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2022年04月15日

スラヴァ級巡洋艦撃沈ってマジかよ・・・(汗)【世界情勢】

『あのスラヴァ級巡洋艦だぞ!簡単に沈むはずがないだろう(白目)!』
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2022年になって始まったウクライナ戦争については、いろんなことで驚かされています。

そんな中で4月14日になって、黒海でスラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」が撃沈?沈没したという情報を聞いて大変おどろしています。

図1 スラヴァ級ミサイル巡洋艦
図1 スラヴァ級巡洋艦.jpg
引用wiki

あのスラヴァ級巡洋艦だぞ!対艦ミサイル2発ごときで沈んでいい船じゃなだろう(驚愕)?!

まさかまさかの事態に、ただ驚くしかありません。
(前回記事):『【軍事技術】イスカンデルのデコイ機能がついに露見?!
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(1)スラヴァ級巡洋艦に対艦ミサイルをぶち込むことを目指した日々!

現職時代には、第3護衛隊群の護衛艦に勤務しておりましたのでロシア太平洋艦隊が当面の目標でした。

図2 ワリヤーグ
図2 ワリヤーグ.jpg
引用wiki

日本訪問をしてきた太平洋艦隊旗艦「ワリヤーグ」を見ながら、いつか絶対ミサイルを撃ち込んで見せる!と思っていたものです。

1.1 黒海で撃沈されたぁ?!

そんな中で2022年4月14日の朝になって、海外のTwitterを見ていると信じられない文書が投降されていました。

『スラヴァ級ミサイル巡洋艦が対艦ミサイル攻撃を受けて炎上中』

そんなアホな!あのスラヴァ級巡洋艦だぞ!黒海艦隊旗艦「モスクワ(旧スラヴァ)」だぞ!

その後も段々と情報が入ってきて、ロシア国防省も艦船炎上を認める発表をしました。

1.2 ウクライナの対艦ミサイル「ネプチューン」がやった?

ウクライナ軍が対艦ミサイル攻撃2発を行って成功したとの情報も入り、さらに混乱します。

ネプチューンミサイルは、ウクライナが新規開発して2021年に最初のユニットが納入されたばかりのものです。

図3 ネプチューンミサイル
図3 ネプチューンミサイル.jpg
引用URL:https://external-preview.redd.it/jzrNucrIdn2MlreQwI5lHSTh-0fYPamnr0y-wOQchvQ.png?auto=webp&s=615e1cc7d707aa87c9777a5e9aa98e54000ebd24

ミサイルの大きさも、ハープーンミサイルより一回り大きいほどで重量約900kgの亜音速ミサイルです。

だからこそ世界中の海軍関係者にとっては、時代遅れとも言われる亜音速対艦ミサイルでの撃沈はとんでもない衝撃となっているはずでしょう。

1.3 作戦分析幕僚部(S-8)あたりはてんてこ舞いだろうなぁ〜

たぶん今頃海上自衛隊の自衛艦隊司令部にある、オペレーションズ・リサーチ(OR)を担当する作戦分析主任幕僚(S-8)あたりはひっくり返って泡を吹いているぐらいに驚愕しているかもしれません。

図4 めまいを起こす
図4 めまいを起こす.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_2135.html

『スラヴァ級がたった2発の対艦ミサイルで沈むはずがないんだ!』
『これは夢だ!悪い夢以外の何物でもないんだ!』


そんな感じになっているかもしれません。

自衛艦隊司令部に増強幕僚として出たとき、艦艇を大破撃沈に持ち込める必要ミサイル数のOR分析を聞いたことがあります。
参考記事):『【幕僚編F】反撃のJTF!第1次対艦総攻撃開始!
スラヴァ級巡洋艦の場合は、迎撃されることを前提に1艦につき30発以上撃ち込む必要があると聞いています。

そんなOR分析を乗り越えて、たった2発で大破炎上沈没したのは非常に衝撃的です。
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(2)現場猫案件?マジの撃沈?炎上の原因を探ってみる!

ロシア国防省が発表している以上、スラヴァ級巡洋艦が炎上して沈没したことは間違いないでしょう。

図5 ヘネラル・ベルグラノ
図5 ヘネラル・ベルグラノ.jpg
引用URL:https://fotos.perfil.com/2019/05/02/trim/950/534/este-2-de-mayo-es-el-37-aniversario-del-hundimiento-del-crucero-ara-general-belgrano-684880.jpg

1982年のフォークランド紛争以来の大型艦撃沈となります。

2.1 艦内火災?対空ミサイルの発射失敗?

沈没まで至った大きな原因は、艦内に火災がまん延して手が付けられなくなったためと考えられます。

図6 シェフィールド
図6 シェフィールド撃沈.jpg
引用URL:https://img.ww2facts.net/img/war-2019/gibel-korablej-epizodi-folklendskoj-vojni-7.jpg

1982年のシェフィールド撃沈も最終的には、艦内火災により電気・動力系統がすべてダメになり消火不能となった結果と言えます。

ロシア国防相の言い分を信じて、艦内火災だとすると超射程ミサイル(SA-N-6(S-300F))の発射失敗という可能性もあります。

コールドランチ方式だと、点火ミスで甲板上にミサイルが落下して破壊される可能性は十分あります。

図7 コールドランチ
図7 コールドランチ.jpg
引用URL:https://p1-tt.byteimg.com/origin/tos-cn-i-qvj2lq49k0/313d7dd3cd2c4cb8a23334bc6492bd09.jpg

ただし甲板上でのミスファイヤーでの事故は十分考慮されているはずですので、考えにくいところがあります。

2.2 ホントに対艦ミサイルが命中した?

もしかするとほんとに対艦ミサイルが命中して、最終的に艦内火災にて沈没に追い込んだ可能性もあります。

図8 艦内図
図8 艦内図.png
引用URL:https://p3dm.ru/uploads/posts/2019-08/1565190815_unknown.png

スラヴァ級巡洋艦の艦内図を見ると、P-1000「ヴァルカン」ミサイルは艦橋下に集中していますが対空ミサイルは後部に集中しています。

P-1000「ヴァルカン」の誘爆と見ることもできますが、それでは火災発生から沈没寸前まで通信ができていた説明が付きません。

図9 S-300F
図9 S-300F.jpg
引用URL:https://sohanews.sohacdn.com/thumb_w/640/2013/ezuojg3-1372001189907.jpg

S-300Fや中距離対空ミサイルがほとんどむき出しで格納されている部分に命中して、艦内火災を起こさせたと考えるのが自然と思います。

後部ミサイル格納区画の近くには、主エンジン区画もあり艦内爆発の時はエンジンや電気系統が一気に失われる可能性が高いといえます。

後部に被弾した可能性が高いといえます。

2.3 マジの現場猫案件だったかもしれない?(4月16日追記)

ロシア艦の艦内防御について、少しはちゃんとしているだろうと思っていたのですがステレグシュチイ級フリゲートの内部写真が出てきて考え方を変えました

図9−2 艦内の砲弾
図9−2 艦内写真.png
引用URL:https://twitter.com/WarshipPorn/status/1514718250411638787

なんで艦内にA-190 100mm単装速射砲の砲弾が、整理もされず乗員居住区の近くにゴロゴロと転がっているんでしょうか(恐怖)〜?

WarshipPorn:https://twitter.com/WarshipPorn

というツイッターに投稿された写真を見たとき、頭が真っ白になりました。

サイサリス様が見たらなんてコメントするんだろう(汗)?やべえってレベルじゃね~ぞ!

2.4 モールス通信から艦内の様子を読み解く!

情報では、火災が発生した「モスクワ」からモールス信号での通信で火災や総員退艦命令などの通信が行われていたとあります。

この情報について、「いまどきモールス信号?」なんて声が出ているようですが艦内電源が失われた状態でも通信ができるモールスは貴重なものです。

図10 モールス通信
図10 モールス通信.gif
引用URL:https://park.org/Japan/NTT/MUSEUM/images/ST_final_2_1.gif

簡単な電池と、「トン・ツー」の送信を行う送信機があればすぐに通信ができます。

艦内火災で電気系統が止まっていて、なおかつ通信室の乗員が無事であった可能性を物語る証拠といえます。

大抵の場合、通信室は艦橋構造物のところにあるので対艦ミサイルの炎上は発生していない可能性があります。

今後はっきりした情報が出ることで、対艦ミサイル攻撃の効果が分かります。

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(3)戦争の転換点になるか?

ウクライナ戦争が始まってから1か月以上が始まりましたが、スラヴァ級巡洋艦の撃沈は戦局を大きく変える可能性があります。

少なくともウクライナ軍は、クリミア半島を含む南部への航空攻撃がしやすくなりました。

3.1 南部戦線の維持は難しいか?

黒海艦隊は、今後防空の要であった巡洋艦を失い出撃できなくなる可能性があります。

クリミア半島から出撃した、ケルソン州での陸上攻撃部隊にも動揺が広がる可能性が大きいでしょう。

図11 戦況
図11 戦況.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FQXJKA4aIAkqG6i?format=jpg&name=large

戦況が一気にウクライナ側に有利な状況といえます。

まさかのスラヴァ級巡洋艦という衝撃が、戦局を大きく揺るがす事態になるか今後注目です。
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この記事へのコメント
成層圏さま、コメントありがとうございます。

この時期(4月〜5月)の黒海では、13℃〜15℃の海水温があり1〜2時間くらいは海水に使っていてもなんとか意識は保っていられるようです。

護衛艦等で攻撃等にて海中転落又は総員対艦になるとして、状況次第では極寒の海水温の場所となる可能性も十分にはあります。
屋根付きの防諜式救命いかだを多数搭載しているので、何とか早い時間に収容するしかありません。

また海水に浸った後は、暴風などの風除けを行わないと急速に体温が奪われていくこともあり可能な限り早く収容が必要でしょう。

乗員文全部の防寒型救命胴衣をそろえるという方法もありますが、装備搭載とのトレードオフになってくるでしょう。
(大湊配備の艦艇には一応防寒救命装備は搭載しています。)




Posted by 管理人 at 2022年05月12日 16:30
管理人さま
モスクワ撃沈で感じたのですが、この季節の黒海で海に落ちたら何時間くらいもつのですか?
知床の観光船で話題になってますけど、万が一護衛艦が沈没したら、自衛官の方がいくら鍛えているとはいえ、タイミングによっては極寒の海に放り出されることもあるのですよね?
大丈夫なのでしょうか?護衛艦には濡れずに済む救難設備とかはあるのでしょうか?
Posted by 成層圏 at 2022年05月11日 15:25
サイサリスさま、コメントありがとうございます。

やはり、砲弾の扱いを見るとかなり異常なことが丸わかりという得そうですね。

イージスがいっぱいの状況に慣れてしまうと、適切な装備があってもちゃんと目標識別・配分などが行われないと厳しいといえます。
ウクライナ軍も、適切な情報受領と陽動・発射までの隠蔽を非常に適切に行った賜物といえます。

Posted by 管理人 at 2022年04月27日 16:28
>サイサリス様が見たらなんてコメントするんだろう(汗)?やべえってレベルじゃね~ぞ!

なんせ「情報から隔絶されてました」ので、ここでこの写真を拝見いたしました。

これ実弾なら正気か??お前ら戦争してるんだよな??(汗)
弾薬の〇〇管理がいい加減すぎる!!!それで初めから当たると思っとるんかぁ!!!!!

というところでしょうか(笑)


正直、「どんなにいいミサイルやFCSがあれど、目標管理/脅威評価/目標配分 が適切にできなければ部隊防空戦闘としては意味がない」ので・・・・・
オペレーターに依存しない、均一化すべく全自動化を目指し、そのうえで数を整備した「イージスシステム」が異常&ウクライナの戦術が巧妙過ぎただけなのではないかと。

keenedge先生の
>艦船の上構を狙うというよりも船体を狙うという結構凶悪なミサイルです(w

には完全に同意します・・・・・
某TVで公開された映像の「完全版」は、この言葉すら生ぬるいと思いますよ・・・・・・・
Posted by サイサリス at 2022年04月26日 22:29
きっどさま、ROKETTOさま、コメントありがとうございます。

未確認ながら、スラヴァ級巡洋艦「モスクワ」の沈没前写真がこれだけ早く出てくるとはなかなかSNSの発展は凄いものですね〜!

確認できるところでは、想像以上に船体中部の機関部から黒煙が出ているのが分かります。
機関部直撃で、ガスタービンがほぼ全滅と言っていいかもしれません。

こいつはやはり、艦内特に左舷で閉鎖不十分で火災が走ってしまったためにダメコン放棄となったと思われます。

今後さらに詳しい情報が出てくると、ロシア海軍の艦内防御思想が判明するでしょう。

米海軍スタークも被弾したときに、かなり傾きましたがダメコンに成功しています。

かなり教訓の残る結果となったといえます。




Posted by 管理人 at 2022年04月18日 16:51
hogehoheさま、コメントありがとうございます。

まあ、いわれてみれば黒海艦隊だったから古くてもとりあえずでっかい船を浮かべて置けば黒海や地中海への道を確保するだけのお仕事として使えたといえます。

ドンバス戦争が無ければ、近代化なり代替艦の整備ができたのでしょうが結果としてこうなってしまいました。

米軍のイージス艦だらけが異常なだけです。

Posted by 管理人 at 2022年04月18日 16:27
keenedge1999さま、コメントありがとうございます。

XGCS-2については、ある縁があり入隊前に岐阜で試験中のXGCS-2弾を見学する機会がありました。
(雑誌にも公開されていないのびっくりしました。)

ホントに今となっては惜しまれるものでした。なかなか技術開発は難しいものですね〜?
Posted by 管理人 at 2022年04月18日 16:10
同じ記事へのコメント失礼いたします

真偽不明ではありますが被弾後のモスクワの写真らしきものが出てきたのでご紹介をば(既にご存知かもしれませんが
ttps://twitter.com/Conflicts/status/1515824767152103443

更に拾い物となりますが検証画像
ttps://i.imgur.com/T4RZBhM.jpg
ttps://i.imgur.com/XOITC0m.jpg


夜半に被弾するも日が昇るまでは浮いていた、というのまでは米からの情報と一致するのですが
どこからどうみてもダメコン失敗で艦内まる焼けコースだったようで

やはりフォークランドのシェフィールドと同じ顛末だったとみるべき、なのですかねこの案件
Posted by ROKETTO at 2022年04月18日 13:40
はじめまして
いきなりですが、被弾後のモスクワとされる写真が出てきました。真偽は不明ですが
これを見る限り、船体も上部構造物も概ね原形を留めている様ですので、やはりダメコンに失敗したのが損失の原因の様ですね
舷窓や長船首楼の末端部から黒煙が噴き出した様な跡が有るので、ほぼ全長に渡って煙や炎が充満してしまった様に見えます


https://twitter.com/Conflicts/status/1515824767152103443?t=Sfk8p3n2eS6GDIDz63vz1A&s=19

Posted by きっど at 2022年04月18日 09:38
うーん、こう言ってはなんですが意外でも何でもないです。
寧ろ正直、黒海艦隊が今まで生存してたのが不思議なぐらいで、スラヴァって排水量が12,000tあろうがイージス登場以前の防空システムですよね。

良くてターターシステム艦を防空艦兼旗艦にするようなレベルなわけで、
米軍で例えるならOHP級、海自で例えるなら「たちかぜ型」「はたかぜ型」が現役で中核担ってるようなものではないかと。
Posted by hogehohe at 2022年04月18日 04:06
>XGCS-2の開発が中止になったのがつくづく悔やまれます。

航開5室長は海の人だったので、制式化していればP-1やP-3Cにも搭載されたかもしれません。

航開5室で開発をご担当された空の方は機関けん銃の開発にも携われた方で、色々とご指導を頂きました。新型普通爆弾(XGCS-2)は弾体や信管も新規開発というかなり意欲的なものでしたが、開発者に貫徹理論の知見が乏しかったことも重なって、残念な結果となりました。
Posted by keenedge1999 at 2022年04月17日 23:19
キャニーさま。コメントありがとうございます。

そうですよね〜、アルゼンチン海軍の巡洋艦「ヘネラル・ベルグラノ」は大戦中の「ブルックリン級軽巡洋艦」ですので戦後設計巡洋艦の撃沈というかなり衝撃的なニュースになります。

中国海軍は、最近の技術的発展はかなり真面目に技術研究をしてきたから今回の撃沈を真剣に検討して、早期に艦艇設計や改修に反映してくる可能性があります。
(現代の中国にはそれを行うだけの金がしっかりある)

地上発射型対艦ミサイルの評価を見直し、とりあえず対応策が確立するまで警戒してくれればありがたいところです。
Posted by 管理人 at 2022年04月17日 14:04
「戦後に設計された巡洋艦が戦闘で沈む」のは
はじめてですね
これで中国海軍が陸上自衛隊の対艦ミサイル部隊を警戒するようになれば幸いです
Posted by キャニー at 2022年04月17日 08:45
keenedge1999さま、コメントありがとうございます。

やはりASM-2の威力は頼りになるもので「とにかくASM-2を持ってこい!」という演習の動きは間違いではないようですね。

XGCS-2の開発が中止になったのがつくづく悔やまれます。
Posted by 管理人 at 2022年04月16日 15:58
>空自のASM-2(重量約900kg)を混ぜ込むと、さらに効果が出るので演習時は空自とのTOTにこだわっていまいた。

ASM-2は仕様書上で、明確にダブルハルへの対応と貫徹鋼板板厚(外板・内板)への要求値が明確に規定されています。弾頭にはさく薬及び焼夷材が充填され、着発延期機構(これも仕様書に記載あり)を備えてますから、艦船の上構を狙うというよりも船体を狙うという結構凶悪なミサイルです(w

空自がわざわざ専用標的を技本開発するほど惚れ込んでいたのもよく分かると思います。ただ、空自内にはミサイルには沈没は期待出来ず、やはり誘導爆弾が必要という意見も根強くあるようです。

また、空のGM関連の人と話していて、旧ソ連艦船にやたら詳しかったのが印象に残っていますね。
Posted by keenedge1999 at 2022年04月16日 14:41
ROKETTOさま、コメントありがとうございます。

段々と情報が入ってきて、決して単艦ではなく近くにはフリゲートやコルベットもいたようですが防空体制がほんとにどうなっていたのか疑問符が付く状況です。

ウクライナ軍の対艦ミサイル能力をほんとに過小評価して、「艦船は陸上の砲台と戦ってはいけない」という海軍の原則を忘れてしまったのかもしれません。

ホントに戦後の評価が待たれるところです。
Posted by 管理人 at 2022年04月16日 11:27
keenedge1999さま、コメントありがとうござます。

やはりTB2などのドローンUAVを使って対空戦闘のリソースを奪いながら巧妙に計画された作戦だったようですね?

過去の戦訓を非常に研究した上での命中といえます。

また、スラヴァ級巡洋艦やキーロフ級などはとにかく「米空母絶対撃沈マン」の思想で建造されたので、現代海戦には少しばかり適応が難しかったのかもしれません。

かといってすぐに交代の大型艦が建造できる状況ではありませんでした(大型艦はウクライナの造船所でしかできなかった)

新世代のロシア艦はその辺を見直し、建造を進めていたのですがまだ数がそろわなかったといえるでしょう。
Posted by 管理人 at 2022年04月16日 11:22
あおのりさま。コメントありがとうございます。

近年では2008年のアブハジア沖海戦以来の水上艦喪失ということもあり、大変驚いている状況です。

>とありますが、命中弾何発で大破撃沈判定の見積だったんでしょうか?

一応かなり秘密の度合いが高い情報ですが、OR分析だと「バスケができる人数くらい」を着弾させれば、スラヴァ級を大破炎上まで追い込めるという情報でした。
(ハープーン/90式SSM-1Bのサイズの対艦ミサイルの場合)
空自のASM-2(重量約900kg)を混ぜ込むと、さらに効果が出るので演習時は空自とのTOTにこだわっていまいた。


Posted by 管理人 at 2022年04月16日 11:06
更新お疲れ様です。

OR分析におけるスラヴァ撃沈時の前提条件に付いては素人からすると何とも言えませんが
今回は近くのエリアにアドミラル・グリゴロビッチ級のアドミラル・エッセン等がいたようなので初期に言われていたような
単独での行動時の被弾……という訳ではなさそうで

被弾後にモスクワに接近する小型艇に関する記事
ttps://www.navalnews.com/naval-news/2022/04/satellite-image-pinpoints-russian-cruiser-moskva-as-she-burned/

ただ僚艦がいた場合はいた場合でモスクワの対空戦闘時(あるいは警戒時?)に支援に入れず
ミサイル迎撃にも参加できなかった、となるのでロシア艦隊の防空システムの連携どうなっとるんじゃとなるのが又
Posted by ROKETTO at 2022年04月16日 10:03
こちらで書かれているように、ドローンを使って相手に横っ腹を晒すようにさせ、且つ深夜のワッチ交代時を狙ったというのが本当なら、周到に計画された作戦のようです。

A Cunning and Clever Plan by Ukraine That Exploited Moskva’s Weaknesses

https://sofrep.com/news/moskva-hit-by-two-cruise-missiles-heres-what-we-know-so-far/

大塚好古先生はスラヴァ級は米空母攻撃に特化し、帰還することを考えられてないフネと仰っていたと記憶してます。本当は撃たれ弱かったのかもしれません。
Posted by keenedge1999 at 2022年04月15日 21:47
ブログ更新お疲れ様です。
スラヴァ級の沈没には本職の方もやっぱり驚いているんですね。
ところで、

>スラヴァ級巡洋艦の場合は、迎撃されることを前提に1艦につき30発以上撃ち込む必要があると言いています。

とありますが、命中弾何発で大破撃沈判定の見積だったんでしょうか?
Posted by あおのり at 2022年04月15日 19:15
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