2018年05月08日
「あゝ海軍」中村吉右衛門 峰岸隆之介
「あゝ海軍」は戦前の海軍兵学校の教育と訓練を通じて、太平洋戦争の全貌と生徒や教官や兵士たちの
苦闘と成長を描いた1969年の大映映画である。
貧しい農家に生まれた平田一郎(中村吉右衛門)は、母の手ひとつで育てられたが成績優秀で将来は学問で身
を立てる夢をもっていた。しかし家計の苦しさを考えたら、母に言い出せず悩んでいた。一郎の親友の
本多勇( 峰岸隆之介)は時局非常のおり陸軍士官学校に入り、軍人になろうとしていた。
一郎も気がすすまないものの、海軍兵学校に入れば月謝はただで報酬をもらえるので、しぶしぶ海軍兵学校
を受けることにした。そしてめでたく二人とも合格するのだが、一郎は兵学校の精神主義になじめず
学問の夢をあきらめきれず、一高を受験して合格した。合格を知って一郎は教官に退学を申し出るが
叱責されてついに海軍軍人として生きることにしたのだ。
そして母の危篤の時も実家に帰らず、歯を食いしばって訓練に耐えたのだ。
時もたちあれだけ嫌がっていた海軍にもなれ一郎は一人前の軍人となり兵学校を卒業していった。
卒業と同時に海軍士官になった平田はやがて海軍省航空本部へ移動になり、山本五十六長官と懇意になる。
山本のこれからの戦争は、航空戦力が勝負を決めるという考えにも共鳴するもがあった。
そのころ陸軍士官になっていた本田は、国内の貧しさに怒りを覚え革新運動に奔走していた。
しかし世界情勢は大きく動き、日本は真珠湾攻撃を行い太平洋戦争に突入していった・・・
主演の平田一郎を演じた中村吉右衛門は凛々しく、いかにも軍人然とした佇まいはよかった。
しかし最初の10代の兵学校生徒を演じたのは無理があった。こんな老けた生徒はいないだろう。
だが戦前の兵学校教育がかなり正確に描かれていたのはこの時代ならではあろう。
苦闘と成長を描いた1969年の大映映画である。
貧しい農家に生まれた平田一郎(中村吉右衛門)は、母の手ひとつで育てられたが成績優秀で将来は学問で身
を立てる夢をもっていた。しかし家計の苦しさを考えたら、母に言い出せず悩んでいた。一郎の親友の
本多勇( 峰岸隆之介)は時局非常のおり陸軍士官学校に入り、軍人になろうとしていた。
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一郎も気がすすまないものの、海軍兵学校に入れば月謝はただで報酬をもらえるので、しぶしぶ海軍兵学校
を受けることにした。そしてめでたく二人とも合格するのだが、一郎は兵学校の精神主義になじめず
学問の夢をあきらめきれず、一高を受験して合格した。合格を知って一郎は教官に退学を申し出るが
叱責されてついに海軍軍人として生きることにしたのだ。
そして母の危篤の時も実家に帰らず、歯を食いしばって訓練に耐えたのだ。
時もたちあれだけ嫌がっていた海軍にもなれ一郎は一人前の軍人となり兵学校を卒業していった。
卒業と同時に海軍士官になった平田はやがて海軍省航空本部へ移動になり、山本五十六長官と懇意になる。
山本のこれからの戦争は、航空戦力が勝負を決めるという考えにも共鳴するもがあった。
そのころ陸軍士官になっていた本田は、国内の貧しさに怒りを覚え革新運動に奔走していた。
しかし世界情勢は大きく動き、日本は真珠湾攻撃を行い太平洋戦争に突入していった・・・
主演の平田一郎を演じた中村吉右衛門は凛々しく、いかにも軍人然とした佇まいはよかった。
しかし最初の10代の兵学校生徒を演じたのは無理があった。こんな老けた生徒はいないだろう。
だが戦前の兵学校教育がかなり正確に描かれていたのはこの時代ならではあろう。
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