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2016年09月07日

植芝盛平「激突合気道THE POWER OF AIKIDO」千葉治郎千葉真一

1975年製作の東映映画「激突合気道」は、合気道の開祖植芝盛平の若き日の修行時代を描いた武道映画である。

植芝には、千葉真一の弟でアクション俳優の千葉治郎が扮している。

タイトルバックで合気道のデモンストレーションで盛平翁の息子植芝吉詳丸が出ている。

時は大正時代、日露戦争への従軍を経て北海道開拓団に加わった紀州出身の血気盛んな青年がいた。

青年は植芝盛平といい一本気な性格で面倒見がいいことから若者たちに慕われていた。

盛平はまた起倒流柔術の達人であり,
開拓のかたわら若者たちに柔術の稽古もつけていた。

The Power of Aikido

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ある日盛平のもとにやくざに追われた少年五郎が逃げ込んでくる。盛平はやくざたちをたたきのめすが、

やくざの用心棒の名取と対決することになる。名取は空手の使い手でその攻撃力は盛平を上回るものが

あり盛平はさんざんに打ちのめされる。

盛平は悔しくてたまらず、剣術家の奥田(大塚剛)に稽古をつけてもらうがこれまたさんざんな目にあう。

盛平は実力をつけるためにシ天流柔術の大家の本田宗兵衛(鈴木正文)に弟子入りすることを決意する。

しかし本田の弟子になるには200円もの大金がいるというのだ。盛平は妻のはつに頼み、実家から資金援助

を申し入れるのだが・・・

合気道をテーマにした映画でありながら、千葉、大塚、鈴木と空手家ばかり出てくるのだ。

千葉治郎のアクションもどことなく中途半端で空手なのか合気なのかよくわからないアクションである。

このころはまだ合気道という武道に対する世間の認識も低く,製作側もコンセプトがはっきりしていなかったように



見える。植芝の弟子役で志保美悦子が出てくるが、蹴りが中心で合気道家に見えなかった。

植芝盛平爺は伝説の人で、神話的エピソードを持つ武道家である。柔道家を制圧したり力士を投げ飛ばしたなど

様々な武勇伝があるが、この作品では描いていない。そして盛平に大きな影響を与えたのが大本教の教祖

出口王仁三郎(金田龍之介)である。映画でも出口との邂逅で武だけでなく精神も重んじるようになったことも描かれている。

映画の出来は悪くないが合気道映画というより空手映画のようになってしまったのが残念である。

合気道がもう少し正しく伝わるには後の米国人武道家スティーブンセガールの登場を待たねばならなかった。

監督は「激突殺人拳」の小沢茂弘。残念ながら国内DVDは出ていないが北米版がアマゾンジャパンで入手

できる。
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