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2020年09月09日

サッカーチェコ代表の危機2(九月六日)



 金曜日の夜、チェコ代表がスロバキアに快勝したところまでは、スタッフから陽性者がでて発生した代表の危機もこれで終わったという感じだったのだが、深夜になって衝撃的なニュースが飛び込んできた。プラハの保健所の指示で、今回のチェコ代表の活動を打ち切り解散することになったというのだ。当然月曜日に予定されているオロモウツでのスコットランド戦は中止ということになる。
 保健所の説明では、一回目の検査で一人、二回目の検査でもう一人と、陽性者を出していることから、このまま活動を続けると感染が広がる可能性が高いということだった。現時点ではスタッフだけの感染だが、それが選手の間にまで広がるのを避けたいというのもあったのだろうか。スラビアなどの選手を代表に送り出しているチームからの要請、逆にチームへの配慮もあったのかもしれない。

 今年は、UEFAの特別規定で、武漢風邪が原因で試合が開催できない場合には、原因となった側の不戦敗となることが決められている。没収試合の場合はスコアは0-3扱いになることが多いので、勝ち点だけでなく、得失点差にも大きな影響が出てしまう。だからだろう。この時点では、チェコのサッカー協会では、スコットランドとの試合が没収試合になってチェコの不戦敗になるのを避けるのが今後の最大の課題だと語っていた。日程の問題もあるし、杓子定規に規定を適用するところのあるUEFAだから試合の延期は不可能だろうとは思っていたけど。

 この決定に対して、試合に勝った選手たちは当然反発していて、ヤンクトやクラールなどは、意味不明だとか強く批判していた。イタリアとロシアから代表のためにわざわざ帰国したのに、普通なら試合が許可される状況、二人目の感染者が出た後の再検査では選手、スタッフとも全員陰性だったという状況で、活動が禁止されるのが納得できないというのはよくわかる。しかも不戦敗になる公算が高いのだし。

 それが、土曜日になると話が全く違っていた。スロバキアで試合をした代表チームが活動を停止して解散するというのは変わらないが、その代わりに新たな代表チームを組織してスコットランドと試合をするというのである。誰の発案なのかは知らないが、この時点で、U18代表監督のホロウベクがこの第二代表の監督となることがほぼ決まっているようだった。
 その後、最初の代表に選手を送り出していたからか、ヨーロッパのカップ戦を控えているからか、スラビアとスパルタ、プルゼニュの選手は招集しない方針であることが伝えられた。選ばれそうだという選手の中には、移動の必要のないオロモウツの選手の名前が多く上がっていたのだが、これも感染対策の一つだろうか。中にはオロモウツの人間でも知らない名前もあったから、U18代表でホロウベクの指導を受けている選手かもしれない。プルゼニュからオロモウツにもどってきた超ベテランのフブニークが選ばれたのは、代表経験の多さを買われた物だろう。

 その後、日曜日になって発表された最終決定には、スラビアの選手も何人か含まれていた。協会の会長がスラビアのトブルディークに感謝の言葉を述べていたので、交渉の結果スラビアが譲歩して選手を提供してくれたのかもしれない。スラビアからテツルが選ばれたことで、代表で試合出場の経験がある選手が二人になった。
 他は若手中心で、代表に呼ばれた経験があるのもオロモウツのイェメルカぐらいという非常に若いチームになった。監督代行を務めるホロウベクの話では、ジュニア世代の選手を入れてでも試合をしたいという声もあったという。代表監督のシルハビーと相談をしながらの選手選考は5時間でなされたらしく、その間にスラビアを筆頭に所属チームとの交渉なんかもあっただろうから、関係者も大変だっただろう。

 その甲斐あって、オロモウツに集まった代表第二チームの選手、スタッフの試合前検査の結果は全員陰性で月曜日の試合は無事に開催されそうである。スコットランドチームの状況がわからないのでまだ中止になる可能性がゼロとはいえないのだろうが、チェコ代表対武漢風邪、二試合で二勝と言いたいところだけど、第二代表が必要になったから、一勝一分というのが妥当かな。
2020年9月7日10時。




 試合はチェコ第二代表が予想以上に善戦した。先制点を取れたときにはこのままいくかと思ったのだけど、前半のうちに同点に追いつかれ、後半にPKを取られて1−2で負けてしまった。それでも没収試合で不戦敗の場合の0−3に比べればはるかにましである。同日にU21代表のヨーロッパ選手権予選が開催されたことも、ホロウベクの選手選考を難しくしたようだ。










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