こんにちは!
EVE2です。
昨日、売上債権について、なんで売上債権の増加額をキャッシュフローから減算するのか疑問をもちながら、ブログを終えたのですが、ぼんやりと自分が書いたブログを見ていたら、以下の文章に目が留まりました。
「営業キャッシュフローを対外的に良く見せるためには、売上債権を早期に回収するということが重要ということになります。」
もしかしたら、キャッシュフロー計算書を作成する目的は、現在の流動資産の流れが、良好なのか、不良なのかというところを見せるために作成するのでは?っと思ったのですが、どうなのでしょうか?ちょっと、気になったので、ChatGPT、Bard、Bingに聞いてみました。
BardとBingは肯定的な意見でしたが、ChatGPTは、追加で以下のようなことを言っています。
キャッシュフロー計算書は、企業のキャッシュの動向を示すために作成されますが、単に現在の流動資産の流れだけでなく、企業全体のキャッシュの発生と使用の全体的なパターンを示すためのものです。主な目的は以下の点にあります:
1)キャッシュの発生源と使用先の把握
キャッシュフロー計算書は、企業のキャッシュがどのように発生し、どのように使用されているかを示します。これにより、企業は事業活動や投資、財務活動からのキャッシュの流れを理解できます。
2)収益とキャッシュの関係の確認
収益とキャッシュの流れは直接的には一致しないことがあります。キャッシュフロー計算書は、収益とキャッシュの関係を示し、例えば売上高が増加してもキャッシュが減少している場合など、企業の健全性を確認するのに役立ちます。
3)資金調達との関係の理解
キャッシュフロー計算書は、企業がどのように資金を調達し、それをどのように活用しているかを示します。これにより、企業の財務戦略を評価し、将来の資金調達の必要性を判断することが可能です。
4)キャッシュの安定性の確認
キャッシュフロー計算書は、企業が将来の運営においてキャッシュを確保できるかどうかを示します。安定したキャッシュフローは、企業が経済的な変動や突発的な支出に対応するための柔軟性を提供します。
個別にいいことを言っているような気もしますが、キャッシュフロー計算書1枚に掲げている項目で以上のことをすべて把握するのは無理です。確かにキャッシュフロー計算書を作成する過程において以上の事を知ることはできるのでしょうが・・・?ただ、結果として、キャッシュフロー計算書上の流動資産が良好なのか不良なのかを知ることができるということでいいような気がします。だって、今までの考察から、現金及び現金同等物の正しい金額を知ろうとしているとは思えないからです。これは、あくまでも私見です。
[売上原価]
❷減価償却費
❸貸倒引当金)
❹営業外利益(受取利息及び受取配当金)
❺営業外損失(支払利息)
❻特別利益(有形固定資産売却益)
❼特別損失(例無し)
❽売上債権の増加額
❾棚卸資産の減少額
❿仕入債務の減少額
⓫前払費用の増加額
⓬未収収益の増加額
⓭前受収益の増加額
⓮前受金の増加額
⓯未払費用の増加額
⓰前払金の増加額
〜Studyingの講義より〜
さて、今日は、下記フローでいうと、F売上原価に係わる、棚卸資産と仕入債務についてです。
@税引前当期純利益
↓
A特別損失
↓
B特別利益
↓
(経常利益)
↓
C営業外損失
↓
D営業外利益
↓
(営業利益)
↓
E販売費及び一般管理費
↓
(粗利(売上総利益))
↓
F売上原価
↓
売上
まずは、棚卸資産から見ていきましょう!
営業キャッシュフロー上は、棚卸資産は、前期と当期を比較して減少したらプラスという扱いにしています。それは、棚卸資産が販売でき、現金化したことをに起因していると考えています。ただ、現金化したことのみが棚卸資産の減少原因でしょうか?他に原因はないのかChatGPTに聞いてみました。
1)販売
商品が販売されると、その分在庫から商品が出ていくため、棚卸資産が減少します。
2)商品の廃棄・損耗
商品が劣化、損傷、過剰在庫などの理由で廃棄される場合、棚卸資産が減少します。
3)値引きや割引による売却
商品が値引きや割引により売却されると、その分の在庫が減り、棚卸資産が減少します。
4)返品・クレジット
顧客からの商品の返品やクレジットがある場合、これに伴い在庫が減少し、棚卸資産も減少します。
5)盗難または紛失:
盗難や紛失によって在庫が失われる場合、これが棚卸資産の減少につながります。
6)製品の加工・組み立て:
製造業などで製品が加工や組み立てられ、完成品として在庫に移行する場合、半製品や原材料としての棚卸資産は減少します。
以上なのですが、1)を除き、仕訳をすると、売上を減らす仕訳をするため、営業キャッシュフローを作成するという意味では、問題にはならないようです。
続いては、仕入債務なのですが、ここでは、仕入債務が増えるとプラスの効果があるとしています。理由は、仕入債務が増えると言うことは、仕入に対して現金を支払っておらず、現金が手元に残っていると言うことを意味しています。それでは、他に原因はないのでしょうか?これについても、ChatGPTに聞いてみました。
仕入債務の増加が生じる原因は、現金の支払いの先延ばし以外にもいくつかの要因が考えられます。以下は、仕入債務が増加する可能性のあるいくつかの原因です:
1)仕入量の増加
企業が取引先からの仕入れを増加させる場合、仕入債務も増加する可能性があります。これは、取引先との商取引が拡大していることを示します。
2)取引条件の変更
仕入債務の増加は、取引条件が変更されたことによるものである場合があります。例えば、取引先との契約や支払条件が変更され、支払いを後回しにすることが合意された場合です。
3)仕入価格の変動
仕入債務の増加は、仕入価格の変動にも関連しています。仕入価格が上昇すると、同じ数量の仕入れに対する支払い額が増加し、仕入債務もそれに応じて増加します。
4)割引の利用
取引先が支払いを早めると割引を受けることができる場合、企業は仕入債務を増やして割引を利用する戦略をとることがあります。これにより、支払い総額を削減できるため、企業にとって利益になることがあります。
これらの要因が組み合わさることで、仕入債務が増加する可能性があります。企業はこれらの変動を注意深くモニタリングし、営業キャッシュフローの健全性を確保するために努めることが重要です。
以上については、基本営業キャッシュフロー上は、仕入債務の増加額はプラスとして扱うのだが、問題になるケースもあるとしています。ちょっと、深掘りしてしまいましたが、試験的には単純にプラスと考えればいいようです。但し、業務においては別なようです。
[あとがき]
中小企業診断士に受かると言うことだけ考えれば、講義の内容をそのまま暗記した方がいいようです。ただ、中小企業診断士になった場合、違う場合がありそうです。私の場合は、早くても来年ですが、今年合格した方々は、お客さまを前にしたとき気をつけた方が良いかもしれません。
では、また!
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