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2022年12月下旬に、海上自衛隊にて特定秘密漏洩事件が公表され懲戒免職者が出る事態となりました。
特定秘密はそれくらい、扱いが厳しくなるものです。
図1 10式戦車
引用URL:https://live.staticflickr.com/4607/26066139848_ed4d87f043.jpg?id=https://www.flickr.com/photos/90465288@N07/26066139848/in/set-72157632230398938/
陸自の10式戦車でも、装甲など特定秘密に我当するものが結構あります。
けど陸自さん?とんでもない特定秘密レベルの情報を漏洩させていませんか?
(関連記事):『【海上自衛隊】特定秘密漏洩の先陣を切ってどうする!』
(前回記事):『【自衛隊】新型狙撃銃はHK417ベースか〜!』
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(1)階級別人員定数って特定秘密なんじゃなかったっけ?
今回気付いた情報は、防衛省のハラスメント防止委員会にて配布された資料です。
図2 配布資料
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/agenda/meeting/harassment/pdf/shiryou02.pdf
陸海空自衛隊が、ハラスメント対策で色々説明していましたがその中でヤバい情報が修正なしで記載されているようです。
1.1 階級別人員定数は特定秘密に該当しないか?
委員会配布資料は、陸上自衛隊の構成と階級・人員について触れている部分がありました。
ただ私が現職時代には、絶対外に出ないはずの「階級別人員数」が記載されていたのです。
図3 階級別人員定数
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/agenda/meeting/harassment/pdf/shiryou02.pdf
防衛省ホームページには、修正なしの情報が記載されています。(自己判断で黒塗り修正しました)
この数字は、ぜったい表に出しちゃいけない数字じゃなかったっけ?
1.2 現職時代には絶対表に出すなと言われた。
私ペンギンは、海上自衛隊におりましたが「絶対に表に出すな!」と厳しく指導された「階級別人員定数」が何で記載されているのか不思議です。
この数字は、自衛隊の人員配置や能力・組織図の推察の元資料として使用できてしまう「金の卵」ともいえる情報だったはずです。
図4 防衛白書人員数
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2020/image/siryo564_02.gif
防衛白書では、幹部・曹・士の総数までしか公表しておらずこれ以上は秘密だったはずですが・・・
陸幕担当者の秘密情報取り扱い不備かな?こういう数字は黒塗りで公表すべきだったはず?
1.3 この情報はヤバくね?
現職を離れて時間がたっていることもあり、最新の秘密保全基準がどうなっているかは分からないところがあります。
図5 1977年の防衛白書
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_9118001.gif
冷戦時代に発行した1977年(昭和52年)防衛白書にて、学歴別人員数を掲載してたものの情報保全上の問題で翌年から掲載しなくなったという経緯を聞いたことがあります。
詳細は不明ながら、2023年2月6日の委員会資料をそのまま掲載し続けることは危険だと思われます。
今回は、取り急ぎの記事として書いてみました。
どうなってんでしょう?海自ばかりでなく防衛省全体の秘密保全態勢は大丈夫か?
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