戸崎史朗の「ゴルフと人生晴れ時々曇り」

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ハイハイ、とっちゃんです

いよいよ今回は、完結編ということで
ゴルフに関するミニ知識とゴルフ界の驚くべき
実態についてお話します

聖志プロに激似の彼の話の中で興味深かったのが2つあります

<まず一つはサイモンメモ>
皆さんご存じですか?

カミさんはその歴史まで知ってました
こういうものです



そして調べてみるとこういう解説がありました

テレビに映るプロゴルファーが
打つ前にメモ帳を開いているのを見たことがあると
いう方も少なくないと思います。

あのメモ帳は「ヤーデージブック」と呼ばれる、
コースの情報が細かく書きだされたゴルフ専門の雑記帳のようなもので、
プロは打つ前に何に注意すべきかという情報を確かめるために
メモ帳を開いているわけです。

ヤーデージブックには決まった規格はありませんので、
巷のゴルファーの中にはメモ帳を使っている人もいます。

また、プロゴルファーがよく使用している
評判のヤーデージブックの一つに「サイモンメモ」と
呼ばれるものがあります。

サインモンメモという名前は作成者であるプロキャディの
サイモン・クラークさんにちなんで作られるようになりました。

サイモンさんは現在も有名選手の下でキャディーとして活躍している方で、
あの石川遼選手ともタッグを組んだこともあります。

2013年からは名前が変わり、ザ・ヤーデージブックという名前で
ゴルフ場などにて販売されています。

なるほどそう言えば・・という感じですかね・・

そして次はカミさんもそのプロの名前と略歴位は知っていたものの
こんな裏事情があったとは知らなかったそうです
(これはあくまでも激似の彼からの話であり裏をとった訳ではありません)

それは
<メジャーで覇者になったが故に起こった悲劇>です

そのプロの名は
五十嵐　雄二 (イガラシ　ユウジ)・・以下は2014年のプロフィール記事から
09年の『日本ゴルフツアー選手権』で歓喜の時が来た。
4位スタートの最終日を70にまとめて逆転。
プロ18年目、40歳にして初優勝をつかみ取り、同世代の選手に大きな勇気を与えた。
この優勝で手にした5年シードは今年で最終年。
もうひと花咲かせたいところだ。



とありますが、実はこの後
彼にもうひと花どころか突然悲劇が訪れます

まず次の事を理解して下さい
規則によって、実はメジャー優勝の選手は年間のうち出場しなければならない試合や
年間の最低出場試合数が決められています

加えて、出場できない場合は、罰金を払わなければ
ならない制度があるとのことです・・
(そう言えば、テレビの解説で聞いたことがあるぞ)

ところが、彼には、優勝後の5年間はシード選手として扱われるという
この大チャンスに、運命のいたずらが待っていたのです

激似の話によれば
どうしても、親の介護をしなければならない事情が発生してしまったとの事です

試合はおろか、練習さえままならなかったでしょう

しかも、出場は出来ても遠征費だけで一試合数十万の経費がかかります
予選落ちとなればすべて持ち出しという厳しい世界なのです

そして彼は、出場しない代わりに制度が適用される試合に関しては
止む無く罰金を払い続けたそうです

メジャーチャンピオンとしてどれだけ悔しかったことでしょう

まさかこんな皮肉な展開が待っているとは
誰も予想していなかったはずです

そしてこの話はあまり多くは語られていないそうです

ところで
すっかり友達になった激似の彼に
私が、「今あるプロに習っている」と言うと
奥からなんとゴルフクラブを持ってきて
私にレッスンを始めました

(しまった、余計な事を言っちゃったな・・)

ふーん・・・
教えることが全く違います

理解力がないため、頭の中の整理がつきません

気がつくと支配人が心配そうに立っています
私は即座に「引き止めたのは私です、申し訳ありません」
と言いました

実に充実した時間を共有していたからです・・

その他有名な男子プロの裏話はじめいろいろ興味深い話も出ましたが、
とても活字にはできません

たった一言、楽しいひと時を提供してくれた彼に感謝です・・

機会があれば、この人にはもう一度会ってみたいと思います
このゴルフ場でのプレーはもうお断りだけど・・・遠いし・・・


さて、いかがでしたか?
実は、ゴルフの18ホールはどうして18なのか諸説があって
はっきりしていません

そこには山があり、谷や池、バンカーに、フェアウェイ、グリーン
更に林や風、雨、気温の変化などにも対応しなければなりません

特にスタートする時間帯によっては同じ日でもコースの顔が全く変わるため
運が大きく左右するスポーツだとも言われています
まさに瞬時の判断が結果を左右します

そして
たまに、カラスに襲われることもあります

しかし
まるで人生そのものみたいで面白いじゃないですか・・
一つのことに対してどれだけ楽しめるか、人それぞれです


さぁ、今日もガンバローよ!!
元気出して、今週もあと少しです・・

　　　　<完>

おはようございます、とっちゃんです

では、さっそく前回の続きをお話しますね

疲れきった私達は、予定の時間に食堂に向かいました

あれー!!
そこに待ち受けていたのは、
なんと宮里聖志(みやざときよし)プロではありませんか?

待てよ・・んな訳ないよな・・
しかし、身長、体型、歩き方までそっくりです

夕食は焼肉・・鴨、豚、牛、そしてたっぷりの野菜と美味しそう

すぐに彼が近づいてきました
「ご飯とスープもございますが後にされますか、
それとも今にされますか?」

私達は黙って彼をガン見です・・

やっぱ違うな、そもそもここにいる訳ないし・・

飲み物は、ビールはやめて二人共ハイボールを注文

実は、この方は宮里聖志プロ激似の高野さんという方でした

自然とこんな会話からスタートしました

「宮里聖志プロではないですよね?」
「違いますよ、でもこれはホントの話ですが、
宮里優作が聖志本人と間違ったほどですから」

いゃー、実に笑えるなぁ・・
話してみると、非常にユニークな経歴の持ち主で
とても明るくて好感のもてる人でした。


<どんな人か>
○先日の福島オープンで、あるプロのキャディをしていた
○彼は、どうやら県のトップアマで全国パブリック選手権の常連である
○したがって、ゴルフ界の事情に精通していて
　当然プロにも知り合いが多い

うーん・・
家内はあきれる程のゴルフ通なので会話が弾みます

実は、本日の宿泊は7名ですが食事は私達を入れて夫婦2組のみ
家内が意外と物知りだと知った彼は、私達の席から離れなくなりました

「僕達、明日日本女子オープンを見に行くんです」と言うと
「あっそうですか、実は今日すし石垣プロが
ここに泊まってるんですよ」との返事

何?
すし石垣プロ?
2012年5月日本プロゴルフ選手権の時にサインもらって写真まで撮って貰ったな・・
それがこれ、
サインも本物ですよ
カミさんが「絶対にこの顔は出すな!!」と言うもんですから・・・

でも、本ページの左上に掲載している僕の本の中には一枚だけ
掲載してあります

それとタイトルはシリーズってなってますけど、後はないかも知れません

えーっ、のし付けて返すって?・・そりゃ困るな・・(苦笑)



私
「なんでここに?」
彼
「塩田亜飛美(しおたあとみ)プロのパッティングコーチとしてです、
それ以外でもここにはよく来ますよ」

まぁ、さすがに呼んでくれとは言えませんでしたが
そうならば、明日会場で会えるチャンスもあります

家内は即座に「塩田プロ、あー知ってます」だと・・
(他の勉強をこれだけしてればノーベル賞とれたかもな)

私なら
塩田亜飛美? 誰だ???　ですね

後で大会冊子を読むとこう書いてありました

出場資格というのがいくつかあって
右の一番下に「JGA特別承認者」に名前がありました
この資格は、彼女一人だけです

その内、ますます私の知らない話がポンポン飛び交います

気がつくと既に2時間半が経過していました・・

さて
私の知らない話に触れると今回の紙面が溢れてしまいます

次回にしましょう・・

それでは恒例の今日も頑張れ!!

出会いは一期一会です!!

おはようございます、とっちゃんです

日本女子オープンを観戦する前日に
会場である烏山城カントリークラブの近くで
宿泊施設のあるゴルフ場を探しました。

見つかったのは、ロペゴルフ倶楽部、ジュンクラシック
そして風月カントリーの3つでした。

前者の2つは過去にプロの試合で使用されたことのある
所謂名門コースで、今までに何度か行ったことがありますが
烏山城カントリーからは、チョット遠くになります

結局、風月カントリーにしたのですが、
実はここは私が池袋支社の責任者であった頃に
ある信用金庫のゴルフコンペで何度も利用したところです。
20年以上も前のことですが、
懐かしさとともに幾つかの苦い思い出も蘇ってきます。

念のため、受付でその親しかった信用金庫の常務理事の事を聞いてみましたが
どうも最近はいらっしゃっていない様子・・

。。もう結構年だしな。。

あいにくと天気予報は外れて朝から雨がシトシトと降ってきました

おーっと、受付でさっそく面白い会話が聞こえてきます

客
「夕方から降ると言ってたのに、なんで朝から雨が降ってるんだ!!」

受付の男性はチラッと外を見て
「あー、あの程度は雨とは言えません」

客
「んー?・・雨じゃない?・・」
と外を覗いています

朝の受付はまるで戦場のように忙しい時間帯があります
まさに、その時間帯でした

ゴルフは自然との戦いでもあるので天気を気にするのは当然です
風の強さや方向、湿度はどうか、乾燥しているのかなども含めてです

しかし、こういう訳の分からない事を言う人が不思議と多いのも事実です


会話はそれで終わりましたが、見事な切り返しです

というのは、いくら忙しくてもその対応が原因で
お客様を怒らせては何にもなりません

これを聞いて、私はふと、あるエピソードを思い出しました

◎電車の中でタバコを吸っている怖いお兄さんがいたとします
　あなたなら、どう注意しますか?　しませんか? ◎

　正解は、別の車両に移る・・

　いやいや、それではエピソードにはなりません

　実はその昔、こういう風に注意した人が居たそうです

　「お兄さん、タバコは吸ってもいいけど煙は出さないでよね」
　 と・・

　 この機転の聞いた言葉に乗客からは笑い声が起きて
　そのお兄さんは即座に火を消したそうです。

　人は言葉ひとつで変わるものです・・・



さて、小雨の中ですが、いよいよ1.5ラウンドのスタートです

プロのレッスンも受けたし、それなりに練習もしてきた
大丈夫だ、自信を持て!!

自分に言い聞かせながらティーショット!!

まずまずですが、距離が伸びたとは思えないな・・

ここは27ホールあり
南、北、中コースと廻る順番が決まっています

悲しいかな、どのホールも具体的な記憶がない・・
恥をかいたのはどこのホールだっけ・・
ほとんどか・・

ここはやたら打ち上げが多くて、距離も長くてグリーンも難しい

当時は、プレーすることだけで必死なため
コースを覚える余裕などなかったのでしょう
もともと記憶力も劣る方だし・・・

家内も「ここは難しい」と言い出しました

途中から雨は降ったり止んだりの繰り返し、
クラブフェースとボールの間に水が入ってコントロール不能です

南、北をスルーで廻りお腹ペコペコ、雨に打たれて疲労困憊
おまけに朝5時過ぎに出発したので睡眠不足です

私は48.53で100切りならず・・
(スィング改造中とはいえ、レッスン効果なし、もうイャじゃ)

家内は47.47でいつもより10近く叩いています


あれっ、馬が歩いてくるような音がするぞ・・
と思ったら
家内のゴルフシューズの先端が外れてパカパカ音がしています

ゴルフシューズにはよくあることです

午後からは、ゴルフ場のレンタルシューズを借りて中コースへ
(雨の中でのプレーを哀れに思ったのか、何も言わないのに無料にしてくれました)

これはすごいな、だんだんと雨足が強くなってきました
普通なら止めるけどなーと思いつつ思い切って
飛び出していきました

<結果>
私　　47
家内　45

ハイ、身も心もびしょ濡れでロッジへ直行



風呂に入ってやっと落ち着きました
これから楽しみな焼肉の夕食です
さて、うまいビールでも飲むか・・

しかし
そこで、実に面白い人に出会い
夕食はすんなりとは終わらなかったのです・・・


皆さん、今日も元気でLets Go!!

おはようございます、とっちゃんです

いゃー、日本女子オープンやってくれましたね
アマチュアの畑岡奈紗選手

日本女子オープン初のアマチュア優勝
そして
17歳での優勝という最年少記録

偉業達成です!!　おめでとう!!




また、今回の大会は、10位の中にアマチュアが3名入るなど
これからの時代の流れを予感させる素晴らしい大会でした

惜しかったのはトップを走っていた堀琴音プロ
11.12番のパット
17番のセカンドの判断など悔やまれる事は多いでしょうが
まだ20歳です、そして着実に成長しています
初優勝も近いのではないでしょうか

ところで私は
畑岡選手を見ていてひとつ気が付いたことがあります

彼女は時折ショットの前にその場でピョンピョンと
何回かジャンプをします

何故だと思いますか?

これは、私達夫婦も緊張した時に
よく行う動作のひとつでもありますが
目的は・・
1.固くなった身体に「さぁ行くぞ」とシグナルを送る
2.上に上がっている重心を下に落とす
3.同時に心を落ち着かせリラックスさせる

こうすると不思議と今までボールの上っ面を叩いていたのが
ジャストミートします

欠点は、そんな余裕などなく
つい忘れがちになること・・ですかね・・


実は今回、観戦に訪れた目的はもうひとつありました

今年の全英リコー女子オープンの際に孫娘に
ボールをくれた宮里美香プロ
そして、数本のティーをくれた柏原明日架プロに
可能であれば
御礼を言うことでした

そんなこと覚えていないかも知れませんが
遠い異国の地で応援をしてくれた日本人の赤ちゃん連れは
おそらく、そうはいないでしょう・・

しかし、残念ながらそのチャンスは訪れませんでした

いずれにしてもアスリートとしての彼女達の真の強さは
そうした優しさにあるのかも知れません


<私の好きな言葉>
○アスリートである前に人であれ
○技術を磨く以上に気配りを磨け
○声なき声援はあなたに無限の力を与える

ちょっとした事ですが学ぶべき点は大いにありますね

そしてチョット横道へ・・・
<大会ボランティアの裏事情>
これは、ロングホールでフォアキャディをしていた人から
直接聞いた話です
(フォアキャディというのは、選手が打ったボールを確認し
その場所に旗を立てて選手に知らせる役目を持った人を言います)

3打目地点にいた彼が暇そうにしていたので
話しかけてみることにしました

彼からの情報によると
1.この大会のボランティアは約200名ほどとのこと
2.フォアキャディだけでざっと40人ほど必要
3.担当は、希望した順に決められて埋まると終わり
4.その希望が多いのは最終日であること
でした、

なるほどそういうものか・・
人気のある日や担当から順番に決まっていくんだ・・・・

ついでに、そのロングホールで2オンしたのはそれまでで
渡邉彩香ただ一人であること

実際に彼女のショットを何度も見ましたが
空中の途中からボールが消えます・・
早すぎて、途中から見失うのです。
恐るべし、渡邉彩香!!

今回は劇的な幕切れでニューヒロインを生んだ大会でしたが
同時に久しぶりに見ごたえのある試合でもありました

いつもは、「どこでもいいや」と言う私が
是非この烏山城カントリーでプレーをしてみたいと
強く思うようになりました
それだけ、魅力と戦略性に富んだコースだと
思います。

最後に
<来年以降の日本女子オープン開催予定は>
2017年　我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)
2018年　千葉カントリークラブ・野田コース(千葉県)
2019年　COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース(三重県)
2020年　ザ・クラシックゴルフ倶楽部キング・クィーンコース(福岡県)
となっています




一度、是非足を運んで見てください

その迫力に圧倒されること請け合いです・・・

そして、あなたもゴルフの虜になってしまうかも知れませんよ・・

ちなみに、サインを頂いた「ささきしょうこプロ」は28位でした!!

次回はもっと頑張れ!!