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2016年12月01日

スパルタ・プラハの監督問題(十一月廿八日)



 先週の金曜日、スパルタ・プラハは、ホームでのサウザンプトンとの試合に、きっちり勝って、ヨーロッパリーグのグループラウンドを首位で勝ち抜けることを決定した。イングランドでの初戦では手も足も出ない感じで負けたらしいので、この時点で今年のスパルタは、春まで生き残ることはないと確信したのだが、その後、怒涛の四連勝で、最終戦を残して勝ち抜けどころか一位通過を決めてしまった。
 すべては、スラビアとのプラハダービーに完敗した後、シュチャストニーの代わりに、U19のチームを率いていたホロウベクが監督に就任したところから始まる。急遽就任したインテルとの試合に完勝すると、けが人の山、病人の山にもめげずに、ヨーロッパリーグでは勝ち続けてきたのだ。

 国内リーグでは、プルゼニュに負けたり、ブルノに終了直前に同点に追いつかれたりと、多少の取りこぼしはあるものの、シーズンのちょうど半分、15節まで終わった時点で、首位のプルゼニュとは勝ち点7差の四位につけている。二位のスラビアは久しぶりの上位争いだし、三位のズリーンにいたってはこの時期にこんな順位にいたことはないはずなので、今後順位を落とすことが想定される。そうなると、二位以上は確実かな。
 正直、この監督交代がここまでうまく行くことは、まったく予想していなかった。当初は、新しい監督が見つかるまでの暫定ということだったから、スパルタで予想していなかったのだろう。スロバキアのジリナの監督グラや、リベレツの監督トルピショフスキーを獲得しようと、交渉していたぐらいなのだから。

 その後、ホロウベクが結果を残したことから、スパルタでは暫定の文字を外そうと考えたようだ。しかし、問題が一つ、ホロウベクが下の世代のチームの監督をしていたことからも推測できるように、Aチームで監督を務めるためのライセンスを取得していないのだ。サッカー協会からは、例外として、14節までは、ライセンスを持たないホロウベクが監督を務めることが認められたらしい。
 それで、15節ではホロウベクは監督としてベンチには座れないので、名目上コーチに降格して、コーチでライセンスを持っているスボボダが、名目上の監督になっていた。もちろん、ベンチの中心で指示を出していたのはホロウベクだった。
 次の16節もこの体制で行くのは確実だが、その後の長い中断期間を経て再開される春のシーズンをどうするかで、スパルタは悩んでいるようだ。一番いいのは、ホロウベクが中断期間を利用してライセンスを取得することなのだろうけど、それは無理な話で、来年の五月というから、シーズン終了の時期になるらしい。

 スポーツ紙では、ライセンスを持つ若手監督と組ませて、二人組みでスパルタを指導する案と、現状維持でコーチを名目上の監督とする案、現場には口を出さない人物を名目上の監督にする案などが候補として上げられていた。
 二人組みで監督をやってうまくいっているのは、ハンドボールのチェコ代表のフィリップとクベシュのコンビだけど、これは役割分担がうまく行っているのだと思う。チェコのサッカー界だと、リベレツが初優勝したときのシュコルピルとツサプラールのコンビがあるぐらいであまり聞いたことはない。チームの運営にかかわる人物が総監督みたいな立場で監督となり、コーチが現場監督として実質的な監督をやっていたのが、数年前のスパルタの元代表監督のホバネツとマルティン・ハシェクのコンビだったけど、そんなにうまくいかなかったんじゃなかったかな。ちなみにマルティン・ハシェクは、日本でも知られているアイスホッケーのゴールキーパー、ドミニク・ハシェクの弟である。
 ホロウベクとコンビを組む、あるいは監督として名前を貸す候補としては、リベレツのトルピショフスキーのほかにも、上記のマルティン・ハシェクとホバネツ、それに現在ジェネラルマネージャーのフジェビークなんかの名前が挙がっているらしい。

 今の好循環を壊すのはもったいないから、行けるところまでスボボダ、ホロウベクで行って、今シーズンがいい結果に終わった場合には、ライセンスを獲得したホロウベクを監督にすえるのが一番よさそうだ。二人組みの監督というのは、誰を選んだとしてもうまくいかないんじゃないかな。
 ただ、チームの状態が悪くなったときに、建て直しのためにベテラン監督を総監督としてホロウベクの上に置くという手はあるかな。でも、ホバネツやフジェビークにはその役は期待できそうにない。それに、現在けが人続出という最悪の状態で結果を出しているのだから、これ以上悪くなりようがないという気もする。ここ何試合も、先発メンバー11人以外の控えは、ほとんどみんなユースチームなんかの下の世代の選手という状態が続いているし。問題はけが人が戻ってきた後になるのかもしれない。
11月29日10時。

 他のチームのヨーロッパリーグでの結果は、ヨーロッパで全く勝てなくなったプルゼニュは、ローマでの試合も完敗して最下位で勝ちぬけの可能性を失った。同じく最下位のリベレツは、ホームでのカラバフとの試合に完勝して、望みはつないだ。初戦を見たときにはこの二チームが勝ち抜けると思ったのだけど、なかなか予想通りにはいかないものである。11月30日追記。


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