(2018年投稿記事です。)
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味方部隊の集結と、反撃の準備を着々と整えるJTF!
敵水上部隊は、ついに味方の作戦に誘引され2つの部隊に分離します。
反撃開始の狼煙は、海空部隊による総攻撃!しかし落とし穴が!
ついに反撃を開始した、JTF演習部隊の様子をご紹介!
(前回記事):ソ連感の無い軍艦なんてただのロシア軍艦だ!
(前記事):幕僚編E自爆ボート・LSF!JTFを阻む敵の罠!
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(1)敵水上部隊に対し、海空同時TOT攻撃を開始!
前回までの我の行動により、敵水上部隊がついに2部隊に分離してきました。
敵CV(空母)を主力とする部隊(TGα)は、TG21.2とCTF76の沖縄救出部隊を攻撃する意図のようです。
また、もう一つの敵TG1個部隊(TGβ)は、TG21.4が護衛する奪還部隊を攻撃する意図であると判断されました。
この状況に対し、ついに反撃作戦の第1段作戦を実施することになりました。
1.1 敵2個水上部隊に同時弾着対艦攻撃!
当面の脅威目標である、敵CVを主力とした部隊(TGα)に対し、
・沖縄から:F-15、P-3Cによる対艦攻撃部隊
・九州から:F-15、F-2、P-3Cによる対艦攻撃部隊
・展開が完了した、TF25(潜水艦部隊)2隻による水上攻撃
での同時弾着(TOT)攻撃を計画しました。
敵CV搭載戦闘機部隊による航空脅威を警戒して、F-15戦闘機を護衛に付けます。
航空部隊による、対艦攻撃に合わせて潜水艦による魚雷攻撃で壊滅を狙います。
また奪還部隊を狙った、水上部隊(TGβ)に対しては、
・TG21.1による対水上攻撃(対艦ミサイルSSM)
・本州から:F-15、F-2、P-3Cによる対艦攻撃部隊
での同時弾着攻撃(TOT)を計画しました。
第1段作戦では、可能な限りの水上艦の壊滅を狙います。
併せて、奪還部隊を狙う敵SSの撃破を意図しています。
1.2 総数70発以上の飽和攻撃!
第1段作戦では、空対艦・艦対艦ミサイルが70発以上の飽和攻撃となります。
敵水上部隊(総数19隻)に対し、これだけの数を発射するのか疑問に思うかもしれません。
実は対艦ミサイル1発そのものの破壊力は、あまり大きくありません。
さらに戦闘不能:大破以上に追い込むまで、複数発の着弾が必要です。
敵水上艦の迎撃能力を飽和させて、着弾させるために多数の発射が必要です。
特に侮れないのが、イージス級の防空能力を持つ艦の存在です。
図1 (仮想)敵水上イージス級防空艦DDG(052C型)
引用URL:wiki
敵水上部隊には、イージス級防空艦が存在します。
バカにできない防空能力を持っているため、優先して攻撃対象とします。
まずは、即応能力が高い空対艦ミサイルによる攻撃が主力です!
1.3 第2段作戦に向けての準備も怠らず!
併せて第2段作戦に向けての準備も同時並行で進めます。
・日本海に展開していたTG21.3を硫黄島周辺に移動
・硫黄島への作戦資材の集積
・TG21.4と奪還部隊を硫黄島に回航
・CTF70が小笠原列島西側に進出できるよう、敵SSNの探知・撃破
第1段作戦と並行して、第2段・第3段作戦の準備で大忙しです。
さあ、まもなく第1段作戦の攻撃時間です!
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(2)壮絶!太平洋での大海空戦勃発!!
同時攻撃前にTG21.1が、敵SS×1の撃沈に成功しました。
少なくとも、敵SSの脅威に怯えることは無くなりました。
(そう思っていたのですが・・・)
ついに第1段作戦の攻撃が開始されます。
2.1 敵TGαへの攻撃成功!しかし損害多数!
沖縄方面の、敵TGαへの攻撃はおおむね成功!
しかしCVを主力とした部隊への攻撃の為、味方にも多数の損害が発生しました。
戦果として、
・敵TGα:9隻中5隻の撃破・撃沈に成功(4隻残存)
・CV艦載機多数を撃墜・CVへの攻撃失敗
・イージス級DDG2隻中1隻の撃沈に成功(潜水艦)
・P-3C複数が、敵SAMにより被撃墜
・味方SSについて、1隻が攻撃成功後敵艦に探知され被撃沈
敵水上部隊(TGα)は、強力な防空能力により多くのミサイルが撃破されました。
何とか5隻を撃沈・撃破まで追い込みましたが、味方に損害多数の状況です。
しかし、TG21.2及びCTF76攻撃の意図を挫き、撤退に追いやることに成功です。
2.2 敵TGβへの攻撃は、相討ちか?!
同時に行われた、敵水上部隊(TGβ)の攻撃は、ほぼ相討ちの状況です。
戦果として、
・敵TGβ8隻中5隻の撃破・撃沈に成功(3隻残存)
・P-3C哨戒機1機の被撃墜
・敵TGβからの対艦ミサイル攻撃により、TG21.1に多数の被撃沈発生
・TG21.1 7隻中4隻被撃沈(3隻残存)
(被撃沈:DDH×1、DDG(はたかぜ型)×1、DD(むらさめ型)×2)
敵水上部隊(TGβ)の対艦ミサイル攻撃がTG21.1に集中した結果、被撃沈艦が多数となる損害です。
2.3 恐るべしSS-N-22(サンバーン)の威力!!
TG21.1の被害は、SS-N-22(3M80)(通称:サンバーン)によるものです。
図2 SS-N-22の水上艦発射シーン
引用URL:https://image02.seesaawiki.jp/n/2/namacha2/c717c5fd6a07f335.jpg
亜音速の対艦ミサイルに混合して発射された、超音速対艦ミサイルSS-N-22は大変な脅威です。
各艦とも異なる2種類の対艦ミサイル迎撃に苦戦を強いられました。
結果、TG21.1は4隻被撃沈の損害です。
特にDDH×1とTG21.1の半数が失われたのは、緒戦から厳しい状況となりました。
第1段作戦の海空同時対艦攻撃は、なかなか厳しい結果となりました。
しかし、第1段作戦終了に気が緩んだところに追い討ちが待っていました。
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(3)イージス艦撃沈!!敵SSNの時間差攻撃!
JTFを指揮するSF司令部では、攻撃後の戦果確認に追われていました。
後方幕僚部でも、撃墜機乗員救助・撃破撃沈艦乗員救助など多忙を極めていました。
この時のSF司令部は、ひと時の気の緩みが発生していました。
そこに、突然TG21.1の残存部隊からの緊急無線が入りました。
(TG21.1)
『イージス艦被弾!敵潜水艦からの魚雷攻撃!!』
『魚雷2発被弾!船体急速に傾く!総員退艦命令発令!』
『敵潜水艦1隻を探知、敵SSNの模様!』
完全にSF司令部が凍り付いた瞬間でした。
まさか、CTF70を追尾していると考えていた敵SSN(米原潜が模擬)がいるなんて・・・
その後必死の対潜捜索が行われましたが、敵SSNを取り逃がしました。
残存部隊が3隻で、DDが2隻(HS×2)の状況では、再探知および攻撃が難しい状況でした。
3.1 恐るべきSSNの水中速度30ノット以上!
結果として、SF司令部の読み違いが原因でした。
『SSNは、CTF70の妨害に専念するだろう』
敵の行動を読み切れなかったのが原因です。
図3 原子力潜水艦SSN(ロサンゼルス級)
引用URL:wiki
S
SNの水中速力は、30ノット以上あります。
この速力で、一気にTG21.1に近接して攻撃に参加したものと考えられました。
その後の演習事後研究会にて、CTF70からのSSN失探情報が伝わらなかった不運が重なりました。
3.2 TG21.1壊滅状態!兵力再編を急げ!
いずれにしても、第1段作戦の戦果で敵水上部隊の半数を撃破しました。
しかし、味方部隊の損害もかなりの状況です。
図4 ここまでの戦闘状況(概略図)
特にTG21.1が壊滅状態になったことが痛手です。
反撃作戦の第2段・第3段作戦への修正が必要になりました。
とにかく、硫黄島への集結が最優先!
まだまだ、奪還までの道のりは遠いですよ〜!
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防衛・軍事ランキング
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各国の軍事技術も年を追うごとに向上していきますから、納得の理由です。
当時の自衛隊統合演習での「敵艦」の想定スペックとして、中国海軍「051C型」「052C型」が念頭にありました。
「051C型(旅洲型)」に搭載されている「S-300FM(48N6E2)」が各艦に装備されているという前提で演習を行いました。
「S-300FM」の射程が「ASM-1C」の射程より上回っている条件下で、突破攻撃を演練した結果、多数の被害が出たという結果となりました。
(当時の海自の考えでは、S-300FMが艦載SAMの主流となると考えていました)
P-3Cの速度では逃げ切れないというのが、当時でのOR分析での考えです。
・P-3C複数が、敵SAMにより被撃墜
とありますが、なぜ撃墜されたのですか?
敵SAMの射程がP-3CのASMの射程を上回っていたのか、それとも目標艦とは別の艦のSAMの射程に入ってしまったのか、理由が知りたいです