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『All I Do』十二曲目、すなわちラストチューン、「このゆびとまれ」です。
「ゆびきり」以来の童謡チックソングです。子どもの「ラーンラーンららーん」も入っています。ビデオの映像を観る限り、現地のお子さんたちのようですね。クレジットにもChildren's Chorusとして、ルイス、ジェニファー、ジュリー、ロビン、リャン、レミーと六人の名前が入っています。音程がパーフェクトでないのが実に可愛らしいです。玉置さんも、音程があってないほうがいいとおっしゃったことがあるそうですが、面目ないことにソースはもうわかりません。
シングル「I'm Dandy」のクレジットが「松井“お月様”五郎、玉置“流れ星”浩二」となっているのは後付けかもわかりませんが、歌詞中の「小さな流れ星」は玉置さん、「まーるいお月様」は松井さんですね。ソロ活動に「このゆびとまれ」といった玉置さんに、「ともだちになりたい」と手をつかんだのが松井さんなのでしょう。いままで友達じゃなかったんかい!とツッコみたくなりますが、きっと、ともだちではなかったのです……。
安全地帯を離れ、ひとり外国で歌う玉置さんは孤独です。もちろん星さん金子さんはいますしスタッフもいっぱいでしょう。でも、これまで常にスタジオにいた安全地帯のメンバーはいないのです。十代のとき、北海道のころからいつも一緒だった「ともだち」は一人もいません。「ともだち」がいつも一緒にいるときには、ほんの数年前に仲間に加わり、ある意味一番近くで玉置さんの成長と大成功を見続けてきた松井さんさえも、一種疎外感を感じる事さえあったでしょう。そんな松井さんが「ともだちになりたい」と一人の玉置さんにメッセージを送ったのではないか……と、非常に勝手極まりない妄想をしてみたくなるのです。松井さんのようなロマンチストでひたすらやさしい人なら、ありそうだと思えてならないのです。
空をとべたらあるおもちゃの町とは、コペンハーゲンかな、レゴの町、とか野暮な想像もしてしまうんですが、なんら説得力もなければその先を妄想する楽しささえありませんので却下!(笑)。ロンドンですから、ウェンディ―たちを誘って飛び出したピーターパンのようなイメージ……うん、これなら似つかわしいな。でも、ネバーランドはおもちゃの町でないし、フック船長が待っているからダメだ、難しいなあ。
……とかなんとか、いろいろファンシーな想像をしては勝手に没にしてしまうのですが、ほんとうにおもちゃの町ありそうじゃないですか。この曲のファンタジー感はかなり高く、わたしはこうやって何十年もいろいろ妄想しては没にして楽しんでいるのです。おじさんになってもやってるんですから、ブキミにもほどがあります(笑)。
風になれる秘密は、聞こえません。la la la la ですから。いや、la la la la が答えだったのかな?もう一度言ってくれないかな?
いつまでもなかよくGoodnightといったって、そんないつまでも一緒に寝ていられないよ、みんな大人になっていくんだからさ……
と、切なさ大爆発な心境になれます。男女のラブソングでない歌で、こんなに切なくさせられるのは、ほんとうに「ゆびきり」以来でしょう。もうやめたのかと思ってたら、なんだまだまだできるんじゃん!出し惜しみかよ!もっと聴かせてくれよ!と思うんですけど、こういうのはたまにあるからいいんですよね。この路線は「夢のポケット」「ともだち」と経て、あの『カリント工場』へと至るのです。
さて、ここ二・三か月ちょっと頑張って、『All I Do』の記事を書いてまいりました!ここで休むとまた一年とか何も書かなくなるので、ぜひこの勢いのまま『月に濡れたふたり』に行きたいと思います。どうぞひきつづきご愛顧いただけますよう!
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玉置浩二ショー、どうも一回だけ見逃しているようで、いま再放送の録画を狙っております。不定期でしたから、何かのタイミングで情報をキャッチしそこねたのでした。
新型コロナ明けにはきっとたくさんライブやってくれると思いますよ。田中さんも戻って来てくれるかもわかりませんし、いまは今で意味がある期間だと思って、楽しみにしていましょう!
今全部またじっくり読ませて頂いているところです…!
月に濡れたふたりのも、楽しみにしてます꒰✩˙˟˙✩꒱
今月は玉置浩二ショーの再放送があってますね!
いつまで歌ってくれるのか…早くコロナ終わってライブ行ってみたいです…