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EVE2(旧ベンタ)
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2024年02月12日

貸倒引当金 −営業キャッシュフロー 直接法− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
デスクワーク.jpg
 昨日の続きです。
 本日は、❷からの説明になるのですが、その前に、❸当期貸倒高の計算が理解できないと、❷を求めることができません。
 そのため、❸の式をいきなり説明しようとしたのですが、意外と難しい・・・。講義でも、テキストでもやり方しか教えてくれておらず、その具体的な考え方まで踏み込んでいません。そのため、説明できるというレベルで、ブログが書けないので、本日は、まずは、貸倒引当金とはどのようなものなのか、分析をしてから、❸の式に入りたいと思います。

❶営業収入(貸倒引当金なし) = 売上高 − 売上債権↑>
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❸当期貸倒高 = −貸倒引当金↑ + 貸倒引当金繰入額 + 貸倒損失
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑



[貸倒引当金]
 昨日、売上債権とは具体的にどのようなものを指しているのか聞いたところ、Bardが以下の勘定科目を提示してくれました。

売上債権は、

・売掛金
・受取手形
・電子債権
・未収収益

などの資産と、

・貸倒引当金
・貸倒損失

などの費用によって構成されます。これらの要素を理解することで、売上債権の管理や分析がより正確に行えます。


以上の中に、本日話そうと思っていた、貸倒引当金と貸倒損失が挙げられています。今まで、売上債権だと思っていませんでした。貸倒引当金とは、いったいどういう性質の債権なのか、Copilotに聞いてみました。

 貸倒引当金とは、企業が将来発生する可能性がある特定の損失、具体的には金銭を受け取る権利である金銭債権(売掛金、貸付金など)に対して設定される貸借対照表の表示科目です。
 この引当金は、将来の金銭債権が取り立て不能になる可能性がある場合に設定され、将来の損失の可能性を示す目的を持っています。貸倒引当金は見積額であり、一方で貸倒損失は確定額で、金銭債権が回収不能になった時に使う科目です。
 貸倒引当金の計算方法は、個別評価と一括評価の2種類があります。個別評価では、債務超過や更生計画など問題のある会社の債権に対して計上します。一括評価では、そのような問題のある債権以外のすべての債権に対して計上します。


貸付金は、金融業でなければ、業として使用することはないかもしれませんが、売掛金受取手形電子債権などは商売をする多くの企業が利用しています。それは、商売に余裕を与え、より多くの取引ができる可能性を生みますが、それが、回収できなくなる場合があります。貸倒引当金はそのようなケースが発生することに備えるため積み立て、発生した場合は、回収不能となった売掛金、受取手形、電子債権などを償却するために使用します。
 この貸倒引当金を多く積み上げると、商売をする上での、機会損失につながります。逆に少なく見積もると、連鎖倒産などの危険性を生んでしまうかもしれません。そのような、経営上利用するのに難しい勘定科目となります。

[貸倒損失と貸倒組入額]
 実際に、貸倒が発生した場合の損失を貸倒損失と言います。そして、貸倒損失が実際に発生した場合、発生した貸倒損失分、貸倒引当金が不足します。その損失を補てんする額を貸倒引当金組入額と言います。
 なお、この方法以外に総額主義の原則に基づき、新たに貸倒損失を見積もる方法があります。その場合は、貸倒引当金組入は発生しないので、どんな方法を利用し、貸倒引当金を運用しているのか注意することが必要です。
 また、貸倒引当金の額を決定する場合、複数の方法があります。その方法について、Copilotに聞いてみました。

1)個別評価
 取引先ごとに回収不能額を見積もり、その金額を「貸倒引当金繰入額」として処理します。具体的には、倒産寸前や、経営状況が著しく悪化していることが明らかな取引先などに対する債権です。
2)一括評価
 売掛金などの金銭債権の合計額に対して法定繰入率をかけて計算した金額を「貸倒引当金繰入額」として処理します。ただし、個別に評価し計上したものは除きます。



[貸倒引当金って資産?]
 貸倒引当金は、今まで見てきた簿記の本では、資産計上されているケースが多かったような気がします。但し、資産でも、計上されている場合は、流動資産としてマイナス計上されます。
 ただ、今、ChatGTP、Copilot、Bardに聞いてみるとその解答はまちまちです。ChatGPTは費用というし、Copilotは負債と言います。唯一、Bardだけが、資産の部で流動資産として扱われると言っています。アンサンブル学習をしているという話をX(旧ツイッター)でしていましたが、多数決も取れない状態です。ここは、私の独断で、資産として扱います。但し、資産の部で、計上する場合は、マイナスとして扱うことにします。

[あとがき]
 貸倒引当金について調べていくと、意外と難しい・・・。AIの回答も、それぞれまちまちで、調べれば、調べるほど分からなくなります。本日、計算式まで踏み込んでお話ししたかったのですが、Time is upです!この続きは、資料と思考を整理し、明日とさせてください。

 では、また!!!

■貸倒引当金とは?仕訳(勘定科目・繰入・戻入)や計算方法を紹介(Money Forward)
https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/44259/

■貸倒引当金とは?計算方法や対象債権、仕訳例などを解説(弥生)
https://www.yayoi-kk.co.jp/kaikei/oyakudachi/kashidaorehikiatekin/

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