使わず、もっと大規模な能力に使えと彼は述べるのだ。使い方によっては――というよりも、魔法使いをコキ使う異能を持つ『魔法使い使い』の創貴の傍にいれば、偉業を達成できるというのであるが、当然のことながら高峰は拒否。

そこでようやくやっと異常事態に高峰が気付くのだが、少女一人の身体をなます切りにしたとはいえ、その出血量はおかしかった。いつまで経っても雨のように降り注ぐ血液に、創貴の踝程度まで濡らすほどの水嵩。
高峰は「りすかは死んだはず」というものの、創貴はすかさず「ぼくが駒として唯一持て余している存在だぜ」といい、変身する魔法少女よろしく、大量の血液が一か所に集まって、姿形を変えた大人ヴァージョンのりすかが現れることになるのである。

実はこの変身後の大人りすかは、父親が娘の肉体に死亡時や出血時、カウンターとして仕込まれていた魔法陣であり、彼女が死亡した場合、全盛期のりすかが登場する設計になっている。このりすかは少女時代の彼女が使えない時間進行の魔法さえも可能であり、その能力はパンゲア――かつて太古の昔、大陸が一つだったころまで時間を巻き戻すことができるのではないかと思われるほどのものである。

『赤き時の魔女』の真骨頂はこの大人ヴァージョンそのものであり、高峰が風の魔法式を用いて悪あがきにも攻撃するものの、『時間停止』の魔法が使用されているため、全てが無意味に終わる。

好戦的で高飛車な態度になった大人りすかは高峰に掴みかかり、拷問のような魔法を使用する。時間の進行というよりも早送りにより、高峰の身体がミイラ化していくのだが、その苦しみは死さえも超えたものであり、「魔法を教えない」と啖呵を切ったものの数秒で、「死にたくない」と懇願するほどのものである。

高峰に対して慈悲の心があったのか、それとも魔法を教えた人物を聞き出そうにもミイラ化した状態では不可能だと判断したのか、ボロボロになって脆くなったその肉体を粉砕し、粉微塵にしている。

終盤、大人りすかと創貴は短い会話を行うのであるが、さすがにチートであるだけに制約があるのか、変身後の姿は一分程度しか維持できないものであった。

その後、少女に戻ったりすかと共に創貴は事件現場であった駅に場面は移る。別れ際の際、りすかは反対側のホームにおり「友達でいようね!」と言葉をかける彼女に創貴は半ば茫然としながら、若干の時差的に鳴り響く駅のアナウンスを聞くのであった。

新本格魔法少女りすか/西尾維新【合計3000円以上で送料無料】

価格:726円
(2020/5/19 16:34時点)
感想(0件)




【ふるさと納税】ドラえもんトラムプラレール 鉄道玩具 路面電車 電車 おもちゃ プレゼント 【キャラクター・雑貨・おもちゃ・玩具・オモチャ】

価格:10,000円
(2020/5/19 16:35時点)
感想(0件)


【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9861467
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
<< 2024年06月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。