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2015年11月11日

「幕末残酷物語」大川橋蔵加藤泰新選組

加藤泰監督が大川橋蔵主演で撮った「幕末残酷物語」は新選組をテーマに「燃えよ剣」などと違


った新選組の非道な面に焦点を当てた作品である。

時は風雨急を告げる幕末の京都。新選組の新しい隊士募集を聞いて一人の若者江南三郎(大川橋蔵)が応募し

た。

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田舎者の江南は、隊士試験を受けるが内容をみて卒倒した。応募者は木刀で試合を行い次々に血みどろで


倒れ死人まで出る始末で江南は吐き気を催すのであった。臆病な江南は隊士試験に落ちるかと思われたが


腹に刀を突き立てて恥辱を雪ごうとする情熱を買われて、かろうじて入隊することに成功する。


慣れない新選組での毎日に江南は必死で食らいついていたが、ある日新入り隊士の中に、坂本竜馬に内通


するものがいると監察の山崎丞(内田良平)が聞きつけ、江南を含む新隊士たちに詰問する。

正体がばれた相原はすぐに処刑と決まるがなんとその役に江南にお鉢が回ってきたのだ。

近藤勇に命令されては江南も拒否できす、震えながら日本刀で相原の首を斬ろうとするが動きまわる

相原の首を一刀のもとに斬ることができず滅多切りにして血の池地獄となるのだった。


緊張が続く新選組の毎日で江南が心安らぐのは、屯所で賄いをしているさと(藤純子)との逢引のとき

だった。どこか農民のような素朴さを残している江南にさとは惹かれ同情すらしていた。

だが、江南のそのような気質も相次ぐ隊士の粛清を買って出るような非情な性格へと徐々に変貌してゆく。

近藤に批判的な江戸以来の近藤の同志山南に対しても江南は同調せず、むしろ洗脳されたように近藤の


崇拝者となってゆく。しかしある日江南は出陣の前に山崎に呼び出される。入隊前のことで聞きたいことが

あるというのである・・・

大川橋蔵が、白塗りのメイクなしで銭形平次とは全く違ったリアルな演技な衝撃的な時代劇である。


後の美化された新選組と違い、この作品で新選組は非情な殺人集団でしかないことを暴いている。


近藤役の中村竹弥も土方役の西村晃も憎たらしく人間性の欠片もない卑劣な男として描かれている。


銭形平次の大川しか知らないファンはこの作品を見て衝撃を受けるだろう。


最後にどんでん返しがあり、江南の正体が暴かれる落ちがあるのが味噌である。
posted by ハヤテ at 16:43| 時代劇
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