2017年08月27日
今夜はYES
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『安全地帯V 好きさ』七曲目、「今夜はYES」です。アナログ盤ですとこれがB面一曲目になります。
冒頭の、ホーンセクションによる16分の刻みが、もうそれだけで勝ち!ってくらい印象的な曲です。なんでしょうね、ただ刻んだだけなのにこの魅力!そしてギターとのかけあい!これは基本的に矢萩さんが担当されているようです。映像で見る限り、武沢さんはひたすら刻んでいるように見えるからです。例によって手元はほとんど映してくれていませんので、手元以外のアクションで類推するしかないんですが……。
ライブ盤ですとギターが聴き取りづらいですのでスタジオ盤でよーく聴いてみると、右チャンネルからアオリというか、目立つギターの音が、玉置さんのボーカル、ホーンセクションとのかけあいをしています。そこで左チャンネルに耳を澄ますと、「シャリーン」とした音で、「ンシャシャシャッ!ンシャシャー!ンシャシャシャッ!ンシャシャー!(テキトーですみません)」というギターがほとんどひっきりなしに奏でられているのがわかります。おそらく、これが武沢さんだろう、とわたくし考えております。
うーん、武沢さんが上手(かみて)の立ち位置なんだから、右から聞こえてきてほしいんだけどなー、でもミックスの段階で矢萩さんのカケアイは右から聞こえてきたほうがいいと判断したのかもなー、ミックスってのも気を遣って大変だねー、とかのんきに思っているのですが、単にわたくしのDACが左右反対になっている不良品だという可能性もなくはないので(笑)、念のために部屋のオーディオでも鳴らしてみましたが、左右はPCと同じでした。ああよかった。部屋のオーディオもPCのDACも両方不良品だという可能性もまだ残されてはいますが、まあ、普通に考えてそれはないでしょう。あとは、わたくしがしたり顔で言っていた「この音が矢萩さんで、こっちが武沢さん」が実は逆なんだということのほうが、よっぽどありそうなことです。
完全に話がズレますが、おかげさまでというか何というか、ひさしぶりに部屋のオーディオを使いました。けっこう前の、ONKYOのCDシステムなんですが、これは便利だー!と思っていたのが何なんだろうと思うくらい、PCやらスマートフォンやらの音楽環境がよくなりましたね。こりゃーオーディオ業界も大変でしょう。まあ、もとはといえばPCメーカーやスマートフォンメーカーだってレコード会社だって、電器メーカーの系列会社だったりするわけですから、PCとスマートフォンのためにオーディオとレコードを犠牲にしただけなのかもしれませんね。その結果、Apple(とんび)にシェア(油揚げ)をドカンとさらわれたような気がしなくもありません。
閑話休題。さて、六土さんのベースが小気味よく「ボ・ンボ ボ・ンボ」を基調に、たまにオカズ的なヒネリフレーズを入れます。それだけなんですが、すごく存在感がありますよね。これは、おそらく音作りに秘密があります。おそらく、おそらくなんですが、アンプのトレブル(高音)を少し強めにしているのではないでしょうか。そうでなければ、いつもより速めにピッキングした(指弾きなので、何というべきかわからないですが、弦へのアタックスピードを速めた)のでしょう。音のハリが強めなんです。六土さんは、自分が目立とうなんて気はおそらくサラサラなく、この音がこの編成には最適だと判断されて、この、ボキボキ目の音を使われたのでしょうね。いや、これはバッチリすぎる音です。なぜそう言えるのかといいますと、わたくしがベーシストだった時には、どんな曲だろうとつねにこういう音でプレイしていたからです、目立つために(笑)。もちろん六土さんみたいに音作りがうまくはないので、いま聴くとペランペランのとんでもない音ですけども。
田中さんは、ひたすら八分です。何か変わったことやってるかな?と思ったんですが、わたしの耳でわかる範囲では(だからちっとも信頼感はないんですが)してませんでした。うーん、こういう目立つ音の多い曲では、そのほうがいいとお考えになったのかもしれません。わずかに、スネアの音を「ふつう→タイト気味→ふつう→タイト気味」と、ちょっと変えながら叩いているかな?と思わないんでもないんですが、「もしかしてそうかも」と思いながら聴いているとなんとなくそう聴こえてこなくもない、レベルの話ですから、あまりアテになりません。
おそらく、この、始終鳴っている「カカココカカココ」という、カウベルみたいな音があるために、ドラムはシンプルなほうがその音が引き立つとお考えになったのでしょう。で、そのカウベルみたいな音ですが、ライブでも聴こえるので誰が叩いているんだろう?と思って探してみました。うーん、田中さんの背中が映るときに、わたくしの田中さんチェックをかならず邪魔する人物(もちろんこれは立ち位置とカメラの問題であって、邪魔なんかしておりません)がいますね……そう、川島さんです。「夢になれ」のライブ映像でソロを見せてくれる、あのパッド、おそらくはデジタルパーカッションでしょう、で、このカウベルのような音を出しているものと思われます。川島さんの背中の揺れだけを根拠にそう判断しました。だってステージにカウベル叩いている人だれもいませんし……(人のことを邪魔呼ばわりしておきながら弱気)。
間奏が、また圧巻です。最後の、ホーンセクション、ギター、ベース、ドラムみんなのキメ連続に続けてホーンが上昇音階をたどるところなんて、胸の内部をわしづかみにされて喉から何かを引っ張り出されるんじゃないかと思うくらい、ゾクゾクッとします。書いていて気が付きました。わたくしこういうノリが大好物のようです。
さて、これらの強烈な音にちっとも負けていないのが玉置さんの歌です。「わたさない…!」なんて、ささやくようなのに力強いボーカルは、絶品の一言です。
六土さんの、ピッキングの速さでハリのある音を出す、という話を書いていて気が付いたのですが、もしかしてボーカルにも、そういう秘訣があるのかもしれません。「ドアのあかない」とか「抱き合いながら」とか、いま口ずさんでみたんですが、うまく口ずさめないんですよ。いや、わたくしがヘタなのはよくわかっているんですが、玉置さんのボーカルをよーく聴いていると、「あかない」の「あ」と「か」がほとんど同時に発音されているように聴こえるんです。おそらく「あ」をごく一瞬だけ、しかし明瞭に発声してから、あとはほどんど「か」を発声する……書いていて訳が分からなくなってきましたが(笑)、言ってみれば、抜群のリズム感と発声術を支えとして、このハリのあるボーカルを実現しているのでは?と、ふと思ったのです。ライブ映像では「抱き合いながら」のところで、「だきあ・いな・が・ら」と、玉置さんが意識して切りながら歌っている横顔が映るのですが、「いな」ってなんだよ、「いな」って!これだから天才ってやつは……と、常人を超えた言葉と声の操り方に、ほれぼれしてしまいます。もしかして、このリズム感覚こそが、玉置さんの「ささやくような声なのにハッキリ聴こえるもの凄いボーカル」の秘密なのかもしれません。
ところで「タイトな腰」で、玉置さんが腰をさするシーンがありまして、黄色い声が「キャー!」と上がるのですが、わたくしが同じ仕草をしても「大丈夫?どこかぶつけたんじゃない?」と言われて終わりになるに決まっているのです。なんだよ不公平だぞ同じ趣味なのに!それくらい、このときの玉置さんはキマッてます。ジゴロというかダンディというか、とにかく若さとセクシーさでサービスしまくりです。はっはっは、こりゃー現代の若手じゃちょっと勝ち目がないですねえ。現代ではそういう人しかメジャーデビューできてないんですから当然といや当然ですけど、このときの玉置さんは笑うしかないくらいの凄まじい魅力を放っています。
ところで、「レプリカント」って何でしょうね。『ブレードランナー』のアレでしょうか。未来都市……って、もう2017年なんだから、ぜんぜん未来じゃないんですけど、感情をもちはじめた奴隷アンドロイドのことだとしたら、松井さん、ちょっと皮肉が効きすぎです。2017年現在、奴隷アンドロイドがまだ開発されてないせいかどうか、私たち、わりと疲弊してます。そして、労働が終わった後、まだ地下鉄が走っているような時間ならばですが、地下鉄駅の出口から溢れるように、街に繰り出すこともあります……年に二回くらい(笑)。規制緩和で街はタクシーだらけ、ドアなんてこっちが手を挙げる前に開けてくれます。邪魔されずに踊りに行くようなダンスホールは、もうどこも閉鎖されていて……ああ、「クラブ」とやらがあるらしいですが、わたくし世代が知っているような地下のダンスホールへと続く階段はどこもシャッターが下りて、その手前にコンビニ弁当の残骸が残されているだけです。ああ、社会の変化と世代交代が、急に我が身に迫ってきたような気がして、ちょっと寝込みたくなってきました(笑)。
もっとも、わたくしアルミニウムの素敵な脚なんてもってませんから、これはきっと、80年代の夜の街にあふれたお嬢さんたちのことを言っているのでしょう。それが「レプリカント」……うん、やっぱり皮肉がかなり効いています。
夜遊び、と一言でいってしまえばそうなんですが、夜の街は、ある意味で人が成長する場でもあったのです。見栄に突き動かされて着飾ったり踊ったり、気のあるふりをしてみたり、ないふりをしてみたり、門限その他のルールを破ってみたりと、まさにひどいハシャギっぷりなんですが(笑)、そんな騒ぎの中で「知らない自分を知」る一瞬、というものが確かにあったような気が、しなくもないわけです。
これはスポーツでも芸術でも仕事でもなんでもそうなんじゃないかと思うんですが、何かに打ち込んでいるとき、人は自分のなかに眠っていた、あるいは気が付かないうちに蓄えられていた、ある種の才能を発掘することってないでしょうか。「あれっ、いつの間にかこんなことができるようになっている!」「私って〇〇向きだったんだ……」と。そうであれば、夜遊びだって事情は同じなのかもしれません。昼間はアンドロイドみたいにすまし顔の一人の女の子が、夜遊びに夢中になって、自分の中にある一面を開発されてゆく……どんな一面なのかは、もちろん人それぞれでしょうけども(笑)、そんなワンシーンを描いた歌詞であるように思われます。
そんな女の子に「YESだね」と叫ぶ玉置さん、何がどう「YES」なのかはさっぱりわかりませんが(笑)、ともかくご機嫌だということはよくわかります。まあ、玉置さんのことですから、ビルの谷間に設置されたバスケットゴールで3 on 3をして、ダンクシュートが決まって「YEEEES!」とか、そんなことは絶対ないでしょう。
「おおー、今夜もずいぶん遊んだねえ。楽しかったかい」
「ここからは、僕との時間だよ」
「YESだよね?」
とまあ、こんな感じで!
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「好きさ」「どーだい」+「パレードがやってくる」(合せ技一本とすると、単体だと技あり?)「まちかど」「夕暮れ」「乱反射」……どれもいい曲です。もう無形文化財とかにすればいいのに。博物館や美術館の解説文ありますよね。ああいうのを安全地帯の曲一つひとつに書いていったら面白いなと最初は思っていたのですが、このころはもうそんな初志などどこへやら、ひたすら暴走しまくってます。
「ダンサー」のソロ?いやいやいや、あんなの弾けるわけないっす!ただ、当時はもう聴いただけで弾くのムリ!と判断して、弾こうなどと全く思わなかったわけですが、今聴くと……頑張ればいけるか?半年くらいかけて……?とちょっと思います。
三ヶ月もファーストアルバムお聴きになったのですね。聴き応えかなりありますもん。
今、こちらの街路樹はハナミズキが見頃となっています。
それでは、「安全地帯X 好きさ」から選ばせて頂きます。
1.『今夜はYES』
Yesだね!の軽快なノリノリ感がたまりません。
玉置さんが「Yesだね!」と言えば、当時の女性達は皆んな「Yes」だったんですよ!(笑)
2.『好きさ』
玉置さんの豪速球なんですが、「好きさ・・・」の部 分が、ささやきボイス系のため、興ざめになどなりませぬ。
安全地帯の十八番ソロや、黄金パターン大好きです!
3.『どーだい』+『パレードがやってくる』
普段はシリアス系安全地帯がお好みのわたくしですが、トバさんの熱意のこもった解説と、2曲の合わせ技一本勝ち!
4.『まちかど』
トバさんの様に「甘く切ない?」まちかどは、わたくしには無いのですが、何故か涙が出でしまいますね。
(武沢俊也イズム?にやられています。)
・実は昔『乱反射』も好きだったのですが、こんなにヤバイ曲だったとは。。。(苦笑)
トバさん解説もヤバイです!
・『夕暮れ』も素敵。。。
余談ですが、3ヶ月近く『リメンバー・トゥ・リメンバー』を車で聞いていたのですが(どれだけ聞いているんだ!と自分で突っ込みを入れたくなりますが)、4月から衣替えで(笑)ようやく『安全地帯U』に変わりました。
今更ですが、『ダンサー』の武沢さん?の間奏のギター、凄いですね!
トバさんもこんな感じ????でお弾きになるのですね?
素敵です!(?が多すぎ(笑))
それでは、失礼いたします。
残さず、しゃぶるように何かのアーティストを聴き込んだ経験のある人にしかわからない境地というのもあるわけでして、わたくしのみるところ、そういう経験のある人は三割に満たないかと思います。すみれのはーなーしか知らないわたくしが宝塚を語るのが噴飯ものであるのと同様に、エリスやワインレッドしか知らない人が安全地帯を語るのもやや興醒めです。でも世の中、そういう消費層がないと確実に寂しくなりますから、賑やかしも大事なのでしょう。
エリス、ブルーに泣いてる、あたりはOKみたいなんですが、
他のぐいぐい行く系(?じれったい、とか)は確実にひかれました。
宝塚(?)みたいだ、って言われた記憶があります。
(意味不明)
エリスとじれったい、プルシャンブルーあたりは、かろうじて90点かな…
しょせん、女が歌う安全地帯なんてナンにもならんので。
後はひどすぎるので、内緒。笑
他に人がいる場合は、明菜か、ユーミンか、中島みゆき、特撮で猫かぶりしますね…
たまに、蝋人形の館と、労働者Mなんかやって、ひかれますけど。
歌うってストレス発散になっていいですよね。
まだなんとか歌えますね…。
ただし、玉置さんが歌うみたいに力いれたり
伸ばしたりしないで
軽く弾むか、流す感じでやれば、かろうじて
音ははずさないですむかなあ…。
あとはビブラートで誤魔化しまくる。笑
動作がロボティックな感じで。
いやー、本当にイメージぴったり?
これも歌えないリスト行き。笑
今夜はYESなのであって、今夜もYESでないところがまた、非日常に飛び込まんとする心情にササッと触れているところがまた、松井・玉置コンビの恐ろしいところですね。
どのライブなのかがわからなかったのですが、
https://youtu.be/2hgIraiGW3Q
これですよね?
確かに、玉置さんが、こうスッと腰をなでるあたりで、
キャ〜っ(/▽\)♪て入りますね。
いや、本当に見ていてつい引き込まれました。
玉置さんの、細さに。
この歌詞のレプリカントは、たぶんブレードランナーの
アレだと思います。
中森明菜さんの曲にも、あくせく働く画一的な社会人の
ことを、"哀れなレプリカント"と歌う歌があったような。
まあ、当時の世相で社畜は Yes yesを言いつづけて働き続けるのが常ですから、
そこに別の意味でYesを引き出そうと連呼するなんて
皮肉が実に聞いてるなあ、って思いました。
そこから一歩踏み出しておいでよ、僕と踊ろうよ、出掛けようよ、遊ぼうよ、お嬢さん、
そんな集団を振り切って、さあさあ。
と、テンション高く手を差しのべる…
yesだろ?yesだろ?なあ、Yes以外ないよね、ほら
Yesと言って!
と、言われたらねぇ。
断れませんね、お嬢さん。
ただし、あのライブ映像のイメージからは、
Yesと言った次の瞬間に、どっか連れ込まれそうで
コワイ。 笑
いやー、テンション高くて楽しい。
ちなみに、バスケットゴールにシュートぉ〜、リポビタンD!も、ちょっと想像してウケた……。
女性が求める男性像とも連動してるんですよね。それは逆もまた然りでして、現代の女の子も、80年代に比べて意識的に幼さを纏っているようにも見えます。ブームの大元が何なのかはわかりませんが……。もっとこう、酸いも甘いも知り尽くしたって感じの、これぞ男、これぞ女って感じの人がブームになったら面白いんですけどですねえ。勝新とか(笑)。
仰るとおり、今の40代ぐらいで同等な感じですかね。そういう事を言いたかったのです!
この週末あたりに試聴に行ってこようと思います♪
やっぱり『ブレードランナー』しか考えられないですよね……ほかでレプリカントってないですもんね。松井さん、また、わかりにくいネタを(笑)。だいぶハマっていたとみえます。
嵐ですか。彼らは10代のキラキラ感を保ち続けるのが仕事ですから、玉置さんとは立ってる土俵が違うように思います。それにしても、当時の玉置さんレベルの魅力をもつ人は、現代だと40代で探さないとならないでしょうね。ちょっと今の人は子どもっぽすぎます。そういう流行なのだからなんですけども。
私もライブ盤だとギターの音もカウベル(?)の音も上手く聴き取ることが出来ませんが、スタジオ盤だとよく分かります。
カウベルみたいな音、カワイイ♪ 本当に楽しい曲ですよね〜。
六土さんのベースの音がいつもより聴き取り易く感じたのは、そういう事だったのですね。
「レプリカント」は、「ブレードランナー」のアレしか考えられませんね。
「Yのテンション」のPVの映像で、スタッフさんの中にブレードランナーファンの匂い(笑)を感じ取ったのですが、まさか松井さん?!
このライブの時、玉置さんは27歳ぐらいですよね。今の「嵐」のメンバーとかよりずっと年下です。
27歳でこの大人っぽさとダンディさはあり得ません! 今の芸能界の20代に比べて、なんとセクシーなことか。
この曲の「わたさない…」もそうですが、『恋の予感』のため息混じりの「なぜ…なぜ…」も、『あなたに』の「熱い…」も、こんな歌い方出来るのは玉置さんぐらいですよね。歌の域を超えた表現力? あ、役者の才能も大いにありますもんね。(あるいはテクニック?)
「YESだね」の部分を「いいだろう?」とかに替えてみると……んー、いやらしい(笑)。
YESだね!で大正解。