なつかしの映画

「数学できんが何で悪いとや」このセリフは当時数学のできなかった生徒であった私にはかなりの
インパクトがあった。
「高校大パニック」の主人公城野は、進学校の生徒であったが、受験ノイローゼで自殺した同級生の
死にショックを受けた。

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しかし、数学教師の何事もなかったように授業を続ける態度に憤激し、銃砲店でライフルを盗みだし、

数学教師を射殺する。

学園内は大パニックとなり、機動隊が出動する騒ぎになってしまう。

城野は女子生徒（浅野温子）を人質にとり学園内に立てこもるが・・・

この映画はインディーズで活躍していた石井 聰亙のメジャーデビュー作であり、浅野温子の映画
デビュー作でもある。

この映画を製作したのは日活であったが、石井はほとんど口出しできず、実質澤田幸弘監督が

撮ったという。

それだけ、石井監督には不満が残るものだったろう。

浅野温子のヌードシーンや放尿シーンもありヴァイオレンス以外にも見どころがある。

それにしても当時は絵空事と思っていたが、アメリカでのコロンバイン高校銃乱射事件など

はるかに時代を先取りした作品だった。

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