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2016年05月19日

SUUNTO AMBIT 3 高度計を調整

sel_top.jpg

山登りをしていて、山頂の標高がピタっと合ってほしい。
この希望に少しでも近づけるよう調整をしてみた。


ちなみに、SUUNTO AMBIT 3の高度計は、FusedAltiトレードマーク(TM)️ (ヒューズドアルチ)という方式で、表示されています。これは、絶対気圧による高度計とGPSによる高度測定を組み合わせて、より正確に現在高度を計測するための方式です。期待できますね。

ちなみにトップ画像の表示に「ref 45m」とあるのは、ref = reference(参照)の意味だと思います。

この記事は、SUUNTO AMBIT 3 の高度計の手動調整の方法と「標高ピタリ!」に挑戦する、という二つのテーマで構成されています。

1.オプションを表示する

右中央ボタンを長押し。この長押しが全て。これを覚えたら後はなんとかなります。
オプションを表示する。

sel_01.jpg

2.「高度計/気圧計」を選択

右下(または上)ボタンを押し、「高度計/気圧計」を中央に選択して、右中央ボタンを押す。

sel_02.jpg

3.「標準数値表示」を選択

次も、上の 2. と同じ要領です。

右下(または上)ボタンを押し、「標準数値表示」を中央に選択して、右中央ボタンを押す。

sel_03.jpg

4.「高度の選択」から調整

「高度の選択」で右中央ボタンを押し、「高度」を表示。

右上、または右下ボタンを押して、調整する高さに変更する。

sel_05.jpg

5.終了

高度の変更が完了したら、右中央ボタンを長押しして、終了する。
長押しに始まり、長押しで終わるのです。

sel_06.jpg

以上で、高度の調整は完了です。

では、実際にどの程度、正確に表示されるのか、実践してみます。



まず問題になるのは、登山口の標高

今回は、「寒風山トンネル登山口」にて山と高原地図の1,130mを採用。

ex1.登山口で調整

登山口で、1,130mに調整。

IMG_0006.jpg

ex2.寒風山 山頂

さあ、寒風山 山頂です。正解は、1,763mです。

1V3A5017.jpg

惜しかった〜、SUUNTO君は1,766mでした。

「そんなに、ピッタリになる訳がないでしょう。」あなたの声が聞こえます(笑)。

「けど、FusedAltiトレードマーク(TM)️ (ヒューズドアルチ)ですから。」意味分からず、私が答えます。

ex3.笹ヶ峰 山頂


ちなみに、このあと登った笹ヶ峰は、公式1,859m。SUUNTO君は、1,866m。

graph.jpg

結論:相当高精度に高度表示ができる。ピタリは無理だけど。

ex4.筒上山 山頂


(2016/6/18 天候:晴) 土小屋登山口で、1,492m(伊予の国)にセットしてチャレンジ。1.859.3mに対して、1861m。おしい!

itt_41.jpg

ex5.奥工石山 山頂


(2016/7/2 天候:曇) +8mの1524mを表示。まあまあかな。

itt_41.jpg

ex6.伊予富士 山頂


(2016/9/10 天候:晴) 1,756mに対して、+2mの1,758mを表示。惜しい。

伊予富士高度

ex7.平家平 山頂


(2016/10/2 天候:曇〜小雨) 1,693mに対して、+5mの1,698mを表示。惜しい。

hik_alt.jpg

ちょっと「+」側に振れるのかな、と最近思っている。



SUUNTOの新型が発売されています。「トラバース」欲しいな。

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この記事へのコメント
先月AMBIT3 VERTICALを買いました。
6個目のGPSです。
本当は2台持っている(壊れてる)ガーミンFR205をもう一度買いたかったのですが、もう売ってなくて。
 
AMBIT3の高度計の精度は本当に感動モノですね。
GPSだと上下方向の誤差は30mくらいは当たり前ですし、カシオのプロトレックの高度計は気圧センサーを使ってるのですが、同じ位置にいても20mくらい変動しますから、それらと比べたら月とスッポンです。
ANBIT3はビルの階段を上下して測定すると、誤差2mにはおさまっています。
山の登山口と頂上では、時間経過による気圧の変化があるでしょうから数m程度の誤差は仕方ないでしょうね。
模型飛行機に乗せて高度軌跡をとるLOLOというものがあるのですが、それもAMBIT3と同じくらいの精度がありましたが、リアルタイムで高度を知ることはできませんでした。
AMBIT3は高度計機能だけでも値段だけの価値があるような気がします。
本当に感動してます。 
 
ところで、ヒューズドアルチって、どういうふうに働くと思いますか。
マニュアルを読んでもよく分からなくて。
GPSの計算した高度なんてあてにならないから、それで補正したらかえって精度が悪くなりそうな気がするんですけどねえ。
ひどい低気圧の時とか気圧から高度を計算するとGPSの高度と全然違うようなときに、GPSのデータから信頼できそうな高度を計算で出してそれに合わせてくれるってことなのかな。
補正のタイミングとしては起動時?
 
それにしても、AMBIT3、水平方向の精度が悪すぎませんか。
今までの5台のGPSでとった軌跡は電波状態の悪いところでも15mくらいの誤差ですんでいました。
それらの軌跡をカシミール3Dでまとめて表示するとそれぞれの細い軌跡が多少ずれながら重なって太い道みたいになっていたのですが、AMBIT3の軌跡はその太い線からも大きくはみ出すのです。
グロナスを併用しても同じです。
オリエンテーリングのレースの記録用に買ったつもりなのに、ほとんど使い物にならないレベルです。
これすごいショックでした。
Posted by tonbee at 2017年05月02日 19:16
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