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2020年12月30日

冬休み終了のはずなんだけど(十二月廿七日)



 最後に書いた文章で冬休み中も毎日あれこれ書くに違いないなんてことを書いたわけだけど、その予想は完全に外れた。うちのの実家で過ごしたこの冬休み、かなりの時間を寝て過ごし、文章を書くどころか、持ち込んでいた仕事にも、最近サボっていた『小右記』の訓読の整理にも手をつけなかった。リーダーで小説を読むだけの冬休みになってしまった。「読んじゃ寝」のある意味理想的な生活ではあったのだけど、再読のものばかりだったので、時間を無駄にしたという気分も拭えない。

 こんな醜態をさらした最大の原因は、この期間はコーヒーを飲まずに、カフェイン抜きをしようと考えたことにある。初日は、朝飲んでから出かけ、昼食後にも飲んだので、この休み中唯一の建設的な行動であるリーダー四号機の実践投入に成功した。我ながら大げさだけれども、こういいたくなるぐらい二日目以降はひどかったのだ。
 二日目は朝食後にコーヒーを飲まずに、読書を始めたら、いつの間にか沈没。気がついたら昼食の時間になっていた。午後も同様にうつらうつらしている間に外は暗くなっていた。次の日からは午前中はコーヒーを飲まずに寝て過ごし、午後は飲んで起きている時間を確保したのだけど、普段でさえ鋭いとはいえない頭の働きは鈍りまくっていて、せっかく持ち込んだノートPCもリーダの充電にしか使わなかった。

 オロモウツに戻ってくる前日は、このままではまずいと考えて、午前中も飲んで態勢を立て直そうと考えたのだが、あまり効果はなかった。午前中は何とか起きていられたものの、午後はちょっと気分が悪くなって、読書もせずに毛布に包まって横になっていた。外出もせずにほとんど寝て暮らしていたのだから体調不良になる原因なんてないと思うのだけど、運動不足かなあ。
 オロモウツに戻ってきた日は、特に昼寝をすることもなく、気分が悪くなることもなく過ごせたから、冬休み中ということで気が緩んでいたのが、一番の原因かもしれない。とはいえ、猫蹴るのを避けられたというだけの話で、文章を書いたり仕事を進めたりすることができたというわけではないので、完全復活には程遠い。いやそんなことを言っていると、復活するのが来年になりかねないから、明日からは毎日、駄文を書きなぐる生活に戻るぞ。

 問題は、ここで言う明日がいつのことなのか自分でも判然としないことなんだけど、とにかくすべては明日からだ。一年の計は、元旦ならぬ明日にありである。明日が元日ってことにはならないと思う。
2020年12月28日17時30分









タグ:愚痴 日記的
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