2014年06月09日
サニー千葉「激突!殺人拳」
ブルースリーのカンフー映画のヒットに便乗する形で作られたのが、サニー千葉(千葉真一)の一連の空手映画で
「激突殺人拳」はその第一弾である。
主人公の剣琢磨は、父親から手ほどきを受けた中国拳法と空手の達人で、非情な殺し屋だった。
殺人鬼で沖縄空手の達人、志堅原楯城(石橋雅史)の脱獄の手引きを、志堅原の兄妹から依頼され脱獄を成功させるが
約束の報酬の半分しかもらえなかったことで、剣は弟を殺害し、妹(志穂美悦子)を暴力団に売りとばしてしまう。
そんな剣の腕を買い、香港マフィアの楊紀春は石油王サライの娘を誘拐する仕事をオファーするが、マフィアの配下に
なるのをよしとしない剣はこの依頼を断る。だが、マフィアは計画を聞いた剣の口封じのため命を狙う。そしてこの刺客には弟を剣に殺され、
妹を香港に売りとばされた志堅原楯城が志願する。
一方、サライの娘の護衛を任せれていた、京都正武館の鈴木正文館長のもとにサライのボディガードを買ってでた
剣は高弟たちを倒して実力を見せたことで雇われた。
ここに復讐に燃える志堅原楯城と剣の間のマフィアを巻き込んでの死闘が始まるのである。
千葉は、元器械体操の選手で極真空手の有段者だけあってアクションはさすがである。高くあがる足蹴りと、息吹きを
主体として細かい指の動きなどのパフォーマンスは、ブルースとはまた違う千葉独特のものである。
一見マンガチックな表情もまた見もので、この映画は「ストリートファイター」の題名でアメリカで公開されると大ヒット
した。
中東の石油王であろうサライ・チュアユットを日本人の中島ゆたかが演じるのは無理があるが、このころの映画は
そういうことには鷹揚であった。
悪役の川谷拓三の頭蓋骨を粉砕するレントゲン写真や黒人の急所をちぎり取るシーンもあり、アイデアも満載の作品で
ある。
志堅原を演じた石橋雅史も剛柔流と極真の有段者だけあって迫力のある技はさすがである。
監督は小沢茂広。
「激突殺人拳」はその第一弾である。
主人公の剣琢磨は、父親から手ほどきを受けた中国拳法と空手の達人で、非情な殺し屋だった。
殺人鬼で沖縄空手の達人、志堅原楯城(石橋雅史)の脱獄の手引きを、志堅原の兄妹から依頼され脱獄を成功させるが
約束の報酬の半分しかもらえなかったことで、剣は弟を殺害し、妹(志穂美悦子)を暴力団に売りとばしてしまう。
そんな剣の腕を買い、香港マフィアの楊紀春は石油王サライの娘を誘拐する仕事をオファーするが、マフィアの配下に
なるのをよしとしない剣はこの依頼を断る。だが、マフィアは計画を聞いた剣の口封じのため命を狙う。そしてこの刺客には弟を剣に殺され、
妹を香港に売りとばされた志堅原楯城が志願する。
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一方、サライの娘の護衛を任せれていた、京都正武館の鈴木正文館長のもとにサライのボディガードを買ってでた
剣は高弟たちを倒して実力を見せたことで雇われた。
ここに復讐に燃える志堅原楯城と剣の間のマフィアを巻き込んでの死闘が始まるのである。
千葉は、元器械体操の選手で極真空手の有段者だけあってアクションはさすがである。高くあがる足蹴りと、息吹きを
主体として細かい指の動きなどのパフォーマンスは、ブルースとはまた違う千葉独特のものである。
一見マンガチックな表情もまた見もので、この映画は「ストリートファイター」の題名でアメリカで公開されると大ヒット
した。
中東の石油王であろうサライ・チュアユットを日本人の中島ゆたかが演じるのは無理があるが、このころの映画は
そういうことには鷹揚であった。
悪役の川谷拓三の頭蓋骨を粉砕するレントゲン写真や黒人の急所をちぎり取るシーンもあり、アイデアも満載の作品で
ある。
志堅原を演じた石橋雅史も剛柔流と極真の有段者だけあって迫力のある技はさすがである。
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