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2020年04月08日

自宅監禁日記(四月五日)



 今日はうちのの発案で、郊外のショッピングセンター、ツェントルム・ハナーに入っているテスコに買い物に行くことになった。普通は土曜日に行くのだけど、今回は日曜日の買い物である。ごみ捨てのように短時間では終わらないので、うちののお手製のマスクをつけた。日本にいたころは、花粉症の時期にはマスクが手放せなかったけど、チェコでは花粉症にはならないので、かれこれ20年ぶりぐらいのマスクである。

 午前8時から10時までは、65歳以上の高齢者しか店に入れてもらえないので、10時過ぎに到着するように時間調整をした。8時前に行くってのは、起きたのが7時半過ぎだった時点で、不可能である。土曜日の午前9時ごろに行くと、建物の近くでは止めるところを探すのが大変で、最初から離れたところに車を停めることになり、帰りの10時ごろには、離れたところも車で一杯になっていることが多いのだが、今日は初めてと言っていいぐらいすいていた。
 店内もいつになく人が少なく、買い物をするのが楽で、いつもこのぐらいの人出ならいいのにと思ってしまった。ただ、店内で義務付けられているビニール製の使い捨ての手袋をはめて品物を取っていたうちのは、汗をかいて仕方がないとぼやいていた。買い物が終わるころには客も増えてレジで並ばなければならなかった。印象的なのは2メートルの距離をとって並ぶように線が引かれていたことで、大半の人たちはその人間距離を守っていた。

 行き帰りの道路わきを歩く人たちを含めて、この半月で一番たくさんの人を見た。マスクなどで靴と鼻を覆っていない人は一人もおらず、大部分は市販のものではなく手作りのものと思しきマスクを使用していた。現状では市販の工業製品のマスクは、医療関係者などの本当に必要としている人のところに分配されているだけなので、市場に出回っていないのである。生産者によほどのコネがあれば販売している店もあるかもしれないけど。
 大きなショッピングセンターで、開いているのが一番奥にあるスーパーのテスコと、ペットショップ、携帯の店に新聞や雑誌を売るキヨスク的な店だけというのは、何とも不思議な気分である。多くのお店が閉店していたおかげで、買い物が楽だったと思えばいいのだけど、閉店中の店の今後が気になる。政府がこの手の施設の閉鎖中のテナントの賃貸料に関して、一律で支払いを猶予させる政策の導入を計画しているが、賃貸料を取っている側からの反対もあって現時点ではまだ決まっていないようだ。

 現在のチェコは、狭い国土に郊外型のショッピングセンターが雨後のたけのこのように林立した状態で競争も激しいから、景気の悪化で倒産するところも出てきそうである。どこも、一番奥にあるスーパー以外はテナントに変わり映えがしないから、一つ二つ消えたところで消費者としては困らないのだけど、当事者としてはたまったもんじゃなかろう。
 帰宅して午前中は昨日と同様だらだら、午後からもだらだとしてしまっている。今はベッドにサブのPCを持ち込んでこの文章を書きながら、詰まったらリーダーで小説を読むというだらけぶりである。明日は久しぶりに職場に出る予定なのだけど、その前に済ませておかなければならないことがあるから、夕食後には始めないと間に合わないんだよなあ。我がナマケモノ生活は風前の灯である。

 夜のニュースで、バビシュ首相が、フランス大使の要請でフランスの重症化した患者を十人ちょっと、チェコの病院で受け入れることにしたと発表したというニュースが流れた。チェコは重症化する患者の数を比較的低く抑えることに成功しているから、病床にはまだかなり余裕があるようだ。それを見込んでのフランス側からの依頼ということなのだろう。
 バビシュ政権側も、ここでフランスに恩を着せることでEU内での立場を確保しようという目論見があるのだろう。ドイツなら何をしても恩に感じてくれそうにないけど、第一共和国時代の関係もあるからフランスに期待したくなるのはわかる。それに、終焉が近づきつつあるようにも見えるEUという幻想に、コロナウイルス対策で国家間の協力関係が深まったというありきたりの物語で、希望を付け加えるのにチェコ政府が加担するという意味もあるのかな。

 スポーツニュースでは、最悪のニュースが聞こえてきた。今年のハンドボールのエクストラリガは、再開を断念して現時点の順位で終了ということになったというのだ。プレーオフも始まっていないので、優勝チームはなしで、順位だけが有効ということになるようだ。ヨーロッパのカップ戦の出場権なんかはこの順位で決めるけど、優勝チームや準優勝チームに対する賞金は出ないということかな。降格チームもなしにするらしい。
 これ以前に、女子のチェコとスロバキアが合同で開催しているインテルリガも打ち切りを決定して、中断時点の順位を最終順位にすることを決めているから、今シーズンはもうハンドボールは見られないようだ。これでまだリーグの再開をあきらめていないのは、サッカーの1部リーグだけということになる。これも打ち切りの検討を始めたという話もあるしなあ。憂鬱である。
2020年4月6日10時。





https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/









posted by olomoučan at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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