2015年01月12日
中丸忠雄の怪演技特撮「電送人間」
東宝の変身人間シリーズでガス人間の前に作られた作品が「電送人間」である。遊園地のお化け屋敷で銃剣で
人が殺される謎の事件が発生。東都新聞記者桐岡勝(鶴田浩二)は、現場の遺留品から戦争中に戦局挽回のために
物質電送装置を開発研究していた仁木博士の存在を突き止めた。
仁木博士は終戦の日、金の延べ棒を横取りしようとした軍人たちに護衛の須藤とともに生き埋めにされてしまったが
密かに生き延びて電送装置を完成させていたのである。須藤(中丸忠雄)はこの装置を悪用して自分を抹殺しようとした一味に
復讐を開始したのである。遊園地で殺されたブローカーに続いて軍国キャバレーダイホンエイを経営してい隆の他大西、滝が須藤のターゲットとして狙われていた・・・
正直言って中途半端なできだと思う。電送人間がテレポーションするのに、いちいち移動先にも
電送装置を設置しなければならないためあらかじめ装置を配送しておかなければならない。そのため電送人間須藤は
犯行現場から装置のある場所まで官憲の追跡を走ってかわすのである。これがどうもスピード感にかけ間延びした印象になる。
当時の技術的な問題からそういう設定になったのか。もう少し工夫がほしかった。
また特撮出演が珍しい鶴田浩二もなぜ鶴田なのか使いかたを間違っているような気がする。
須藤が電送機械からテレポーテーションするシーンで青い走査線が螺旋状に走るシーンはその後のSFや特撮で
多用される原型になった思える。電送人間の断末魔のシーンは「スキャナーズ」や「ヴァーチャルウォーズ」にも影響を
与えたのではないだろうか。
軍国キャバレーでの女性ダンサーの金粉ショーも60年代を感じさせるエロいシーンである。そして時代背景か作品に戦争の影が
色濃く現れている。
中丸忠雄の怪人の演技力で作品の欠点をカバーしたと言えるだろう。
やはり福田純の演出も今ひとつという気がする。特撮は円谷英二。
↓ 詳しくは画像をクリック
人が殺される謎の事件が発生。東都新聞記者桐岡勝(鶴田浩二)は、現場の遺留品から戦争中に戦局挽回のために
物質電送装置を開発研究していた仁木博士の存在を突き止めた。
仁木博士は終戦の日、金の延べ棒を横取りしようとした軍人たちに護衛の須藤とともに生き埋めにされてしまったが
密かに生き延びて電送装置を完成させていたのである。須藤(中丸忠雄)はこの装置を悪用して自分を抹殺しようとした一味に
復讐を開始したのである。遊園地で殺されたブローカーに続いて軍国キャバレーダイホンエイを経営してい隆の他大西、滝が須藤のターゲットとして狙われていた・・・
正直言って中途半端なできだと思う。電送人間がテレポーションするのに、いちいち移動先にも
電送装置を設置しなければならないためあらかじめ装置を配送しておかなければならない。そのため電送人間須藤は
犯行現場から装置のある場所まで官憲の追跡を走ってかわすのである。これがどうもスピード感にかけ間延びした印象になる。
当時の技術的な問題からそういう設定になったのか。もう少し工夫がほしかった。
また特撮出演が珍しい鶴田浩二もなぜ鶴田なのか使いかたを間違っているような気がする。
須藤が電送機械からテレポーテーションするシーンで青い走査線が螺旋状に走るシーンはその後のSFや特撮で
多用される原型になった思える。電送人間の断末魔のシーンは「スキャナーズ」や「ヴァーチャルウォーズ」にも影響を
与えたのではないだろうか。
軍国キャバレーでの女性ダンサーの金粉ショーも60年代を感じさせるエロいシーンである。そして時代背景か作品に戦争の影が
色濃く現れている。
中丸忠雄の怪人の演技力で作品の欠点をカバーしたと言えるだろう。
やはり福田純の演出も今ひとつという気がする。特撮は円谷英二。
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タグ:中丸忠雄
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