なつかしの映画

プライドやK1など総合格闘技のルーツは、猪木の格闘技戦や極真空手、キックボクシングだろう。

「空手バカ一代」の次に、梶原一騎が少年マガジンに連載したのが「四角いジャングル」だった。新日本プロレスや

黒崎道場、マーシャルアーツなどの興行とほぼ同時進行してゆく企画で虚構に現実が追い付かないこともあった。

それらの試合をまとめて映像化したのがこの「格闘技世界一四角いジャングル」である。

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内容は物議をかもした猪木-アリ戦から対ボブバックランド、プロ空手のモンスターマン戦、対アンドレ戦などの猪木の

試合、キック最強の藤原敏雄のラジャダムナンのタイトル奪取の歴史的試合、極真空手の熊殺しウイリーウイリアムス、それにアメリカマーシャルアーツのスター

ベニーユキーデの試合を中心に構成されている。

特にユキーデは華があり、蹴りのスピード、パンチのコンビネーションが素晴らしい。

息もつかないパンチで岡尾が崩れ落ちるシーンから始まり、空手家の内藤がスピンキックで悶絶するところは凄まじい。

実はこの試合大阪であったのだが、私は友人と生で見ていたのだ。ユキーデのすごさにも驚いたが、生で梶原と黒崎

先生を見たがどう見てもその筋のひとで後ずさりしてしまった。藤猛も出ているが全盛期には遠かった。

梶原は毀誉褒貶あるが、格闘技界に功績を遺したことは間違いない。荒木一郎が作曲したテーマ曲「エバーモア」も
いい曲だ。

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