去年の秋に採取したシマヘビのベビー。
シマヘビってヘビとしては相当食性が広くって、ネズミや小鳥の様な小型恒温動物からカエルやサンショウウオみたいな両生類。他のヘビやトカゲ等の爬虫類。果ては魚類まで食べるゼネラリストなんだけど。だからと言って節操無しでもなくて結構住んでる場所や自身の大きさによって好き嫌いがある。
だからこの子も『ピンマ食べてくれりゃ楽だけどまあ食わんだろなぁ』とか思ってた訳。
そもそも大きさからして大人のネズミは普通に無理だし、かと言って野生下で赤子ネズミなんてそうそう見つかるモノでもなし。この場合だと、大体小型のカエルかトカゲの幼体が主食と相場が決まっている。
で、案の定ピンマには反応しなかった。やっぱりと言う訳で捕まえて来たアマガエルやアカガエルの幼体を与えて見たら、食べた(正確には捕食シーンは見てないけど、消えていたので食べたと判断)。
となると、カエルで完全に餌付かせた後に匂いやヌメリを移したピンマで餌付け直し……が定番なんだけど。
時期が時期だったからすぐにカエルが摂れなくなった。なので、餌用の活カエルを購入したのだけど……。
来たカエルはアジアウキガエル。アロワナの餌としてもアフリカツメガエルと並んで定番の種で、大きさも丁度良い。
けど……。
食わなかった。
動きに興味は示せど、捕食には至らない。どうやら異国のカエルなんで好みに合わなかった模様。
正直、『えぇ〜』ってなった。
さて困った。
季節も季節だし、いっそ痩せる前に冬眠させてしまうか……とか思いながらゴールデンテグーに給餌しててふと気が付いた。
テグーの餌。
冷凍のヒヨコ。
そういや、鳥も『理屈上』は食うのよね……と。
当然、ヒヨコ本体なんかデカ過ぎて食えないんで。脚を一本切り取ってケージに放り込んどいた。
まあ、期待はしてなかったんですよ。
どう考えたって鳥なんか食った経験ある筈ないし。
カエルですら種類が違うと食わない頑固者。
食う訳ないよな〜、と。
食った。
しばし場を離れてたら、なくなってた。
ウソでしょ……とか思いながら二日ばかりおいてもう一回。
食った。
しかも今度は食ってる所バッチリ確認した。
いや何でやねん。
腑に落ちない。
納得出来ない。
でもまあ、食ってはくれた訳で。
以来、ムラは在りつつも食ってくれている。
元気。
相変わらず納得のいかない所はあれど、まあコッチはOK。
ただ、問題は役目が無くなったウキガエル5匹。
飼いますよね。
海外種だから放す訳にもいかんし。
で、余ってたケージを適当に誂えて飼い始めたんだけど。
結構、楽しいんだわ。コイツラ。
餌も思いの外大きいモノ食えるみたいだし。
アジアウキガエルが食べるだけ
何より完全水棲種として普通のカエルとは違うし、かと言ってアフリカツメガエルとも異なる行動様式で。
観察してて実に楽しい。
餌だけあって値段も破格に安いし。
用途から察するにしばらくは絶滅やらサイテスとかとは無縁そうだし。
お勧めですわよ。変わり種のカエル飼いたい人はホントに。
うん。儲けたw
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