2015年03月09日
内田吐夢中村錦之助「宮本武蔵般若坂の決闘」
中村錦之助主演の「宮本武蔵」シリーズ第二弾は「宮本武蔵般若坂の決闘」である。
姫路白鷺城において幽閉されていたたけぞうは、万巻の書物を読み深く思索を続けた結果単なる乱暴者ではなく
剣の道に生きる修行者として生きることを決意していた。
沢庵はたけぞうを迎えに訪れ、姫路城主、池田輝政に引き合わせた。輝政はたけぞうの能力を買い
仕官するように進めるが、剣の修行に生きることを決意したたけぞうは丁重に断った。
だが、輝政はとがめず、たけぞうに新しい名前を与えた。宮本武蔵の誕生である。
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武蔵の帰りを待ちわびていたお通は約束の場所花田橋を訪れて武蔵と再会するが剣の道にいきる武蔵は
スキを見て退散してしまう。
そののち、京都に現れた武蔵は音に聞こえた吉岡剣法の吉岡道場を訪ねる。
武蔵は、道場で吉岡門下をさんざん打ちのめす。このことを恨んだ吉岡は数を頼んで武蔵を襲撃するが
間一髪で敵陣より脱出する。
武蔵は偶然知り合った少年が青木丹左衛門の息子としり弟子にする。
さらに武蔵は修行のため奈良の槍の名門宝蔵院の門を叩く。宝蔵院の槍は荒々しく腕に覚えの浪人武士が
僧にぶちのめされてゆく。
誰もが次の相手をしりごみするなか、武蔵は平然とうけてたつ。
いかつい僧の振り回す槍は、武蔵を粉々に粉砕するかに見えたが一瞬早く武蔵の木刀が僧を真っ二つにして
殺害した。
宝蔵院をさり、民家に寄宿していた武蔵のもとを先ほどの浪人たちがたずね興行の仲間に加わるように
いうが武蔵が断ったことから浪人たちは逆恨みし、宝蔵院も敵に回した武蔵は絶対絶命のピンチを迎える・・・
一作目の野獣のような演技とは対極の求道者としての武蔵の違いを錦之助は見事に演じ分けている。
槍をぶんぶん振り回す僧の役を演じた山本麟一の演舞も凄い迫力である。
時代劇の王道のような作品である。続きがぜひみたくなるシリーズである。監督は一作目と同じ内田吐夢。
キャストもほぼ同じである。
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