2018年06月08日
今度はゴルフ界かよ!! それにしてもやっちまったなぁ片山晋呉プロ!!
とっちゃんです。
今度は男子ゴルフ界で、大変残念なニュースが飛び込んできました。
努力家であり、研究熱心でも知られる片山晋呉プロが今批判の的となっています。
簡単に片山プロの戦績をまとめてみると実に偉大な選手なのです。
2017年9月のISPSハンダマッチプレー選手権(千葉・浜野GC=7217ヤード、パー72)男子ツアー14年ぶりのマッチプレー形式での大会で、H・W・リュー(36)=韓国=を3アンド2で下し、昨季初優勝を果たす。
これで片山プロはツアー通算31勝目。
それまで30勝で倉本昌弘プロと並んでいましたが、歴代第5位へと躍進しています。
また、1973年以降の男子ツアーにおけるマッチプレー形式の大会としては、44歳222日で最年長優勝者という記録も樹立しています。
<参考>
1.尾崎将司 94勝
2.青木功 51勝
3.中嶋常幸 48勝
4.尾崎直道 32勝
5.片山晋呉 31勝
6.倉本昌弘 30勝
◎通算30勝以上の選手
今期は、6月3日の日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsまでの6戦で優勝はなし、最高位は4/12-15に行われた東建ホームメイトカップの第5位で賞金ランキングは第26位となっています。
■問題はこうして起きた
そして問題はこの日本ゴルフツァー選手権の5月30日のプロアマ戦で起きました。
片山晋呉と同組で回っていたアマチュアゲストが、ラウンド中の片山の言動により不快な思いをしたとしてプレーを途中で断念したとされる問題。
不快な思いとは具体的にこういうことを指しています。
一部報道では、前の組の進行が遅れていることを理由に片山が次のホールに向かわずにパットの練習を続けていたことが発端。
招待客は片山に同行を促したが断られたことで激怒し、わずか1ホールでプレーをやめて引き揚げてしまったという。
片山はプロアマ戦の途中に自身の練習を優先し、参加者を放置、同伴参加者はそのことに激怒したという。
日本サッカー協会の相談役で、元Jリーグチェアマンの川淵三郎氏(81)が7日、自身のツイッターを更新し、こう明かしています。
川淵三郎(日本トップリーグ連携機構会長)@jtl_President
「日本ゴルフツアー選手権のプロアマ戦で、前の方で”帰る”なのか”帰れ”なのか大きな怒声が聞こえた。
片山晋呉選手の組み。
後で聞いたらゲストをゲストとして扱わない片山選手の非礼な態度にゲストが怒って帰ったとの事。
ツアー改革を強く推進しようとしている青木会長がこれを見逃さず公にした。
お見事。」
■そもそもプロアマ戦とは何か?
ゴルフにあまり詳しくない方には何の事やら分からないかもしれませんね。
プロアマ戦というのは、トーナメントの主催・協賛企業の役員や取引先が参加してプロとともに親睦を深めるというもので、男女を問わずほとんどの大会で実施されています。
スポンサーなどのサービス的色彩が濃いものつまり接待ゴルフです。
まあ、スポンサーとしても自社の強力な宣伝となりますからね。
■実はこんな規則があった!!
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の準則には、
「プロアマトーナメントの重要性を鑑み、プロアマトーナメントに出場する同伴アマチュアに不適切な対応をしたり、不快感を与えるような態度をしてはならないこと」と明記されています。
以下は、日本ゴルフツアー機構の青木功会長のコメント。
「極めて深刻であると受け止めている」
外部弁護士を含む調査委員会を設置し、経緯や問題点を調査する。
また選手の意識改革を進めるため、早急に再発防止策に取り組む
としています。
すでに片山プロからの聞き取りは済んでおり、今後は調査委員会を設置し、事実関係の認定を行い、それに基づき、6月中に懲戒・制裁委員会を開催し、片山プロに対する処分について決定の方向とのことです。
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■石川選手会長は今後どうするのか
今年から新選手会長に就任した石川遼プロの方針は選手の意識改革でした。
(1)ファンサービスの充実
(2)プロアマ大会での招待者への“おもてなし”
を掲げています。
過去、男子のプロアマ大会の評判は芳しくなく、「自分の練習ばかりする」「教えてくれない」など、スポンサーの嘆きが聞こえてきた。
ギャラも出るし、私なら喜んで同伴者にサービスするけどな・・
正にこの石川会長の方針の逆を行く事件が今回発生したのか・・
これが氷山の一角だとしたらやはり根は深いな…。
スポニチの記事によれば、石川遼選手会長はこう語っています。
「不愉快な思いをされたプロアマのお客様をはじめ、スポンサーや関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけし、またファンの皆様にもご心配をおかけしまたことをジャパンゴルフツアー選手会として深くお詫び申し上げます」と謝罪。
「我々選手会もJGTOと一丸となってファンやスポンサーから応援して頂けるようなツアー改革作りを行いはじめた矢先のことで、このような事態が起きたことは遺憾であり、とても残念でなりません」と思いを述べています。
■では人気の女子プロの方ではこういった問題はないのでしょうか?
日本女子プロゴルフ協会(以下LPGA)の原田香里副会長(右)が会見でこう述べています。
「女子のほうでもそういった問題は多少あります。全然ないということではありません。ただし、その都度LPGAも対応して、選手にも指導しています」。また主催者を通じてアンケートを行い満足度を調査しているプロアマもあるといい、「近年は満足している、と評価をいただいています」。
その理由として・・
「新人セミナー(プロテスト合格者やTP単年登録者が数日に渡ってプロゴルファーに関わる様々な講義を受けるもの。12月に行われる)でも、日本航空関係の接待マナーに関する方を講師として招いて指導してもらっていますし、今年のTポイントレディスのプロアマでは、実際にその先生に前夜祭からプロアマまで見ていただき、気になった点をフィードバックしていただきました。」とのこと。
■まとめ
しかし、本質はスポンサーも大切だが、ファンの方がもっと大切ではないか
試合数も激減で、人気も下降中の男子プロ・・
ギャラリーが入らなくてもスポンサーからの資金にテレビ放映料で成り立っている構図にも問題がある。
それにしても、永久シード選手である片山プロ、やっちまったなぁ!!
過去からあまり良い噂は流れていなかったけどこの際、年齢は若いが、フィギュアの羽生弓弦選手や藤井聡太七段を少しは見習ったらどうか。
お金も名誉も手に入れた片山プロだが、一番大切な何かを何故学んでこれなかったのか??
ゴルフを愛する者として、残念な思いで一杯です。
ハイ、今日はここまでとします。
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タグ:片山晋呉プロ、プロアマ戦