こんにちは!
EVE2です。
昨日は、当期貸倒高の式の成り立ちを調査しましたが、なんで、そのような式になるのか分かりませんでした。難しかったですね???
今、式について調べている理由は、ただ丸暗記するよりも覚えやすいからなのですが、1日かけていろいろ調べたおかげで、理由を知らなくても式を覚えることができたようです。
では、今日は、その当期貸倒高を使った❷の式からです。
❷営業収入(貸倒引当金あり) = 売上高 − 売上債権↑ − 当期貸倒高
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
❺人件費の支出 = −人件費支出項目 + 未払給与↑ − 前払給与↑
❻その他営業支出 = −営業費関連項目 + 未払営業費等↑ − 前払い営業費等↑
[❷営業収入(貸倒引当金あり)]
❷の営業収入(貸倒引当金あり)の式の前半の部分「売上高 − 売上債権↑」は❶と同じです。❷の式は、当期において、計算しなければならない、当期貸倒高が発生した場合の式になります。
❶のおさらいになりますが、売上高は、売上という勘定科目と同じものと考えることができます。そこから、売上債権(売掛金、受取手形、電子債権、未収収益)などを減算し、その結果から当期の貸倒高を減算しています。当期貸倒高は、昨日の解説の通りキャッシュの流出に当たるので、減算するということには異論はないと思います。そして求めた結果は、下記のA売上原価、Bの販売費及び一般管理費を含んだ、粗利キャッシュと言えるでしょう?
売上高 → @営業利益
A売上原価
B販売費及び一般管理費
[❹原材料又は商品の仕入による支出]
次に、上記のAに相当する、原材料又は商品の仕入による支出の式を見ていきます。
❹原材料又は商品の仕入による支出 = −売上原価 − 棚卸資産↑ + 仕入債務↑
まず最初に、−売上原価とあります。これは、以下の式で求める、売上原価と等しいと考えています。
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 − 期末商品棚卸高
その求められた結果にマイナスをつけています。売上原価は、費用項目で、既に使ってしまったキャッシュです。マイナスすることに異論はないでしょう?
次に棚卸資産の増加額を減算しています。棚卸資産の増加額は、一般には在庫と呼んでいます。在庫がふえているという状況は、キャッシュを使って仕入れた商品が、在庫として倉庫に眠っており、その眠った商品がキャッシュになっていない状態です。だから、その増加分は、マイナスした売上原価から減算します。ようは、キャッシュの流出の増加を示しています。しかも、在庫保管費用も掛かってきます。但し、ここでは、そこまで計算することは求められていません。
そして、最後の仕入債務の増加額を加算しています。仕入債務とは、仕入れたときの買掛金とか、支払手形または電子債権をさします。これが増えているという状況は、キャッシュの流出を抑えているという状況を表しています。従って、仕入債務の増加分について加算し、キャッシュの流出分と相殺しているという式になります。
[あとがき]
原材料又は商品の仕入による支出については、さらっと理解できたつもりでしたが、いかがだったでしょうか?違った意見とかありますでしょうか?
最後の仕入債務の増加分の解説については、ほんまかいな?って思うところはありましたが、これで計算している企業もあり、問題ならず今まで、使用されているので、これでいいのでしょう?疑問に持ったら限がございません(笑)。
では、また!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image