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2015年08月31日

トラウマ映画「バニーレークは行方不明」

長らく幻の名作としてその存在は知られながら、国内DVD化されるまでなかなか日の目を見なかったミステリー

映画に「バニーレークは行方不明」がある。

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主人公の若い女性アンレイク(キャロルリンレー)は、ニューヨークからロンドンに引越したばかりであわただしく荷物の片付け

や新しい家の調度品等を集めたりと忙しく過ごしていた。そして保育園に預けていた4歳の娘バニーを迎え

にいくが、バニーの姿は見当たらない。保育園の先生や子供に聞いてもバニーなる少女は誰も見たことがない

という。
アンは、半狂乱になり、新聞記者をしている兄のスティーブンを呼び出し、警察に連絡して捜査を依頼する。

スコットランドヤードのニューハウス警部(ローレンスオリビエ)がこの事件の解決にあたるが、バニーの服や持ち物さえ全く見当たらず、警部は違和感を抱く。

警部がアンに話を聞いてみると子供の頃、架空の友人バニーを空想したエピソードをアンが披露した。


これらのことから警部はもしかすると、バニーはアンが妄想で作り上げた娘で現実には存在しないのでは

ないかと考えた。

警部は、船舶会社を訪ねてアンがアメリカから渡って来た日の乗客名簿を見たが母子の名前は見当たらなかった。

アンは、バニーの実在を証明するため、バニーの人形を修理した人形屋を訪ねることにしたが、深夜だが

出かけることにした。人形は確かにあり安堵するアンだったが、背後に人影が迫りつつあった・・・


最初、アンの妄想と思わせる展開で後半あっと驚く結末が用意されているので最後まで緊張感が続く作品であ

る。
この映画の影響を受けた作品もまた多い。キャロルリンレイのどこか幼さの残る顔立ちが映画に緊張感を

与えた気がする。また名優ローレンスオリビエも地味ながらいい演技を見せている。

監督は、ベテランのオットープレミンジャー。原作はイブリンパイパー。

作品内では、ゾンビーズの音楽が使用されている。紙を破ってスタッフキャストの名前が現れるタイトルバックが秀逸。


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posted by ハヤテ at 12:07| サスペンス
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