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2016年09月13日

柏原芳恵「女死刑囚」峰岸徹、小松方正

前回に続いて柏原芳江の作品で恐縮だが、今回紹介するのは同じく柏原芳江の「女死刑囚」である。

作品の冒頭からいきなり刑務官に両腕を抱えられて死刑台へ向かう若い女性が写し出される。

女性の名前は黒沢恵美(柏原芳江)といい世界的バイオリニストであり、無罪を主張するが聞いてもらえず恐怖のときを

迎えたのである。

時はさかのぼり恋人とドライブを楽しむ恵美は幸福の絶頂にあった。ヨーロッパでも認められ成功者として

恋も仕事も充実していたのだ。だがそのドライブ中何物かに襲われ気がついたときは、まわりに多くの警官が

死んでいたのだ。しかも恵美は手には拳銃を持っていた。

美恵はさっそく現行犯で逮捕されるがまったく身に覚えのないことだった。

美恵は警察に恋人と一緒にいたアリバイを主張し無罪を申し立てるが事件の同時刻に恋人は他の場所で

交通事故を起こし入院していたのだ。

結局美恵は収監され拘置所で死刑を待つだけの身となる。隣の房にはやはり女死刑囚が収監されていて

毎日罵声を浴びて気が狂わんばかりである。

しかし恵美の言い分は通らず刑は執行される。

死んだかと思った美恵だったが、首にロープを巻くときにゆるめてあったので蘇生していたのだ。

国家権力が美恵を助けたのはもちろん理由があった。美恵はバイオリニストであったがクレー射撃の達人でも

あり政府の裏組織がその腕を買い殺し屋として利用しようと考えたのだ。

ためらう美恵だったが従わなければ家族に害を加えると脅され泣く泣く殺し屋になることに同意する。

しかし組織の仕事でターゲットの殺害に失敗した美恵は女上司から激しく叱責される。

そしてむりやり人を殺す訓練を受けた美恵に、海外でもオファーがあった。クウエートに行き核物理学者を

射殺せよと言うのだ・・・・


最初は冤罪ものと思っていたら途中から冒険アクションに代わる意外な展開である。

殺し屋の同僚に峰岸徹、組織のボスを小松方正が演じている。

M16やワルサーもどきの銃も出てくるが、なにかおもちゃじみてリアリティに欠ける。

柏原の演技も耐える女のようで、殺し屋としても中途半端だった。今は亡きフセイン大統領に扮した俳優も

出てきてマンガチックである。CIA職員役の外人役者の異常に下手な日本語には閉口してしまった。

DVDは廃盤になっている。


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posted by ハヤテ at 16:49| サスペンス
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