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2024年04月09日

経済学・経済政策 平成25度年第15問 −解答− 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
図書館.jpg
 令和5年の問題を、財務・会計へと進めているのですが、最悪です。時間を十分掛ければ、合格点近くに行きそうなのですが、制限時間60分以内に問題を解こうとすると、最悪な結果になりました。企業経営理論では点数を公開できましたが、財務・会計は、恥ずかしくて、言えません。
 それと、今回、解いた問題は、去年本番で解いた問題なのですが、最初の問題、1分程度で解ける問題でした。去年の本番では、確か、10分ぐらい掛けたような気がするのですが・・・。しかも、間違っていそう・・・。
 まっ、少しは進歩があるようです。
 StudyingAI実力スコアが合格点を超えていたので、合格したつもりでいたのですが、合格は遠い先で待っているようです。とりあえず、体勢を整えて、合格に向けたがんばりたいと思います。
 では、昨日の続きです。問題を再掲するところから始めましょう!

[経済学・経済政策 平成25度年第15問]
平成25度年第15問.png

[考え方]
 実は、この問題、正解を判別する方法があります。それは、問題文に、「需要曲線A上の点Lは、線分OMと線分MBの長さが等しくなるような線分ABの中点である」とあります。これは、どの需要曲線もそうだと思うのですが、曲線の中点の価格弾力性は、1となります。つまり、中点の1よりも小さくなれば、価格弾力性は小さくなり、中点よりも大きくなれば、価格弾力性は大きくなるのです。
 ここは、間違いを探すと言うことなので、「エ,点Lの需要の価格弾力性は1より大きい」という解答は明らかに間違っています。
 まっ、この問題は、モデルを単純化した形で出題されているので、一目で分かりましたが、似たような問題でも、違った形で出題されるかもしれません。それを、考えると、この問題を理解するという意味では、もっと深掘りをして見たいと思います。特に、現在、全く解いたことがない過去問を解きながら(去年の過去問は試験後答えあわせしていません)、しみずみとそう感じています。

[設問ア]
 では、設問アから見て行きましょう!
 「点KにおけるΔx÷Δpは、線分ODの長さを線分ACの長さで除した値と等しい」
 
 この設問は、昨日の需要の価格弾力性の調査結果から理解することができます。それは、価格弾力性は、以下の公式で導かれるということを知っていれば、この設問アが合っていることが分かります。

 ε = (ΔQ/Q) / (ΔP/P)

[設問イ]
 では、設問イです。
 「点Kにおけるp÷xは、線分OCの長さを線分ODの長さで除した値と等しい。」

 これは、単純な一次関数です。K点における座標を(a,b)で表現した場合は、点aは、原点からaの長さ(0D)であり、点bは、原点からbの長さ(0C)です。以上から同じ事を言っていることが分かります。

[設問ウ]
 では、次設問ウです。
 「点Kの需要の価格弾力性は、線分BDの長さを線分ODの長さで除すことで求められます。」

 これは、理解できませんでしたので、Bardに手伝ってもらいました。以下が、Bardからの解答です。

 この説明が正しい理由は、以下の通りです。

❶需要の価格弾力性の定義
 需要の価格弾力性 (ε) は、以下の式で計算されます。

ε = (ΔQ/Q) / (ΔP/P)

ΔQ: 価格変化による需要量の変化
Q: 価格変化前の需要量
ΔP: 価格変化
P: 価格変化前の価格

❷図への当てはめ
 問題文の図に当てはめると、以下のようになります。

ΔQ: 点Kにおける需要量の増加量 (線分BD)
Q: 点Kにおける需要量 (線分OD)
ΔP: 価格変化量 (線分OM)
P: 点Kにおける価格 (線分OC)

❸線分BDと線分ODの長さの比
 線分BDと線分ODの長さの比は、以下の式で表されます。

線分BD / 線分OD = ΔQ / Q

❹需要の価格弾力性との関係
 上記の式と需要の価格弾力性の定義式を比較すると、以下のことがわかります。

 線分BD / 線分OD = ΔQ / Q = ε * (ΔP/P)

❺点Kにおける価格弾力性
 点Kにおける価格弾力性は、以下の式で求められます。

 ε = (線分BD / 線分OD) * (P/ΔP)

❻結論
 以上のことから、点Kの需要の価格弾力性は、線分BDの長さを線分ODの長さで除すことで求められることがわかります。



[設問エ]
 そして、最後に設問エです。
「エ,点Lの需要の価格弾力性は1より大きい」

 これは、前文で説明した通りです。

[あとがき]
 一目で見てわかる問題だったのですが、深掘りしたことにより、需要曲線と需要の価格弾力性について、より深いレベルで理解できそうです。まだ、ちょっと、設問ウについては、しっくりとしない部分があるのですが、それについては、徐々に理解したいと思います。また、何か訂正するようなことがありましたら、ブログから報告させていただきますので、注目していてください。

 では、また!

2024年03月25日

令和4年 第23問 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
ファイナンス.jpg
 今日は、中小企業診断士試験の問題を解いていて難解なモノについて、深掘りをしていきます。
 財務・会計より、令和4年第23問からです。
 では、さっそく、問題を見ていきましょう!

[財務・会計 令和4年 第23問]
 配当政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、他の条件は一定とする。

ア,1株当たり配当金額を一定にする政策では、当期の利益額にかかわらず配当性向は変わらない。
イ,自己資本配当率(配当額÷期首自己資本)を一定にする政策では、当期の利益額にかかわらず1株当たり配当金額は変わらない。
ウ,当期の利益額のうち投資に必要な支出分を留保し、残余を配当する政策では、当期の利益額にかかわらず配当性向は変わらない。
エ,配当性向を一定にする政策では、当期の利益額にかかわらず自己資本配当率(配当額÷期首自己資本)は変わらない

[配当性向]
 まずは、いつも通り、きちんと理解していないと思われる用語について深掘りをしていきたいと思います。
 まずは、設問アから配当性向について調べてみましょう!今日は、Bardに聞いてみました。

 配当性向とは、企業が当期純利益のうち、株主への配当金として支払う割合をパーセンテージで表した指標です。具体的には、以下の式で計算されます。

 配当性向 = 配当金支払総額 ÷ 当期純利益 × 100


・配当性向は、企業の株主還元姿勢を測る指標として用いられます。
・配当性向が高いほど、企業は当期純利益を配当金として株主に還元することに積極的であると言えます。一方、配当性向が低いほど、企業は当期純利益を内部留保に回し、将来の事業投資や成長に向けた資金として活用することに積極的であると言えます。
・配当性向の適正な水準は、企業の業種、成長ステージ、財務状況などによって異なります。一般的には、30〜50%程度が好ましいとされています。
・配当性向の高い企業は、高配当銘柄として投資家から人気があります。一方、配当性向の低い企業は、将来的に成長が見込める成長株として投資家から注目されます。
・配当性向は、投資判断を行う際の参考指標の一つとして活用できます。

配当性向について、以下の点に注意する必要があります。
・配当性向は、過去の実績に基づいて算出される指標であり、将来の配当金を保証するものではありません。
・配当性向のみで投資判断を行うのではなく、企業の財務状況や将来展望などもしっかりと確認する必要があります。
・業種によって配当性向の平均値が異なるため、同業他社と比較することで、より客観的な評価を行うことができます。

 配当性向は、投資家にとって重要な指標の一つです。配当性向を理解することで、企業の株主還元姿勢や財務状況をより深く分析することができます。


自分の記憶と、大きくは違いませんでした。
 では、設問イから、自己資本配当率について調べて見ましょう!

[自己資本配当率]
 引き続きBardに聞いてみます!

 自己資本配当率とは、当期純利益のうち、株主への配当金として支払う割合を株主資本で割った指標です。具体的には、以下の式で計算されます。

 自己資本配当率 = 配当金支払総額 ÷ 株主資本 × 100

・自己資本配当率は、株主資本に対する配当金の支払い率を示す指標であり、企業の株主還元姿勢と資本効率を同時に評価することができます。
・自己資本配当率が高いほど、企業は株主資本に対して多くの配当金を支払っていることになります。これは、株主への還元に積極的な企業であることを示しています。
・一方、自己資本配当率が低いほど、企業は株主資本に対して少ない配当金しか支払っていないことになります。これは、内部留保を重視し、将来の事業投資や成長に向けた資金として活用することに積極的な企業であることを示しています。
・自己資本配当率の適正な水準は、企業の業種、成長ステージ、財務状況などによって異なります。一般的には、20〜30%程度が好ましいとされています。
・自己資本配当率は、高配当銘柄の選定や、企業の財務健全性の分析などに役立ちます。

自己資本配当率について、以下の点に注意する必要があります。
・自己資本配当率は、過去の実績に基づいて算出される指標であり、将来の配当金を保証するものではありません。
・自己資本配当率のみで投資判断を行うのではなく、企業の財務状況や将来展望などもしっかりと確認する必要があります。
・業種によって自己資本配当率の平均値が異なるため、同業他社と比較することで、より客観的な評価を行うことができます。
・自己資本配当率は、投資家にとって重要な指標の一つです。自己資本配当率を理解することで、企業の株主還元姿勢と資本効率をより深く分析することができます。


自己資本配当率は、英語でDOE(Dividend on Equity) と言われ、分母の株主資本は、株主が出資した出資金に加え、利益余剰金の蓄積であり、経年変動が比較的小さいものとされています。そのため、DOEは、純利益と比べると変動は小さく、より安定的に株主に利益還元することが可能だとされています。
 Copilotによると、

 高いDOEを掲げる企業は、長期的に株主に対する還元を増やそうという姿勢を示しており、安定的な配当を見込める企業として、特に海外の機関投資家から注目されています。


中小企業診断士の勉強をして、初めて知った指標ですが、近年Copilotが指摘した理由により注目され、カブドットコム証券、資生堂などは、経営指標として利用し注目されています
 これにつきましては、勉強になりました。

[あとがき] 
 今回は、不明の単語も少なく、下調べは以上です。
 明日、今まで調べた情報から、答えを導き出したいと思います。

 では、また!

2024年03月13日

令和元年第19問 −解答− 〜財務会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会議.jpg
 本日は、財務・会計令和元年19問に関する解答を求めます。
 まず最初に、財務・会計令和元年19問を再掲します。

[財務・会計 令和元年 第19問]
財務会計令和元年第19問.png


[ROEの式について考える]
 まず、問題のROEの式について考えてみましょう。
 ROEの式は、普通は以下の式で求めることができます。

 ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本


 しかし、与えられた式は、以下の通りです。

 ROE = @(1株当たりの利益 ÷ 株価) × A(株価 ÷ 1株あたりの自己資本簿価)
@Aという数字は便宜的につけています。


これは、財務・会計でときどき見かける問題形式で、本来の式を変形し、全く別の指数を求める方法になります。
 ただ、A(株価 ÷ 1株あたりの自己資本簿価)は、PBRということができそうですが、@(1株当たりの利益 ÷ 株価)は何を指しているのか分かりません。まず、なぜこのよな式へ変形をする必要があるのか疑問に思います。
 AIを駆使し色々調べたのですが、@(1株当たりの利益 ÷ 株価)に相当する指数は存在しないようです。これ以上調べても分からないので、設問の中身を見ていきたいと思います。

[設問ア]
 設問のアは、よくわからないと話している@と、WACCとの関係について聞いています。
 @の式は、よ〜く見てみると、1株あたりの利益がある時点の株価との比率を求めています。
 しかし、WACCは資本コスト割引率を表すものなので、比較対象として何か関係があるかと聞かれると、全く関係がないと言っていいと思います。従って間違えです。

[設問イ]
 先ほど話した通り、AはPBRを指しています。そして、PBRを求めるときに使用している、1株当たりの自己資本簿価は、期末に作成される決算書の自己資本を発行済み株数で除したものになります。
 そして、ROEは、純資産自己資本で除したものでありますが、その分母に、1株当たりの自己資本簿価を使用しても問題ありません(但し分子も分母の単位に合わせなければなりません)。
 以上から、分母が同じPBRとROEは、分子によってその結果を異にし、その異なった結果は、全く別モノです。
 ちなみに、ROEとPBRを求めることにより、何が分かるのかBardに聞いてみました。

[ROEを求めることにより分かること]
・経営効率
 ROEが高いほど、企業は少ない資本で多くの利益を生み出していることになります。つまり、経営効率が高いと言えます。
・株主への利益還元
 ROEが高い企業は、株主への配当金や内部留保を多く出すことができます。
・将来の成長性
 ROEが高い企業は、将来の成長性が高いと考えられます。

[PBRを求めることにより分かること]
・株価の割高・割安
 PBRが1倍より大きい場合、株価は純資産よりも高く評価されていることになります。逆に、PBRが1倍より小さい場合、株価は純資産よりも安く評価されていることになります。
・企業の財務健全性
 PBRが低い企業は、負債が少ない財務健全な企業であると言えます。
・将来の成長性
 PBRが低い企業は、将来の成長性が高いと考えられます


以上から、Aが小さくなっても、ROEが低くなるとは限らないと言えます。従って、解答は、イです。

[設問ウ]
 イで解説しましたが、Aは、PBRであり、PERではありません。従って間違えです。

[設問エ]
 この式が成り立つ可能性が残されています。ただ、解答イと比較すると断言できるレベルではないということで、これはこの設問においては間違えといっていいようです。

[あとがき]
 問題を解いて分かったのは、結局意味不明の式に振り回されたと言うことでした。

 解答を導く方法は、設問の中身を吟味し、その吟味した結果から、解答として一番可能性が高い選択肢を選択すると言うことになりそうです。

 中小企業診断士の試験で、今回のように、ときどき意味不明な問題が出題されることがあります。そして、何となく合っているんだけれど、その中でどれを選べばいいんだろうという問題もあります。実は、この問題はいい方で、経済学・経済政策ではもっとすごい問題が出題されることがあります。

 そんな問題への対策は、試験前に多くの問題を解くのと同時に、試験前日はよく寝ると言うことになりそうです。

 では、また!

2024年03月12日

令和元年第19問 −PER・自己資本− 〜財務会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
文書.jpg
 昨日は、問題の内容が理解できない財務・会計より令和元年第19問の用語の意味を調べ、問題を解く糸口を探そうとしました。
 ROEと、WACCについて調べ終えましたが、今日はその続きです。

[PER]
 この単語、株式市場の情報を見ていると、頻出する単語です。
 なんとなく、分かっているつもりなのですが、もしかしたら、その詳細を理解していない可能性があります。
 それでは、BardPERについて、改めて調べてもらいましょう!

 PERとは、株価収益率の略で、株価が1株当たりの利益の何倍であるかを示す指標です。

■PERの計算方法
 PER = 株価 ÷ 1株当たり純利益(EPS)

■PERの活用例
・株価の割安・割高判断
 PERが高いほど、株価が利益に対して高く評価されていることになります。逆に、PERが低いほど、株価が利益に対して低く評価されていることになります。
・同業他社との比較
 同業他社のPERと比較することで、その会社の株価が割安なのか割高なのかを判断することができます。
・業績予想に基づく投資判断
 将来の業績予想に基づいてPERを計算することで、将来の株価がどのように動くかを予想することができます。

■PERの注意点
・PERは、業績によって大きく変動する
・PERは、成長率の高い企業には不向き
・PERは、他の指標と合わせて利用する


 端的に言うと、世間の評価と実体を比較する指数になります。
 PERが高いと言うことは、実際の実績よりかなり評価が高く、多くの投資家が将来を期待していると言うことをうかがい知ることができます。低い場合は、市場の評価と実体がほぼ同じで、それ以下だと将来に不安視しているといえるかもしれません。
 株式市場の解説などを聞いていると、PERとは、株式市場の人気投票だという意見を聞いたことがあります。Bardの以上の解説から、まんざら、人気投票という表現は間違ってはいないようです。
 なお、似た指標に、PBRというものがあります。この機会についでに覚えてしまいましょう!

 PBRとは、株価純資産倍率の略で、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標です。

■PBRの計算方法
PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産

■PBRの活用例
・株価の割安・割高判断
・PBRが高いほど、株価が純資産に対して高く評価されていることになります。逆に、PBRが低いほど、株価が純資産に対して低く評価されていることになります。
・同業他社との比較
 同業他社のPBRと比較することで、その会社の株価が割安なのか割高なのかを判断することができます。
・解散価値の推測
 解散価値とは、会社が解散した場合に株主に分配される資産の価値です。PBRが低いほど、解散価値に近い株価であると言えます。

■PBRの注意点
・PBRは、業績によって大きく変動する
・PBRは、資産内容の異なる企業には不向き
・PBRは、他の指標と合わせて利用する



[自己資本]
 続きましては、自己資本です。これについては、昨日少し触れましたが、この機会に詳細に調べてみましょう。では、まず、Bardに自己資本とは何なのか聞いてみます。

 自己資本とは、企業が返済する必要のない資金のことです。具体的には、以下の項目が含まれます。

・資本金  : 会社設立時に株主から出資された資金
・資本剰余金: 資本金の設定や増資時の差額金、株式プレミアムなど
・利益剰余金: 過去に計上された利益のうち、内部留保されたもの

 自己資本比率は、自己資本が総資本に占める割合を表す指標で、企業の財務健全性を示す指標としてよく用いられます。自己資本比率が高いほど、返済義務のある負債が少ないため、財務的に安定していると言えます。

■自己資本の主な役割
・事業の安定化  : 返済義務がないため、企業は安定的に事業を継続することができます。
・リスクの吸収  : 負債とは異なり、自己資本は損失を吸収する役割を果たします。
・投資家への安心感: 自己資本比率が高い企業は、投資家から財務的に健全な企業と評価され、投資を受けやすくなります。


資本の移動.png
まっ、知っている内容で、知識との乖離はないようです。なお、以前ですが、資本の流れとして右記の図を提供しています。参考書等の文章を読んで図式化したモノです。

[あとがき]
 調べて見た結果、自分が持っている知識とそれほど乖離がなく、用語を調べただけでは問題を解けそうもないような気がしてきました。そんな感想をブログに書きながら、問題文を再度見直したのですが、簿価という記述に目がとまりました。
 簿価とは、決算書上の数字です。もしかしたら、その簿価という記述が問題を解く糸口になるかもしれません。
 それでは、明日は、具体的にどのように考えれば答えを導き出すことができるのか、考えていきたいと思います!

 では、また!!!

■資本の移動 〜財務・会計〜(2023年11月5日)
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/57/0

2024年03月11日

令和元年第19問 −ROE・WACC− 〜財務会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
ビジネス.jpg
 今回も、「よくわからないシリーズ」ということで、どうといたらいいのかわからない問題を詳細に分析していきたいと思います。
 本日取り上げる過去問は、財務・会計から令和元年 第19問について分析していきましょう!
 まずは、どんな問題なのか見ていきましょう!

[財務・会計 令和元年 第19問]
財務会計令和元年第19問.png

[この問題のポイント]
 この問題のポイントは、用語を正確に理解できているかどうかという点にあると言っていいでしょう?そのため、この問題が意味不明と思っている時点で、用語が理解できていないと思われるので、まずは、前回同様に用語の意味を深掘りしながら、どう解いたらいいのか考えていきたいと思います。

[ROE]
 問題本分にROEがでてきています。
 このROEよく見かけるのですが、どのようなことを指しているのでしょうか?
 それでは、早速、ROEについて、Bardに聞いてみましょう!

 ROEは、株主資本利益率の略称で、株主が投資した資本に対してどれだけの利益を上げているかを示す指標です。具体的には、当期純利益を株主資本で割ったパーセンテージで計算されます。
 ROEが高いほど、企業が効率的に利益を上げていることを示します。逆に、ROEが低い場合は、企業が利益を上げられていないか、あるいは資本効率が悪いかを示しています。
 ROEは、投資家にとって重要な指標です。投資家は、ROEを比較することで、投資先となる企業を選ぶことができます。
 ROEを上げる方法は、以下の2つがあります。

1) 利益を増やす
・売上を増加させる
・コストを削減する

2) 株主資本を減らす
・自社株買い
・配当金の支払い

 ただし、ROEを上げるためには、企業の財務健全性を損なわないように注意する必要があります。

■ROEの目安
・10%以上:優良企業
・5〜10%:普通
・5%以下:低迷

■ROEの限界
・会計処理によって操作できる
・短期的な業績しか反映していない
・企業の将来性まで示していない

 ROEは、企業の収益性を評価する指標の一つですが、他の指標と合わせて総合的に判断する必要があります。


Bardは答えてくれませんでしたが、ROEは数式により導き出すことができます。

ROE(株主資本利益率) = 純資産 ÷ 自己資本


上記式において、自己資本とは、

資本金: 株主から出資を受けたお金。
資本剰余金: 資本金に計上しなかった部分を含む。
利益剰余金: 過去の利益を積み立てたお金。


から構成されており、純粋に当該株式会社の資本を指し、資本金資本余剰金から見ると、ROEとは、株主から出資を受けたお金がどのくらい有効に利用できているのか知るために利用されていると考えていいでしょう?
 続いて、設問ア,から順番に理解が不十分だと思われる用語を深掘りして調べてみましょう!

[加重平均コスト(WACC)]
 そういえば、前回、財務・会計平成28年第17問を深掘りしている最中に、複利現価係数年金現価係数で利用する割引率はどうやって求めるのですか?っと聞いたところ、WACCを利用すると回答がありました。WACCは日本語にすると加重平均コストと訳され、割引率は全く別のものだという認識だったのですが、その認識は違っていたようです。
 では、早速どのようなものなのか、Bardに聞いてみましょう!

 加重平均コスト(WACC)とは、企業が資金調達のために支払うコストの平均値を、それぞれの調達方法の比率に応じて加重平均したものです。企業は、事業運営に必要な資金を、主に以下の2つの方法で調達します。

・負債  : 銀行からの借入金や社債の発行など。利息を支払う必要があります。
・自己資本: 株主からの出資や利益の内部留保など。配当金を支払う必要があります。

 それぞれの調達方法には、以下のような特徴があります。

■負債:
・メリット : 調達コストが比較的低い。
・デメリット: 金利負担が固定費となる。返済義務がある。

■自己資本:
・メリット : 返済義務がない。
・デメリット: 調達コストが比較的高い。

 WACCは、これらの調達方法のコストを、それぞれの調達比率に応じて加重平均することで算出します。WACCは、企業が事業を行う上で必要な資金調達コストを総合的に判断するための指標として用いられます。

■WACCの計算式
 WACCは以下の式で計算されます。

WACC = (負債コスト × (1− 実効税率) × 負債比率)  +  (自己資本コスト × 自己資本比率)

■WACCの活用
 WACCは、以下のような用途で活用されます。

・投資判断: 企業の投資プロジェクトの収益性を評価する際に、WACCを割引率として用いる。
・企業価値評価: 企業価値評価の指標の一つとして、WACCを用いる。
・資金調達方法の検討: 負債と自己資本の調達比率を検討する際に、WACCを参考に判断する。

■WACCの注意点
 WACCは、企業の財務状況や資本構成によって大きく変動します。また、WACCは将来の金利や経済状況の影響を受けやすい指標です。そのため、WACCを単独で判断するのではなく、他の指標と合わせて総合的に判断することが重要です。


以上です。なお、WACCの計算式に(1 − 実効税率)という部分がなかったので、追記しています。
 端的にWACCを表現すると、資本を調達するときのコストです。それを割引率に使用するというのは、1つのモデルであり、現在のキャッシュの将来の価値を正確に知るものではないようです。加えて、それは、企業体、個人により大きく違い、もしかしたら、現在のキャッシュの価値と将来のキャッシュの価値がほぼ等しいという例があるのかもしれません。

[あとがき]
 今日はここまでとさせていただきます。
 財務・会計をしていて非常に勉強になった点があります。それは、式の変形です。式を変形することにより、少ない情報からより多くのことを知ることができることを知りました。特に、これからシステムを作ろうとしているモノからすると、非常に助かります。
 今回は、その式の変形も含んだ問題となります。きちんと理解し、類似問題に対応したいと思います。続きは明日書きます!

 では、また!

2024年03月08日

平成28年第17問 解答 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
投資.jpg
 すべての用語が理解できました。それでは、早速、平成28年第17問について、解いていきましょう!
 まず、最初に、平成28年第17問を再掲します。

[平成28年第17問]
 現在、3つのプロジェクト(プロジェクト@〜プロジェクトB)の採否について検討している。各プロジェクトの初期投資額、第1期末から第3期末に生じるキャッシュフロー、および内部収益率(IRR)は以下の表のとおり予測されている。いずれのプロジェクトも、経済命数は3年である。初期投資は第1期首に行われる。なお、法人税は存在しないと仮定する。
 内部収益率法を用いた場合のプロジェクトの順位づけとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。たとえば、プロジェクト@>プロジェクトAは、プロジェクト@の優先順位が高いことを示す。なお、内部収益率の計算にあたっては、以下の表を用いること。
平成28年第17問].png
[解答群]
ア,プロジェクト@>プロジェクトA>プロジェクトB
イ,プロジェクト@>プロジェクトB>プロジェクトA
ウ,プロジェクトA>プロジェクト@>プロジェクトB
エ,プロジェクトA>プロジェクトB>プロジェクト@
オ,プロジェクトB>プロジェクト@>プロジェクトA
[問題の考察]
 用語の全てを理解し、再度以上の問題を見たのですが、パットしません。なぜって?まず、第1に、内部収益率法(IRR)って、正味現在価値がちょうど0になるように計算するはずなのに、表のIRRには数値が入っています。ただ、Bardに聞いたところ、このIRRとは割引率を指しているらしい・・・。
 これが、分かると問題を解けそうじゃありませんか?

[解答]
 表を見ると、プロジェクトAだけが都合良く毎期一定にキャッシュが200万円づつ入ってきています。これって、何を指していると思いますか?そうです。年金を指しているのです。これが、分かれば、内部収益率法(IRR)は、正味現在価値が0となるように求めるので、以下のような1次方程式を作ることができます。

 年金 × 年金現価係数 − 投資額 = 0


以上の式に問題文から数値を入れると以下のようになります。

 200 × 年金現価係数 − 500 =0
 年金現価係数 = 2.5


以上の年金現価係数は、表の経済命数が3年の場合の年金現価係数を見ると、ちょうど、割引率が9%と10%の間ぐらいになりそうです。
 以上の解答を、キャッシュフローの図に書き込みプロジェクトの優先順位を求めると以下の通りとなります。

❶プロジェクトA
❷プロジェクト@
❸プロジェクトB

以上から解答は、ウとなります。


 昨日のBardは、割引率について、以下のように解答しています。


 割引率が高ければ高いほど、将来のお金は現在価値が低くなります。


以上について、ちょっと、分かり難いので補足すると、割引率が大きければ大きいほど、正味現在価値は数値的に小さくなり、将来のキャッシュフローの価値が大きくなるということです。つまり、大きい順番に並べた、以上が正解です。

[あとがき]
 まず、IRRに数値があるというところから混乱してしまいました。そして本文には書いていないのですが、表に書き込む数値が、年金現価係数ではなく、複利現価係数だという可能性もあるわけです。ただ、プロジェクト@とプロジェクトAのIRR=割引率から年金現価係数だということを理解しなくてはいけないようです。本番の時もこのような問題がでたら混乱しそうですね?山勘を働かせるというわけではないのですが、想像力を膨らませて解答しないといけないようです。
 難しい問題は読み飛ばすというのが方針だったのですが、X(旧ツイッター)でフォローしている方が、1点の差で落ちたというケースを何回か聞いています。できるだけ多くの問題を理解し解けるようにすることに越したことはないでしょう?
 中小企業診断士試験まで、私自身が分からない問題をこのような形で、理解できるように努めていきます。私と同じ場所で躓いている方がいましたら、参考としてください。

 では、また!

2024年03月07日

平成28年第17問 複利現価係数と年金現価係数についてより深くレベル理解する 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
時は金なり.jpg
 今まで、問題文が理解できない大きな理由の1つに、問題にでてきている単語の意味が、しっかりと理解できていないということが原因だと考え、理解できていないと思われる単語を深掘りし、調べてきました。そして、昨日は、平成28年17問を解いている途中に、唐突に令和4年第14問について記載したのは、理解できていないと思われる、複利現価係数年金現価係数の関係が、令和4年第14問を解くことにより、よく理解できるからと思ったからです。多分、令和4年第14問を解くことにより、複利現価係数と年金現価係数が理解できると思うので、早速見て行きましょう!

[財務・会計 令和4年 第14問]
 冗長的になりますが、昨日掲載した、令和4年第14問を再掲します。

 B社は以下のような条件で、取引先に貸し付けを行った。割引率を4%としたとき、貸付日における現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

@貸付日は2020年7月1日、貸付期間は5年であり、満期日の2025年6月30日に元本200万円が返済されることになっている。
A2021〜2025年の毎年6月30日に、利息として元本の5%である10万円が支払われる。
B期間5年のときの複利現価係数と年金現価係数は以下のとおりである。
財務・会計 令和4年 第14問.png

〔解答群〕
ア,200.1万円
イ,201.3万円
ウ,207.7万円
エ,208.9万円
財務・会計 令和4年 第14問.png



[複利現価係数と年金現価係数]
 昨日のBardからの複利現価係数と年金現価係数の解説の抜粋を見てみましょう!

[複利現価係数]
 複利現価係数とは、複利計算を用いて将来のキャッシュフローの現在価値を計算するために用いられる係数です。
 複利計算とは、利息が元本に組み込まれ、その利息にもさらに利息がつく計算方法です。
 複利現価係数は、将来の1円を受け取るために、現在いくらの投資が必要かを表します。

[年金現価係数]
 年金現価係数とは、将来一定額のキャッシュフローを受け取るために、現在いくらの投資が必要かを示す指標です。
 年金とは、一定額のお金を定期的に受け取るものです。年金現価係数は、この年金の現在価値を計算するために用いられます。


以上の解説から、元金200万円は、5年後の価値を知るためには、複利現価係数を利用すればいいことが分かります。そして、利息の10万円は、毎年受け取る年金に相当し、その現在価値を知るためには、年金現価係数を利用すればよいことが分かります。

[ポイント]
 ポイントとしては、毎年もらう年金の利息率と割引率は違うと言うことです。勘がいい人のお察しの通り、私はこの問題を解くときに、割引率を5%としてしまいました。利息は、

将来受け取る利息の総額 = 利息 × 期数 = 10万円 × 5 = 50万円


という式で求められますが、利息の現在価値を知る場合は、以下の通りとなります。

利息の現在価値 = 利息 × 年金原価係数 = 10万円 × 4.452 = 44.52万円


そして、元本を複利現価係数を利用し計算すると、以下の通りとなります。

元本返済の現在価値 = 元本 × 複利現価係数 = 200万円 × 0.822 = 164.4万円


そして、将来得ることができるキャッシュは、複利現価係数で計算した元金と、年金現価係数で計算した利息を合計した金額となります。

164.4万円 + 44.52万円 = 208.92万円

以上から解答は、エです。


以上の解答のプロセスで勘違いしてしまいそうなポイントとしては、利息を5年間で50万円をもらうので、上記式の10万円の所を、50万円としてしまいそうですが、年金に対して使用するのが、年金現価係数なので、10万円としなければなりません。

[割引率]
 上記で、何となくやり方は分かったような気がします。しかし、割引率を使用することにより、なんで、将来得ることができるキャッシュの現在価値が分かるのでしょうか?それについても、Bardに聞いてみました。

 割引率を使用することで、将来得ることができるキャッシュの現在価値がわかる理由は、お金の時間価値です。
 お金の時間価値とは、現在のお金と将来のお金は価値が異なるという考え方です。一般的に、現在のお金の方が将来のお金よりも価値が高いと考えられています。これは、現在のお金があれば、投資したり、消費したりして、将来より多くの価値を生み出すことができるからです。
 割引率は、将来のお金現在価値に換算するために使用する金利です。割引率が高ければ高いほど、将来のお金は現在価値が低くなります。

■割引率を使用する理由
 割引率を使用する理由は、以下の3つです。

1)お金の時間価値を反映するため
2)投資の収益性を評価するため
3)異なる投資案件を比較するため

■割引率の注意点
 割引率は、以下の点に注意する必要があります。

1)割引率は、将来の不確実性を反映していない
2)割引率は、投資の収益性やリスクによって異なる
3)割引率は、経済状況によって変化する


 では、一般社会ではどうやって割引率を決めているのでしょうか?これについても、Bardに聞いてみました。

 割引率は、以下の要素を考慮して決定されます。

1)リスクフリーレート
 リスクフリーレートとは、リスクを伴わない投資の期待収益率です。一般的には、長期国債の利回りがリスクフリーレートとみなされます。
2) リスクプレミアム
 リスクプレミアムとは、リスクのある投資のリスクに見合った追加的な収益率です。投資のリスクが高ければ高いほど、リスクプレミアムも高くなります。
3) 企業の資本コスト
 企業の資本コストとは、企業が資金調達するために必要なコストです。企業の資本コストは、リスクフリーレート、リスクプレミアム、企業の財務状況などに影響されます。
4) 経済状況
 経済状況が良ければ、割引率は低くなります。逆に、経済状況が悪ければ、割引率は高くなります。

■割引率の決定方法
 割引率は、上記の要素を考慮して、以下のような方法で決定されます。
・WACC法
 WACC法は、加重平均資本コストを用いて割引率を決定する方法です。WACCは、企業の資本コストを表す指標です。

・CAPMモデル
 CAPMモデルは、資本資産価格モデルと呼ばれる割引率決定モデルです。CAPMモデルは、リスクフリーレート、リスクプレミアム、ベータ係数を用いて割引率を計算します。

■割引率の注意点
 割引率は、以下の点に注意する必要があります。
・割引率は、将来の不確実性を反映していない
・割引率は、投資の収益性やリスクによって異なる
・割引率は、経済状況によって変化する



[あとがき]
 割引率の質問をしていて気づきましたが、Bardからの回答は今まで講義で聴いた単語ばかりです。そんな答えを見てふと思ったのですが、今まで勉強した内容は、断片的には知識にはなっているのですが、総合的な真の知識とはなっていないようです。まだ勉強が足りないと言うことでしょうか?これからも、総合的な真の知識とすべく勉強するしかないようです・・・。試験に間に合えばいいのですが・・・?

 では、また!!!


2024年03月06日

平成28年第17問 複利現価係数と年金現価係数 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
商談.jpg
 本日は、昨日の続きです。
 昨日は、理解できない平成28年第17問の中で、意味を正確に捉えることができない用語を抜き出し、その中で、内部収益率(IRR)と経済命数について調べました。
 本日は、複利現価係数年金現価係数について調べていきましょう!

[複利現価係数]
 それでは、早速Bardに複利原価係数とは何なのか聞いてみましょう!

 複利現価係数とは、複利計算を用いて将来のキャッシュフローの現在価値を計算するために用いられる係数です。
 複利計算とは、利息が元本に組み込まれ、その利息にもさらに利息がつく計算方法です。
 複利現価係数は、将来の1円を受け取るために、現在いくらの投資が必要かを表します。

■複利現価係数の計算方法
 複利現価係数は、以下の式で計算できます。

 複利現価係数 = 1 / (1 + r)^n

r:割引率
n:期数

■複利現価係数の活用例
・将来のキャッシュフローの現在価値を計算する
・投資プロジェクトの収益性を評価する
・年金などの金融商品の価格を計算する



[年金現価係数]
 では、次に年金現価係数について、Bardに聞いてみましょう!

 年金現価係数とは、将来一定額のキャッシュフローを受け取るために、現在いくらの投資が必要かを示す指標です。
 年金とは、一定額のお金を定期的に受け取るものです。年金現価係数は、この年金の現在価値を計算するために用いられます。

■年金現価係数の計算方法
 年金現価係数は、以下の式で計算できます。

年金現価係数 = 1 - (1 + r)^(-n) / r

r:割引率
n:期数

■年金現価係数の活用例
・年金の現在価値を計算する
・年金商品の価格を計算する
・投資プロジェクトの収益性を評価する



[複利現価係数と年金現価係数]
複利現価係数・年金現価係数.png
 複利現価係数と年金現価係数の関係を表でみると、右記の通りとなります。
 右記の表は、平成30年 財務・会計 第13問からです。
 2%の列を見て行きましょう。
 まず、複利現価係数2%の項番1と年金現価係数2%の項番1と同じ値になります。
 次に、複利現価係数2%の項番2と年金現価係数2%の項番1を合計すると、年金現価係数2%の項番2と等しくなります。
 最後に、複利現価係数2%の項番3と年金現価係数2%の項番2を合計すると、年金現価係数2%の項番3と等しくなります。3%の列も同様なので、計算してみて下さい。
 以上から複利現価係数を積算した値が、年金現価係数と言えるのですが、その関係をもっと分かりやすく説明している問題があります。

[財務・会計 令和4年 第14問]
 B社は以下のような条件で、取引先に貸し付けを行った。割引率を4%としたとき、貸付日における現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

@貸付日は2020年7月1日、貸付期間は5年であり、満期日の2025年6月30日に元本200万円が返済されることになっている。
A2021〜2025年の毎年6月30日に、利息として元本の5%である10万円が支払われる。
B期間5年のときの複利現価係数と年金現価係数は以下のとおりである。
財務・会計 令和4年 第14問.png
〔解答群〕
ア,200.1万円
イ,201.3万円
ウ,207.7万円
エ,208.9万円

[あとがき]
 途中になりましたが、話が長くなったので、今日はここまでとさせていただきます。
 最後に紹介した問題、ちょっと解いてみて下さい。解くことによって、複利現価係数と年金現価係数の関係がよく分かります。まっ、正直言うと、Bardの解説を読んでから問題を解答すると、簡単に解くことができるかもしれません。
 もしかして、冗長的になるかもしれませんが、明日解説させていただいた上で、平成28年第17問のよく分からない部分を紐解いていきたいと思います。

 では、また!

2024年03月05日

平成28年第17問 使用されている用語の意味を知る 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
プロジェクト.jpg
 今回も、よくわからないシリーズということで、理解できていない問題の内容を深掘りし、理解したいと思います。
 本日の、課題は、財務・会計より平成28年第17問についてです。内容としては、内部収益率法に関する問題です。内部収益率法の問題って基本、公式に当てはめて解くという問題が多いのですが、この問題に限っては、公式に当てはめても今一つ理解できません。
 まずは、問題の中で使用されている用語の意味をしっかりと抑えたうえで、何を問われているのか問題文を咀嚼し、解答を導き出したいと思います。
 では、早速問題文を見ていきましょう!

[財務・会計 平成28年 第17問]
財務会計_平成28年第17問.png
 現在、3つのプロジェクト(プロジェクト@〜プロジェクトB)の採否について検討している。各プロジェクトの初期投資額、第1期末から第3期末に生じるキャッシュフロー、および内部収益率(IRR)は以下の表のとおり予測されている。いずれのプロジェクトも、経済命数は3年である。初期投資は第1期首に行われる。なお、法人税は存在しないと仮定する。
 内部収益率法を用いた場合のプロジェクトの順位づけとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。たとえば、プロジェクト@>プロジェクトAは、プロジェクト@の優先順位が高いことを示す。なお、内部収益率の計算にあたっては、以下の表を用いること。

[解答群]
ア,プロジェクト@>プロジェクトA>プロジェクトB
イ,プロジェクト@>プロジェクトB>プロジェクトA
ウ,プロジェクトA>プロジェクト@>プロジェクトB
エ,プロジェクトA>プロジェクトB>プロジェクト@
オ,プロジェクトB>プロジェクト@>プロジェクトA

[用語の意味を理解する]
 まず、気になる用語を列記してみましょう!

・内部収益率(IRR)
・経済命数


以上です。
 では、表の中を見ていきましょう!表の中の言葉としては、 

・複利現価係数
・年金現価係数


以上です。経済命数という言葉を除けば、実は講義で既に教わった内容です。ただ、問題を理解できないということは、用語そのものの理解も足りないのかもしれません。改めて、この場で整理し、しっかりと理解したいと思います。

[内部収益率(IRR)]
 では、早速、内部収益率(IRR)とは何なのか、Bardに聞いてみましょう!

■概要
 内部収益率(IRR)とは、投資プロジェクトの収益性を評価するための指標の一つです。
 IRRは、投資によって得られる将来のキャッシュフローの現在価値と、投資額の現在価値が等しくなる割引率です。
 つまり、IRRは、投資したお金が年利何パーセントで増えているかを示す指標と言えます。
 IRRが高いほど、投資プロジェクトの収益性が高いと言えます。

■計算式
 IRR = Σ( CFt / ( 1 +  r )^t ) = 0
CFt:t期目のキャッシュフロー
r:割引率
t:期数

■IRRの活用方法
 IRRは、以下の目的に活用できます。

・投資プロジェクトの収益性の評価
・複数の投資プロジェクトの比較
・投資の意思決定

■IRRの注意点
 IRRは、投資プロジェクトの収益性を評価するための指標の一つですが、以下の点に注意する必要があります。
・IRRは、将来のキャッシュフローの予測に基づいて計算するため、予測が誤っていると、IRRも誤ってしまいます。
・IRRは、投資期間を考慮した指標であるため、短期的な投資プロジェクトには適していない場合があります。
・IRRは、リスクを考慮した指標ではないため、投資プロジェクトのリスクを評価するには、IRR以外の指標も併用する必要があります。

■IRRと利回りの違い
・IRRと利回りは、投資プロジェクトの収益性を評価するための指標ですが、以下の点が異なります。
・IRRは、将来のキャッシュフローの現在価値と投資額の現在価値が等しくなる割引率です。
・利回りは、投資額に対する年間の収益率です。
・IRRは、投資期間を考慮した指標であるため、長期的な投資プロジェクトの収益性を評価するのに適しています。
・一方、利回りは、投資期間を考慮していない指標であるため、短期的な投資プロジェクトの収益性を評価するのに適しています。


以上です。中小企業診断士の問題としては、投資によって得られる将来のキャッシュフローの現在価値と、投資額の現在価値が等しくなる割引率という点について聞かれるということと、その点を利用した計算問題が出題されることが多いといった印象をもっています。

[経済命数]
 続きまして、経済命数について、Copilot、Bardに聞いてみましょう!

■概要
 経済命数は、ある固定資産が経済価値を産み出せる期間のことを指します。この概念は、投資や資産管理において重要です。
 一方で、耐用年数は法的に定められた期間で、本質的に意味が異なります。耐用年数が過ぎても、経済価値を産み出しているケースも存在し、企業の将来の収益性を予測するために用いられます。具体的には、以下の3つの指標があります。

1. 総資本回転率
 総資本回転率は、企業が1年間でどれだけの売上を上げているかを表す指標です。以下の式で計算できます。

 総資本回転率 = 売上高 / 総資本

総資本:負債と資本を合計したもの

2. 資産回転率
 資産回転率は、企業が1年間でどれだけの売上を資産を使って上げているかを表す指標です。以下の式で計算できます。

 資産回転率 = 売上高 / 総資産

総資産:資産の部の合計額

3. 資本利益率
 資本利益率は、企業が1年間でどれだけの利益を資本を使って上げているかを表す指標です。以下の式で計算できます。

 資本利益率 = 当期純利益 / 資本

これらの指標は、それぞれ異なる視点から企業の収益性を分析するために用いられます。

■経済命数の活用例
・企業の将来の収益性を予測する
・同業他社との比較分析を行う
・経営改善のための施策を検討する
・経済命数の注意点

 経済命数は、あくまでも過去の実績に基づいて算出される指標であり、将来の収益性を保証するものではありません。
 経済命数は、企業の規模や業種によって異なるため、同業他社との比較を行う際には注意が必要です。
 経済命数は、財務諸表の数字に基づいて算出されるため、財務諸表の正確性が重要です。


以上です。

[あとがき]
 経済命数の解説を読んでいて、おゃって思ったのは、総資産総資本が違うと書いてあること・・・。確か別の資料で同じものって書いてあったような気がしたのですが???メモしたような気がしたので、メモから当該箇所を探したのですが、見つけることができませんでした。
 まっ、この瞬間から別物ということで理解しましょう!続きは、明日書きます!

 では、また!!!


2024年03月01日

財務会計 平成22年第8問 解答 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
計算.png
 今日は、昨日の続きです。

 昨日は、財務会計の平成22年第8問について、どんな問題なのか考察してみました。その結果、資本利益率、分かりやすく言えば、ROEを、総資本回転率経営資本回転率、そして損益計算書の数値を用いて解けばいいらしいと言うことがわかりました。
 本日は、どのように問題を解いたらいいのか考えていきたいと思います。

[資本利益率(ROE)]
 資本利益率とは、どのような数値なのでしょうか?損益計算書から解答できるかもしれないので、資本利益率を分解してみたいと思います。

 資本利益率(ROE) = 純利益 ÷ 自己資本 × 100


但し、昨日の考察では、問題の制約として、純利益ではなく、営業利益から求める事になっています。そのため、読み替えると、以下の式となります。

 資本利益率(ROE) = 営業利益 ÷ 自己資本 × 100



[与えられている情報の確認]
 与えられている情報を再度確認してみましょう。
 与えられている情報は、右の損益計算書と、以下の情報です。
損益計算書.png

 総資本回転率 1.2 回
 経営資本回転率 1.4 回


右の損益計算書から、営業利益を知ることができました。そのため、解答となる、資本利益率(ROE)を求めるためには、自己資本さえ知れば解答を導くことができそうです。

[自己資本を導き出す]
 では、以上の情報からどのように知ることができるでしょうか?
 まず、損益計算書を確認しましたが、この情報から自己資本を求める事は難しいようです。
 では、与えられた情報、総資本回転率、経営資本回転率から求めることはできるでしょうか?
 それぞれの情報を詳細に見てみましょう!

[総資本回転率とは?]
 総資本回転率はなんなのか、Copilotに聞いてみましょう!

 総資本回転率は、会社の総資本(総資産)に対する売上高の割合を示す指標です。具体的には、総資本を有効に利用して売上を生み出しているかどうかを分析します。
 以下に総資本回転率について詳しく説明します:

❶総資本が回転するとは?
・販売業の場合、総資本(元手)で商品を仕入れ、諸経費を使って営業活動を行います。
・商品が売れて売上になり、その代金を回収すると再びお金が入り、同じサイクルを繰り返します。
・このサイクル1回が、総資本の1回転です。
❷計算式
・総資本回転率 = 売上高 / 総資本
・総資本は貸借対照表の負債・純資産の合計で、売上高は損益計算書の売上高です。
❸意味と分析
・総資本回転率が高いと、保有している総資本を効率的に活用して多くの売上高をあげていることを意味します。
・たとえば、同じ売上高のA社とB社を比べた場合、A社の方がより少ない総資本で効率的に売上を生み出していることになります。
❹業種別平均値
 総資本回転率は業種ごとに異なります。自社の総資本回転率を業種別平均値と比較して評価しましょう。
❺総資本回転率を高める方法
・在庫管理を徹底する(棚卸資産回転率を高める)
・売掛金を回収する(売上債権回転率を高める)


以上です。なお、以上の情報からいろいろな角度から調べてみたのですが、総資本回転率から自己資本を求めるのは難しそうです。
 では、次に経営資本回転率とはどのような数値なのか、Copilotに解説してもらいましょう。

 経営資本回転率は、企業が保有する経営資本(運転資本、固定資本など)をどれだけ効率的に本業たるビジネスに利用して売上高を稼ぎ出しているかという観点から資本効率を見る指標です。
 以下に経営資本回転率について詳しく説明します:

❶計算式
・経営資本回転率 (回) = 売上高 ÷ 経営資本
・経営資本は、貸借対照表の総資産から短期借入金を差し引いたものです。
・売上高は損益計算書の売上高から返品・割引を差し引いたものです。
❷意味と分析:
・経営資本回転率が高いほど、企業は少ない資本で多くの売上を生み出していることを示します。
・例えば、同じ売上高のA社とB社を比較した場合、A社の方がより効率的に資本を活用していることになります。
❸改善方法:
・魅力的な新商品を開発して売上高を増やす。
・借入金を返済して有利子負債額(および経営資本)を減らす。


以上の情報から、いろいろな角度で調べたところ、経営資本回転率から、自己資本を求めることが可能なようです。但し、経営資本回転率を求めるためには、売上高は損益計算書から求めることは可能なのですが、経営資本は分かりません。

[経営資本]
 では、続きまして、経営資本とはどのような情報なのか、Copilotに解説してもらいましょう

 経営資本は、企業が本業のために実際に活用した資本のことを指します。具体的には、以下の要素を差し引いて算出されます:

 経営資本 = ❶総資産 − ❷建設仮勘定 − ❸投資その他の資産 − ❹繰延資産

❶総資産
 会社が保有するすべての資産の金額です。流動資産と固定資産、繰延資産の合計額が総資産となります。
❷建設仮勘定
 自社ビルや新規工場などの建物・設備の建設中に発生する費用を計上するための勘定科目です。未完成の有形固定資産であり、まだ本業のために使用されていないため、経営資本には含まれません。
❸投資その他の資産
 長期資金を投資した資産で、有価証券や関係会社株式、出資金、長期貸付金などが該当します。本業の営業外の資産であるため、経営資本には含めません。
❹繰延資産
 長期にわたる継続的な効果が見込めるため、年度をまたいで費用化することが認められる支出のことです。会計上は創立費や開業費、株式発行費、社債発行費、開発費が該当します。経営資本には含めません。

 経営資本は、資本利益率などの経営指標の算定に使用され、本業における資本の効果を明確に評価するための重要な概念です。


Copilotから以上の解答をもらったのですが、経営資本を求める式が、もう一つあります。

 経営資本 = 自己資本 + 負債


以上の式から、自己資本を求めることができそうです。

[負債を探す]
 すべての情報を確認し、その情報がどのような情報なのか確認しました。しかし、最後の負債がどこにもありません。問題文には、「どの程度」という記述があるので、もしかしたら厳格な数値を求めているのではないのかもしれません。

[現在ある情報で資本利益率(ROE)を求めてみる]
 以上の情報から、資本利益率(ROE)の近似値を求めてみましょう!前提条件として、負債が分からないため、経営資本を以下の式で導き出せると仮定します。

 経営資本 = 自己資本


ということを前提に式を作ると以下の通りとなります。

 資本利益率(ROE) = 営業利益 ÷ 経営資本 × 100


経営資本は、1.4回と問題文から提供されているので、同数値と、損益計算書から、経営資本を求めることができます。

 経営資本回転率 = 売上高 ÷ 経営資本
 1.4       = 500,000 ÷ 経営資本
 1.4経営資本   = 500,000
 経営資本    = 357142.857142....


以上の結果から、解答は、以下の通りとなります。

 資本利益率(ROE) = 営業利益 ÷ 経営資本 × 100
          = 30,000  ÷ 357143(近似値を使用) × 100
          = 8.39999664....
          ≒ 8.4


以上から解答は、8.4%で、選択肢エが正解です。

[あとがき]
 AI特に今回は、Bardを駆使し、十分時間をかけて解答を導き出すことができました。Studyingから提供されている解答方法とは違うのですが、私は、以上の考え方が自分としてはしっくりきます。 ただ、やり方は分かり、全く同じで数字だけ違うという問題なら解答することはできると思うのですが、似たような問題となるとやはり、時間がかかり、試験時間内では解くことは不可能だと思われます。このような問題を見つけたら、その瞬間に次の問題を解き、最後に時間があれば、解答するというのが最善の対策となりそうです。

 話はがらりと変わりますが、Studyingの勉強中には既に報告済みなのですが、AI実力スコア400点を越えました。後、1カ月で420点にすることは難しいように思われますが、チャレンジしたいと思います。

 では、また!

2024年02月29日

財務会計 平成22年 第8問 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
計算.png
 現在、運営管理を勉強していますが、財務・財務会計で意味不明な問題があったので、振り返って、みてみましょう!
 本日は、財務・会計の平成22年の第8問です。

[財務会計 平成22年 第8問]
 当期の損益計算書は次のとおりである。総資本回転率が1.2 回、経営資本回転率が1.4 回であるとき、事業活動に使用している投下資本に対して本業から利益をどの程度生み出すことができたのかを示す資本利益率の値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
損益計算書.png

[解答群]
ア,4.8%
イ,5.6%
ウ,7.2%
エ,8.4%

[問題の考察]
 以上の問題で何を言いたいのか一通り読んだだけではピンときません。何を言いたいのか問題を詳細に分析していきましょう。
 与えられている数値は、以下の2点です。

総資本回転率が1.2 回
経営資本回転率が1.4 回


そして、聞かれている内容は、事業活動に使用している投下資本に対して本業から利益をどの程度生み出すことができたのかを示す資本利益率の値でもっとも近いものを、選択肢から求めるという問題です。問題が短く端的なのですが、内容が意味不明です。
 まず、投下資本とは何なのかと言うことを調べて見ましょう。以下は、ChatGPTCopilotBardからの回答を総合的に判断し、正しいと思えるモノを記載しています。

 投下資本とは、企業が事業活動に実際に投入している資本の総額を指します。
❶固定資産
 企業が所有する長期的な資産で、事業活動に使用されます。これには土地、建物、機械、設備、車両などが含まれます。
❷流動資産
 企業が短期間で現金化できる資産です。流動資産には現金、預金、売掛金、棚卸資産などが含まれます。
❸運転資本
 流動資産から流動負債(支払い期限が短い債務)を差し引いたものです。運転資本は、企業の日常的な運営に必要な資金を示します。
❹在庫資産
 商品や原材料などの在庫が含まれます。これらは事業活動を維持するために必要な資源です。

 
それでは、次に、資本利益率とは何なのか、Copilotに聞いてみましょう!

 資本利益率(ROE)は、英語の「Return On Equity」の略で、会社が資本を効率よく活かし、利益をあげているかを測る数値です。
 具体的には、以下のポイントを理解することが重要です:

❶ROEとは何か:
・ROEは、会社が自己資本をどれだけ効率的に活用して利益を上げているかを示す指標です。
・自己資本利益率や株主資本利益率とも呼ばれます。
・投資家にとって重要な財務指標であり、高いROEは株価上昇に寄与します。
❷ROEの算出方法:
・ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
・当期純利益は、1会計期間のすべての収益から費用を差し引いた最終的な利益です。
❸ROEとROAの違い:
・ROA(総資産利益率)は、総資産に対する利益を測る指標で、ROEとは異なります。
・ROAは総資産を分母に持ち、ROEは自己資本を分母に持ちます。
❹ROEを高めるための方法:
・収益性を高めることが重要です。
・総資産回転率を向上させることも効果的です。

 総じて、ROEは会社の経営効率や収益性を評価する際に重要な指標であり、投資判断に活用されます。ただし、他の指標と併用して総合的に判断することが大切です。


以上から、ROEの近似値を選択肢から求めることができればいいようです。
 ここで、気を付けなければならないのは、問題文に

「本業から利益をどの程度生み出すことができたのか」

という記述があることです。本業からの利益ということは、営業利益です。しかし、ROEで使用する利益とは、営業外利益特別利益を含んだものとなります。それを排除したうえで答えを導き出さなければならないようです。

[あとがき]
 まだ、明確に分かったというわけではないのですが、不透明さが霧から靄になったような気がします。
 ちなみに、このブログを作るに際して、ChatGPT、Copilot、Bardに問題文を投入して、正解はどれか聞いたところ、ChatGPTとBardは、アと解答し、Copilotは、ウと解答していました。正解は、エです。
 どうも、与えられたすべての数値を利用しなければならないと思ったらしく、かなり試行錯誤しているようでした。AIでも解けないのかとほっとしました(笑)。
 では、続きは明日もう少し掘り下げて、解答を導き出したいと思います!

 では、また!!!

2024年02月19日

令和4年 第13問 設問1 −キャッシュフロー計算書− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 本日は、キャッシュフローの分野の問題を解いてみましょう!
 約2週間、キャッシュフロー計算書についてブログにまとめ、早速、スマート問題過去問セレクト演習に取り組んだのですが、思った以上に苦戦しました。文章解いてきちんとまとめたのだから、覚えていると思ったのですが、残念です。
 貸倒引当金は、間接法ではプラスとして扱いますが、直接法では、マイナスとして扱います。直近、直接法についてまとめていたので、間接法の問題にも関わらず、解答欄には、貸倒引当金をマイナスとして計算した結果を記述して間違ってしまいました。これから、受験日当日までに、もっと多くの問題を解いて、知識として定着させなければならないようです。
 では、そんな、キャッシュフローに関する問題で、手間取った問題を取りあげてみましょう!
 それでは、早速問題を見て行きましょう!

[令和4年 第13問 設問1]
令和4年第13問設問1.png
 A社では、X1年4月末に以下のような資金繰り表(一部抜粋)を作成した(表中のカッコ内は各自推測すること)。
 売上高の実績額および予想額は以下のとおりである。

 また、条件は以下のとおりである。

@売上代金の20%は現金で受け取り、残額は翌月末に受け取る。
A仕入高は翌月予想売上高の60%とする。仕入代金は全額現金で支払う。
Bすべての収入、支出は月末時点で発生するものとする。
C5月末に事務用備品の購入支出が300万円予定されているが、それを除き、経常収支以外の収支はゼロである。
DA社では、月末時点で資金残高が200万円を下回らないようにすることを、資金管理の方針としている。

(設問1)
 A社は資金不足に陥ることを避けるため、金融機関から借り入れを行うことを検討している。6月末の時点で資金残高が200万円を下回らないようにするには、いくら借り入れればよいか。最も適切なものを選べ。ただし、借入金の利息は年利率5%であり、1年分の利息を借入時に支払うものとする。

ア,190万円
イ,200万円
ウ,460万円
エ,660万円

[条件の確認]
 パット見た目、正味現在価値法から求める問題かなって思ってしまいますが、キャッシュフローからの出題になります。
 では、設問の内容を見てみましょう!

 A社という会社があり、その会社の資金繰りに関する問題です。要件としては、金融機関から最低限の資金を借りて、会社を回していきたいのだが、その最低が200万円を下回らないという制約があります。
 200万円を下回らないために、お金を借りるのですが、その時の利息が年利5%で、それを借入時に支払うという契約を結んだようです。
 通常は、返済時に元金と一緒に支払うという契約が普通だと思うのですが、まっ、ここでは、問題として疑問を持つところではありません。
 設問の内容は把握できたので、条件を@から順番に見て行きましょう!

条件@
 売上代金の20%は現金で受け取り、残額は翌月末に受け取る。

この条件で、資金表を見ると、5月に、1,000万円分の売上が有り、そのうち、200万円を現金で受け取り、残りの800万円は売掛金として処理をし、翌月6月にその売掛金800万円を回収しているのを表から読み取ることができます。

条件A
 仕入高は翌月予想売上高の60%とする。仕入代金は全額現金で支払う。

予想は右記の下の図になります。つまりは、5月なら翌月6月の予想の1,200万円をもとに計算すると、720万円となります。確かに、表に記載されているとおりです。ちなみに、6月の現金仕入が空欄となっているので、同じように計算すると、960万円となります。

条件B
 すべての収入、支出は月末時点で発生するものとする。

これあえて記述する意味ありますかね?表だけを見た場合、これが、結果に期中に発生しても関係ない気がしますが・・・?って最後まで読んでみると、月末に借入をするという条件があるので、期中に資金不足になるという心配はないということをここで書きたいのだと思います。

条件C
 5月末に事務用備品の購入支出が300万円予定されているが、それを除き、経常収支以外の収支はゼロである。

 だそうです・・・。

条件D
 A社では、月末時点で資金残高が200万円を下回らないようにすることを、資金管理の方針としている。

 これは、設問にも書かれていた制約です。

[考察]
 条件を確認した上で、6月末にいくら借りたら資金不足にならないのでしょうか?忘れてはいけないのは、借入時に利息も支払うという点です。この点がこの問題に味噌となりそうです。
 表の内容を分析していきましょう。

1)収支合計
 現金売上と売掛金回収の合計が記載されている。

2)支出合計
 現金仕入と諸費用支払いの合計額が記載されている。

3)収支過不足
 収入合計と支出合計を減算した金額が記述されている。

4)歳月末残高
 これは、前月から繰り越した、当座預金または普通預金の残高を示していると思われます。

以上の条件を踏まえた上で、(   )の中を計算していくと、現金仕入は、先ほどの計算通り、960万円が入ります。
 支出合計は、現金仕入と諸費用支払いを合計したモノなので、以下の通りとなります。

960万円 + 540万円 = 1,500万円

次に、収支過不足を求めます。収支過不足は、収入合計と支出合計を減算した結果が入るので、以下の通りとなります。

1,040万円 − 1,500万円 = −460万円

この状態では、条件Dを満たす以前に、運転資金がマイナスです。しかし、ご安心下さい。4)当座または普通預金として、470万円口座にあります。それと、今月の収支を相殺すると運転資金が10万円残るようです。但し、条件Dを満たしていません。そのため、この資金が足りなくなった月末に、借入を行います。条件はDに記載されているとおり、200万円を下回ってはいけません。
 利息は、年利で5%で、借入時に返済するので、200万円口座に残るようにするためには、以下の計算式から求めることができます。

 200万 = 10万 + x − 0.05x
 0.95x = 190万円
   x  = 200万円
  
 200万円は、資金として残したい金額です。10万円は収支の計算の結果残った金額です。当座または普通預金口座に残った資金です。そして、xは今回借りたい借入金になります。0.05xとは、元金の0.05%を利息として借入時に払わなければならないため、減算しています。

[あとがき]
 問題を解いている最中は、頭が混乱し難しく感じる問題もあるのですが、このように順をおって解答を求めれば、なんだ簡単だって言うことになります。
 ただ、試験時間は無限ではありません。財務・会計の試験は多分60分だと記憶しています。このブログを書いた時間とほぼ同じです。計算問題が入ってくる問題は常に時間不足の状態です。
 暗算が得意な人が本当にうらやましいです。

 では、また!

2024年02月15日

人件費の支出とその他営業支出 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 さぁ〜、キャッシュフロー計算書の最終日です。これで、キャッシュフロー計算書の問題がでてきても、なんとかなると思いたい(笑)。
 本日、以前間違えた問題を見直してみたのですが、やっぱり、さっぱりと忘れています。ただ、今回ブログに営業キャッシュフローの疑問点等を調べまとめたおかげで、ブログの内容を思い出すことにより何とか問題を解けるようになったようです。ただ、X(旧ツイッター)でも言いましたが、問題を解かないと、知識として定着しないようです。問題を解きながら、ブログに書いた内容と違うことを書いて笑ってしまいました。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑

❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[人件費の支出]
 最終日は、残った人件費とその他営業の支出についてのキャッシュを求めます。売上高から求める営業キャッシュフローの直接法の下記Bを求めることになります。

売上高 → @営業利益
      A売上原価
      B販売費及び一般管理費


 まず最初に、人件費ですが、下記の式で求めることができます。

人件費の支出  = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑ 


 マイナスから始まる、人件費支出項目は、費用項目で資金の流出なので、マイナスから始まります。そして、未払給与と、前払給与は経過勘定で以前の考え方を使うことができます。

・マイナス
 未収
 前払

・プラス
 未払
 前受


以上の考え方でいうと、未払いはプラスなので、未払給与はプラスとして扱います。そして、前払はマイナスなので、前払給与はマイナスとして扱います。
 それを式としたのが上記式なのですが、気を付けなければならないのは、それぞれの増加分を使用しているという点です。

[その他営業支出]
 その他営業支出も人件費の支出と同様の考え方で求めることができます。
 その他営業支出は以下の式で求めることができます。

その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払営業費等↑


営業費関連項目は、費用項目で、資金の流出、マイナスとして扱います。そして、未払いはプラスなので、未払営業費等はプラスとして扱います。そして、前払いはマイナスなので、前払営業費等はマイナスとして扱います。
 なお、ここでも気を付けなければならないのは、経過勘定については、それぞれの増加分を使用するということです。

[まとめ]
 今まで、以下の@〜Bについて計算してきましたが、最終的に求めたいのは、@に近いキャッシュです。

⓪売上高 → @営業利益
       A売上原価
       B販売費及び一般管理費


売上高から売上債権を減算し求めた、@営業利益は、貸借対照表損益計算書から求める営業利益に近いモノなのかもしれませんが、キャッシュフローそのものではありません。

@営業利益 = ⓪売上高 − A売上原価 − B販売費及び一般管理費


キャッシュフローを求めるために、@、A、Bに相当する、今まで計算してきた営業収入当期貸倒高原材料又は商品の仕入による支出、人件費の支出、その他営業支出を合計します。その金額が、直接法により求める営業キャッシュとなります。
 なお、間接法と直接法で求めた営業キャッシュフローに相違がある場合があります。Copilotは最終的な合計は等しくなるといっていますが、今まで複数の資料で結果が違うという発言が見られたので、違う場合があると思っていいと思います。

[あとがき]
 当期貸倒高については、かなり根深い疑問が残りましたが、一旦キャッシュフロー計算書については、クローズしたいと思います。
 なお、私のブログで気を付けてほしいので、分かりやすく理解するために、貸借対照表、損益計算書から求める方法などを使っていますが、その表現が適切かどうかわかりません。但し、私自身は、そのように考えたことによりかなり理解が進んだと思っているのですが、的が外れている可能性があります。その点をご留意いただき、このブログでの記述をご利用ください。

 私自身は、このブログをまとめたことにより、今後キャッシュフロー計算書については、何とか解けるレベルになったような気がします。これから、スマート問題集過去問セレクト演習、そして過去問を通して、知識として定着させたいと思います。

 では、また!!!

2024年02月14日

営業収入と原材料又は商品の仕入による支出 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日は、当期貸倒高の式の成り立ちを調査しましたが、なんで、そのような式になるのか分かりませんでした。難しかったですね???
 今、式について調べている理由は、ただ丸暗記するよりも覚えやすいからなのですが、1日かけていろいろ調べたおかげで、理由を知らなくても式を覚えることができたようです。
 では、今日は、その当期貸倒高を使った❷の式からです。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑>
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[❷営業収入(貸倒引当金あり)]
 ❷の営業収入(貸倒引当金あり)の式の前半の部分「売上高 − 売上債権↑」は❶と同じです。❷の式は、当期において、計算しなければならない、当期貸倒高が発生した場合の式になります。
 ❶のおさらいになりますが、売上高は、売上という勘定科目と同じものと考えることができます。そこから、売上債権(売掛金受取手形電子債権未収収益)などを減算し、その結果から当期の貸倒高を減算しています。当期貸倒高は、昨日の解説の通りキャッシュの流出に当たるので、減算するということには異論はないと思います。そして求めた結果は、下記のA売上原価、Bの販売費及び一般管理費を含んだ、粗利キャッシュと言えるでしょう?

売上高 → @営業利益
      A売上原価
      B販売費及び一般管理費



[❹原材料又は商品の仕入による支出]
 次に、上記のAに相当する、原材料又は商品の仕入による支出の式を見ていきます。

❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑


 まず最初に、−売上原価とあります。これは、以下の式で求める、売上原価と等しいと考えています。

売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 − 期末商品棚卸高


その求められた結果にマイナスをつけています。売上原価は、費用項目で、既に使ってしまったキャッシュです。マイナスすることに異論はないでしょう?
 次に棚卸資産の増加額を減算しています。棚卸資産の増加額は、一般には在庫と呼んでいます。在庫がふえているという状況は、キャッシュを使って仕入れた商品が、在庫として倉庫に眠っており、その眠った商品がキャッシュになっていない状態です。だから、その増加分は、マイナスした売上原価から減算します。ようは、キャッシュの流出の増加を示しています。しかも、在庫保管費用も掛かってきます。但し、ここでは、そこまで計算することは求められていません。
 そして、最後の仕入債務の増加額を加算しています。仕入債務とは、仕入れたときの買掛金とか、支払手形または電子債権をさします。これが増えているという状況は、キャッシュの流出を抑えているという状況を表しています。従って、仕入債務の増加分について加算し、キャッシュの流出分と相殺しているという式になります。

[あとがき]
 原材料又は商品の仕入による支出については、さらっと理解できたつもりでしたが、いかがだったでしょうか?違った意見とかありますでしょうか?
 最後の仕入債務の増加分の解説については、ほんまかいな?って思うところはありましたが、これで計算している企業もあり、問題ならず今まで、使用されているので、これでいいのでしょう?疑問に持ったら限がございません(笑)。

 では、また!

2024年02月13日

当期貸倒高の求め方の考察 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 本日は、昨日の続きで、営業キャッシュフロー直接法における、貸倒引当金の求め方について調べていきます。
 項番❸の−貸倒引当金↑から見ていきましょう。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑>
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[−貸倒引当金↑]
 −貸倒引当金↑は、前期末から当期末の貸倒引当金の差額を示し、同差額にマイナスをつけています。私と同様に経理の実務を知らない人はイメージしにくいと思いますが、貸倒引当金は、日々の経営状況により増減するような性質モノだと思われます。そのため、当期首に貸倒引当金を計上した場合でも、経済状況により増やすということは、普通にあることらしいです。そして、この前期末から当期末の貸倒引当金を減算し求められる差額は、将来発生するリスクの可能性の増加額になります。その増加額に対して、マイナスをつけている理由は、利益の流出にあたるからです。

[貸倒引当金繰入額、貸倒損失]
 貸倒引当金繰入額は、期首または期中に、リスクが上昇したことにより貸倒引当金に充当した利益からの流出額になります。
 そして、貸倒損失は、実際に発生した貸倒の損失です。

[調査結果の理解]
 色々調べたのですが、理屈で理解するのは、難しい・・・。なぜって、貸倒引当金の増加額は、上記で話した通り、リスクの増加額であり、実際の利益の流出です。そこに、実際に利益から充当した貸倒引当金組入額を加算します。
 この時点で頭が混乱していますが、そこに、損失である、貸倒損失を加算しています。
 貸倒引当金の増加額、貸倒引当金組入額、貸倒引当金もそれぞれキャッシュの流出ではあるのですが、実際にキャッシュが流出しているのは、貸倒損失だけです。それぞれ性質の違う勘定科目を、足したり引いたりした結果がなんで当期における貸倒損失になるのか分かりません。単純に考えれば、貸倒損失が当期における実質的なキャッシュの流出だとは思うのですが・・・?

[考察]
 項目のそれぞれの内容を調べましたが、分かりませんでした。ただ、簿記の観点からならなんとなく正解をイメージできます。
 貸倒引当金は昨日も話しましたが、資産のマイナスの勘定科目です。そして、貸倒引当金組入額、貸倒損失は費用です。そのすべて、借方の勘定科目であり、数式を作ると以下の通りになります。

 −貸倒引当金 + 貸倒引当金組入額 + 貸倒損失

ただ、以上の式では貸倒引当金を使用していますが、実際には、貸倒引当金の増加額のマイナスです。その貸倒引当金の増加額のマイナス、貸倒引当金組入額、貸倒損失を加算したものが、どうして当期貸倒損失になるかは分かりませんでした。

[あとがき]
 多分、もっと時間をかけて調べれば、いつかは、分かると思います。ただ、その時期が、私が勉強不足ということもあり、遠い未来のような気がします。現時点、そこまで時間をかけることが不可能なため、これについては、宿題とさせてください。中小企業診断士の受験日前日までに分かればうれしいですね〜♪
 ただ、理解できない問題は、貸倒引当金だけにとどまらず、実は複数問あります。それについては、ひたすら暗記するか、問題としては解かないという方向で考えています。

 本当に中小企業診断士の試験って難しいですね!

 では、また!

2024年02月12日

貸倒引当金 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日の続きです。
 本日は、❷からの説明になるのですが、その前に、❸当期貸倒高の計算が理解できないと、❷を求めることができません。
 そのため、❸の式をいきなり説明しようとしたのですが、意外と難しい・・・。講義でも、テキストでもやり方しか教えてくれておらず、その具体的な考え方まで踏み込んでいません。そのため、説明できるというレベルで、ブログが書けないので、本日は、まずは、貸倒引当金とはどのようなものなのか、分析をしてから、❸の式に入りたいと思います。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑>
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[貸倒引当金]
 昨日、売上債権とは具体的にどのようなものを指しているのか聞いたところ、Bardが以下の勘定科目を提示してくれました。

売上債権は、

・売掛金
・受取手形
・電子債権
・未収収益

などの資産と、

・貸倒引当金
・貸倒損失

などの費用によって構成されます。これらの要素を理解することで、売上債権の管理や分析がより正確に行えます。


以上の中に、本日話そうと思っていた、貸倒引当金と貸倒損失が挙げられています。今まで、売上債権だと思っていませんでした。貸倒引当金とは、いったいどういう性質の債権なのか、Copilotに聞いてみました。

 貸倒引当金とは、企業が将来発生する可能性がある特定の損失、具体的には金銭を受け取る権利である金銭債権(売掛金、貸付金など)に対して設定される貸借対照表の表示科目です。
 この引当金は、将来の金銭債権が取り立て不能になる可能性がある場合に設定され、将来の損失の可能性を示す目的を持っています。貸倒引当金は見積額であり、一方で貸倒損失は確定額で、金銭債権が回収不能になった時に使う科目です。
 貸倒引当金の計算方法は、個別評価と一括評価の2種類があります。個別評価では、債務超過や更生計画など問題のある会社の債権に対して計上します。一括評価では、そのような問題のある債権以外のすべての債権に対して計上します。


貸付金は、金融業でなければ、業として使用することはないかもしれませんが、売掛金受取手形電子債権などは商売をする多くの企業が利用しています。それは、商売に余裕を与え、より多くの取引ができる可能性を生みますが、それが、回収できなくなる場合があります。貸倒引当金はそのようなケースが発生することに備えるため積み立て、発生した場合は、回収不能となった売掛金、受取手形、電子債権などを償却するために使用します。
 この貸倒引当金を多く積み上げると、商売をする上での、機会損失につながります。逆に少なく見積もると、連鎖倒産などの危険性を生んでしまうかもしれません。そのような、経営上利用するのに難しい勘定科目となります。

[貸倒損失と貸倒組入額]
 実際に、貸倒が発生した場合の損失を貸倒損失と言います。そして、貸倒損失が実際に発生した場合、発生した貸倒損失分、貸倒引当金が不足します。その損失を補てんする額を貸倒引当金組入額と言います。
 なお、この方法以外に総額主義の原則に基づき、新たに貸倒損失を見積もる方法があります。その場合は、貸倒引当金組入は発生しないので、どんな方法を利用し、貸倒引当金を運用しているのか注意することが必要です。
 また、貸倒引当金の額を決定する場合、複数の方法があります。その方法について、Copilotに聞いてみました。

1)個別評価
 取引先ごとに回収不能額を見積もり、その金額を「貸倒引当金繰入額」として処理します。具体的には、倒産寸前や、経営状況が著しく悪化していることが明らかな取引先などに対する債権です。
2)一括評価
 売掛金などの金銭債権の合計額に対して法定繰入率をかけて計算した金額を「貸倒引当金繰入額」として処理します。ただし、個別に評価し計上したものは除きます。



[貸倒引当金って資産?]
 貸倒引当金は、今まで見てきた簿記の本では、資産計上されているケースが多かったような気がします。但し、資産でも、計上されている場合は、流動資産としてマイナス計上されます。
 ただ、今、ChatGTP、Copilot、Bardに聞いてみるとその解答はまちまちです。ChatGPTは費用というし、Copilotは負債と言います。唯一、Bardだけが、資産の部で流動資産として扱われると言っています。アンサンブル学習をしているという話をX(旧ツイッター)でしていましたが、多数決も取れない状態です。ここは、私の独断で、資産として扱います。但し、資産の部で、計上する場合は、マイナスとして扱うことにします。

[あとがき]
 貸倒引当金について調べていくと、意外と難しい・・・。AIの回答も、それぞれまちまちで、調べれば、調べるほど分からなくなります。本日、計算式まで踏み込んでお話ししたかったのですが、Time is upです!この続きは、資料と思考を整理し、明日とさせてください。

 では、また!!!

■貸倒引当金とは?仕訳(勘定科目・繰入・戻入)や計算方法を紹介(Money Forward)
https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/44259/

■貸倒引当金とは?計算方法や対象債権、仕訳例などを解説(弥生)
https://www.yayoi-kk.co.jp/kaikei/oyakudachi/kashidaorehikiatekin/

2024年02月11日

売上高 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日は、各計算項目がどのような性質なモノなのか、当期純利益を求める場合の項目を使用して考察しました。それが、以下の対比なのですが、本日は、実際にその考察に沿った直接法の計算をしていきたいと思います。

❶営業収入 ⇔ @営業利益
❹原材料又は商品の仕入による支出 ⇔ A売上原価
❺人件費の支出 ⇔ B販売費及び一般管理費
❻その他営業支出 ⇔ B販売費及び一般管理費



[売上高]
 直接法により求める要素とその数式は以下の通りです。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑


 昨日の考察から、売上高は直接法におけるすべての原点なのではという印象を持ちました。
 まずは、❶なのですが、その売上高から売上債権の増加額を減算しています。
 売上高は、仕訳で利用する、売上(収入)という勘定科目と同じものと考えていいようです。
 また、売上債権とは、具体的にはどのようなものを指しているのでしょうか?本日は、Bardからの回答です。

売上債権は、

・売掛金
・受取手形
・電子債権
・未収収益

などの資産と、

・貸倒引当金
・貸倒損失

などの費用によって構成されます。これらの要素を理解することで、売上債権の管理や分析がより正確に行えます。


Bardはいつも通り長々とした回答だったので、最後のまとめを使用させていただきました。また、未収収益は、ChatGPTからの回答にあったものを、Bardの回答に追記させていただいています。
 以上の売上債権の中身を、売上高から引くという計算式は、売上の中のまだ受け取っていない売上を減算することにより、実際にキャッシュを求めようとしていることが分かります。ただ、間接法の時にも書きましたが、実際のキャッシュを知りたいなら、本当は、売上債権そのものを減算すべきだと思うのですが、ここでもやはり、売上債権の増加額を使用します。やはり、間接法の時の解説にも書きましたが、キャッシュフロー計算書は実際のキャッシュを知りたいのではなく、キャッシュのフローを知りたいため、このような計算式になるのだと思われます。
 なお、売上高から売上債権を引いた方が、実際のキャッシュに近くなるといった乱暴な発言を今しましたが、営業キャッシュフローで求めるキャッシュとは、現金及び現金同等物になります。現金同等物は、取得日から3カ月以内に現金化できるものを現金同等物という点についてご留意ください。

[あとがき]
 本日は、昨日お話しした通り、プライベートを優先し、ブログを書くことが精一杯な状態です。また、明日から通常の活動にもどし、ブログを更新していきますので、よろしくお願いします。

 では、また!

2024年02月10日

直接法の構成項目 −営業キャッシュフロー− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 今日は、本当に寝過ごしました。起きたら、11時です。携帯の目覚ましが鳴らなかったのかと確認したら、鳴動した形跡があります。じゃ、音量が小さかったのかなって確認したら、音量も最大になっていました。音量が大きい目覚ましで起きることができなかったのは初めてです。明日からは、目覚ましを2台用意することにします。
 では、昨日の続きです。

[直接法で求める項目]
 昨日は、営業キャッシュフロー直接法で求める各項目が適切なのかどうか検証しました。まっ、以下の直接法で利用する各勘定科目は、講義でも取りあげられ、本来計算する項目であるというのは信じているのですが、試験の時いきなり知らない、それ以外の項目が出てきてたら面食らいます。そんなときのための転ばぬ先の杖って言う感じですかね?まっ、営業キャッシュフローの問題が出てきて正しくできるかどうかは別問題として、現在の調査により、驚かない自信はあります(笑)。
 では、本日は、昨日計算項目としてあげた各項目について、どう考えたらいいのか、1つ1つ見て行きましょう!

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[各計算項目の考察]
 ❶〜❸は、営業収入を求めるために、計算しています。その内容を見ると、間接法は、税引前当期純利益から営業キャッシュフローを求めようとしていましたが、直接法は、売上高から求めようとしているようです。
 では、売上高を構成する要素とは何でしようか?

売上高 → @営業利益
      A売上原価
      B販売費及び一般管理費


以上の売上高の構成項目と、講義で与えられた項目を観察すると、それぞれ対応がとれそうです。

❶営業収入 ⇔ @営業利益
❹原材料又は商品の仕入による支出 ⇔ A売上原価
❺人件費の支出 ⇔ B販売費及び一般管理費
❻その他営業支出 ⇔ B販売費及び一般管理費


なお、❷は、❶から❸当期貸倒高を減算したものとなるので、❷❸は省略しています。
 以上の考察から、今回の直接法では、売上高から、@〜Bの資産、負債、費用、収入などを求め、その求めた結果を足したり、引いたりすることにより、キャッシュフローを求めることになりそうです。

[あとがき]
 今日は、寝過ごしたうえ、だらだらとしてしまい、思った進捗がありませんでした。そのため、現在かなり遅い時間というか、既に00:00を回って、ブログを更新しています。実は明日も私用があり、多分ですが、思った進捗はない予定です。
 X(旧ツイッター)を見ていると、3連休だから追い込もうとかいう発言をみかけましたが、私は逆になりそうです。ただ、この焦りをバネにし、明後日以降は、がんばって進捗を上げていきたいと思います。

 では、また!

2024年02月09日

営業キャッシュフロー 直接法 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 本日は、直接法営業キャッシュフローを求める方法を早速見ていきましょう!

[直接法]
 営業キャッシュフローを求める場合、以下の6項目は必ず計算しなければいけないようです。以下については、Studyingの講義でも説明があり、かつ、ChatGPTCopilotBardすべてのAIから同様の回答を得ています。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑


但し、追加で、Copilotは、法人税が含まれる可能性があるといっています。法人税は基本、小計以降で計算すると考えていましたが、営業キャッシュフロー上でも考慮する必要があるといっています。以下が、Copilotからの回答です。

 直接法で営業キャッシュフローを計算する際には、通常、法人税は直接的には考慮されません。なぜなら、直接法では、営業活動による現金の収入と支出を直接的に計算するためです。
 しかし、それは法人税が全く関係ないというわけではありません。法人税は企業の利益に対して課され、その支払いは現金の流出を引き起こします。したがって、全体的なキャッシュフローの観点からは、法人税の影響を考慮する必要があります。
 具体的には、営業キャッシュフローの計算後、投資活動や財務活動とともに、法人税の支払いを全体のキャッシュフローの計算に含めます。これにより、企業のキャッシュフローの全体像をより正確に把握することができます。


 以上を読んでみて、小計以降でもいいんじゃないとは思ったのですが、営業キャッシュフロー上でも取り上げられる可能性は考えておいたほうがいいようです。
 加えて、Bardは以下の項目も、直接法で求める営業キャッシュフローには影響があるといっていて、理由も提示してくれています。

 損益計算書上の利益と営業キャッシュフローは異なるため、これらの項目を加算・控除することで、実際のキャッシュの増減を把握することができます。
 各項目の役割と、営業キャッシュフローへの影響について解説します。

⓫減価償却費
 固定資産の購入費用を費用として計上することで、費用を実際のキャッシュの支払い額に近づける効果があります。
 営業キャッシュフローには加算されます。
⓬繰延税金資産・負債
 将来の税金効果を反映することで、利益とキャッシュフローの差異を調整する効果があります。
 営業キャッシュフローには加算または控除されます。
⓭受取利息
 営業活動によって受け取った利息は、営業キャッシュフローに加算されます。
⓮支払利息
 営業活動によって支払った利息は、営業キャッシュフローから控除されます。


 確かに、Bardの指摘は正しいと思います。ただ、試験対策用に使用している教材では、以上の項目は出てきていません。例題がないというのは、イメージしにくいということもあり、とりあえずその可能性を脳裏にとどめながら、講義に沿った計算をしていくことにします。

[あとがき]
 計算式に踏み込んで、調べようと思ったのですが、時間がかかりそうです。申し訳ございませんが、続きは明日とさせていただきます。
 1次の勉強を進めるのに、過去問が重要だと、ぴれ@中小企業診断士2023受験生さんから、お言葉をいただきました。確か、行政書士の試験に合格した方も同じようなことを言っていたのを、X(ツイッター)上で見た気がします。まっ、それだけで受かるとは思いませんが、合格者の方のお言葉は重要なので、早々に、過去問を解く体制に入りたいと思います。

 では、また!

2024年02月08日

営業キャッシュフロー直接法とは? 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 間接法いかがだったでしょうか?間接法については、自分なりに理解できたのですが、その理解が正しいかどうかは、いろいろな問題を解く中で確認していきたいと思います。
 その検討を受けて、今回は、営業キャッシュフロー直接法について、どんな方法なのか見ていきましょう!

[営業キャッシュフロー 直接法]
 まずは、Copilotに解説してもらいましょう!

 直接法による営業キャッシュフロー計算は、主たる営業取引の区分ごとに、資金の流入と資金の流出とを直接足し引きして、その差額として営業活動によるキャッシュフローを表示します。主たる営業取引の区分には、営業収入による資金の流入、仕入れによる資金流出、人件費支出による資金支出等があります。
 直接法では、資金の収入と支出を、営業取引の区分ごとに直接、加算、減算して営業キャッシュフローを表示します。そのため、直接法によるキャッシュフロー計算書の方が、営業活動の実態が直感的に理解しやすいと言えます。直接法によるキャッシュフロー計算書では、キャッシュフローの収支の全体像が把握しやすいことから、将来のキャッシュフローの予測も行いやすくなります。
 例えば、商品の販売による収入は、現金販売による収入額に加えて、売掛金や受取手形(売上債権)の回収高から計算します。また、商品の仕入れによる支出は、現金仕入のほか、仕入債務である買掛金や支払手形の支払高から計算します。これらの計算を通じて、営業キャッシュフローを算出します。このように、直接法では各取引のキャッシュフローを直接計算し、それらを合計して営業キャッシュフローを求めます。この方法は、キャッシュフローの詳細な内訳を明確に示すことができるため、企業の現金収支の状況を詳細に理解するのに有用です。


 間接法は、全体の利益、税引前当期純利益から営業に係わるキャッシュを求めるために、営業のキャッシュとは関係ない、勘定科目を引いたり、関係するんだけれど、実際のキャッシュの動きとは違う勘定科目については、実際の流れに沿った修正をすることにより、営業キャッシュフローを求めようとしました。
 しかし、直接法は、営業キャッシュフローに関係する勘定科目を直接計算し、それを集計することによりキャッシュフローを求める方法になります。
 難易度から言うと、Studyingの講義内では、直接法の方が難しいという発言がありましたが、使用しているAIすべて(ChatGPT、Copilot、Bard)、それぞれケースバイケースでどちらも難しいという言い方をしています。しかし、実際には間接法を利用している企業が多くその理由について、Copilotは以下のように回答しています。

 直接法と間接法のどちらが難易度が高いかは、その適用と目的によります。
 直接法は、各取引ごとのキャッシュフローを直接計算し、それらを合計して営業キャッシュフローを求めます。この方法は、キャッシュフローの詳細な内訳を明確に示すことができるため、企業の現金収支の状況を詳細に理解するのに有用です。しかし、直接法でキャッシュフロー計算書を作成するためには、直接法のための基礎データを用意することが必要で、これが手間を要するため、一般的には難易度が高いとされます。
 一方、間接法は、損益計算書の税引前当期純利益から調整していく方法で、収入・支出の内訳が直接的にはわからないものの、「営業活動によるキャッシュフローと利益がなぜズレているのか」が一目瞭然にわかります。間接法は直接法よりも簡単に作成することができ、基本的に貸借対照表と損益計算書から作成することができるため、直接法のように別途のデータを用意する必要がありません。そのため、間接法は直接法に比べて難易度が低いとされます。
 しかし、これらの方法はそれぞれ異なる情報を提供します。直接法は取引ごとのキャッシュフローが把握しやすい一方で、間接法は営業活動によるキャッシュフローと利益がなぜズレているのかがわかります。したがって、どちらの方法が「難しい」かは、その使用目的や情報の必要性によるところが大きいです。また、国際会計基準では収入・支出が把握しやすい直接法を推奨しています。したがって、将来的には直接法の採用が増える可能性もあります。このため、直接法と間接法の両方を理解しておくことが重要です。


 やっぱり、一般的に直接法の方が難しいと思っていいようです。ただ、難しい点は、基礎データを用意する点であり、試験ではその作業は不要です。試験にはどちらも出題されるので、両方覚え確実に得点したいところです。

[あとがき]
 営業キャッシュフローの直接法の踏み込んだ話は、明日します。

 話はがらりと変わりますが、今日、藤井王将が、大山十五世名人が樹立した、タイトル戦19連勝を越え、20連勝を達成しました。中小企業診断士の問題を解きながら、ず〜っと見ていたのですが、藤井王将の輝かしい記録を飾るには、ちょっと、物足りない勝負でした。それについては、対戦相手の菅井竜也八段も勝負後、反省の弁の中で、同様のことを語っていましたが、正直言っていいところがありませんでした。8冠を達成したときの、永瀬拓矢九段との勝負と比較してしまい、物足りなさを感じてしまいました。
 ただ、藤井王将が、年末から年始にかけて今まで以上に強くなったということなのかもしれません。それは、それで面白いのですが、もう少ししたら飽きてきそうです。藤井王将に勝てないまでも、はらはらさせるような展開を指す棋士が現れることを強く望みます!

 では、また!

■よくわかる!直接法のキャッシュフロー計算書の作成手順(ビジョンを実現するキャッシュフロー経営)
https://vision-cash.com/cf/cal/direct-method-cash-flow-statement/

2024年02月05日

小計以降 −営業キャッシュフロー(間接法)− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日の経過勘定なのですが、いろいろ疑問には持つのですが、今までの疑問とさほど違いはないようで、かつ、ここで調べても現在の私の知識では分かるモノではないので、本日は、営業キャッシュフロー間接法直接法両方に出てくる、小計以降について見て行きたいと思います。

[小計項目を予想する]
 小計項目には、投資キャッシュフロー財務キャッシュフロー、そして本業以外の利益を計上しています。
 以下のフローで言うと、DとEの間で、営業キャッシュフローの多くを説明できる利益が計上されているので、それ以外と言うことは、A〜Dの利益及び損失を計算したモノを計上するということになりそうです。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価
 ↓
売上



[小計以下の項目]
 では、どのような項目があるのか、Copilotに聞いてみましょう!

 営業キャッシュフローの小計以下には、以下のような項目が含まれます。

1)受取利息及び配当金の受取額
 これは、企業が投資から得た利息や配当金の現金受取額を示します。
2)利息の支払額
 これは、企業が借入金に対して支払った利息の現金支払額を示します。
3)法人税等の支払額
 これは、企業が法人税等を支払った際の現金支払額を示します。

 これらの項目は、企業の営業活動によるキャッシュフローの一部であり、企業の財務状況とパフォーマンスを理解するための重要な要素です。ただし、これらの情報を解釈する際には、企業の業界、規模、成長段階など、他の多くの要素を考慮することが重要です


以上の回答がありました。実は、これStudyingの講義でも同じ事を教えているのですが、事前に立てた予想と違います。予想では、A特別損失、B特別利益、C営業外損失、D営業外利益の項目が小計以下に計上されると想像していました。1)受取利息及び配当金の受取額、2)利息の支払額はC営業外損失とD営業外利益なので予想通りなのですが、A特別損失、B特別利益が小計以降に出てきていません。なぜでしょうか?Copilotに聞いてみましょう。

 ご指摘の通り、特別利益は企業の財務報告において重要な項目で、通常は本業以外の活動から生じる利益を示します。これには、資産の売却から得られる利益や、訴訟の和解金などが含まれることがあります。
 私が最初に述べた「本業以外で得られる利益」は、一般的な意味での非営業活動から得られる利益を指していました。特別利益はその一部を構成しますが、全体をカバーするわけではありません。
 しかし、特別利益は一時的かつ非反復的な性質を持つため、企業の持続可能なパフォーマンスを評価する際には注意が必要です。それは、特別利益が将来再発する可能性が低いか、または予測が難しいためです。
 したがって、特別利益を考慮に入れるかどうかは、分析の目的やコンテキストによります。企業の財務状況を全体的に理解するためには、特別利益を含めた全てのキャッシュフローを考慮することが重要です。


まっ、疑問の全てを解決してくれてはいないのですが、これ以上の回答はでてこないようなので、この内容で納得しましょう。ただ、言えるのは、教えられた勘定科目以外にも小計以降に計上される可能性があるということです。

[計算方法]
 以下が通常小計項目として、出現する利息及び配当金の受取額、利息の支払い額、法人税等の支払額の計算式です。

利息及び配当金の受取額  = 受取配当金及び受取配当金 + 前受利息↑ − 未収利息↑
利息の支払い額 = −支払利息 + 未払利息↑ − 前払利息
法人税等の支払額 = −法人税等 + 未払法人税等


経過勘定と思われる項目については、昨日の以下の法則を思い出してください。

・マイナス
 未収
 前払

・プラス
 未払
 前受


以上の法則を覚えておけば、各経過勘定が数式の中でプラスとして扱われるのか、マイナスとして扱われるのか思い出すことができると思います。疑問なのは、支払に関する部分が、いきなりマイナスで始まっているということです。なぜなのか、Copilotに聞いてみました。

 それは、これらの項目が支出を表すためです。会計では、支出は通常マイナスの数値で表されます。これは、企業の資産(現金など)が減少することを示しています。
 たとえば、支払利息は、企業が借入金に対して支払う利息を指します。これは企業の現金を減らすため、マイナスの数値で表されます。同様に、法人税等も企業が政府に支払う税金であり、これも企業の現金を減らすため、マイナスの数値で表されます。
 したがって、これらの項目はマイナス項目として計算されます。これにより、企業の現金の増減を正確に追跡することができます。これは、企業の財務状況を理解するための重要な一部です。具体的な会計処理については、適切な専門家に相談してください。以上の説明は一般的な理解を提供するためのものであり、具体的な会計処理についての助言ではありません。具体的なアドバイスが必要な場合は、適切な専門家に相談してください。


納得できたでしょうか?これで、一般的な間接法での営業キャッシュフローが一通り作れるようになったと思います。

[あとがき]
 税引前当期純利益から求める、営業キャッシュフローの最後の小計以降に、税引後当期純利益を求めるために減算する、法人税がなぜ出てくるのかなど、突っ込みどころ満載の本日の解説ではありましたが、営業キャッシュフローに関する記事を、2024年1月30日から連続で書いてきたので、ちょっと疲れたということと、疑問がなんとなくいつも同じでマンネリ化しているというところで、素直に今日はこの辺でやめたいと思います。
 ただ、ここ数日間営業キャッシュフローについて、色々調べ、素人なりの解説をしてきましたが、一般に作るキャッシュフローは悩むことなく作ることができるようになった気がします。疑問はあるのですが、すっきりしたのです。そして、知識として定着したような気がしますし、今後、キャッシュフローの問題が出題されても、悩むことはないような気がします・・・。まっ、このブログを書いている最中にキャッシュフロー計算書の問題を解いていないんだけれど(笑)。

 では、また!


■営業活動によるキャッシュ・フロー(小計以下)(わかりやすく解説! 簿記)
https://wakai-boki.com/eigyo-cf-syokei

2024年02月04日

経過勘定 −営業キャッシュフロー(間接法)− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 本日は、まず訂正からさせてください。
 昨日まで営業キャッシュフローの修正項目16項目として紹介していましたが、⓭前受収益と⓮前受金、⓫前払費用と⓰前払金それぞれ重複していると思われるため、⓮前受金を⓭前受収益へ、⓰前払金を⓫前払費用に統合しました。そして、新たに項番を付与しなおしましたので、下記一覧をご確認ください。

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金)
❹営業外利益(受取利息及び受取配当金)
❺営業外損失(支払利息)
❻特別利益(有形固定資産売却益)
❼特別損失(例無し)
❽売上債権の増加額
❾棚卸資産の減少額
❿仕入債務の減少額

⓫前払費用の増加額
⓬未収収益の増加額
⓭前受収益の増加額
⓮未払費用の増加額

〜Studyingの講義より〜



[経過勘定とは?]
 間違えに気づいたのは、残りの項目をざっと確認すると経過勘定だと思われるのですが、経過勘定って基本4科目しかありません。ただ、本日説明しようとしている項目は6項目あります。それでCopilotBardに聞いたところ確かに4つと回答があったので、修正しました。
 なお、昨日まで、MicrosoftのAIをBingと言っていましたが、Bingは検索エンジンで、AIに関する部分は、Copilotというらしいです。本日問い合わせ先から正式な回答をいただけたので、今後は、Copilotとさせていただきます。
 なお、ChatGPTは以上4つ以外にもあるという回答でした。但し、その内容は私が認識している経過勘定と相違があったため、採用していません。
 では、経過勘定とは何なのか、BingあらためCopilotに聞いてみましょう!

 経過勘定とは、一定の契約下で、あるサービスの提供を継続的に受ける場合、あるいはサービスの提供を行う場合において、正しい損益計算を実現するために使われる勘定科目のことです。具体的には、「お金は払ったが、来期分の費用である」という場合や「まだお金は払っていないが、当期分の費用である」という場合に経過勘定を使います。
 経過勘定には以下の4種類があります:

1)前払費用(資産勘定):「お金は払ったが、来期分の費用である」場合に使用します。
2)未収収益(資産勘定):「まだお金はもらっていないが、当期分の収益である」場合に使用します。
3)未払費用(負債勘定):「まだお金は払っていないが、当期分の費用である」場合に使用します。
4)前受収益(負債勘定):「お金はもらったが、来期分の収益である」場合に使用します。

 これらの経過勘定を使うことで、決算期間と契約期間にズレが出た場合でも、当期に対応する分の費用や収益を正しく計算することができます。これにより、会社が1年間にどれだけ儲かったのかを正確に計算することが可能になります。



[どこで計算される]
 簿記3級を勉強した人なら分かると思いますが、基本経過勘定は、決算の修正仕分で計上され、計上された経過勘定は、貸借対照表で再計算されます。そのような営業関連項目とは別に処理される、経過勘定は、もしかしたら、営業外利益営業外損失または、特別利益特別損失に含まれるかとも思ったのですが、違うようです・・・。
 よく見ると、経過勘定で計算される家賃とかは販売費及び一般管理費として計算されます。販売費及び一般管理費に含まれると考えることもできそうです。ただ、それぞれのAIの回答が違っていて、営業外利益、営業外損失、特別利益、特別損失などの場合もあるといった回答があったりもします。分類が非常に難しいので、最後の4項目は下記フローのどこにも含まれない番外編ということで、今回は説明させてください。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価
 ↓
売上



[営業キャッシュフロー上の経過勘定]
 では、キャッシュフロー上、経過勘定は、どのように扱われるのか、Copilotに聞いてみましょう!

 営業キャッシュフロー上での経過勘定の扱いは以下の通りです。

1)前払費用の増加額
 前払費用の増加は、現金が支出されたことを示します。したがって、営業キャッシュフローは減少します。前払費用は将来の期間にわたって費用化されるため、その増加は現金が支出されたことを示します。
2)未収収益の増加額
 未収収益の増加は、現金がまだ受け取られていないことを示します。したがって、営業キャッシュフローは減少します。未収収益は将来の期間にわたって収益化されるため、その増加は現金がまだ受け取られていないことを示します。
3)前受収益の増加額
 前受収益の増加は、現金が受け取られたことを示します。したがって、営業キャッシュフローは増加します。前受収益は将来の期間にわたって収益化されるため、その増加は現金が受け取られたことを示します。
4)未払費用の増加額
 未払費用の増加は、現金がまだ支払われていないことを示します。したがって、営業キャッシュフローは増加します。未払費用は将来の期間にわたって費用化されるため、その増加は現金がまだ支払われていないことを示します。

 これらの経過勘定の増減は、キャッシュフロー計算書の「営業活動によるキャッシュフロー」の調整項目として反映されます。具体的な事例や状況については、会計士や専門家に相談することをお勧めします。


私が押さえていた情報とほぼ同じです。
 以上の4つが覚えにくいと言う人がいましたら、先頭の2文字でプラスなのかマイナスなのか覚えると簡単です。

・マイナス
 未収
 前払

・プラス
 未払
 前受

以上の法則は、営業キャッシュフロー上のどの勘定科目にもあてはまります。なお、分かっていると思いますが、以上の4つの増加額を対象としているので間違わないようにして下さい。
 余談ですが、通常の貸借対照表を求める場合は、その逆になり、以下のようになります。

・プラス
 未収
 前払

・マイナス
 未払
 前受

[あとがき]
 今日は、深掘りすることをせずに、営業キャッシュフローで取り扱われる経過勘定の取扱に絞って解説をさせていただきました。一晩おいて深掘りしたいような何かがありましたら、続きを書かせていただきます。もしなければ、間接法、直接法共通で取り扱う、小計以降について解説したいと思います。

 では、また!

■【会計】4種類の「経過勘定」を正しく理解しよう(シゴ・ラボ)
https://lab.pasona.co.jp/accounting/faq/119/

■キャッシュ・フロー計算書の集計の注意(弥生)
https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=18352

2024年02月03日

棚卸資産/仕入債務 −営業キャッシュフロ(間接法)ー 〜財務・会計


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日、売上債権について、なんで売上債権の増加額をキャッシュフローから減算するのか疑問をもちながら、ブログを終えたのですが、ぼんやりと自分が書いたブログを見ていたら、以下の文章に目が留まりました。

「営業キャッシュフローを対外的に良く見せるためには、売上債権を早期に回収するということが重要ということになります。」

もしかしたら、キャッシュフロー計算書を作成する目的は、現在の流動資産の流れが、良好なのか、不良なのかというところを見せるために作成するのでは?っと思ったのですが、どうなのでしょうか?ちょっと、気になったので、ChatGPTBardBingに聞いてみました。
 BardとBingは肯定的な意見でしたが、ChatGPTは、追加で以下のようなことを言っています。

 キャッシュフロー計算書は、企業のキャッシュの動向を示すために作成されますが、単に現在の流動資産の流れだけでなく、企業全体のキャッシュの発生と使用の全体的なパターンを示すためのものです。主な目的は以下の点にあります:

1)キャッシュの発生源と使用先の把握
 キャッシュフロー計算書は、企業のキャッシュがどのように発生し、どのように使用されているかを示します。これにより、企業は事業活動や投資、財務活動からのキャッシュの流れを理解できます。
2)収益とキャッシュの関係の確認
 収益とキャッシュの流れは直接的には一致しないことがあります。キャッシュフロー計算書は、収益とキャッシュの関係を示し、例えば売上高が増加してもキャッシュが減少している場合など、企業の健全性を確認するのに役立ちます。
3)資金調達との関係の理解
 キャッシュフロー計算書は、企業がどのように資金を調達し、それをどのように活用しているかを示します。これにより、企業の財務戦略を評価し、将来の資金調達の必要性を判断することが可能です。
4)キャッシュの安定性の確認
 キャッシュフロー計算書は、企業が将来の運営においてキャッシュを確保できるかどうかを示します。安定したキャッシュフローは、企業が経済的な変動や突発的な支出に対応するための柔軟性を提供します。


個別にいいことを言っているような気もしますが、キャッシュフロー計算書1枚に掲げている項目で以上のことをすべて把握するのは無理です。確かにキャッシュフロー計算書を作成する過程において以上の事を知ることはできるのでしょうが・・・?ただ、結果として、キャッシュフロー計算書上の流動資産が良好なのか不良なのかを知ることができるということでいいような気がします。だって、今までの考察から、現金及び現金同等物の正しい金額を知ろうとしているとは思えないからです。これは、あくまでも私見です。

[売上原価]

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金)
❹営業外利益(受取利息及び受取配当金)
❺営業外損失(支払利息)
❻特別利益(有形固定資産売却益)
❼特別損失(例無し)
❽売上債権の増加額

❾棚卸資産の減少額
❿仕入債務の減少額
⓫前払費用の増加額
⓬未収収益の増加額
⓭前受収益の増加額
⓮前受金の増加額
⓯未払費用の増加額
⓰前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜


 さて、今日は、下記フローでいうと、F売上原価に係わる、棚卸資産仕入債務についてです。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価
 ↓
売上


 まずは、棚卸資産から見ていきましょう!
 営業キャッシュフロー上は、棚卸資産は、前期と当期を比較して減少したらプラスという扱いにしています。それは、棚卸資産が販売でき、現金化したことをに起因していると考えています。ただ、現金化したことのみが棚卸資産の減少原因でしょうか?他に原因はないのかChatGPTに聞いてみました。

1)販売
 商品が販売されると、その分在庫から商品が出ていくため、棚卸資産が減少します。
2)商品の廃棄・損耗
 商品が劣化、損傷、過剰在庫などの理由で廃棄される場合、棚卸資産が減少します。
3)値引きや割引による売却
商品が値引きや割引により売却されると、その分の在庫が減り、棚卸資産が減少します。
4)返品・クレジット
 顧客からの商品の返品やクレジットがある場合、これに伴い在庫が減少し、棚卸資産も減少します。
5)盗難または紛失:
 盗難や紛失によって在庫が失われる場合、これが棚卸資産の減少につながります。
6)製品の加工・組み立て:
 製造業などで製品が加工や組み立てられ、完成品として在庫に移行する場合、半製品や原材料としての棚卸資産は減少します。


以上なのですが、1)を除き、仕訳をすると、売上を減らす仕訳をするため、営業キャッシュフローを作成するという意味では、問題にはならないようです。

 続いては、仕入債務なのですが、ここでは、仕入債務が増えるとプラスの効果があるとしています。理由は、仕入債務が増えると言うことは、仕入に対して現金を支払っておらず、現金が手元に残っていると言うことを意味しています。それでは、他に原因はないのでしょうか?これについても、ChatGPTに聞いてみました。

 仕入債務の増加が生じる原因は、現金の支払いの先延ばし以外にもいくつかの要因が考えられます。以下は、仕入債務が増加する可能性のあるいくつかの原因です:

1)仕入量の増加
 企業が取引先からの仕入れを増加させる場合、仕入債務も増加する可能性があります。これは、取引先との商取引が拡大していることを示します。
2)取引条件の変更
 仕入債務の増加は、取引条件が変更されたことによるものである場合があります。例えば、取引先との契約や支払条件が変更され、支払いを後回しにすることが合意された場合です。
3)仕入価格の変動
 仕入債務の増加は、仕入価格の変動にも関連しています。仕入価格が上昇すると、同じ数量の仕入れに対する支払い額が増加し、仕入債務もそれに応じて増加します。
4)割引の利用
 取引先が支払いを早めると割引を受けることができる場合、企業は仕入債務を増やして割引を利用する戦略をとることがあります。これにより、支払い総額を削減できるため、企業にとって利益になることがあります。

 これらの要因が組み合わさることで、仕入債務が増加する可能性があります。企業はこれらの変動を注意深くモニタリングし、営業キャッシュフローの健全性を確保するために努めることが重要です。


以上については、基本営業キャッシュフロー上は、仕入債務の増加額はプラスとして扱うのだが、問題になるケースもあるとしています。ちょっと、深掘りしてしまいましたが、試験的には単純にプラスと考えればいいようです。但し、業務においては別なようです。

[あとがき]
 中小企業診断士に受かると言うことだけ考えれば、講義の内容をそのまま暗記した方がいいようです。ただ、中小企業診断士になった場合、違う場合がありそうです。私の場合は、早くても来年ですが、今年合格した方々は、お客さまを前にしたとき気をつけた方が良いかもしれません。

 では、また!

2024年02月02日

売上債権 −営業キャッシュフロ(間接法)ー 〜財務・会計〜



 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日までは、営業キャッシュフローで使用されている講義で教えてもらった勘定科目に疑義が発生したため、その正誤について検証をしました。その検証を受けて、本日は、❽売上債権の増加額が、どのように営業キャッシュフローに反映されるのか考察していきましょう!

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金)
❹営業外利益(受取利息及び受取配当金)
❺営業外損失(支払利息)
❻特別利益(有形固定資産売却益)
❼特別損失(例無し)

❽売上債権の増加額
❾棚卸資産の減少額
❿仕入債務の減少額
⓫前払費用の増加額
⓬未収収益の増加額
⓭前受収益の増加額
⓮前受金の増加額
⓯未払費用の増加額
⓰前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜



[❽売上債権]
 売上債権とは、以下のような勘定科目を指します。本日は、Bingからの回答です。

・売掛金
 掛取引の段階では、売上代金が回収されていませんので「売掛金」という売上債権として資産計上します。
・受取手形(約束手形)
 「売掛金」が回収される段階で、預貯金以外の方法で決済されることがあります。代表的な決済方法が、一定期日後に決済を行うことを約した約束手形による「手形決済」です。
・電子債権
 最近では、債権の電子化が進み、約束手形に代わってファクタリング債券のような「電子記録債権決済」という方法も浸透しています。


ようは、収入としての売上は計上されているが、現金がはいってきていないという状態です。
 余談ですが、簿記2級電子債権について、詳しく取り上げています。同債権は、電子データで取り扱っているため、紛失のリスクもありませんし、事務処理の手間が掛からない上、印紙の添付も不要です。
 以上の理由により、現在急速に普及している取引方法なので、覚えておくといいことがあるかもしれません。

[キャッシュフロー上での売上債権の取扱い]
 税引前当期純利益から求める、営業キャッシュフロー上、売上債権は、下記フローの粗利に相当するモノだと考えます。
 ただ、上述している通り、まだ現金という扱いにはなっていません。その売上債権は、前期と当期を比較し、その増加額をマイナスして、その結果を営業キャッシュフローに繁栄します。
 ようは、キャッシュフロー上は、現金回収できていない債権が増加したため、マイナスにします。
 営業キャッシュフローを対外的に良く見せるためには、売上債権を早期に回収するということが重要ということになります。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価



[あとがき]
 まだ、よくわからないのは、売上高の中に、売上債権が含まれており、その含まれた売上債権は、当期純利益が算出されるまで一度も計算項目として出現することなくそのまま、利益として報告されています。
 売上債権が、現金同等物だという定義だとするとそれはそれでいいのですが、その増加額を営業キャッシュフローに繁栄する必要はあるのかという点は疑問に思います。現在は、機械的に覚えるしかないのかもしれません。簿記1級が取れるレベルになれば、おのずとその理由を知ることができるような気もします。

 では、また!!!

■売上債権とは?種類や管理・回収方法、売上債権回転期間と回転率の計算方法も解説( Money Forwardクラウド会計)
https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/47570/

2024年02月01日

講義で教えられた勘定科目以外に営業キャッシュフローに影響をあたえる勘定科目はないか?(間接法) 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 昨日、X(旧ツイッター)でもつぶやきましたが、Studyingの講習を見て勘違いしていた点がありました。今まで、個別の勘定科目に注目し、キャッシュフロー計算書の作成を考えてきましたが、間違いだったようです。
 ようは、❹〜❼の特別損失特別利益営業外損失営業外利益などに含まれるすべての勘定科目は、キャッシュフロー計算書に影響を与えます。そのすべてを考慮に入れ、キャッシュフロー計算書を作成しなければいけないのです。

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金
❹営業外利益(受取利息及び受取配当金)
❺営業外損失(支払利息)
❻特別利益(有形固定資産売却益)
❼特別損失(例無し)
❽売上債権の増加額
❾棚卸資産の減少額
❿仕入債務の減少額
⓫前払費用の増加額
⓬未収収益の増加額
⓭前受収益の増加額
⓮前受金の増加額
⓯未払費用の増加額
⓰前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜



[販売費及び一般管理費では?]
 ❹〜❼のすべての項目は、営業キャッシュフローに影響を与え、それを考慮に入れ作成しなければいけないのは理解できました。では、その他はどうでしょうか?

 ❷❸は、販売費及び一般管理費です。販売費及び一般管理費とは、給料広告宣伝費旅費交通費など多くの勘定科目により構成されています。その中で、減価償却費貸倒引当金のように営業キャッシュフローを作成する際に注意しなければならない勘定科目はないのでしょうか?
 ChatGPT、Bing及びBardに聞いたところないそうです。そして、私自身もないのではないかという印象を強く持っています。

[❽売上債権]
 ❽売上債権は、@〜Fの右記フローのどこにも含まれません。強いて上げるなら、売上から売上原価を減算して得ることができる、粗利ということになるかもしれません。そのため、同様の項目はなく、売上債権は素直にそのまま計算すればいいようです。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価



[売上原価]
 ❾棚卸資産、❿仕入債務は、ここでは、売上原価に含まれるとしましょう。同様な項目が売上原価にあるかどうか、ChatGPTBingBardで聞いたところ、ないという印象を持ちました。
 なお、売上原価は。費用項目ですが、❾棚卸資産は資産項目ですし、❿仕入債務は負債項目です。そして、両項目とも貸借対照表に出現する勘定科目で、損益計算書から求める税引前当期純利益とは、相容れないものを感じます。
 まっ、ここは、素直に暗記したほうがいいようです。

[経過勘定]
 ⓫〜⓰までは経過勘定で、同勘定のほぼすべてを列記しています。だから、ここはそのまま素直にすべて教えられた通りの内容を覚えればいいようです。
 但し、繰延税金資産繰延税金負債も経過勘定です。そして、間接法により求める営業キャッシュフローに影響を与えそうです。それについては、引き続き調べていきたいと思います。

[あとがき]
 勉強しているといろいろと疑問がでてきて、それをひとつひとつ調べるのですが、それがまた理解するのが難しい・・・。
 以前なら、本とにらめっこするしかなかったのですが、現在は、AIがあります・・・。非常に助かっています。ただ、正解しているかどうか分かりませんけれど(笑)。ChatGPT、Bing、Bardそれぞれに同じ質問をするのですが、回答の内容が違います。微妙な違いならいいのですが、大きく違う場合があります。このブログで書いている内容は、私が理解でき、なんとなくよさげなものを利用させていただいています。あっているかどうかは、分かりません・・・。いい加減で大変申し訳ございませんが、理解することが目的のブログなのでご容赦ください。

 では、また!

2024年01月31日

受取利息及び受取配当金/支払利息/有形固定資産売却益 −営業キャッシュフロ(間接法)ー  〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
キャッシュ.jpg
 昨日までは、間接法により営業キャッシュフローを作成する目的は、利益から営業以外の利益・費用を除去し、純粋に営業に係る現金及び現金同等物の金額を知ると言うところにあるという定義し解説をしてきましたが、そうではなさそうという印象をChatGPTBingの対話から感じました。
 それは、手持ち現金を知るという以前に、キャッシュの流れ、フローを知るという点にあり手持ち現金という考え方の元、キャッシュフロー計算書を作成した場合、誤ってしまう可能性があることを知りました。ちなみに、以上の定義を、ChatGPT、BingそしてBardで合っているかどうか聞いたところ合っているとの回答です・・・。まっ、そんな感じです(笑)。

[営業キャッシュフローの前提条件]
 本日は、❹受取利息及び受取配当金からです。

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金
❹受取利息及び受取配当金
❺支払利息
❻有形固定資産売却益
❼売上債権の増加額
❽棚卸資産の減少額
❾仕入債務の減少額
❿前払費用の増加額
⓫未収収益の増加額
⓬前受収益の増加額
⓭前受金の増加額
⓮未払費用の増加額
⓯前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜


 まずは、❹受取利息及び受取配当金を解説する前に、営業キャッシュフローで求める営業利益についてお話ししたいと思います。
 営業利益とは、下記フローで言うと、DとEの間で求めることができ、昨日も話した通り、粗利から販売費及び一般管理費を減算したものが営業利益として、損益計算書に記載されます。その営業利益は営業キャッシュフローのキャッシュの多くの部分を説明することができるのですが、減価償却費に代表される一部の項目により、キャッシュの流れを正確に繁栄していません。
 そんな営業利益ですが、以下のフローで確実に断言できることがあります。それは、@からDの項目は、営業利益とは全く関連しない項目であるということです。
 間接法では、当該企業の法人税を減算される前の最終的な利益である税引前当期純利益から営業キャッシュフローを求めようとしているので、特別損失特別利益営業外損失営業外利益という項目が出てきているのですが、営業利益とは全く関係ありません。以上の考察から、税引前当期純利益を算出するときに使用する、特別損失、特別利益、営業外損失、営業外利益で加算または減算された項目は、税引前当期純利益にその逆の算術を施せば、営業キャッシュフローの多くを説明できる営業利益を求めることができそうです。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価



[受取利息及び受取配当金]
 以上のことを念頭に、受取利息及び受取配当金を見ていきましょう!受取利息及び受取配当金は、営業外利益に該当します。ということはどういうことでしょうか?そうです。減算すればいいのです。実は、営業外損失である❺支払利息と特別利益である❻有形固定資産売却益も同じ考え方で求めることが可能です。
 私のように、税引前当期純利益を求めるのは得意(?)だけれど、営業キャッシュフローを求めるのは苦手だという人もいると思いますが、自分が現在取り扱っている勘定科目が、税引前当期純利益を求める場合、一体どこで計算に利用されているのかということを思い出せば、意外と営業キャッシュフローも計算しやすくなるかもしれません。

[あとがき]
 まっ、簡単に計算できる項目って、実は、3項目だけで、あとは営業利益に直接関係しているので、個別に覚えなければなりません。ただ、残り12項目だけなので、この機会に覚えてしまいましょう!私も、このブログで自分の知識を整理しながら、覚えてしまい、得意科目にしたいと考えています。
 今日資料をまとめていて気になったのは、特別損失に関する勘定項目がないこと???講義の内容をメモし忘れましたでしょうか?また、講義で確認してみたいと思います。

 では、また!

2024年01月30日

貸倒引当金 −営業キャッシュフロ(間接法)ー 〜財務・会計〜

 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 お休みいただきありがとうございます。
 今回の休みは、ひたすら睡眠をとることができました。そして体調が万全って言うことで東京に戻ってきたのですが、昨日から本日にかけては睡眠不足です。2〜3時間ぐらいしか寝ていないでしょうか?困ったモノです・・・。
 では、本日は、前回の続きでキャッシュフロー計算書間接法の解説を進めていきましょう!

[先週までは・・・]
 間接法により営業キャッシュフローを作成する目的は、利益から営業以外の利益・費用を除去し、純粋に営業に係る現金及び現金同等物の金額を知ると言うところにあると言うことは前回の解説でお話ししました。
 そして、法人税を減算する前の利益である税引前当期純利益から営業キャッシュフローを求める場合、同利益に営業キャッシュフローに含まれない利益を減算し、かつ、実際にはキャッシュが失われていないのに減算したキャッシュを同利益に加算しなければならないと言う話をし、前回は、その中でも代表的な勘定科目、減価償却費についてお話ししました。本日は、下記❸の貸倒引当金から話を続けましょう!

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金
❹受取利息及び受取配当金
❺支払利息
❻有形固定資産売却益
❼売上債権の増加額
❽棚卸資産の減少額
❾仕入債務の減少額
❿前払費用の増加額
⓫未収収益の増加額
⓬前受収益の増加額
⓭前受金の増加額
⓮未払費用の増加額
⓯前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜



[❸貸倒引当金]
 商売において、通常掛けで取引をします。売る場合なら売掛金、買う場合なら買掛金と呼びます。貸倒引当金とは、売上として成立したのだけれど、相手の都合により売掛金が回収できなかった場合、その損金を穴埋めするために使用する勘定科目です。そのような性質なため、貸倒引当金は、実際に使わなければ現金として手元にあることになります。
 税引前当期純利益を求めるに際し、貸倒引当金は一般管理費として扱われ、下記のフロー上E販売費及び一般管理費を求める場合、貸倒引当金組入額が同項目に加算されます。
 営業利益を求める場合、粗利から販売費及び一般管理費を減算し求めるので、営業キャッシュフローを求める場合は、貸倒引当金はプラスの項目として扱います。
 ただ、よくわからないのは、貸倒引当金は先ほど話した通り使わなければ手元に現金として残ります。つまり、貸倒引当金を営業キャッシュフローにそのまま組み込めば、正確な手元現金が分かるような気がするのですが、営業キャッシュフローを求める場合は、前期から今期に増えた貸倒引当金の増加額を計上します。注意しなければならないのは、販売費及び一般管理費を求める場合は、貸倒引当金の組入額を同項目に加算していたので、貸倒引当金組入れ額を使用するのかとおもいきや違います。今まで、税引前当期純利益から逆算するといった話と矛盾します。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価



[なんで貸倒引当金増加額が使われるのか?]
 なんで、貸倒引当金増加額を使用するのか、Bingの回答を下記に記します。

 キャッシュフロー計算書では、貸倒引当金の増加額がキャッシュとして計上されます。その理由は、貸倒引当金が増加した場合、その相手勘定科目として引当金繰入額も費用として計上されることとなりますが、その費用として計上される引当金繰入額は非現金支出費用だからです。
 また、貸倒引当金の増加額を計算するには、前期末貸倒引当金から当期末貸倒引当金を引くことで求めることができます。これは、貸倒引当金の増加額が、実際の現金の流出を反映しているからです。したがって、貸倒引当金の増加額は、現金の増減をより正確に反映しています。それに対して、貸倒引当金組入れ額は、現金の流出を伴わないため、キャッシュフロー計算書には反映されません。このため、貸倒引当金の増加額がキャッシュフロー計算書に計上されます。


 ChatGPTにも聞いたのですが、納得いく内容でなかったため、今回はBingの回答を利用させていただきました。ただ、Bingの回答もいまいちです。
 ただ、BingとChatGPTと会話して分かったのですが、キャッシュフロー計算書は、現金の残高を知るのが目的ではなく、キャッシュのフローを求めるためのものらしいです。そのため、前期と今期で貸倒引当金に増減がなければ、フローとしては、プラマイゼロという扱いになるということだと私は理解しました。

[あとがき]
 今日も、時間が来てしまいましたので、ここまでとし、続きは明日書きます。

 なお、今回の旅行でAmazon Prime Videoを3〜4本見たのですが、ブログで書かなければならないことが多いため、今回は省略します。

 なお、前回のブログで懸念していた変態変質者の類なのですが、遭遇しませんでした。ただ、突っかかってくる人はいました・・・ね。写真を取るまでもないけれど、ちょっと、うざいです。
 変質者は変態もそうなのですが、はっきり言って見も知らない他人です。そういう人から、変態行為や突っかかってこられても非常に迷惑です。しかも、何をしたいのか全く理解できません。
 今後、このような人たちを積極的に、いろいろな形で公表していきたいと思います。

 では、また!

■ 営業キャッシュ・フロー(バリュートレンド)
https://e-actionlearning.jp/guide/84

2024年01月26日

営業キャッシュフローを求める(間接法) 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
キャッシュフロー.jpg
 昨日の宿題の、トヨタ自動車有形固定資産に関する扱いですが、結局分かりませんでした。投資キャッシュフローには投資に関する取引が記載されているので、営業キャッシュフローには絶対、同数字は上がってこないはずです。
 ただ、当期純利益から始めるトヨタ自動車の営業キャッシュフローには、有形固定資産に関する記述は一切上がってきません。投資に関する何かしらの取引があるということは、税引前当期純利益を求めるときに、特別利益または特別損失という形で、加算または減算されているという想像なのですが、その形跡が、営業キャッシュフローから読み取ることができません。
 考えられるのは当期純利益を求めるときに、有形固定資産の取引は含めていないということになるのですが・・・。そんなことはあるはずないし・・・。どうやっているのでしょうか???不思議です・・・。勉強が不足しているということでお許しください。

[間接法による営業キャッシュフローを求める]
 では、分からないものは分からないので、現在私たちが教わっている営業キャッシュフローの求め方について、自分の知識を整理する意味で、まとめていきたいと思います。講義では以下の項目が営業キャッシュフローを求める場合に税引前当期純利益から増額または減額することにより求めることになっています。

❶税引前当期純利益
❷減価償却費
❸貸倒引当金
❹受取利息及び受取配当金
❺支払利息
❻有形固定資産売却益
❼売上債権の増加額
❽棚卸資産の減少額
❾仕入債務の減少額
❿前払費用の増加額
⓫未収収益の増加額
⓬前受収益の増加額
⓭前受金の増加額
⓮未払費用の増加額
⓯前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜


トヨタ自動車の決算書を一緒に見たとき解説しましたが、Studyingで勉強している人たちは、税引前当期純利益から営業キャッシュフローを求めます。
 間接法により営業キャッシュフローを作成する目的は、利益から営業以外の利益・費用を除去し、純粋に営業に係る現金及び現金同等物の金額を知るということにあります。
 では、順を追って見てみましょう!

[各勘定科目の増減]
 税引前当期純利益から始まるので、それを逆にさかのぼるという意味では、解説する場合、以下の順番が分かりやすいかもしれません。

@税引前当期純利益
 ↓
A特別損失
 ↓
B特別利益
 ↓
(経常利益)
 ↓
C営業外損失
 ↓
D営業外利益
 ↓
(営業利益)
 ↓
E販売費及び一般管理費
 ↓
(粗利(売上総利益))
 ↓
F売上原価


以上の流れで見ていった方が私的には分かりやすいのですが、キャッシュフローを苦手としており、知識もきちんと定着していないので、講義の内容に沿って見ていきたいと思います。
 まずは、❷の減価償却費なのですが、以下のような特徴を持っています。

・価値のある資産から経年により失われる価値を減額するための費用である
・実際には現金及び現金同等物は動いていない
・販売費及び一般管理費(営業項目)において減算される

以上の理由のため、決算時に営業利益を求めるときには、粗利または営業総利益という項目から減価償却分の費用を減額するのですが、実際にはお金は動いていません。そのため、財務諸表上は、現金または現金同等物が失われているように記述されているのですが、実際には失われていません。その実際の状態を繁栄するために、ここでは加算します。

[あとがき]
 すみなせん。書きかけですが、時間がきましたので、本日はここまでとさせていただきます。実は、これから、ちょっと出かけます。あまり細かいことは書けないのですが、出かけるときに気になるのが、いつもでる変態・・・。前回出かけたときは、何もなかったのですが、今回はどうでしょうか?
 前回から、変態を見かけたら私が管理するブログに公開することにしました。その時に、顔と下半身にモザイクをかけよかどうか迷っていましたが、方針がきまりました。顔は、公開します。下半身を出してきたときは荒いモザイクでもしようかなって考えています(笑)。このブログで紹介してほしい方はどうぞいつも通りの感じで来てください。名前を言っていただければ、名前も公表します。言っておきますが、かなり、恥ずかしい姿ですよ・・・。あなたたち・・・。

 以上の理由により、しばらくブログは休止します。

 では、また!

2024年01月24日

キャッシュフロー計算書 −営業キャッシュフロー(間接法)− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
税金.jpg
 昨日のブログでは、投資キャッシュフロー財務キャッシュフローについて書きましたが、いかがだったでしょうか?どこからか、否定の内容のコメントをいただくかとも思ったのですが、ブログを見た方からのコメントはありません。大きくは違わないとは思うのですが、何かお気づきな点等ございましたら、ご連絡ください。
 では、本日は、営業キャッシュフローについてです。

[間接法と直接法]
 まず、営業キャッシュフローで注目する点は、間接法直接法という計算方法があるということです。
 間接法は、税引前当期純利益、ようは税金を引かれる前の、当期における会社の収益のすべて100%から、営業関連費用などの増減を調整し求めます。そして、税引前当期純利益には、営業には関連しない項目の費用なども含まれています。その関連しない項目の費用や利益などを増減することにより最終的に営業キャッシュフローを求めるという方法になります。
 直接法は、営業関連項目を個別具体的に調整するという方法になります。

 両者の明確な違いは、間接法は税引前当期純利益から、各項目を個別に増減するという方法になりますが、直接法は、営業に関連する項目を個別に数式から求めるという点です。それと、間接法の場合、営業キャッシュフローの最初の項目が、税引前当期純利益から始まるという点でしょう!その違いにより、間接法で営業キャッシュフローを求めているのか、直接法で求めているのか分かります。

[営業キャッシュフローの実際]
 実際のところ、多くの企業が間接法を利用しているそうです。理由は、情報の入手の容易性、計算の容易性などからです。ようは、間接法のほうが簡単に営業キャッシュフローが作成できるということらしいです。
 では、講義で教えてもらった項目と、実際の営業キャッシュフローで使用されている項目について比べてみましょう!本日も、昨日使用した、2023年3月期のトヨタ自動車のキャッシュフローと講義で教えてもらった項目を比較してみたいと思います。やはり、トヨタ自動車でも間接法で計算しています。
 それでは、まず最初に講義にでてくる間接法の調整項目を一覧にしてみましょう!

税引前当期純利益
減価償却費
貸倒引当金
受取利息及び受取配当金
支払利息
有形固定資産売却益
売上債権の増加額
棚卸資産の減少額
仕入債務の減少額
前払費用の増加額
未収収益の増加額
前受収益の増加額
前受金の増加額
未払費用の増加額
前払金の増加額

〜Studyingの講義より〜

トヨタ.png
 それでは、次にトヨタ自動車で利用されているキャッシュフローについてです。

当期純利益
減価償却費及び償却費
金融事業に係る利息収益及び利息費用
持分法による投資損益
法人所得税費用
資産及び負債の増減ほか
 営業債権及びその他の債権の増減
 金融事業に係る債権の増減
 棚卸資産の増減
 その他の流動資産の増減
 営業債務及びその他の債務の増減
 その他の流動負債の増減
 退職給付に係る負債の増減
 その他
配当金の受取額
利息の支払額
法人所得税の支払額


面白いのは、講義では、税引前当期純利益を使用しているのですが、トヨタ自動車は法人税等を支払った後の、当期純利益を使用しています。そのため、法人税が営業キャッシュフローに出てきているのと同時に、当期純利益から営業キャッシュフローが始まっています。
 そして、個別具体的に比べるのですが、これは、比べるのが非常に難しい。理由は、講義では、この営業キャッシュフローには、本業以外は挙げてはならず、本業以外の部分は、小計以降に記述することになっているはずなのですが、本業とは思えない、その他という部分が営業キャッシュフローに上がってきています。よく見たら、小計以降ないし・・・。
 金融については、トヨタ銀行と世間から揶揄されているのを聞いたことがありますが、もしかしたら、その言葉は決算書から出てきたのかもしれません。
 では、ざっと気になった点を列記したいと思います。

・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに貸倒引当金がない
・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに有形固定資産売却損益の記述がない。
・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに経過勘定に関する記述がない
・トヨタ自動車の営業キャッシュフローに流動資産に関する記述が存在する。固定資産に関する記述がない。
・退職給付に係る負債の増減がトヨタ自動車の営業キャッシュフローにでてきている。講義でも扱うべき項目かもしれない。

 なお、貸倒引当金などがないのは、2023年3月期には当該項目自体の増減がなかったからだと思うのですが、有形固定資産については、ちょっとよく分かりません。投資キャッシュフローに当該事業に関する記述があるので、何かしらの増減があり、それは、当期純利益に大きく係わってきているはずなのですが・・・?

[あとがき]
 営業キャッシュフローについては、講義の内容と実際に使われている計算書の比較はうまくいかないようです。トヨタ自動車は、すべての事業が本業という位置づけなのかもしれません。そうでないと、キャッシュフロー計算書の内容が理解できません。
 ちょっと、暇を見つけて講義の内容とトヨタ自動車の決算内容を比べてもう少し深掘りしてみたいと思います。
 本日は、時間が来たので、これで!

 では、また!

2024年01月23日

キャッシュフロー計算書 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 今日は、現在集中的に勉強している、キャッシュフロー計算書の話をしましょう。
 去年の資料とか見ると理解していない科目であることが分かります。っというか、現在、その資料を見ても何を言っているのか分かりません。よくこんな状態で受験したモノだと驚いています。
 今日は、そんなキャッシュフローでChatGPTと対話しながら気づいた点についてまとめて行きたいと思います。。

[キャッシュフロー]
 キャッシュフロー計算書が決算書類として義務化されたのは、2000年3月からです。そのキャッシュフロー計算書の種類としては、営業キャッシュフロー投資キャッシュフロー財務キャッシュフローの3種類があります。
 このキャッシュフローの目的については、ChatGPTに解説してもらいましょう。

 キャッシュフローを作る目的には、企業や個人において異なる目標がありますが、一般的に以下のような目的が挙げられます:

❶運営資金の確保
 キャッシュフローが健全であれば、企業は日常の業務遂行に必要な運営資金を確保できます。これには給与支払い、原材料の購入、サプライヤーへの支払いなどが含まれます。
❷投資活動への資金供給:
 キャッシュフローが十分であれば、企業は新しい設備や技術の導入、拡張計画、他社への投資など、将来の成長を支えるための投資活動に資金を供給できます。
❸債務の返済:
 キャッシュフローがプラスであれば、企業は債務を返済したり、利払いを行ったりすることができます。これにより、信用力向上や財務の健全性を保つことが期待されます。
❹株主への還元
 利益が現金化されると、企業は株主への配当を支払ったり、株式の買い戻しを行ったりすることができます。これは株主価値の向上に寄与します。
❺非常時への備え:
 キャッシュフローが積み上がっていると、企業は突発的な出費や経済の変動に対処するための緊急資金を確保することができます。
投資家や債権者との信頼維持:

 キャッシュフローの安定性や健全性は、投資家や債権者との信頼を維持するために重要です。これがなければ、企業への資金調達が難しくなる可能性があります。
これらの目的を通じて、健全なキャッシュフロー管理は企業や個人の財務の安定性と成長に寄与します。


ようは、他の財務諸表ではキャッシュ、減価償却費を代表に正しい現金の流れが分からず、黒字倒産といったような事態が発生する可能性があるため、上場企業は現時点義務化され公開しています

[営業、投資、財務キャッシュフロー]
 キャッシュフローにおいて、営業キャッシュフローだけが通常の簿記から外れた扱いになります。
 どういうことかというと、販売費および一般管理費で計上される減価償却費などは、現金という観点で言うと、初年度のみ資産の購入という形で実際に動くのですが、2年目以降も減価償却費は資産の価値を減額するために、販売費及び一般管理費として計上されます。ただ、実際に現金は動いていません。そのため、営業キャッシュフロー上では、減価償却費分プラスにしなくてはなりません。営業キャッシュフローでは、減価償却費だけでなく、そのような類似項目を複数同様の処理をします。
 但し、投資、財務キャッシュフローは、私が見た限りでは、簿記3級の知識があれば、正しく仕訳が可能です。

[投資キャッシュフロー]
 営業キャッシュフローは、書き始めると長くなってしまうので、本日は、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローについて触れたいと思います。
 投資キャッシュフローで注目する点は、通常は、以下の項目しか記載されていないということです。

・有価証券
・有形固定資産
・投資有価証券
・貸付金
トヨタ.png
本当かどうか確証が講義から得ることができなかったので、2023年3月期のトヨタ自動車のキャッシュフローを見てみたいと思います。
 同キャッシュフローの投資を注視してみると、以下の項目が列記されています。


有価固定資産の購入<賃貸資産を除く>
賃貸資産の購入
有形固定資産の売却<賃貸資産を除く>
賃貸資産の売却
無形資産の取得
公社債及び株式の購入
公社債及び株式の売却
公社債の満期償還
その他


ほぼほぼ同じですが、無形資産の売却がちょっと、違うかなって感じでしょうか?ChatGPTも言っていましたが、講義で紹介されている内容は一般的なもので、その他項目がはいってくることもあるそうです。
 試験的には、以上の4項目があり、購入・売却され合計8つぐらいの項目が投資キャッシュフローに記載されると考えていいと思います。責任は持てませんが(苦笑)。

[財務キャッシュフロー]
 財務キャッシュフローも投資キャッシュフローと同様に、記載される項目が限られ、そこに記載されている内容は、簿記3級の知識があれば仕訳できる内容となっています。
 講義では、以下の5項目が一般的に記載される項目として紹介しています。

・短期借入金
・長期借入金
・社債
・株式
・(−)配当金の支払い額

では、投資キャッシュフローと同様に、トヨタ自動車の2023年3月期のキャッシュフローと比較してみましょう。


短期有利子負債の純増減額
長期有利子負債の増加
長期有利子負債の返済
親会社の所有者への配当金の支払額
非支配持分への配当金の支払額
自己資本の取得(△)及び処分
その他


その他ぐらいでしょうか?これで、以上の5項目に関わる項目が出題された場合、財務キャッシュフローのことが聞かれていると判断して問題ないようです。
 実は、Studyingの過去問セレクト問題集には、それに関する問題が扱われていました。

[あとがき]
 きちんと情報を整理し、その情報の本質的な意味を抑えれば、もしかしたらキャッシュフロー計算書はそんなに難しいことはないのかもしれません。
 ただ、営業キャッシュフローは、めんどくさいです。
 その営業キャッシュフローについては、明日取り上げます。

 では、また!

■2023年3月期 決算要旨(トヨタ自動車)
https://global.toyota/pages/global_toyota/ir/financial-results/2023_4q_summary_jp.pdf


2023年11月29日

共分散と相関係数 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
ポートフォリオを求める.jpg
 簿記2級ですが、2月に受験予定でしたが、先に延ばします。簿記2級の商業簿記を一読して、中小企業診断士の内容をより深く理解できることが分かりました。しかし、合格したいのは、簿記ではなく、中小企業診断士です。中小企業診断士の1次ですが、できれば、今年中にめどをつけたい・・・。そのためには、簿記を勉強する時間もおしい・・・。ということです。
 簿記2級で何か有用な情報がありましたら、ブログに書きますね!

 では、本日は、以前勉強したポートフォリオで足りていない部分がありましたので、その不足分を追加で書きます。

[ポートフォリオを求める]
 ポートフォリオを求めるには、ChatGPTの提言をうけて、以下の流れで実施しようと考えていました。

❶景気を分類します
1)データ収集
2)データの前処理
3)経済パターンの分析
4)確率と収益率のモデリング
5)モデルの評価
6)期待収益率の計算

❷ポートフォリオを求めます
1)投資目標の設定
2)リスク許容度の評価
3)資産クラスの選択
4)個別の銘柄の選定
5)ポートフォリオのバランス
6)リバランスとモニタリング
7)リスク管理
8)分散化

 流れ的には変わらないのですが、考慮が足りない項目がありました。それは、❷-4、❷-8についてです。

[共分散]
 財務・会計の分野を、昨日勉強を終えたのですが、「資本市場と資本コスト」を再度勉強したところ、忘れている項目があることが判明しました。それは、共分散と、相関係数です。
 では、まず最初に、共分散について、ChatGPTに解説してもらいましょう。


 共分散(covariance)は、統計学および確率論で使用される概念の一つであり、2つの異なる変数がどの程度同時に変動するかを表す尺度です。共分散は、変数の変動が一緒に動く傾向があるかどうかを示す指標であり、正の値、負の値、またはゼロの値をとります。


共分散 =Σ(Xの偏差 × Yの偏差 × 確率)
※ 偏差 値 期待値


共分散の符号が示すものは重要です:
・正の共分散
 X が増加するとY も増加する傾向があることを示します。
・負の共分散
 X が増加するとY は減少する傾向があることを示します。
・共分散がゼロ
 変数XとYは無相関であり、一方の変数の変動がもう一方の変数の変動に影響を与えていないことを示します。

 共分散の欠点の一つは、その単位が入力変数の単位の積であるため、異なる単位の変数を比較する際に問題が生じることです。この問題を解決する手段として、共分散を標準化した「相関係数」が広く用いられています。相関係数は共分散を変数の標準偏差の積で割ったもので、一般的に -1 から 1 の範囲の値をとります。


ChatGPTから提示のあった数式は複雑だったため、簡易で理解しやすいStudyingからのものを利用させていただいています。
 共分散で、ある程度のことは分かるのですが、弱点があり、その弱点を補うため、相関係数を使用するということがわかりました。それでは、共分散を標準化した相関係数とはいったどんなものなのでしょうか?

[相関係数]
 連動している、または、連動していないことを明確にするために、相関係数を使います。それでは、相関係数とはどんな係数なのでしょうか?ChatGPTに聞いてみました。

 相関係数(correlation coefficient)は、統計学で2つの変数間の関連度合いを表すための指標です。具体的には、2つの変数がどれだけ同時に変動しているかや、一方の変数が変化すると他方もどの程度の割合で変化するかを示します。相関係数は通常、ピアソンの相関係数(Pearson correlation coefficient)が使われます。

 ピアソン相関係数は次の式で表されます:

 ピアソン相関係数 = 共分散 ÷ (Xの標準偏差 × Yの標準偏差)


 ピアソン相関係数は -1 から 1 の範囲の値を取ります:

・1に近い場合
 強い正の相関があることを示します。つまり、片方の変数が増加すると他方も増加する傾向があります。
・-1に近い場合
 強い負の相関があることを示します。つまり、片方の変数が増加すると他方は減少する傾向があります。
・0に近い場合
 相関がほとんどないか、非線形の関係があることを示します。

 相関係数は変数の単位に依存しないため、共分散よりも異なる単位の変数を比較する際に使いやすいです。ただし、相関があるからといって因果関係があるわけではないことに注意する必要があります。因果関係を示すにはさらなる分析が必要です。


ChatGPTは、ピアソン相関係数といっていますが、相関係数といったら通常ピアソン相関係数のことを指しているらしいです。そのためChatGPTからの回答をそのまま掲載します。但し、数式ですが、また複雑なものを利用していたので、Studyingの教科書の平易の式と差し替えました。教科書のほうは、相関係数としか書いていないのですが、同じものだと判断しています。
 以上の相関係数を求めることにより、❷-4)、❷-8)において、相関性がなさそうな銘柄を業種とかから選ぼうとしていましたが、過去の実績から数値で求めることができます。

[あとがき]
 システマティックリスクアンシステマティックリスクを考えた場合、システマティックリスクは、どんなに頑張ってもコントロールできないリスクです。しかし、アンシステマティックリスクは、コントロールできます。そのコントロールする手段として、ポートフォリオを利用するというところから、はじめた話題でしたが、まだ再勉強を終えていなかったため、一部考慮が足りない解説となってしまいました。
 今回の解説を付け加えることにより、システムを構築することができそうです。
 但し、儲かるかどうかは別問題です。

 では、また!

■株式銘柄のポートフォリオを作成する 〜財務・会計〜(2023年10月27日)
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/52/0

■株式のポートフォリオを求める 〜財務・会計〜(2023年10月28日)
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/53/0

2023年11月19日

支配力基準 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
キャリアウーマン.jpg
 図書館から小林多喜二の「蟹工船」を借りてきて読んでいます。ミクロ経済を知る上で、明治、大正、昭和初期において、プロレタリアートが日々どんな生活をしているのか知りたかったからです。
 ただ、読んでみて驚きました・・・。寝る直前に読もうと思ったのですが、読めない・・・。
 普段速読法で本を読むようにしています。本当に速読をやっている人と比較すると、比べるべくもないのですが、それでも、30分で50ページ以上読むことが可能です。ただ、「蟹工船」は読めない・・・。まっ、字を目で追うことはできるのですが、内容が頭に全く残りません・・・。ここ1〜2週間20〜30ページを繰り返し読んでいます。それも昨日でおしまい・・・。諦めました・・・。現在は、椅子に座って声を出してじっくり読んでいます。そのようにすることにより、なんとか読むことができるようになりました。

 なぜ、読めないのか・・・?それは、文章というか表現の仕方が独特・・・。方言がきつい・・・。何言っているのかな〜ってついつい考えてしまいます。返却期限が11月29日なので、それまでに音読し読み終えたいと思います。読んだ後どんなことを思うのでしょうか?

[勉強の状況]
 「蟹工船」を読みながら、Studyingの勉強も進めています。今日Xでつぶやきましたが、Studyingの勉強時間ランキングは現在700位です。毎日がんばっているつもりでしたが、私以上にがんばっている人達がいるようです。1年後、そんな努力している人達が合格するのでしょう?私もその人達に追いつきたいと思います。
 そんな勉強をしている最中、今日もよく分からない記述を見つけました。去年は気にもとめなかったのですが、よく考えたらおかしい・・・。まっ、時間的にも精神的にも余裕が出てきたっていうことでしょうか?

[グループ会社のの支配力基準]
 それは、グループ会社で、連結会計をする場合の支配力基準です。Studyingの記述は以下の通りとなっています。

 議決権の過半数(50%超)の場合なのですが、この場合は、無条件で連結子会社となります。これは、納得ですよね?ただ、50%以下でも連結支配力が及び子会社として連結会計をしなければいけない場合があります。
 それは、議決権の40%〜50%保有していて以下の条件の場合です。以下の文章はStudyingからの抜粋です。


@「自社が所有する議決権+自社と緊密な関係がある者が所有する議決権が他の会社等の議決権の50%超である場合
A役員もしくは使用人等が、他の会社の取締役会等の構成員の過半数を占めている場合
B他の会社等の事業の方針決定を支配する契約等が存在する場合
C他の会社等の負債に計上されている資本総額の過半について融資している場合
Dその他、他の会社等の意思決定機関を支配していると推測される事実が存在する場合

〜Studying 2-3 財務・結合会計 スマート問題解説より〜

まっ、これも、いいです・・・。理解できます。問題は、40%以下・・・。


 他の企業の議決権の0%〜40%未満を自己の計算において所有、かつ、緊密者と合わせると他の企業の議決権の過半数を所有している場合。ただし一定の条件あり。


 議決権が40%〜50%の場合と、40%以下の場合の違いが全く分かりません。以下は、そんな、疑問に対するBingからの回答です。


 議決権の所有比率が40%以下の場合と40%〜50%の場合の違いは、その企業が他の企業を支配するために必要な条件にあります。
 議決権の所有比率が40%以下の場合、その企業が他の企業を支配するためには、自己と「緊密な者」が所有する議決権が他の企業の議決権の過半数を占めていることが必要です。
 一方、議決権の所有比率が**40%〜50%**の場合、その企業が他の企業を支配するためには、以下の5つの条件のいずれかを満たす必要があります:

❶自己と「緊密な者」が所有する議決権が他の企業の議決権の50%超であること。
❷自己の役員または使用人が他の企業の取締役会その他これに準ずる機関の構成員の過半数を占めていること。
❸自己が他の企業の事業の方針決定を支配する契約等が存在すること。
❹自己が他の企業の負債に計上されている資本総額の過半について融資していること。
❺その他、他の企業の意思決定機関を支配していると推測される事実が存在すること。

 つまり、議決権の所有比率が40%以下の場合は、「緊密な者」との議決権の合計が過半数を占めることが必要なのに対し、議決権の所有比率が40%〜50%の場合は、より多くの条件が考慮され、その企業が他の企業を支配していると見なされる可能性があります。


 ChatGPTにも同じような質問をしていますが、今回は分かりやすいBeingの回答を採用させていただきました。
 議決権が40%〜50%の場合と、40%以下との条件の違いは、議決権が40%以下の場合は、「緊密な者」との議決権の合計が過半数を占めることがマストであるのに対して、40%〜50%の場合は、それ以外のいろいろな条件を加味することにより判断されるということらしいです。

 すっきりしました!

[あとがき]
 なんか、昨日と今日、普段と違いたわいもない話と思われるかもしれませんが、こういうたわいもないところで去年は、きちんと理解していなかったため落ちたのだと思います。今年は、得点がとれるところで、迷うことなく解答したいです。そのため、ブログを書くというこのような機会は大切にしたいです。
 もし、ご不明な点等ございましたら、ご連絡ください。追加で調べさせていただきます。

 では、また!!!

2023年11月18日

有価証券 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
簿記.jpg
 昨日から、財務・会計のキャッシュフロー計算書に入り手こずっています。きちんと理屈を覚えておらず、計算式を丸暗記した結果です。キャッシュフロー上なんでプラスなのか、なんでマイナスなのかといった、理屈を文書化し覚えようとしていますが、時間がかかりそうです。そういう部分は、毎日こつこつとまとめていきましょう!ただ、そこにとどまることはせず先に行きたいと思います。
 とういう状況で勉強を進めていますが、Studyingのハンドルネーム名とアイコンを「システムエンジニアが目指す中小企業診断士」にあわせました。仲間募集中ですので、気軽に声をかけて下さい。

[有価証券]
 今日は、有価証券について深掘りし、ブログにまとめていきたいと思います。
 有価証券ってパット聞いたところ、株を思いつきますが、それだけではありません。国が発行する国債、会社が発行する社債なども含みます。
 その有価証券ですが、その目的により、扱いが変わります。種類として分類すると、以下の4つになります。

❶売買目的有価証券
❷満期保有目的の債券
❸子会社および関連会社株式
❹その他有価証券

 ❶売買目的有価証券とは、時価の変動の差益により利益を得ることを目的とするための有価証券です。
 次に❷満期保有目的債券は、満期まで保有することを目的とした債権となります。
 ❸子会社及び関連会社株式は、その名称の通り、子会社及び関連会社の株式です。
 その他有価証券は、❶❷❸以外の有価証券となります。では、具体的にどんな商品を指しているのでしょうか?ChatGPTに聞いてみました。

[具体的な商品]
 ❶から順番に見てみましょう。
 ❶の売買目的有価証券は、以下の回答がありました。

❶売買目的有価証券
@株式
 他の企業の株式を購入し、将来的な株価上昇による利益を目指すことがあります。これは、市場の価格変動に応じて取引されることが一般的です。
A優先株式
 優先配当が支払われる優先株式も、企業が売買目的で取引する有価証券の一例です。
B株式投資ファンド
 株式型の投資信託やETF(上場投資信託)など、複数の企業の株式を組み合わせて取引する投資商品も含まれます。
C一部上場株式
 企業が将来的な成長や収益を期待して、一部上場市場で売買される株式を保有することがあります。


 では、満期保有目的債券はどうでしょうか?

❷満期保有目的の債券
@定期利付債券
 企業や政府が発行する債券の中には、定期的な利息が支払われ、最終的には満期において元本が返済されるものがあります。これらの債券は、元本を確実に取り戻すことが期待されています。
A償還債
 償還債は、特定の期間が経過すると元本が一括で返済される債券です。投資家は、償還日に元本を受け取り、それまでの利息を得ることができます。
B国債
 国債も一般的には満期が設定されており、満期において元本が返済される特徴があります。
C社債
 企業が発行する社債も、一定期間が経過すると元本が返済されることが一般的です。


 子会社および関連会社株式は、その言葉通りのものなので、飛ばして、次の❹その他有価証券はどうでしょうか?

❹その他有価証券
@株式投資ファンド(株式型投資信託)
 企業が他の企業の株式を保有している場合があります。これは、企業が将来的な資産の増加や収益の機会を追求する一環として行われることがあります。
A派生商品
 オプション、先物契約、スワップなどの派生商品は、企業が金融市場で特定のリスクをヘッジするために保有することがあります。
B投資信託
 企業は、投資信託を通じて様々な資産に投資することがあります。これには債券型投資信託や不動産投資信託(REIT)などが含まれます。
C他社の社債
 他の企業が発行する社債を保有することも、その他有価証券の一部として考えられます。
D金融機関の預金証書やCD(Certificate of Deposit)
 企業は、金融機関に預けた資金に対して発行される証書やCDを保有することがあります。
E非上場株式
 企業が非上場の他社の株式を保有している場合も、「その他有価証券」に分類されることがあります。


具体的な商品をイメージすることができました。
 問題は、以上の有価証券を決算時にどうするのかということです。Studyingにも解説が載っているのですが、各項目の記述レベルがばらばらで覚えにくい・・・。そこで、記述レベルを合わせ以下のようにまとめました。

[決算時の各有価証券の処理方法]
❶売買目的有価証券
計上書類:損益計算書(流動資産)
評  価:時価

❷満期保有目的の債券
計上書類:貸借対照表(固定資産)
評  価:帳簿価額

❸子会社および関連会社株式
計上書類:貸借対照表(固定資産)
評  価:取得価額

❹その他有価証券
計上書類:貸借対照表((固定資産/資本)
評  価:時価

以上の記述で気を付けなければならないのは、満期保有目的の債券の帳簿価額という記述です。同債券は、基本期末において、帳簿に記載された価額を転記します。最初は多分取得価額でしょう?ただ、取得から時間がたった場合、市場金利の変動や債券の信用格付けの変化によって満期保有目的債券の帳簿価額を調整する場合があります。その場合は、「償却原価法」に基づいて償却原価を算定し、算定した結果を帳簿価格として計上します。

[あとがき]
 決算時の各有価証券の処理方法の部分で納得がいく記述がなく、なかなか頭に入っていきませんでした。そのため、ChatGPT等を利用してまとめたものが以上の内容です。不明な点等ございましたら、引き続き調べますのでお知らせください。
 なお、上記において、償却原価法という言葉がでてきていますが、これについては、簿記2級のテキストにもでてきます。どのような方法なのか、Bingに聞いてみました。


 償却原価法は、金銭債権の取得価額と債権金額が異なる場合に適用される方法です。具体的には、債権を債券金額より低い価額または高い価額で取得した場合、その差額に相当する金額を取得日から満期日(償還日)に至るまで毎期均等額を貸借対照表価額に加減する方法を指します。



 分からない原因をつきとめ、積み上げ式に調べていくと理解していくことができます。ただ、去年は、このような勉強方法を徹底してやっていたため、時間がなくなってしまいました。今年は、ブログにまとめるときだけにする予定です。やはり、試験で得点が取れる箇所を優先的にやることが合格の近道になりそうです。

 では、また!

■償却原価法とは〜定額法による計算方法と仕訳のやり方〜(いぬぼき)
https://inuboki.com/2q-syoubo-kouza/kobetu4-4/

2023年11月05日

資本の移動 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 本日は、Studyingで、1-6組織と人材について学習しました。Studyngは、ビデオ学習が終わった後、スマート問題と言って、簡単な質問形式の問題があります。中小企業診断士の試験の問題って、長くて、文章が複雑じゃないですか?それを、問題を読みやすく、学習を促進しようという問題です。そこまでは普通に解けたのですが、1-6組織と人材の過去問の結果が最悪です。
 実は、前回の1次試験でも問題になったところで、覚えたのは試験1週間前ぐらいでした。そのような状態だったので、過去問を解いて見るとことごとく間違えます。今日、これからまとめるのは時間がないので、次回、その間違えたところを、恒久的に記憶に留めておくことができるように、ブログにまとめます。

[今日の簿記]
 そんなことで、今日は、中小企業診断士に関する記事はなく、昨日に引き続き簿記で気になったとこを書きます。
 それは、株主配当金とかが絡んだ、資本金の移動のところです。ここめんどくさいですよね?間違えそうなところは、株式として発行により得た資本金は、基本、資本金としなければならない。基本というところが意外と味噌で、問題として問われ間違えました。
 そして、配当のところ・・・。覚えてしまえば、難しくないのですが、定着に時間がかかっている現状・・・。どんなことがとわれているかというと、「繰越余剰金を配当する場合、資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、配当金の10分の1を利益準備金として積み立てなければならない。」という記述・・・。簿記では、以下の❶❷の式を提示し、いずれか小さい方をの金額を採用すればいいと書いてありました。

❶資本金   × 1/4 − (資本準備金 + 利益準備金)
❷株主配当金 × 1/10
資本の移動.png

文章で読むと難しいので、こっちを採用したいと思います。そして、資本金に関する記述を右記の図にまとめました。これ、あっているかどうか分かりません。文章を読んでいても理解できないので、文章から図を作ってみました。
 ご指摘いただければ修正しますので、ご意見等よろしくお願いします。

[あとがき]
 以前のブログで、中小企業診断士の試験ですが、時間をかけずに、問題中心でやっていくと書きましたが、ブログに記述する記事は別です。基本分からない問題なので、深掘りしていきますので、引き続きよろしくお願いします。
 なお、教科書の内容を読んで分からない問題を中心に書いているので、調べた結果が間違っている場合もあるかもしれません。その点にご留意ください。

 では、また!

2023年11月04日

簿記−収益の認識基準− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 本日は、バランス良く勉強し、システムの開発もできました。

 そんな今日の簿記なのですが、やはり最初っから難しい話をしています。中小企業診断士試験の中で勉強はしているとはいえ、難しいことには変わりがありません。
 簿記の本には書かれてはいないのですが、会計学には収益の認識基準という基準があります。その基準には、現金主義発生主義実現主義という考え方があるのですが、本日は、その考え方に基づいた仕訳を勉強しました。

[収益の認識基準]
 それでは、収益の認識基準とはいったいどんな考え方だったのか、ChatGPTに解説をしてもらいましょう!


 日本の簿記の収益の認識基準には、主に以下の3つの方法があります:現金主義、発生主義、実現主義です。それぞれを説明しましょう:

❶現金主義(Cash Basis):
 現金主義は、収益の認識を実際の現金の受け取りまたは支払いに基づいて行う方法です。この方法では、売上高は商品やサービスの代金が顧客から実際に受け取られた時点で収益として計上され、費用は支払われた時点で計上されます。現金主義は簿記の単純さと透明性を提供しますが、将来のキャッシュフローを考慮しないため、収益と費用の認識が実際の経済活動と異なる場合があります。

❷発生主義(Accrual Basis):
 発生主義は、収益と費用の認識を経済的な出来事が発生した時点で行う方法です。売上高は商品やサービスが顧客に提供された時点で収益として計上され、費用はそれらの収益を生み出すために発生した時点で計上されます。発生主義は、企業の収益と費用をより正確に反映し、将来のキャッシュフローについても考慮できます。多くの国や国際的な会計基準(例:国際財務報告基準(IFRS))では発生主義が採用されています。

❸実現主義(Realization Basis):
 実現主義は、収益の認識を収益が確実に実現したときに行う方法です。これは、売上高が商品やサービスの提供だけでなく、顧客が支払いを行い、その支払いが収益を確実に実現させる場合に収益として計上されます。実現主義は、特に不確実性が高い取引に関連して収益認識が遅れることがあります。

日本の会計基準は、一般的に発生主義に基づいており、企業は経済的な出来事が発生した時点で収益と費用を認識する傾向があります。ただし、一部の特別な取引や業種においては、現金主義や実現主義が適用されることもあります。


[平成30年 第7問〜損益計算における費用と収益の認識基準 問題〜]
 問題としては、平成30年第7問として出題されています。以下に同問題を掲載します。

■平成30年 第7問
 当社は企業向けのセミナーや研修を中心とした業務を営んでいる。決算にあたり以下の一連の取引に対し計上される収益および費用の金額の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

4月20日 7月開講予定のセミナー(全10回、50,000円/回)の受講料総額500,000円を現金で受け取った。
5月30日 開講準備にあたり、全10回分のテキスト作成のため現金250,000円を支出した。
12月31日(決算日) 全10回のセミナーのうち6回が終了していた。

〔解答群〕
ア,収益:300,000円  費用:150,000円
イ,収益:300,000円  費用:250,000円
ウ,収益:500,000円  費用:150,000円
エ,収益:500,000円  費用:250,000円

 実は、この問題を解くには、収益の認識基準に加え、費用の認識基準も知らないと解けない問題です。ただ、Studyingには費用については記載がありません。TACのテキストには、あるのですが、収益の認識基準の発生主義の原則として解説されています。
 それでは、この機会に費用の認識基準について学習してしまいましょう!ChatGPTに費用の認識基準について解説してもらいました。


 費用の認識基準は、会計において費用をいつおよびどのように認識するかに関する原則やガイドラインを示すものです。費用認識の基本的な原則は、収益認識と同様に、正確性、信頼性、および会計情報の比較可能性を確保するために重要です。以下に、費用の認識基準に関連する主要な原則を列挙し、それぞれについて説明します。

❶費用の対応原則(Matching Principle)
  費用の対応原則は、費用とそれに関連する収益を同じ会計期間に対応付ける原則です。これにより、企業の業績を正確に反映し、利益計算書の正確性を保つことができます。
❷正当性原則(Prudence or Conservatism Principle)
 正当性原則は、将来の不確実な損失を収益計算書に過度に反映しないようにする原則です。この原則に従うと、利益は慎重に計算され、損失が発生した場合には速やかに認識されます。
❸定額の原則(Consistency Principle)
 定額の原則は、会計方針や原則を一貫して適用し、期間内での変更を最小限に抑える原則です。これにより、会計情報の比較可能性と信頼性が確保されます。
❹原価原則(Cost Principle)
 原価原則は、費用の認識において、実際の支払額または発生額に基づく原則です。費用は実際の取引に基づいて計上され、未来の評価額に依存しません。
❺実質に基づく原則(Substance Over Form Principle)
 実質に基づく原則は、法的な形式ではなく、経済的な実質に基づいて費用を認識する原則です。つまり、取引の本質に従って費用を計上します。
❻定期的かつ系統的な原則(Conservatism Principle)
 定期的かつ系統的な原則は、費用の認識が一貫して行われ、会計期間内での均等な割り当てを確保する原則です。

 これらの原則は、費用の認識に関する一般的なガイドラインを提供し、会計情報の正確性と信頼性を維持するために重要です。企業はこれらの原則に基づいて費用を認識し、経済的な出来事と実際の取引に基づいて記録を行います。



[平成30年 第7問〜損益計算における費用と収益の認識基準 解答〜]
 以上の、収益の認識基準実現主義の原則発生主義の原則に基づいて認識され、費用は、収益の認識基準の発生主義で認識されるのですが、費用の認識基準費用収益対応の原則に基づき、当該期に実現した対応する費用だけを計上することになります。
 以上により、解答はアということになります。

[あとがき]
 中小企業診断士の財務・会計では、原理原則があって、同原理原則に基づいてどのよう仕訳をするのかといった解説があるのですが、簿記2級って基本、考え方は載っていないようです。まだ80ページ弱しか読んでいないので、書いてないとはいえないのですが、できれば、以上の仕訳があった段階で、解説があればもっと理解できるのにと感じます・・・。
 それと、今日は、売上原価法という仕訳の方法を勉強しました。期中に仕訳をすれば、決算時には何もしなくていいようです・・・。どっちが簡単なのでしょうか?はじめて見るので、何とも言えません・・・。

 っといった感じで勉強を進めています・・・。頭が痛い・・・。

 では、また!


2023年10月28日

株式のポートフォリオを求める 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
StockMarket.jpg
 今、Studyingの「短期合格の戦略」を聞きながら、簿記の問題を解いていました。開発もしたいですが、全体のスケジュールの調整のため、本日まで中止しています。明日から再開する予定です。
 
 Studyingの「短期合格の戦略」を聞きながら、気づいたこと・・・。Studyingでやってはいけない勉強方法で勉強をしていました・・・。Studyingの「短期合格の戦略」ってカリキュラムの最初の講座なのですが、忘れていましたね・・・?どこが、悪くて、今後どうするのかという話は、また後日お話しします。

 では、昨日の話の続きをしていきましょう!

[収益とリスクの関係]
 昨日、収益の大きさとリスクの大きさの関係はトレードオフの関係にあるという話をしましたが、違いましたね。リスクが大きいほど収益が多くなるのですから、比例と表現すべきだったと思います。ただ、今この文章を書いていても、しっくりしません。まっ、そんなものだと考えてください。

[ポートフォリオを求める]
 以上の考察から、標準偏差が小さい企業を集めるだけでは、収益が上がらないということが分かりました。手戻りになりますが、どういうプロセスで、ポートフォリオを構築するのか、ChatGPTの提言を再掲します。

❶投資目標の設定
 まず、自分の投資目標を明確にしましょう。資産を増やすことが目的か、収益を得ることが目的か、将来のリタイアメント資金を積み立てることが目的かを確認しましょう。
❷リスク許容度の評価
 どれだけのリスクを取ることができるかを理解しましょう。リスク許容度は、年齢、財務状況、投資経験などに影響を受けます。
❸資産クラスの選択
 株式取引のポートフォリオには、異なる資産クラス(例: 米国株式、国際株式、債券、不動産投資信託など)を組み合わせることが一般的です。これによりリスクを分散し、ポートフォリオの安定性を高めることができます。
❹個別の銘柄の選定
 個別の株式を選ぶ際には、企業の財務情報、業績、業界の動向、競合状況などを調査し、優良な銘柄を選定しましょう。さまざまな業界から選ばれた株式を組み合わせてポートフォリオを多様化させることが大切です。
❺ポートフォリオのバランス
 ポートフォリオ内の各銘柄の比率を調整し、リスクを最適化します。これには、異なる業界、市場キャピタリゼーション、リスク度合いに分散して組み入れることが含まれます。
❻リバランスとモニタリング
 ポートフォリオを定期的に再評価し、必要に応じてリバランスを行いましょう。市場条件や投資目標の変更に応じてポートフォリオを調整することが重要です。
❼リスク管理
 ポートフォリオにおけるリスクを管理するために、ストップロス注文やヘッジ戦略を使用することを考えましょう。
❽分散化
 ポートフォリオ内の資産を適切に分散し、あまりにも特定の銘柄や業界に過度に依存しないようにしましょう。


 では、❶投資目標の設定から順を追って見ていきましょう。
 ❶投資目標の設定を求める方法を、今までの要素からどうやって求めようかと考えました。その結果、4,000弱近い銘柄を2007年から求めた、収益を使うのが妥当だという結論になりました。その4,000近い銘柄のうち、自分がどのくらいの資金があり、どのくらいの利益を求めたいのか考えます。その結果に基づき、1社あたりどのくらい利益を上げて、何社購入するのか決定します。そのような条件を設定し、それ以上の条件の銘柄で標準偏差が低いモノを投資対象とするというのはいかがでしょうか?今、与えられた情報からだとこれ以外ないと思われます。
 ❷❼リスク許容度の評価とリスク管理は、エフェクチュエーションでもでてきましたが、リスクをどのくらいまで許容しその許容を越えた場合、撤退するというものです。システムを作ることにより、リスクはゼロに近いような気がしますが、転ばぬ先の杖といったところでしょうか?
 ❸資産クラスの選択は、資産がたくさんある人のやることだと思います。資金が少ない人がこれをやった場合、ほとんど儲からないと思ったほうがいいと思います。勉強のためにやるのはありだと思いますが、難しいでしょう?
 このブログでは、株式のポートフォリオを求めようとしているのでご了承ください。
 ❹❽個別の銘柄の選定は、ポートフォリオの肝と言えるものになります。❶で標準偏差が低いものを選択しているので、問題ないと思われる人もいるかもしれませんが、100%の補償はありません。ここで、関連性がない複数の業界を選択することが、組んだポートフォリオを有効なものとしてくれます。
 例えば、自動車業界と、飲食業とか・・・。半導体メーカーと住宅関連企業とかいった感じです。そして、昨日のブログで景気を分類していますが、その分類ごとに強い銘柄を購入するということも大事だと思います。ただ、不景気には、システマティックリスクが極大化しているので、すべての企業が普通に悪いと思うのですが、どうなのでしょうか?
 ちなみに、新型コロナウイルス感染症が蔓延したとき、オリエンタルランドは株価は下がりませんでした。確か、Docomoもそうだったような気がしたのですが、そういえば、上場廃止していましたね・・・。Docomo・・・。確かめる術がありません。
❺❻ポートフォリオのバランスとバランスは、現在の景気状況にあわせて、システムで求めた、景気分類を適時当てはめるという作業になると思われます。加えて、日々の取引から定期的に各銘柄の収益を再計算するという作業も必要となるでしょう?
 それと、今気づきましたが、2007年から現在という長期間の計算結果に対して、1カ月、2カ月の期間の情報を反映したから結果が変わることはまずありません。景気は10年ごとに変化すると言われているので、10年ごとの計算結果も用意しておくといいかもしれません。

[あとがき] 
 儲かるかどうか別問題として、システムは製造可能だという結果になりました。
 ただ、作るのは当分先だと思います。100%儲かるとは思えませんし、どちらかというと眉唾に聞こえるんですよね・・・。儲かるなら、もうすでに製造している人はいるだろうし、証券会社が倒産することはないですものね・・・?
 もし、儲かると分かっていれば、今すぐにシステム作りを始めます。
 教科書の「ポートフォリオの期待収益率」という一言から、システムを作るんだったら、どのようなことをしなければならないのか、考えてみましたが、教科書には本当に表面的なことしか書かれていないことが分かりました。もし、興味がある分野がでてきたら、今回のポートフォリオと同様に、掘り下げてみると面白いかもしれませんね?

 では、また!

2023年10月24日

ポートフォリオを求めるシステムの製造方法を考える 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
株式市場.jpg
 システマティック・リスクに関する記事ですが、分野的に、財務・会計に記載されていました。株式って、経済を意識して取引をするものばかりと考えていたため、脳裏にあったそんな考えがでてしまいました。本日、財務・会計に変更しましたので、お許しください。
 そんな昨日の『システマティック・リスクとエフェクチュエーション』を受けて、本日は、ポートフォリオの求め方について勉強していきたいと思います。

[ポートフォリオの求め方]
 理論通りやっていたのでは、儲かる気がしないのですが、それでも、基本を知らないと成功することはできないでしょう?そこで、きちんと、ポートフォリオの求め方を勉強し、最終的には、システムを構築し、ポートフォリオを求めることができたらと考えています。
 そのため、中小企業診断士のテキストにポートフォリオの求め方が記載されており、勉強することができるのは、非常にラッキーなのですが、ちょっと、難解です?
 中小企業診断士の試験的には、問題があり、各項目があり、その項目を数式に当てはめることによりポートフォリオを求めることができます。ただ、いざ、システムを作ろうと数式を見ると、できる気がしません。
 そこで、今日は、現在、Studyingに記載されているポートフォリオの求め方から、各項目、各数式を深掘りし、システムができるかどうか検証していきたいと思います。

[ポートフォリオの求め方]
 ポートフォリオというか、教科書的には、ポートフォリオの期待収益率といいますが、以下の式で表すことができます求めることができます。

❶期待値(リターン) = Σ(確率 × 収益率)
❷偏差 = 期待値(リターン) − 収益率
❸分散(リスク) = Σ(偏差2 × 確率)
❹標準偏差 = √分散

以上の式は、当該銘柄の不確実性について求めようとしています。標準偏差の値が高ければ高いほど、不確実性が高く、取引には不向きです。それでは、❶から順をおって見ていきましょう。

❶の期待値(リターン)は、確率と収益率を乗じて最終的に合算することにより求めることができます。合算っておかしいと思いますよね?実は、この❶を考える前に準備が必要なのです。それは、好景気、凪、不景気といった経済のパターンをいくつか用意しておいて、その経済パターンの確率、収益率を求め、求めた確率と収益率を乗じ、そして最後にそのすべてを合計するということをします。ただ、ここで、言っている確率とは何なのでしょうか?ChatGPTに聞いてみました。


 期待値(リターン)を計算する際に利用される確率は、各事象や収益率が発生する確率を指します。具体的には、確率分布に基づいて、各事象や収益率が発生する確率を数値化したものを使います。
 例えば、投資の場合、株式の収益率の期待値を計算するとき、各銘柄が特定の収益率を出す確率分布が考えられます。この確率分布に基づいて、各銘柄の収益率とそれらの収益率が発生する確率を掛け合わせて期待値を計算します。具体的な確率は統計データや過去の収益率の分析から得られることが多いです。また、確率は通常、全ての事象に関して合計すると1になるように正規化されます。
 例えば、2つの株式AとBがある場合、それぞれの収益率とそれらの収益率が発生する確率を次のように表現できます:

 株式Aの収益率: 5%、確率: 0.6
 株式Aの収益率: 10%、確率: 0.4

 この場合、株式Aの期待値(リターン)は次のように計算されます:
 
 期待値(リターン) = (0.6 * 5%) + (0.4 * 10%) = 0.03 + 0.04 = 0.07

 このように、各事象の収益率と確率を掛け合わせて期待値を求めることになります。確率は特定の出来事が発生する確かさを示すもので、期待値計算においてはその確率を考慮して平均的なリターンを計算します。


なんとなく、分かりました。具体的に考えると、景気パターンを、好景気、凪、不景気と3つに分類した場合、その好景気、凪、不景気の発生する確率を考え、その合計が1になるように求めます。
 収益率は、その好景気、凪、不景気における当該株式の収益率になりそうです。
 以上のように、確率、収益率は、過去の当該株式の実績により求め、期待値(リターン)とは、当該株式の実力といっていいようです。

 次に、❷の偏差を求めるのですが、具体的には何を求めようとしているのでしょうか?数式の中身を見てみると、期待値(リターン)から収益率を減じることにより求めています。期待値(リターン)は、❶で求めた期待値(リターン)と同じ値を指します。そして、収益率は、❶で使用した収益率で、過去の当該銘柄の実績により求めた値です。その差を求めるということはどのようなことを意味しているのでしょうか?
 それは、それぞれの景気パターンの収益率が当該株式の期待値(リターン)とどのくらい乖離しているかということを求めています。
 平均的な期待値(リターン)と比較して、好景気なら収益が高くなるし、不景気なら収益が低くなるといった、その差を求めようとしています。ちなみに、この❷の計算式は、好景気、凪、不景気それぞれの偏差を求めます。

 次に、❸の分散を求める式ですが、ここでは、各経済パターンで求めた、偏差をべき乗したものを確率で乗じ、そして合計しています。ここで、利用している偏差とは、❷で求めた偏差です。その偏差とは期待値(リターン)との乖離でした。それを確率で求めるということはどういうことでしょうか?
 確率は、好景気、凪、不景気の発生確率でした。その確率と期待値(リターン)との乖離を掛けているので、求められるのは、期待値(リスク)に対する求める結果のバラツキ、いわゆるリスクを指します。
 ただ、分からないのは、なぜ、ここで、偏差をべき乗する必要があるのでしょうか?それについて、ChatGPTに聞いてみました。

 偏差を2乗して分散を計算する背後にある理由は、いくつかの重要な理由が存在します。

@正負の偏差を取り除く
 偏差はデータポイントが平均値からどれだけ離れているかを示しますが、正の偏差と負の偏差が平均値からの距離を同じように示すため、これらの偏差を単純に足し合わせるとゼロになります。2乗することで、すべての偏差が正になり、各データポイントが平均値からの距離の大きさを正確に反映することができます。
A偏差の大きさを重視する
 偏差を2乗することにより、ばらつきが大きいデータポイント(平均値から遠いデータポイント)が、ばらつきの指標である分散に大きな寄与をするようになります。これは、分散がデータポイントのばらつきを正確に反映し、データの異なる値が平均値からどれだけ遠いかを重要視することを意味します。
B数学的な都合
 偏差を2乗することにより、分散の計算が扱いやすくなります。2乗した偏差を合計しやすいため、数学的な操作が単純化されます。

 このような理由から、分散は偏差を2乗して計算され、データポイントが平均値からどれだけばらついているかを評価するための一般的な手法となっています。


だそうです。確か、G検定を勉強したとき、いろいろな関数に触れましたが、似たような記述があったのを覚えています。多分、数学が詳しい人ならもっと分かりやすく解説してくれるのでしょう?

 では、最後に❹のですが、数式を見ると、分散からルートを求めています。どうしてこんなことをして標準偏差を求めることができるのでしょうか?それについても、ChatGPTに聞いてみました。

 標準偏差(Standard Deviation)は、分散から導かれる統計的な指標で、データセットのばらつきや不確実性を示すために使用されます。標準偏差は、分散の平方根です。
 標準偏差を計算する理由はいくつかあります:

@単位の整合性
 分散は元のデータの単位を2乗したものになります。例えば、データがドルであれば、分散はドルの2乗で表されます。これはしばしば直感的でなく、データの実際の単位とは異なります。標準偏差は分散の平方根なので、元のデータと同じ単位で表現されます。したがって、標準偏差はデータの単位と整合的で理解しやすいです。
Aデータのばらつきを直感的に理解
 標準偏差は、データポイントが平均値からどれだけばらついているかを示す指標です。標準偏差が大きい場合、データは平均値から遠くに散らばり、不確実性が高いことを示します。逆に、標準偏差が小さい場合、データは平均値に近く、不確実性が低いことを示します。分散の平方根である標準偏差を使うことで、このばらつきをより直感的に理解できます。
B偏差との整合性
 分散は偏差を2乗したものを利用しますが、標準偏差は単に偏差をそのまま利用します。このため、分散を計算した後に標準偏差に変換することは、データのばらつきに関する情報を保持するための重要なステップとなります。

したがって、標準偏差はデータのばらつきやリスクを評価するための便利な指標であり、分散から平方根を求めることにより、データの不確実性を直感的に理解しやすくなります。


だそうです。ようは、偏差をべき乗したものを確率で乗じたので、偏差のべき乗をより実際の数値に近づけようとしていると言う理解でいいかな?

[あとがき]
 以上の調査により、ポートフォリオの求め方が理解できました。実際には、以上の式を用いて、業種、市場など雑種多様な商品を組み合わせて求めて、ポートフォリオを組みます。ただ、この段階で難しいと思うのは、好景気、凪、不景気という分類だけでいいのかどうか?ということと、その好景気、凪、不景気の判断を何でしたらいいのかということです。それについても、ChatGPTに聞いてみました。


 ポートフォリオの期待収益率を求めるために、経済パターンから確率と収益率を求めるプロセスは、統計学、データ分析、そして予測モデリングに関連しています。以下はこのプロセスの一般的なステップと、ChatGPTがどのように役立つかを示す例です。

@データ収集
 経済パターンに関するデータを収集します。これには過去の収益率、経済指標、企業の業績などが含まれます。
Aデータの前処理
 収集したデータをクリーニングし、欠損値を処理し、必要なフォーマットに整えます。ChatGPTはデータの前処理に関するアドバイスを提供することができます。
B経済パターンの分析
 過去のデータをもとに、経済パターンや相関関係を分析します。ChatGPTは統計学やデータ分析に関する質問に答えたり、分析手法を説明したりするのに役立つでしょう。
C確率と収益率のモデリング
 経済パターンをもとに、将来の確率と収益率のモデルを構築します。ChatGPTは統計モデリングに関する情報を提供し、モデリング手法を説明するのに役立ちます。
Dモデルの評価
 構築した確率と収益率のモデルを評価し、モデルの性能を評定します。ChatGPTはモデルの評価方法やモデル選択に関するアドバイスを提供できます。
E期待収益率の計算
 構築した確率と収益率のモデルを使用して、ポートフォリオの期待収益率を計算します。ChatGPTは計算手法を説明し、計算をサポートできます。

 このように、ChatGPTは経済データ分析や予測モデリングに関する知識や情報を提供することで、ポートフォリオの期待収益率を求めるプロセスを支援することができます。


だそうです・・・。@のデータを収集するという部分については、既に、2007年からのデータが揃っています。そのため、これからやるのは、Aの「データ前処理」と言うことになりますが、ぱっと見ただけでは分かりません。どんなことを意味しているかと言うことを深掘りしながら、開発を進めるという作業になりそうです。
 今は、EVEシステムの開発を優先しますが、時期がきたら、ポートフォリオを求めるシステムを作れそうな気がします。
 ChatGPTって本当に心強いパートナーって感じですよね?もし、ChatGPTがなく、本当に一人で開発を進めていたらできるとは思わなかったかもしれません。

 では、また!

2023年10月23日

システマティック・リスクとエフェクチュエーション 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
株式市場.jpg
 いっとき、株式市場が落ち着き、時々活況な状況になっていたのですが、本日は下げ圧力が強い状況です。先週末と比較して上昇した銘柄は769銘柄で、下落した銘柄は、3,298銘柄でした。
 実は、この状況ここ数日続いてます。なぜなのでしょうか?

 Studyingの中小企業診断士のテキスト『資本市場と資本コスト』の内容を基に考えてみたいと思います。

[ポートフォリオ]
 ポートフォリオとは何なんなのでしょうか?ChatGPTに聞いてみました。

 ポートフォリオは、投資における基本的な概念であり、複数の異なる資産や投資商品を組み合わせて所有することを指します。これらの資産は、株式、債券、不動産、商品、キャッシュなど、さまざまな形態を取ることがあります。ポートフォリオを構築する際には、投資家がリスクとリターンのバランスを調整し、特定の投資目標を達成するために異なる資産クラスを組み合わせることが一般的です。


そして、メリットについては、以下のように言っています。

❶リスク分散
 ポートフォリオに複数の資産を含めることで、特定の資産の値動きに依存しないようにリスクを分散できます。これにより、全体的なリスクを削減し、安定性を向上させることができます。
❷リターン最大化
 異なる資産クラスの組み合わせにより、リターンを最大化できる可能性が高まります。一部の資産が低いリターンをもたらす一方で、他の資産が高いリターンを提供する場合、全体の収益が向上します。
❸投資目標への適合
 ポートフォリオを構築する際に、特定の投資目標やリスク許容度に合わせて調整できます。これにより、将来の金融目標を達成しやすくなります。
❹リスク管理
 ポートフォリオを適切に分散させることで、特定の資産の価格変動がポートフォリオ全体に与える影響を緩和できます。これにより、大幅な損失を回避しやすくなります。
❺収益の一定化
 異なる資産クラスを組み合わせることで、収益の一定化が可能です。特定の資産クラスが低迷しても、他の資産クラスが補完的なリターンを提供できます。


 ChatGPTが言うように、株を購入する場合複数の株式を組み合わせてポートフォリオを作ることが重要だとしています。ポートフォリオを作ることによりリスクを分散することができ、リスクを限りなくゼロに近づけるの同時に収益を一定化してくれるとしています。但し、ゼロに近づけることはできますが、ゼロにすることはできないのと同時に一定化にするということも難しい場合があります。それは、なぜなのでしょうか?

[システムマティック・リスクとアンシステマティック・リスク]
システマティックリスク.png
 それは、システマティック・リスクがあるからです。システマティック・リスクとは、業界、市場、国、地域などのリスクをさし、投資家がコントロールできないリスクとしています。例えば、ロシアvsウクライナ戦争です。私の保有している株も、ロシアvsウクライナ戦争が開始される数カ月前から徐々に下がり始めました。決算がいいにもかかわらずです。
 それとは逆に、株主がコントロールできるリスクを、アンシステマティック・リスクと呼んでいます。以上に述べたポートフォリオを作ることによりリスクコントロールをすることができる部分をさします。図にすると右記の図のようになります。

[リスクフリー資産]
 ポートフォリオを作る場合、リスクフリー資産を組み込むことにより、よりリスクを軽減することができるとしています。そのリスクフリー資産とは、国債です。ただ、ご存じの通り、日本の国債の利率は、2023年10月3日に10年物の国債の入札表面利率を0.8%に引き上げている状態です。例を挙げて考えれば、100万円で10年物の国債を購入した場合、10年後8千円の利益になるという計算です。投資と呼ぶにはかなり額が少ないようです。ここで、もっと効率的なポートフォリオがないかと考えますが、そんな都合のいいものはありません。短期的には存在するかもしれませんが、そういう株式は買いが集中し、急上昇後、急落するといった傾向があります。
 そのような市場から立てた仮説があります。

[効率的市場仮説]
 効率的市場仮説とは、投資市場における価格形成と情報伝達に関する仮説であり、中小企業診断士試験では、以下の4つの仮説が紹介されています。 

❶ウィーク・フォームの効率的市場仮説
❷セミストロング・フォームの効率的市場仮説 .
❸ストロング・フォームの効率的市場仮説
❹ランダムウォーク仮説

それでは、それぞれの仮説はどのようなことを言っているのか、ChatGPTに解説してもらいましょう!

 効率的市場仮説(Efficient Market Hypothesis, EMH)に基づいて、以下の理論について解説します:
❶ウィーク・フォームの効率的市場仮説(Weak Form Efficient Market Hypothesis)
 ウィーク・フォームEMHは、市場が過去の取引データや価格情報に関する情報を既に価格に反映しており、これを利用して将来の価格変動を予測することは難しいと主張します。
この仮説に基づくと、技術分析(過去の価格データを分析して未来の価格動向を予測しようとする方法)は無効であり、過去の価格パターンやトレンドを利用して市場で超常的なリターンを得ることは難しいとされます。
❷セミストロング・フォームの効率的市場仮説(Semi-Strong Form Efficient Market Hypothesis)
 セミストロング・フォームEMHは、市場が公に利用可能な情報(公開情報)を既に価格に反映しており、一般の投資家がこの情報を利用して超常的なリターンを得ることは難しいと主張します。
基本的な情報(企業の財務報告、経済指標など)に基づいて株式や他の資産の価値を評価し、投資判断を行う試みが制約されるとされます。この仮説に基づくと、基本分析(企業の業績や経済データを分析して投資判断を行う方法)も限定的であるとされます。
❸ストロング・フォームの効率的市場仮説(Strong Form Efficient Market Hypothesis)
 ストロング・フォームEMHは、市場がすべての情報(公的情報および非公的情報)を適切に反映しており、どの種類の情報も市場での利益を生むために利用することはできないと主張します。
 この仮説に基づくと、内部情報(企業内部情報や秘密の情報)を利用して利益を得ることも難しいと主張します。非公開情報の不正使用は違法であるとされます。
❹ランダムウォーク理論(Random Walk Theory)
 ランダムウォーク理論は、株価や資産価格の動きがランダムで予測不可能であるというアイデアに基づいています。これは、効率的市場仮説に関連する理論の一部とされます。
ランダムウォーク理論によれば、価格の変動はランダムで、過去の価格動向を分析して未来の動向を予測することはできないとされます。この理論は、市場が情報を速やかに反映し、価格がランダムに変動すると仮定します。



[あとがき]
 以上の考察から、まっ、株式投資って、儲かっている人がいうほど、理論的には儲からないっていうことになるようです(笑)。そして、現在下がっている要因は、多分、イスラエルvsパレスチナ紛争でしょう?
 VUCAから考えるエフェクチュエーション理論の、手中の鳥の原則(Bird in Hand)、レモネードの原則(Lemonade)から考えると、自分が現在持っていて、コントロールできる手段で困難を乗り越えるという考え方から株式投資を考えると、ちょっと、混乱の時期には手を出してはいけないような気がしてきました。
 ただ、その反面、業界、市場、国、地域が凪または上昇し始めたタイミングでは、乗り遅れる可能性があります。難しい選択になりそうです。

 では、また!

■エフェクチュエーション 〜企業経営理論〜(2023年10月3日)
https://fanblogs.jp/studyingmba/archive/42/0

2023年10月08日

決算の締め 〜財務・会計〜

 こんにちは!
 EVE2です。
簿記.jpg
 本日のラグビーワールドカップ日本vsアルゼンチン戦、いい試合でしたね!残念ながら負けてしまい決勝には進出できませんでした。
 『ゼロからはじめるシステム開発』では、世界ランキングが、アルゼンチン8位、日本が10位とお伝えしましたが、本日のテレビの情報では、アルゼンチン9位、日本12位と報道されていました。たいした差ではなく、体勢には大きな影響はないのですが、訂正させて頂きます。
 なお、今日の試合の結果を受けて、再び順位は変わると思いますので、ご注意下さい。

[簿記]
 昨日も書きましたが、簿記の勉強を進めています。今、困っているのが、決算の締め・・・・。ここ記憶がないのですよね・・・。流れとしては、

@収益・費用の各勘定高を「損益」勘定へ振替(損益振替)
   ↓
A当期純利益(純損失)を「資本金」(資本)勘定へ振替
   ↓
B収益・費用の各勘定と「損益」勘定を締め切り
   ↓
C資産・負債・資本の各項目を締切
   ↓
D資産・負債・資本の各勘定の次期繰越高により「繰越試算表」を作成

と言うことらしいのですが、合計試算表とか残高試算表とかは作成した記憶があるのですが、以上の部分の記憶が欠落しています。この部分については、振り出しに戻った感じはありますが、再度勉強したいと思います。ちなみに、以上は日本のやり方になるのですが、海外では別のやり方を採用しているようです。それが、英米式決算法大陸式決算法になります。
 英米式決算法とは、仕訳を使わない簡便な方式で、大陸式決算法は、仕訳を使って帳簿を締め切る方法です。
 これについては、以前中小企業診断士の財務・会計に出題されており、もしかしたら、次回出るかもしれません。そんなに重要度が高い話ではないと思うのですが、1点でも多く取りたい人は覚えておくべきでしょう。その決算方式が、どのような決算方式なのか、ChatGPTに聞いてみました。
 まずは英米式決算法です。

 英米式決算法(英語では"Financial Accounting"または"Financial Reporting"とも呼ばれます)は、企業の財務報告の基準と手法を指定する会計原則と規制の体系です。英米式決算法は、英語圏の多くの国々で採用されており、特に米国の会計原則である米国会計基準(Generally Accepted Accounting Principles、GAAP)と国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards、IFRS)がその代表的な例です。以下に、英米式決算法の特徴をいくつか説明します:
❶原則ベースのアプローチ
 英米式決算法は原則ベースのアプローチを採用しており、特定の事実や条件に基づいて会計処理の決定を行います。これに対し、一部の他の国々では規則ベースのアプローチが採用されています。
❷公開企業と非公開企業の違い
 英米式決算法では、公開企業と非公開企業で異なる要件が適用されることがあります。公開企業は市場に株式を公開している企業で、財務情報の開示要件が厳格です。非公開企業にはそれほど厳格な要件が適用されないことがあります。
❸会計基準の適用
 米国ではGAAP(Generally Accepted Accounting Principles)が主要な会計基準です。GAAPは米国会計基準委員会(Financial Accounting Standards Board、FASB)によって制定されます。一方、IFRSは国際的な基準で、多くの国で採用されており、特に欧州などの国々で主要な基準として使用されています。
❹財務諸表の構成
 英米式決算法に基づく財務諸表には、通常、貸借対照表(バランスシート)、損益計算書(利益計算書)、キャッシュフロー計算書が含まれます。これらの諸表は企業の財務状況と業績を示すために使用されます。

※注記
 財務諸表には注記(Notes to Financial Statements)が含まれ、財務諸表の内容に関する詳細な情報を提供します。これにより、読者が財務諸表の内容を理解し、判断するのに役立ちます。
 英米式決算法は透明性と情報の信頼性を強調し、市場参加者に企業の財務状況や業績を正確かつ比較可能な形で提供することを目的としています。国によっては異なる基準が存在するため、国際的な企業や投資家はこれらの異なる基準を理解し、適切に遵守する必要があります。


分かりずらいですね・・・。Studyingでは、資産・負債・純資産の勘定に「次期繰越」と記入して貸借を一致させて締切、そして、次期の期首の日付で「前期繰越」と記入して、残高を次期へ繰越やり方を採用しているとありました。。最終的な貸借対照表などは、この繰越試算表を基に作成するらしいです。
 では、次に大陸式決算法についても聞いてみました。

 大陸式決算法、または大陸ヨーロッパ式決算法は、主にヨーロッパ諸国で採用されている会計原則と規制の体系です。これは英米式決算法(米国会計基準や国際財務報告基準など)とは異なるアプローチを持っており、ヨーロッパの多くの国で法的に義務付けられています。以下に、大陸式決算法の特徴をいくつか説明します:
❶法的基盤
 大陸式決算法は、ヨーロッパの多くの国で法的に義務付けられており、欧州連合(EU)のメンバー国は特に欧州連合会計指令に基づいてこれを採用しています。国ごとに異なるバリエーションも存在しますが、共通の原則に基づいています。
❷原則ベースのアプローチ
 大陸式決算法も原則ベースのアプローチを採用しており、会計処理の決定において原則と基準を遵守することが求められます。英米式決算法と同様、具体的な事実や条件に基づいて会計処理が行われます。
❸財務諸表の構成
 大陸式決算法に基づく財務諸表は、通常、貸借対照表(バランスシート)、損益計算書(利益計算書)、キャッシュフロー計算書、および役員報酬などの情報を含む注記から成り立っています。注記は情報の詳細な説明を提供します。
❹税務との関連
 大陸式決算法は、税務との調整が通常必要であり、企業は税法との一致性を確保するために特別な会計処理を行うことがあります。英米式決算法と税務基準の違いに注意が必要です。
❺国際会計基準(IFRS)
 大陸式決算法は一部の国で国内基準として採用されていますが、国際的な企業や投資家は通常、国際会計基準(IFRS)とも適切に調整する必要があります。IFRSは国際的な基準で、多くの国と国際的な企業で使用されています。
 
 大陸式決算法は、特にヨーロッパの企業や金融機関にとって非常に重要で、法的な要件として確立されています。国ごとに細かい違いがあるため、国際的な会計と比較する場合には注意が必要です。また、大陸式決算法に準拠する企業は、国内法とEUの指令に従いつつ、財務報告を行います。


 これも分かりずらいですね・・・。これについても、Studyingの記述を引用すると、仕訳を使って帳簿を締切る方法で、資産・負債・純資産の勘定の残高を閉鎖残高勘定(もしくは決算残高勘定)に振替えてから締切るそうです。そして貸借対照表は、この閉鎖残高を基に作成するそうです。
 ちなみに、それでも分かりにくい人もいると思うので、ChatGPTに日本との決算の違いについて調べてもらいました。

 英米式決算法と大陸式決算法は、日本の決算基準である日本基準と一般的な点といくつか異なります。以下に、これらの異なる決算基準に関する主要な違いをいくつか示します
【英米式決算法との違い】
❶原則ベース vs. 規則ベース
 英米式決算法は原則ベースのアプローチを採用しており、基本的には一般的な会計原則に従って会計処理を行います。一方、日本の決算基準は規則ベースのアプローチを採用しており、具体的な決算処理の方法が詳細に規定されています。
❷財務諸表の構成
 英米式決算法に基づく財務諸表は通常、貸借対照表(バランスシート)と損益計算書(利益計算書)が中心です。一方、日本の決算基準では、これらに加えて「包括利益計算書」や「現金・現金同等物の動き計算書」などの追加の財務諸表が用いられることがあります。
❸特定の原則と規定
 英米式決算法では、特定の原則や規則が国によって異なります(たとえば、米国会計基準であるGAAPと国際会計基準IFRSなど)。一方、日本の決算基準は日本基準(Japan GAAP)に基づいており、日本の特有の規則に従います。

【大陸式決算法との違い】
❶法的基盤
 大陸式決算法は主にヨーロッパ諸国で採用されており、欧州連合(EU)のメンバー国では欧州連合会計指令に基づいて法的に統一されています。一方、日本の決算基準は日本国内法に基づいています。
❷原則ベース vs. 規則ベース
 大陸式決算法も原則ベースのアプローチを採用していますが、日本の決算基準と比較して、いくつかの原則や基準の違いが存在します。たとえば、リバース・レッセ・アクルアル(逆帳簿法)など、一部の原則が異なります。
❸税務との調整
 日本の決算基準は税務基準との調整が必要であり、特に企業所得税法との整合性を確保するための調整が行われます。大陸式決算法も一般的には税務基準との調整が必要ですが、具体的な要件は国によって異なります。

 これらの違いに加えて、各国の独自の会計慣行、規制、および業界要件に従って、財務報告が異なる要件を満たすために調整されることがあります。したがって、国際的な企業や投資家は、異なる決算基準を理解し、遵守するために努力する必要があります。


以上です。Studyingで記述されている内容と、日本との決算の違いを理解しておけば試験に対応できるのではないでしょうか?

[あとがき]
 私、家中の本を自炊しています。自炊ってご飯を炊くとかじゃなくって、本をPDF化するほうです。開始をしたのが、2009年からです。自炊するためのスキャナは、PFUのScanSnap S1500だったのですが、それが本日壊れてしまいました。14年弱ですからね・・・。仕方がないといえば、仕方がないのですが、非常にショックです。仕方がないので、気を取り直し、新マシンの購入を検討しました。金欠病の現在、中古にもしようかと思いましたが、中古だと保証もないですし、故障した場合の修理費用の方が高くなりそうです。ということで、新品の購入に踏み切りました。機種は、富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1300・・・。

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 明日は、ほぼ一日中自炊作業となりそうです。

 では、また!

2023年10月07日

日商簿記2級 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 現在、減税議論が盛んになっています。あくまでも個人的な意見なのですが、日銀が金融政策を実施している最中でもあり、インボイス制度のような増税に相当する政策よりよっぽど良いと思っています。ただ、財源の問題とかあり、すぐにやって欲しいという気分になれません。ある程度議論が煮詰まり、現実的な話になったら、分析をしたいと思います。
 そんな話題がある中、現在部屋をきれいにしながら、簿記の勉強をしています。

[日商簿記]
 実は、私、日商簿記3級を持っています。何で取ったかと聞かれると、やはり、中小企業診断士の財務・会計を読んでいて、簿記のところが非常にわかりにくかったからという解答になるのでしょうか?歯切れが悪いのは、中小企業診断士の試験を受験しようと本気で考えたのは、去年ぐらいなのですが、この資格をとったのは数年前だからです。
 記憶力はそんなに悪いとは、自分自身思っていなかったのですが、久しぶりに、ニンテンドーDSを購入したときに同時に購入した、「本気で学ぶ LECで合格る DS日商簿記3級」を押し入れの中から出して、やってみて驚き・・・。決算の仕訳が正解しません。
 そういえば、試験の時も決算書を作成するとき、数字を決算書に記入し、最後純利益を求めようとしたのですが、3回計算して、3回とも結果が違うという事がありました。それは、空で計算しているわけでなく、計算機を使用しているにもかかわらず合わないのです。最終的には、諦めて最後の解答を正解としましたが、その時は落ちましたね・・・。そうです。日商簿記3級は2回受けてやっと合格したのです。思った以上に、緻密な計算を速くすることの難しさをその時知りました。「本気で学ぶ LECで合格る DS日商簿記3級」問題を解きながら、そんな試験の時の事が思い出されました。

[今後の予定]
 今回は、簿記2級を2024年2月に受験をする予定です。予定としては、日商簿記3級を10月で再度頭に完璧にたたき込み、11月から簿記2級の試験を開始し、3ヶ月の期間で合格する予定です。まだ、簿記2級の勉強を開始しておらず、難易度が分からないのですが、適切な期間なのでしょうか?
 教材は、TACの教材を使用しようかなって考えています。

2023年度版 スッキリうかる日商簿記2級 本試験予想問題集 [ 滝澤ななみ監修 TAC出版開発グループ ]

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スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記 第11版 [ 滝澤 ななみ ]

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スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第15版 [ 滝澤 ななみ ]

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Studyingにも教材があるのですが、2万円します。TACの教材は、その4分の1の価格で購入でき、現在売上No1です。それと、今回の日商簿記2級の受験の目的は、中小企業診断士の財務・会計を完璧な状態にするために受験するので余り費用はかけたくないというのもあります。ただ、合格するつもりで、受験します!

[あとがき]
 中小企業診断士の再受験のために、StudyingのWeb学習を再購入します。こちらは、模試を含めて2万5千円です。模試は別なところとも考えましたが、中小企業診断士はすべてStudyingに御願いすることにきめました。
 一度すべて教材に目を通していますし、2次はStudyingの勉強方法で勉強すればもしかしたら合格するかもしれないという予感があります。体も近頃調子がいいですし、ちょっと、エンジンをかけましょうか?
 っといった、状況です。2月までは、中小企業診断士と並行して簿記の勉強をしていきます。ただ、それも、中小企業診断士の受験のためです。近頃、やっと、財務諸表なんか読めるようになった気がしてきて嬉しくなっています。これが、小さい頃に感じることができなかった、勉強の喜びって言うヤツですかね?もっと、小さいときに感じたかったです。

 では、また!