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EVE2(旧ベンタ)
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2023年11月04日

簿記−収益の認識基準− 〜財務・会計〜


 こんにちは!
 EVE2です。
会計.jpg
 本日は、バランス良く勉強し、システムの開発もできました。

 そんな今日の簿記なのですが、やはり最初っから難しい話をしています。中小企業診断士試験の中で勉強はしているとはいえ、難しいことには変わりがありません。
 簿記の本には書かれてはいないのですが、会計学には収益の認識基準という基準があります。その基準には、現金主義発生主義実現主義という考え方があるのですが、本日は、その考え方に基づいた仕訳を勉強しました。

[収益の認識基準]
 それでは、収益の認識基準とはいったいどんな考え方だったのか、ChatGPTに解説をしてもらいましょう!


 日本の簿記の収益の認識基準には、主に以下の3つの方法があります:現金主義、発生主義、実現主義です。それぞれを説明しましょう:

❶現金主義(Cash Basis):
 現金主義は、収益の認識を実際の現金の受け取りまたは支払いに基づいて行う方法です。この方法では、売上高は商品やサービスの代金が顧客から実際に受け取られた時点で収益として計上され、費用は支払われた時点で計上されます。現金主義は簿記の単純さと透明性を提供しますが、将来のキャッシュフローを考慮しないため、収益と費用の認識が実際の経済活動と異なる場合があります。

❷発生主義(Accrual Basis):
 発生主義は、収益と費用の認識を経済的な出来事が発生した時点で行う方法です。売上高は商品やサービスが顧客に提供された時点で収益として計上され、費用はそれらの収益を生み出すために発生した時点で計上されます。発生主義は、企業の収益と費用をより正確に反映し、将来のキャッシュフローについても考慮できます。多くの国や国際的な会計基準(例:国際財務報告基準(IFRS))では発生主義が採用されています。

❸実現主義(Realization Basis):
 実現主義は、収益の認識を収益が確実に実現したときに行う方法です。これは、売上高が商品やサービスの提供だけでなく、顧客が支払いを行い、その支払いが収益を確実に実現させる場合に収益として計上されます。実現主義は、特に不確実性が高い取引に関連して収益認識が遅れることがあります。

日本の会計基準は、一般的に発生主義に基づいており、企業は経済的な出来事が発生した時点で収益と費用を認識する傾向があります。ただし、一部の特別な取引や業種においては、現金主義や実現主義が適用されることもあります。


[平成30年 第7問〜損益計算における費用と収益の認識基準 問題〜]
 問題としては、平成30年第7問として出題されています。以下に同問題を掲載します。

■平成30年 第7問
 当社は企業向けのセミナーや研修を中心とした業務を営んでいる。決算にあたり以下の一連の取引に対し計上される収益および費用の金額の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

4月20日 7月開講予定のセミナー(全10回、50,000円/回)の受講料総額500,000円を現金で受け取った。
5月30日 開講準備にあたり、全10回分のテキスト作成のため現金250,000円を支出した。
12月31日(決算日) 全10回のセミナーのうち6回が終了していた。

〔解答群〕
ア,収益:300,000円  費用:150,000円
イ,収益:300,000円  費用:250,000円
ウ,収益:500,000円  費用:150,000円
エ,収益:500,000円  費用:250,000円

 実は、この問題を解くには、収益の認識基準に加え、費用の認識基準も知らないと解けない問題です。ただ、Studyingには費用については記載がありません。TACのテキストには、あるのですが、収益の認識基準の発生主義の原則として解説されています。
 それでは、この機会に費用の認識基準について学習してしまいましょう!ChatGPTに費用の認識基準について解説してもらいました。


 費用の認識基準は、会計において費用をいつおよびどのように認識するかに関する原則やガイドラインを示すものです。費用認識の基本的な原則は、収益認識と同様に、正確性、信頼性、および会計情報の比較可能性を確保するために重要です。以下に、費用の認識基準に関連する主要な原則を列挙し、それぞれについて説明します。

❶費用の対応原則(Matching Principle)
  費用の対応原則は、費用とそれに関連する収益を同じ会計期間に対応付ける原則です。これにより、企業の業績を正確に反映し、利益計算書の正確性を保つことができます。
❷正当性原則(Prudence or Conservatism Principle)
 正当性原則は、将来の不確実な損失を収益計算書に過度に反映しないようにする原則です。この原則に従うと、利益は慎重に計算され、損失が発生した場合には速やかに認識されます。
❸定額の原則(Consistency Principle)
 定額の原則は、会計方針や原則を一貫して適用し、期間内での変更を最小限に抑える原則です。これにより、会計情報の比較可能性と信頼性が確保されます。
❹原価原則(Cost Principle)
 原価原則は、費用の認識において、実際の支払額または発生額に基づく原則です。費用は実際の取引に基づいて計上され、未来の評価額に依存しません。
❺実質に基づく原則(Substance Over Form Principle)
 実質に基づく原則は、法的な形式ではなく、経済的な実質に基づいて費用を認識する原則です。つまり、取引の本質に従って費用を計上します。
❻定期的かつ系統的な原則(Conservatism Principle)
 定期的かつ系統的な原則は、費用の認識が一貫して行われ、会計期間内での均等な割り当てを確保する原則です。

 これらの原則は、費用の認識に関する一般的なガイドラインを提供し、会計情報の正確性と信頼性を維持するために重要です。企業はこれらの原則に基づいて費用を認識し、経済的な出来事と実際の取引に基づいて記録を行います。



[平成30年 第7問〜損益計算における費用と収益の認識基準 解答〜]
 以上の、収益の認識基準実現主義の原則発生主義の原則に基づいて認識され、費用は、収益の認識基準の発生主義で認識されるのですが、費用の認識基準費用収益対応の原則に基づき、当該期に実現した対応する費用だけを計上することになります。
 以上により、解答はアということになります。

[あとがき]
 中小企業診断士の財務・会計では、原理原則があって、同原理原則に基づいてどのよう仕訳をするのかといった解説があるのですが、簿記2級って基本、考え方は載っていないようです。まだ80ページ弱しか読んでいないので、書いてないとはいえないのですが、できれば、以上の仕訳があった段階で、解説があればもっと理解できるのにと感じます・・・。
 それと、今日は、売上原価法という仕訳の方法を勉強しました。期中に仕訳をすれば、決算時には何もしなくていいようです・・・。どっちが簡単なのでしょうか?はじめて見るので、何とも言えません・・・。

 っといった感じで勉強を進めています・・・。頭が痛い・・・。

 では、また!


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