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2016年10月24日

「毒婦お伝と首斬り浅」東てる美伊吹吾郎高橋お伝

1977年製作の東映映画「毒婦お伝と首斬り浅」は、稀代の悪女と呼ばれた高橋お伝と首きり浅右衛門を

主人公に描いた映画である。

物語は、貧乏な農民の娘に生まれたお伝(東てる美)は、父親のバクチのかたにとられてやくざに売り飛ばされる。

しかし賭場にいた浅右衛門(伊吹吾郎)に助けられて肉体関係を結ぶ。首きり役人だった浅右衛門は

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明治維新で職を失い自暴自棄の生活を送っていたのである。だがやくざが警察にたれこみ浅右衛門は

逮捕されてしまう。頼りの男を失ったお伝は途方にくれるが、たまたま声をかけてきた市太郎と組んで

賭場の金を持ち逃げする。

味をしめた二人は松という若い男を仲間に加えて、泥棒稼業に精を出す。途中一人の尼僧も仲間に

入り銀行を襲撃する。次に駐在所を襲ってピストルを奪い政府軍の金塊を奪おうと計画する。

一行は待ち伏せして政府軍を襲い見事に金塊奪取に成功したが、箱をあけてみると中に入っていたのは

金塊ではなかった・・・

牧口雄二監督が、明治の実在の犯罪者高橋お伝と山田浅右衛門を主人公にすえたピカレスク映画である。

しかし主演の東てる美は、人の良さが面に出て悪人が似合っていないと思う。

監督は当時ヒットしたアメリカ映画「俺たちに明日はない」を意識して作ったようだが、個人的にはどろどろした

オカルト的な作品を期待していたので拍子抜けした。

政府軍との銃撃戦もいかにもありえない展開であまり成功した作品とは言えないと思う。


しかし悪徳警官役の汐路章の演技はよかった。

映画ではお伝は最後浅右衛門に処刑されるが、現実は八代目山田浅右衛門の弟吉亮に斬首された。

29年の生涯であった。









posted by ハヤテ at 16:21| 犯罪映画
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