こんにちは!
EVE2です。
現在、運営管理を勉強していますが、財務・財務会計で意味不明な問題があったので、振り返って、みてみましょう!
本日は、財務・会計の平成22年の第8問です。
[財務会計 平成22年 第8問]
当期の損益計算書は次のとおりである。総資本回転率が1.2 回、経営資本回転率が1.4 回であるとき、事業活動に使用している投下資本に対して本業から利益をどの程度生み出すことができたのかを示す資本利益率の値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[解答群]
ア,4.8%
イ,5.6%
ウ,7.2%
エ,8.4%
[問題の考察]
以上の問題で何を言いたいのか一通り読んだだけではピンときません。何を言いたいのか問題を詳細に分析していきましょう。
与えられている数値は、以下の2点です。
総資本回転率が1.2 回
経営資本回転率が1.4 回
そして、聞かれている内容は、事業活動に使用している投下資本に対して本業から利益をどの程度生み出すことができたのかを示す資本利益率の値でもっとも近いものを、選択肢から求めるという問題です。問題が短く端的なのですが、内容が意味不明です。
まず、投下資本とは何なのかと言うことを調べて見ましょう。以下は、ChatGPT、Copilot、Bardからの回答を総合的に判断し、正しいと思えるモノを記載しています。
投下資本とは、企業が事業活動に実際に投入している資本の総額を指します。
❶固定資産
企業が所有する長期的な資産で、事業活動に使用されます。これには土地、建物、機械、設備、車両などが含まれます。
❷流動資産
企業が短期間で現金化できる資産です。流動資産には現金、預金、売掛金、棚卸資産などが含まれます。
❸運転資本
流動資産から流動負債(支払い期限が短い債務)を差し引いたものです。運転資本は、企業の日常的な運営に必要な資金を示します。
❹在庫資産
商品や原材料などの在庫が含まれます。これらは事業活動を維持するために必要な資源です。
それでは、次に、資本利益率とは何なのか、Copilotに聞いてみましょう!
資本利益率(ROE)は、英語の「Return On Equity」の略で、会社が資本を効率よく活かし、利益をあげているかを測る数値です。
具体的には、以下のポイントを理解することが重要です:
❶ROEとは何か:
・ROEは、会社が自己資本をどれだけ効率的に活用して利益を上げているかを示す指標です。
・自己資本利益率や株主資本利益率とも呼ばれます。
・投資家にとって重要な財務指標であり、高いROEは株価上昇に寄与します。
❷ROEの算出方法:
・ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
・当期純利益は、1会計期間のすべての収益から費用を差し引いた最終的な利益です。
❸ROEとROAの違い:
・ROA(総資産利益率)は、総資産に対する利益を測る指標で、ROEとは異なります。
・ROAは総資産を分母に持ち、ROEは自己資本を分母に持ちます。
❹ROEを高めるための方法:
・収益性を高めることが重要です。
・総資産回転率を向上させることも効果的です。
総じて、ROEは会社の経営効率や収益性を評価する際に重要な指標であり、投資判断に活用されます。ただし、他の指標と併用して総合的に判断することが大切です。
以上から、ROEの近似値を選択肢から求めることができればいいようです。
ここで、気を付けなければならないのは、問題文に
「本業から利益をどの程度生み出すことができたのか」
という記述があることです。本業からの利益ということは、営業利益です。しかし、ROEで使用する利益とは、営業外利益、特別利益を含んだものとなります。それを排除したうえで答えを導き出さなければならないようです。
[あとがき]
まだ、明確に分かったというわけではないのですが、不透明さが霧から靄になったような気がします。
ちなみに、このブログを作るに際して、ChatGPT、Copilot、Bardに問題文を投入して、正解はどれか聞いたところ、ChatGPTとBardは、アと解答し、Copilotは、ウと解答していました。正解は、エです。
どうも、与えられたすべての数値を利用しなければならないと思ったらしく、かなり試行錯誤しているようでした。AIでも解けないのかとほっとしました(笑)。
では、続きは明日もう少し掘り下げて、解答を導き出したいと思います!
では、また!!!
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