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2015年09月20日

東宝特撮の金字塔「マタンゴ」

東宝の「マタンゴ」はすでに伝説化している作品だが、1963年当時製作としては画期的な作品である。

映画の始まりは、ひとりの青年が病院の独房で、東京のキンキラキンのネオンを背に独白するシーンである。

青年の名は、村井研二(久保明)城東大学助教授で心理学者である。青年の話はとても信じがたく狂って

いるのではないかと思われた。

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ここで回想シーンとなり、青年たちが仲間を募りヨットで大海原に出てはしゃぐ場面となるのだ。

一行のリーダーは実業家の笠井で恋人の歌手麻美(水野久美)、推理作家の吉田、スキッパーの作田(小泉博)、

日雇いの男(佐原健二)らがメンバーだった。

楽しいバカンスに思えたヨットでの航行は、突然の嵐に遭って一変した。荒々しい波にさらわれ木の葉の

ように揺れるヨット、一行は不安と恐怖で一杯になるが、漂流の末とある無人島へ漂着する。

しかし、この島はほとんど食料もなく生き延びるのが困難な島であると思われた。


一行は、この島に漂着した難破船からなんとか食料の缶詰を確保するが、僅かな量しかなく喫緊の課題は

生き延びるための食料を見つけることである。


だが、絶望的な状況でメンバーたちがいがみ合いエゴイズムをむきだしにしてゆく。

そんなメンバーたちに、正体不明の影が迫りつつあったのだ・・・

マタンゴはウイリアムホープホジソンの原作「夜の声」をベースに福島正実が脚本を書き、本多猪四郎が監督したものである。

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主演の久保明をはじめ東宝特撮でお馴染みの、土屋義男、佐原健二、小泉博、水野久美といった常連が出て

おり、各俳優の名演技で作品を一層引き立てている。カビだらけの難破船の気持ち悪さやマタンゴの不気味な

笑い声やヨットの波浪場面など素晴らしく円谷英二の特撮技術も際立っている。

マタンゴの声など後のケムール星人などの声の原型でないだろうか。

また、水野久美が恍惚とした表情で毒きのこを食べるシーンはやたらエロティックである。

回想シーンで東京のキャバレーのシーンが出てくるが、この時に流れる「水のたまった石畳〜アカシヤの

花が
♪〜」の歌が印象に残って耳から離れない。この歌のCDが出ないものだろうか。

別宮貞夫のサントラが出ているが、廃盤で入手困難である。また映画の最後のオチが凄い。

特撮ファンなら一度は見るべき作品である。


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タグ:水野久美
posted by ハヤテ at 13:48| 特撮
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