なつかしの映画

「レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳」はブルースリー主演の「ドラゴン怒りの鉄拳」の続編の形を取って

いるが、ブルースリー作品とは何の関係もない。舞台は戦時中の台湾である。精武門を継いだミャオ（

ノラミヤオ）は日本軍の弾圧を逃れて道場生と台湾に渡る。しかしそこでも日本人は横暴を極め、岡村

という空手家は地元のカンフー道場にいちゃもんをつけて配下に収めようとしていた。

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そのころ台湾でスリをしていたアロン（ジャッキーチェン）は間違ってミャオのヌンチャクを盗んでしまい

後悔していた。そして些細なことから岡村たちと乱闘になり大けがをしてしまう。

しかし傷ついたアロンを助けて治療したのはミャオたち精武門のメンバーだった。

ミャオはアロンの精武門に入門することをすすめるが、アロンは興味がなく断ってしまう。

そんなある日岡村は精武門に殴り込みをかけて、ストレスでミャオの父親は死んでしまう。


なかなかカンフーをやりたがらなかったがアロンだが、ついのカンフーをやることを決意するのだった。

本作は「怒りの鉄拳」の監督だったローウェイが、ゴールデンハーベストから独立して作った作品

である。アロンを演じたジャッキーチエンが映画に復帰した作品で、まだ一重まぶたである。

アクションもまだ粗削りでのちのパターンは完成していないが、やはり一味違うものがある。

ブルースリーと共演したノラミヤオも美しく華を添えている。しかし岡村たち日本人は残忍そのものに

描かれていてその点は残念である。ラストシーンの衝撃度はアッと言わせるものがある。

1876年香港作品

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