新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2019年05月20日
給餌日……の話(アオジタトカゲ・アフリカウシガエル・コーンスネーク・ロシアリクガメ・トッケイ)
今日は色んなメンバーの給餌日が重なった。最初に与えたのは、二匹のアンボンアオジタトカゲ。今日のメニューは豚タン。やっぱり、反応がいい。特にBの食いつきは抜群。ピンセットからパシパシ食べる。結局、この間までの不振は何だったのか。無意味に心配させるのはやめてほしい。
次はアフリカウシガエル。成長期の勢いはないものの、それでも普通に食べる。にしても、ケージの中が大分ビショビショになってきた。陸地部分にも水が溜まって泥みたいになってきたし、そろそろ床材を変えなければならない。とは言うものの、何を使ったものか。赤玉土は今回みたいに泥化してしまうし、ヤシガラだとカビが生えそうな気がする。となると、ソイル系か。昔ツノガエルに使っていたフロッグソイル。あれは、具合が良かった。けど、結構値がはる。衣装ケース一個埋めるくらいだと、いくらかかろうか。う〜む。今しばらく、考えて見よう。……メルカリでも、覗いてみようか。
今回、コーンスネークも給餌日だったのだが、さっぱり反応しない。先週は、あんなにガッツいたのに。テンションの上げ下げが激しい。 |
ひょっとしてと思って見てみると、目が濁っていた。脱皮である。この間もしなかったっけ? まあ、それなら食べないのも仕方ない。問題は、余ったマウス。また冷凍する訳にもいかないし。アフリカウシガエルに与えてみたけれど、既にマウス一匹飲み込んだ身。腹いっぱいなのか、咥えたものの、吐き出してしまった。残ったのはビショビショの濡れ鼠一匹。どうすんだ……。これ……。 |
長老のロシアリクガメは変わらずの健啖家。ムシャムシャ食べて、グーグー寝て、また食べる。 健康路線まっしぐらである。 |
昨日から個別飼育に舞い戻ったトッケイ(メス・B)。今日もアシスト給餌。掴むと、相変わらず抵抗が弱い。まあ、噛み付こうとはするのだけど。試しに開いた口に刻んだジャイミルを入れてみたけれど、嫌がって吐き出してしまった。三回ほど試してみたけれど、やっぱり駄目。本当はピンクマウスでも与えて、ガッツリ栄養をつけさせたいのだけれど、この調子でそれは無謀。ホントの嘔吐などされたら目も当てられない(調子崩してる奴が嘔吐すると、ほぼ間違いなく終わる)。ジャイミルはやめて、いつもどおりレオパブレンドフードを給餌。不思議と、これは素直に飲み込む。美味いのかね。コレ。数本食べさせて、ケージへ帰還。災難だったと言わんばかりに、コルクバークの陰に消えて行く。しばらく続くんだけどね。これ。
昨日、コオロギが切れてしまったので、レオパ勢やタイガーサラマンダー、トッケイの健常組は餌なし。まあ、昨日食べてるので問題ない。今夜注文したので、明後日には届くだろう。
ちなみに、試しにジャイミルを与えてみたらレオパ(オス)だけが食べた。それも結構気に入ったらしく、五匹もペロリ。目が悪いので、的の大きいジャイミルはアタックし易いらしい。これからは、おやつにでも与えようか。
【このカテゴリーの最新記事】
2019年05月19日
う〜む……な話(トッケイ)
引きこもりを続けていたトッケイ(メス・B)が、再び状態を崩した。
今日様子を見たら、割とオープンなスペースに出ていた。調子が良いのかと思って見ていたら、下半身がペロリと剥がれてくの字に曲がり、ズルリと落ちてしまった。下半身に力が入っていない。衰弱の兆候。急いでケージから取り出す。結構、逃げる。上半身には十分な力がある模様。何とか捕まえて、状態を見る。骨が浮くほどではないけれど、お腹がペッタリ。どうやら、餌を食べていなかったらしい。餌入れのコオロギの他に、レッドローチも放虫していたけれど、何せ定位置から動かないものだから、アプローチ出来ていなかったものと思われる。緊急で、空いていた水槽をセット。当個体が集団生活に向いていない可能性も考えて、少々しっかりとレイアウト。場合によっては、このままこのケージの中で暮らしていただく。とは言っても、標準水槽なので高さが足りない可能性もあり。場合によって新しいケージを買わなければいけないかも。
ちなみに、セットしたコルクバークは本ケージから流用。取り出すと、裏側からレッドローチがワラワラ。この数。やっぱり、食べていなかったか。回収して養殖ケージにご帰還。
確認してみると、取り敢えず入れておいたプラケから這い出そうとモゾモゾしている。登れないなりに、そう言う行動を見せる事に少し安堵。威嚇もするし、すぐにポックリ逝ってしまう様子はない。もう一度、立ち上げをしなければならない。掴むと、威嚇のために口を開ける。その中に水に浸したレオパブレンドフードを数本放り込む。素直に飲み込んでくれた。食べる元気があれば、望みはあるかもしれない。吐き出さないのを確認して、セットしたケージに入れる。コルクバークの上を歩いて、上の方に行った。バーベキュー網を被せて、暗くて静かな机の下へ。
明日からしばらくは、気が抜けない。
2019年05月18日
イベント行こう……な話
今日はアオジタとフトアゴの給餌日。
この間から食が細いと言っていたアオジタ二匹。今日のメニューは、豚タン。豚の舌。この間のレバーは不評だったので、今回はこれでチャレンジ。二匹とも、普通に食べた。しかも、ピンセットから。美味いのだろうか。これ。
フトアゴ君は動物質の日。ジャイミルをパクパク。八匹完食。逃げた二匹は後で拾え。
来月、我が県でこんなモノがあります。
エキゾチック・レプタイル・エキスポ
この手のイベントが東北で行われるのは、恐らく初。弟達連れて、行ってくるつもりです。
一応、お目当ては想定してるけど、お迎えするかは不透明。オオアシカラカネトカゲとかニシアフリカトカゲとかの小物を狙ってる。ホントはチモールモニターも見たいところだけど、もうショップに売約かけちゃってるし。
ちなみに、会場の近くにこんなのもあるらしい。
爬虫類カフェ・「ジュラの杜」
時間があれば、こっちにも寄ってみるつもり。
色々と、楽しみである。
2019年05月17日
ケージの中の野性……の話
ウチのレオパ(サングロー・オス)。三匹いる中で唯一のオスだが、視力が弱い。餌に対する意欲は旺盛なんだけど、まず一回では加えられない。シゲシゲ、シゲシゲと眺めて確かめて、やっと食いつく。それでも、外れる。三回やって当たれば、まあいい方。ピンセット給餌、必須。手間取る間に、他の個体にかっさらわれる事も度々。手間はかかるけど、そこが可愛い。弱視も承知の上で購入したのだから、不満もない。ただ、これが今後生まれるかもしれない彼の子供達に、どんな影響を及ぼすかは分からない。もし、影響が強い様だったら、この子を繁殖に参加させるのは控えるべきなのかもしれない。とにかく、今は結果を待つ。
一方、野性味バリバリのトッケイ達。メスのB個体がまた引きこもってしまった。引きこもり場所は二つの餌入れのどちらにもアプローチ出来ない場所なので、またレッドローチをケージ内にバラまく。
繁殖が軌道に乗っていないので、あまり使いたくはないのだけど、仕方ない。ただ、オス成虫だけは貴重なので養殖ケージに戻しておく。どうもゴキ連中の増殖が鈍い。去年のうちにオス親を導入出来なかったのが響いている。どこも欠品してんだもの。しばらくは、コオロギ頼みが続きそう。
にしても、トッケイ達の陰キャラっぷりが徹底している。
半分隠れてたり、遠かったり。まともな写真が撮れない。オープンスペースに出ていても、人の顔見りゃダッシュで隠れる。手を近づければ、大口開けて威嚇する。野性そのまんま。まあ、これがトッケイとしての正しい在り方なのだろう。
そもそも、自分は馴らすのが下手。と言うか、ハンドリングが好きなタチじゃないし、生体には必要な時しか触らない。
お陰でまあ、馴れない馴れない。
元がWCのアオジタやトッケイ達は勿論、100%CBな筈のフトアゴやレオパも、触ろうとするとダッシュで逃げる。顔見て逃げたり威嚇したりしないだけ、マシと言うものである。
自分がそれを良しとしているのだから、構わないが。
ただ、噛まれりゃ流石に痛い。
アシストの時なんか、トッケイにはガブガブ噛まれた。歯型はつくし、血は出るし。馴れてない爬虫類のハンドリングなんか素手でするものじゃない。
とは言うものの、そうもいかない事態も近づいている。いずれ来るチモールモニター。流石にあれに噛まれたらヤモリの比ではなかろう。ベタ馴れにするつもりはないけど(と言うか、ならない)、噛み付きに対する防御法は考えておかにゃなるまい。
……手袋すりゃいいか(←適当)
2019年05月16日
やっぱりね……な話
先日、食欲不振と言っていたアンボンアオジタトカゲのB。潜っている床材から物欲しそうな顔を出していたので、コオロギにカルシウム剤を振りかけたものを与えてみた。
食べた。
あっさりと。
パクパクパクパク。
食べる、食べる。
先日のシカトっぷりが嘘の様。いつもなら置き餌でないと食わないくせに、こればっかりはピンセットからひったくっていく。シューシュー威嚇しながら、ムシャムシャムシャムシャ。
結局、コオロギ10匹を完食。やれば、もっと食べた様な気もするけど、これ以上はレオパやトッケイ達の分がなくなるのでセーブ。まあ、アオジタに関してはあんまり心配していなかったけど。何だかんだで何かしらは食べるし、身体が大きいから耐久力もあるし。食わなくなったら、のんびり気に入るモノを探しながら付き合うつもりでいた。マウスにハツに砂肝。金魚にドジョウ、各種ワームにローチ。そして色々な果物。試せるものはごまんとある。雑食性の極み。その強さ。まあ、コイツの場合は前にコオロギに強く反応していたので、これだろうなとは思っていた。多分、野性の時には虫ばっかり食べる環境にあったのだろう。もっとも、ジャイミルは好きじゃないみたいだったけど。
ちなみに、アオジタAの方はそのジャイミルが好き。こっちはこっちで、十匹ペロリ。どっちにしろ、この二匹は食い物の好みがうるさい。後々は人工飼料に慣れてもらいたいのだけれど、どうなる事やら。
むしろ、食ってるか心配なのはこっちの方。
トッケイ(メス)のB個体。なかなかオープンスペースに出てこないので、食べてるか分からない。多頭飼育の困った所。まあ、コルクバークには正しく張り付いてるし、極端に痩せてくる様子もない。近くに設置してた餌入れのコオロギも減ってるし(ポジション的に、多分コイツ以外手が出せない)。ここで余計な手を出すと、かえって状態を崩してしまう。もうしばらく、様子見か。同じ様なルートを辿ったAは十分に立ち上がったので、頑張ってくれる事を願いたい。
最後に久々に登場、タイガーサラマンダー。数少ない両生類生き残り組。
パクパク元気にコオロギ食べてるよ。
2019年05月15日
クロコオロギ……の話
最近、生き餌として「クロコオロギ」なるモノを使用している。
最初、charmさんのサイトでコレを見た時「フタホシコオロギ」じゃないの? と思った。調べてみると、このクロコオロギとやら、フタホシの中から特に大型になる個体を選別して増やし、差別化したものらしい。確かに確かに。最近ショップで飼うフタホシコオロギはみんな、一律に茶色で小振りなものばかり。
一昔前は、フタホシを買うと大体二種類が混じっていた。茶色で小振りなモノ。そして、黒くて大ぶりなモノ。あからさまに、見た目が違った。けれど、最近のフタホシには後者が混じっていない。なるほど。前々から「この二つ、別物じゃないの?」と思っていたのだが、業界でもそう思う方々がいた訳だ。
つまり、このクロコオロギとやらは、あの頃フタホシとして売られていた二種(どのくらいのレベルで違うのか分からないけれど)の内のクロデカの方という訳か。納得。
で、実際どんなものかと思って購入してみた。持った感想が、コレ↓
【良いところ】
・身が多い
多分、一番の長所がこれ。見てくれの通り、図体がデカイ。普通のフタホシと比べても一回りくらい大きいし、イエコと比べれば2倍くらいの大きさがある。多分、肉の厚みを考えたらオスのデュビア(成虫)と良い勝負なんじゃなかろうか。かなりのボリューム。一匹食べさせれば、かなりの量のエサを摂取させられる。レオパくらいの大きさのトカゲだったら毎日一匹食べさせれば十分な様な気がするし、一回の給餌で一回しか口を開けたがらない偏屈にも有効だと思う。
・水分が多い
これもかなりのもの。取り出して給餌のための下ごしらえ(後ろ脚取ったり)をしてると、結構な量の体液を吐き出して、指がベトベトに濡れてくる。不快な事この上もないが、それだけ水分が多いという事。あのムチムチの腹部、いっぱいに水が詰まってるんじゃないかと言う気がしてくる。つまり、こいつを食べればそれなりの量の水分が取れる。普通に水分補給の助けになるし、直接水を飲まずに餌から水分を摂取するタイプの生体には特に有効かもしれない。
・カロリーが高い(多分)
あくまで個人的な感想だが、他の二種のコオロギに比べてカロリーが高いと思う。産卵後のレオパや導入したばかりのトッケイに与えると、結構早く立ち直った。何か、地味に栄養つけたいけどピンクマウスは消化悪いし、ハニーワームは最後の手段としてとっておきたい。何て思っている人は使ってみるといいかも。
・扱いやすい
重量級。とにかく重量級。故に、動作が鈍い。とても、鈍い。イエコや普通のフタホシとは比べ物にならないし、下手すりゃデュビアよりとろい。買ってきてケージに移す時も、まず跳ねたりしないし、走って逃げようともしない。例え逃げたとしても、余裕で捕まえられる。これがイエコやレッドローチだと、地獄絵図になるところなのだが。故に、とても扱いやすい。感動する程に、扱いやすい。イエコに泣かされそうになった人にはオススメである。サイズが違うだろ? Mサイズ買っとけ(それでもきっと、肉は多い)。
【良くないところ】
・何か汚い
うん。何て言うかその、汚い。色々と、汚い。多分、身体に水分が満ち満ちているのが原因だと思う。掴むと、とにかく色んなものが溢れ出す。口からは濁った液体がポタポタと垂れるし、尻からはネットリとした糞が溢れ出る。排泄物も水分が多いので、場合によってはキープケージがメチャクチャ汚れる。死んだ場合の腐敗も早い上に凄まじいので、気が抜けない。清潔感で言ったらイエコの方がずっと上だし、デュビアやレッドローチに至っては神の創造物の様にすら思えてくる。
・やたらと凶悪
最大の問題点。
凶悪である。凶暴じゃなくて、凶悪。とにかく、気が荒い。と言うか、貪欲。普通のフタホシやイエコに比べて、明らかに肉に対する嗜好性が強い。従って、煮干しや乾燥イトミミズといった動物質のエサを与えると非常に喜ぶ。それだけならいい。それだけなら。問題は、その食欲の矛先が仲間や下手すりゃ飼育動物にまで及ぶところである。それなりに強健で、ちゃんとしたところで飼って、普通に管理していれば死なない。けれど、キープ時の死亡率は低くない。自分は、これを使用し始めてから半年。自然死(?)した個体はあまり見ていない。じゃあ、何で死ぬのか。話は簡単。共食いである。特に、脱皮中の個体が狙われる。毎朝、と言うか、毎回見に行く度に、ケージの中にこんなモノが転がっている。あ、グロ注意ね。
脱皮中を襲われた個体の成れの果て。胸部の筋肉部分を食われて、半死状態。美味い所を知っているらしい。憎々しい事、この上ない。中途半端に残すあたり、尚更イラつく。とりあえず、まだ生きてるし無駄にしたくないので、拾ってエサにしていくのだが、与えられる連中も複雑そうな顔をする。食い残しだと言う事が分かるのだろうか。
最悪なのは、その飢欲が飼育生体に向けられた時である。前々から、コオロギは生体を齧るのでバラ撒き給餌に使うべきではないと言われているが、そもそもその”コオロギ”というのは、最も古の餌虫。フタホシの事である。というか、その悪評も、当時フタホシに混じっていたコイツによるものじゃないかと言う気がしてくる。
襲う。ガチで襲う。特に、生体の調子が悪くて活性が鈍いとマズイ。ウチでは立ち上げ前のトッケイがやられた。件のトッケイ、壁に貼り付けずに床に這っていたのだが、目の前のコオロギを襲う素振りを見せた。当時、クロコの特性を把握していなかった自分は、「それなら、気の向いた時に捕食出来る様に」とフタホシと同じ感覚で後ろ脚をもいだクロコを三匹ほど放っておいた。そして、所用のために席を立ち、一時間程して帰ってくると……。
やられていた。トッケイの右後ろ足の指が、骨が出る程に齧られていた。慌ててコオロギを取り出したが、時すでに遅し。そのトッケイは、そのまま落ちてしまった。
悪いのは自分なのだが、正直この時はクロコに恐怖した。ここまで凶悪な餌虫は、野放しになったジャイアントミルワームくらいしか知らない。いや、機動力がある分、よりタチが悪いかも知れない。
クロコのこの性質、どうやっても緩和されない。満腹にしておいても、乾燥イトミミズみたいな動物質の塊を与えても駄目。どうあっても、彼らの生肉への渇望は収まらない。あな、恐ろしや。
・臭い
コオロギの宿命である。どうにもならない。
以上が、クロコオロギを使用した際に感じた事。
取り敢えず、野放しにさえしなければいい餌なので使用を続けている。食いつきもいいし。
ただ、油断は禁物である。この餌虫を使う場合、絶対に自由を与えてはいけない。必ずピンセットで与えるか、後ろ足を折って深い容器に入れる事。
面倒くさくても、努々忘れないでいただきたい。
自由を得た瞬間、奴らは凶鬼へと変わるのだから。
……まあ、素直にデュビアやレッドローチを使った方が精神衛生上良いと言えば良いのかもしれない。
2019年05月14日
変わらず元気……な話
令和になっても、この子は元気。
ロシアリクガメ。あまりにも居るのが当然過ぎて、あんまり出番がない。自分が高校生の時に、初めてのアルバイトで稼いだお金で買った個体。飼育を始めて、20年以上になる。当時は町の小さなペットショップで、9800円の扱い。ハムスターを飼う様な設備で、無造作に置かれていたのを覚えている。今では目にする機会も減り、値段も格段に高くなった。現地での個体数が、随分と減ったらしい。いい話ではないけれど、流通する個体数が減って値段が高くなったのは、個人的には良い事だと思っている。貴重で高価な存在になれば、ショップでの扱いも良くなる。ぞんざいな飼い方をする人も減る。高価なものほど、人は大事にするものだから。嫌な事だけど、それが真理。
で、ウチの子の話。我が家では、自分と一番目の弟以外は、基本爬虫類飼育には無関心である。って言うか、両親はヘビが嫌いだし、二番目の弟は両生類全般が苦手と来ている。故に、ケージが置けるのは自室のみ。お陰で、スペースが限られてなかなかに苦慮している。まあ、止めろと言われないだけ良しとすべきなのだけど。
そんな中、この子だけは我が家の爬虫類の中で唯一市民権を得ている存在。ケージも、廊下と言う共有スペースに置く事を許されている。母など、可愛いと言っては餌をくれているし。流石、カメは万人受けが良い。
毎年、冬季には冬眠する彼。保温はしているのだけど、季節が来れば必ず眠りにつく。身体のリズムが、そういう風になっているのだろう。で、この季節は冬眠明けと共に一番活発になる時期。
食べる。
食べる。
ひたすら。
食べる。
普段は小松菜やチンゲン菜を与えているけれど、この季節は野草を多く与える。特に、タンポポの花は大好物。庭に咲くモノを毎日、母が摘んでは入れている。
毎回、結構な量なのだけれど、ペロリと平らげてお代わりを催促する。あいも変わらずの健啖家。ウチに来て20余年。拒食なんてした事もない。
ひとしきり食べると、バスキングスポットで温まりながらうたた寝。目が覚めると、また食べる。これの繰り返し。穏やかと言えば、穏やかな毎日。
実は10年くらい前、彼には伴侶がいた。少し年下のメス。交尾もしたし、孵化はしなかったけれど産卵もした。けれど、彼女はもういない。彼の熱烈な求愛にストレスを感じて、状態を崩してしまった。気付いた時にはもう遅くて。隔離したケージの中で静かに逝ってしまった。
今だに悔やまれる、ミス。もう少し、早く気づいていれば。
以来、彼はずっと独りきり。
元来、爬虫類は孤独に生きるもの。一人である事を、苦にする筈もない。
それでもなぁ、と思う時はある。
彼が生命あるうちにもう一度、と。
まあ、彼がそれを喜ぶかは分からないし。単なる自分の自己満足だろうけど。彼の子供を見てみたい。そんな漠然とした思いは付いて回る。相手の宛もないけどね。
取り留めなくそんな事を思う自分の前で、彼は今日も眠りにつく。
夢に見るのは明日の食事か、それとも宛なき伴侶の事か。
まあ、前者でしょうけど。
2019年05月13日
う〜ん……な話
やっぱり、アオジタ達が食欲不振の様。
特に、Bの方が食べない。
今日は目新しい物を思って、初めて豚レバーを与えてみた。しかし、反応はイマイチ。それでもAの方は一切れ完食。Bの方は一切れのウチの3分の1を食べただけ。試しにその後与えてみたジャイミルは一匹だけ、ブドウに至っては完全にスルー。
フ〜ム。Bは以前にも一度、食欲不振を起こしている。その時は半月程で治ったのだが、今回もそれだろうか。取り敢えず、やれる事を。実はこの間、気温が高くなってきていたのでヒーターの設定温度を25°に下げていた。それを、28°に再設定。代わりに、オーバーヒートを防ぐために入れていたプレートヒーターを撤去。その際、低温火傷など起こしていないか腹部を確認。
特に異常はない模様。一安心。
まあ、全く食べない訳でもないので、しばらくは食べるモノを探りつつ様子を見ようと思う。明日はコオロギが届くので、与えてみよう。
ちなみに、コオロギが切れているので、今夜のレオパ達の食事はコレ。
お世話になりますレオパブレンド。
ウチにいる三匹のうち、ハイイエローを除く二匹が食べてくれる。食べる子に対しての嗜好性は高いので、コオロギが切れた時のつなぎに丁度いい。
まあ、ふやかし具合が難しいけど。
で、これを食べないトッケイ達にはこれを。
こっそり養殖しているレッドローチ。まだ主食にする程には繁殖が軌道に乗っていないので、こういう時にだけ。エサ入れから食べているか分からない個体のためにも、ケージの中にバラ撒いておく。コオロギみたいに生体を齧ったりしないので、便利。
しばらくして確認してみると、今までオープンスペースには出てこなかったメス個体が顔を見せていた。
食べてくれていると、いいのだが。
で、レオパ達の卵。
今のところ、凹む気配はない。これで、1クラッチ目の時の自分が如何にヘッポコだったが分かる。ちくしょう。
トッケイの卵はこんな感じ。
卵殻が硬くて、見た目変化がない。成長しているんだろうか。コレ。
キャンドリングなるものを試してみたいが、卵を壊してしまいそうで怖い。
ええ、ビビリなんですよ。あたしゃあ。
2019年05月12日
やっぱ小さい……な話
レオパのジャガーノートが産卵。
昨夜落ち着きなくウロウロしていたのでもしかして、と思っていたら案の定。
前回、ハイイエローが産んだものと比べると、一回り小さい。母親が若いせいか。それとも、先の卵が大きくなったのか。そこのところは、ちょっと分からない。
取り敢えず、無事に孵化してくれる事を願う。
今日はコーンスネークの給餌日。餌はいつもの通り、冷凍マウスのアダルトL……の筈なのだけど……。
やっぱりコレ、小さくね?
前のマウスは10分くらいかけて飲んでいたのに、今回のは5分くらいで飲んでしまった。あからさまに足りなそうな顔をするので、仕方なくアフウシ用に解凍していたマウスも与える。
やっぱり、ペロリ。まだ食べそう。もう、ないよ。
割を食ったのは、この子↓
「あれ? 私の分は?」
もう一匹、解凍するから待ってて。
結局、彼女の食事は一時間遅れましたとさ。
2019年05月11日
徒然……な話
いずれ来るチモールモニターとの出会いに備えて、着々と設備を整える。今回は、メルカリでタイマーサーモと暖突Lサイズを購入。
サーモ本来の値段に満たない金額で、二品とも入手。稼働にも問題なし。大満足。
ここしばらく、食いが悪いアンボンアオジタトカゲB。前回。前々回の給餌日ともに食べていない。片方は、好物の筈の鶏肉。何となく気になったのでコオロギを数匹与えてみる。
普通に食うし。何が気に入らなかったのやら。そう言えば、アオジタAの方も食いが細い。
どうもこの二匹、過去に飼育した個体に比べて性格が難しい。未だに人の顔見るとシューシュー威嚇するし。多分WCっぽいし、仕方ないのだろうか。取り敢えず、次の給餌日は少し目先の変わったモノを与えてみるか。
とかく、WCとCBの距離は遠い。
そう。このニつの写真↓が表す様に。
まあ、CBだからって全てスンナリ行く訳でもないけれど。
とりあえず、クレスには自分でエサを食ってほしい。