こんにちは!
EVE2です。
本日は、まず訂正からさせてください。
昨日まで営業キャッシュフローの修正項目16項目として紹介していましたが、⓭前受収益と⓮前受金、⓫前払費用と⓰前払金それぞれ重複していると思われるため、⓮前受金を⓭前受収益へ、⓰前払金を⓫前払費用に統合しました。そして、新たに項番を付与しなおしましたので、下記一覧をご確認ください。
❷減価償却費
❸貸倒引当金)
❹営業外利益(受取利息及び受取配当金)
❺営業外損失(支払利息)
❻特別利益(有形固定資産売却益)
❼特別損失(例無し)
❽売上債権の増加額
❾棚卸資産の減少額
❿仕入債務の減少額
⓫前払費用の増加額
⓬未収収益の増加額
⓭前受収益の増加額
⓮未払費用の増加額
〜Studyingの講義より〜
[経過勘定とは?]
間違えに気づいたのは、残りの項目をざっと確認すると経過勘定だと思われるのですが、経過勘定って基本4科目しかありません。ただ、本日説明しようとしている項目は6項目あります。それでCopilot、Bardに聞いたところ確かに4つと回答があったので、修正しました。
なお、昨日まで、MicrosoftのAIをBingと言っていましたが、Bingは検索エンジンで、AIに関する部分は、Copilotというらしいです。本日問い合わせ先から正式な回答をいただけたので、今後は、Copilotとさせていただきます。
なお、ChatGPTは以上4つ以外にもあるという回答でした。但し、その内容は私が認識している経過勘定と相違があったため、採用していません。
では、経過勘定とは何なのか、BingあらためCopilotに聞いてみましょう!
経過勘定とは、一定の契約下で、あるサービスの提供を継続的に受ける場合、あるいはサービスの提供を行う場合において、正しい損益計算を実現するために使われる勘定科目のことです。具体的には、「お金は払ったが、来期分の費用である」という場合や「まだお金は払っていないが、当期分の費用である」という場合に経過勘定を使います。
経過勘定には以下の4種類があります:
1)前払費用(資産勘定):「お金は払ったが、来期分の費用である」場合に使用します。
2)未収収益(資産勘定):「まだお金はもらっていないが、当期分の収益である」場合に使用します。
3)未払費用(負債勘定):「まだお金は払っていないが、当期分の費用である」場合に使用します。
4)前受収益(負債勘定):「お金はもらったが、来期分の収益である」場合に使用します。
これらの経過勘定を使うことで、決算期間と契約期間にズレが出た場合でも、当期に対応する分の費用や収益を正しく計算することができます。これにより、会社が1年間にどれだけ儲かったのかを正確に計算することが可能になります。
[どこで計算される]
簿記3級を勉強した人なら分かると思いますが、基本経過勘定は、決算の修正仕分で計上され、計上された経過勘定は、貸借対照表で再計算されます。そのような営業関連項目とは別に処理される、経過勘定は、もしかしたら、営業外利益、営業外損失または、特別利益、特別損失に含まれるかとも思ったのですが、違うようです・・・。
よく見ると、経過勘定で計算される家賃とかは販売費及び一般管理費として計算されます。販売費及び一般管理費に含まれると考えることもできそうです。ただ、それぞれのAIの回答が違っていて、営業外利益、営業外損失、特別利益、特別損失などの場合もあるといった回答があったりもします。分類が非常に難しいので、最後の4項目は下記フローのどこにも含まれない番外編ということで、今回は説明させてください。
@税引前当期純利益
↓
A特別損失
↓
B特別利益
↓
(経常利益)
↓
C営業外損失
↓
D営業外利益
↓
(営業利益)
↓
E販売費及び一般管理費
↓
(粗利(売上総利益))
↓
F売上原価
↓
売上
[営業キャッシュフロー上の経過勘定]
では、キャッシュフロー上、経過勘定は、どのように扱われるのか、Copilotに聞いてみましょう!
営業キャッシュフロー上での経過勘定の扱いは以下の通りです。
1)前払費用の増加額
前払費用の増加は、現金が支出されたことを示します。したがって、営業キャッシュフローは減少します。前払費用は将来の期間にわたって費用化されるため、その増加は現金が支出されたことを示します。
2)未収収益の増加額
未収収益の増加は、現金がまだ受け取られていないことを示します。したがって、営業キャッシュフローは減少します。未収収益は将来の期間にわたって収益化されるため、その増加は現金がまだ受け取られていないことを示します。
3)前受収益の増加額
前受収益の増加は、現金が受け取られたことを示します。したがって、営業キャッシュフローは増加します。前受収益は将来の期間にわたって収益化されるため、その増加は現金が受け取られたことを示します。
4)未払費用の増加額
未払費用の増加は、現金がまだ支払われていないことを示します。したがって、営業キャッシュフローは増加します。未払費用は将来の期間にわたって費用化されるため、その増加は現金がまだ支払われていないことを示します。
これらの経過勘定の増減は、キャッシュフロー計算書の「営業活動によるキャッシュフロー」の調整項目として反映されます。具体的な事例や状況については、会計士や専門家に相談することをお勧めします。
私が押さえていた情報とほぼ同じです。
以上の4つが覚えにくいと言う人がいましたら、先頭の2文字でプラスなのかマイナスなのか覚えると簡単です。
・マイナス
未収
前払
・プラス
未払
前受
以上の法則は、営業キャッシュフロー上のどの勘定科目にもあてはまります。なお、分かっていると思いますが、以上の4つの増加額を対象としているので間違わないようにして下さい。
余談ですが、通常の貸借対照表を求める場合は、その逆になり、以下のようになります。
・プラス
未収
前払
・マイナス
未払
前受
[あとがき]
今日は、深掘りすることをせずに、営業キャッシュフローで取り扱われる経過勘定の取扱に絞って解説をさせていただきました。一晩おいて深掘りしたいような何かがありましたら、続きを書かせていただきます。もしなければ、間接法、直接法共通で取り扱う、小計以降について解説したいと思います。
では、また!
■【会計】4種類の「経過勘定」を正しく理解しよう(シゴ・ラボ)
https://lab.pasona.co.jp/accounting/faq/119/
■キャッシュ・フロー計算書の集計の注意(弥生)
https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=18352
タグ:特別利益 特別損失 販売費及び一般管理費 営業外損失 営業外利益 修正仕分 簿記3級 ChatGPT Bing AI Microsoft Bard Copilot 前払費用 前受収益 営業キャッシュフロー 経過勘定
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image