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2020年03月12日

財務大臣の潜水艦乗艦の何が問題なのか?

『現場を知らずに予算を決定されるよりましだ!』
(2019年投稿記事です。)
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海上自衛隊の潜水艦「うずしお」での、財務大臣の体験航海を問題視する動きがあります。

現場にかつて在職したものとして、なぜ問題になるのか不可思議です。

現場を知らずに、勝手に政治と財務省で決定されるよりはましな対応です。

財務省主計局も同行していただろうに・・・
(前回記事):『ついに江田島に戻ってきたよ〜(4回目)!
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(1)財務大臣の体験航海は問題なのか?

2019年12月になって、財務大臣が5月に横須賀の潜水艦「うずしお」で体験航海をしていました。

野党は、自衛隊の私物化だ!と批判を強めています。

しかし、なぜこれが私物化という批判に当たるのでしょうか?

政局で、政府を攻撃する材料がないからといって杜撰すぎる批判です。

1.1 現場を見ずに査定ができるか!

今回の話で、財務大臣が見事な回答をしています。
『現場を見ずに予算査定が出来るか?!』
図1 麻生財務大臣
財務大臣.png
引用URL:https://livedoor.blogimg.jp/nightwin772/imgs/3/f/3f63f4b1-s.png

これが普通の答えだと考えます。

1.2 潜水艦の行動は秘に該当する!

野党やマスコミの中には、潜水艦の体験航海を公表しなかったのは問題だ!とする論調もあります。

しかし、そもそも潜水艦の行動予定表は秘に該当する情報です。

潜水艦がどこで何をしていることは、厳重に秘匿されます。

『横須賀地方総監部の広報予定表に記載されていない!』

そんなことを追及するマスコミもいますが、普通は載せません!

潜水艦情報の厳重な秘匿性を理解していない発言といえます。

1.3 財務大臣乗艦はついでにだったんじゃない?

今回の体験航海については、財務大臣の乗艦はついでにだったんじゃないでしょうか?

同行者に財務省職員数人とありましたので、本来はこの財務省の人間に体験してもらう予定だったのでしょう。

財務省主計局の人間が行くのでついでに俺も行きたい!というのが真相だったと考えます。

図2 財務省主計局の研修
財務省研修.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sf/whatsnew/images/y490.jpg

財務省主計局の幹部に同行して、主計官候補の若手官僚がついてきます。

以前から実施している財務省職員への研修の一環に財務大臣が同行しただけの話です。
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(2)財務省ぼくのかんがえた最強のじえいたい!事件!

自衛隊が財務省職員の研修を重視しているのは、以前に財務省が暴走してやらかした件を繰り返さないためです。

今では考えられないですが、一時期防衛予算の削減が続いていた時期でした。

自衛隊の定数・正面装備削減が避けられない時期に発生した、ある事件がきっかけです。

防衛庁(当時)も、ある程度の削減案を立案して財務省との予算折衝に臨んだ時です。

2.1 削減案はこちらで全部考えました(財務省)

自衛隊関係者には、今も恨み骨髄の大事件が発生しました。

某悪名高い防衛担当主計官が、
『財務省で防衛計画を立案して、装備削減数も全部用意しました』
と、ぶちかましやがりました(怒)!

当時「護衛艦の削減は44隻か48隻だろうなあ・・・」(当時の定数は54隻)と思っていたところに、「護衛艦38隻まで削減!」など、陸空も大幅な削減を突然突きつけてきたのでした。

現場を見ることなく財務省の中だけで考えたトンデモ削減案です。

2.2 大バトルの末決着!

防衛庁対財務省は、政治家や地元自治体を巻き込んで大バトルとなりました。

最終的にある程度の削減で収まることになり、決着しました。

その反省から、財務省職員(特に主計局)に対して現場を知ってもらう必要性を実感しました。

その後財務省と和解して、財務省主計局員の現場研修が始まった経緯があります。

おのれ「〇やま●き(片山さつき)」めえええ!!

2.3 財務省エリートは話が分かる!
実際に財務省主計局の人間を部隊に招いて研修をしてみると、意外と話が分かる人たちです。

財務省でも主計局に配属されるキャリア組は、エリート中のエリートですぐに話を理解してくれます。

『やべえ、この装備を削減するのは取り返しがつかんわ!』
『潜水艦削減は悪手じゃねえか、むしろ増強すべきやん!』


図3 潜水艦内部の見学!
潜水艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/images/y1230.jpg

その後の懇親会でも、いろんな鋭い質問が飛び交います。

『潜水艦は16隻よりも18か20隻まで増強すべきじゃないの?』
『船体強度の向上を考えると、16隻にこだわる必要はないんじゃ?』


さすがに、東大法学部卒のキャリア組です。

若手キャリアは、バンバンと質問をぶつけて理解を深めていき、どこぞの内局の人間よりも理解が早い状態です。

その後、財務省主計局の現地研修は慣習化されて予算査定の理解が早くなりました。

潜水艦の体験航海では、船酔いに苦しんでましたが・・・

財務大臣が率先垂範で部隊視察するのは、必要なことだと考えます。
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(3)野党の皆さんも現地視察をしてみては?

防衛省・自衛隊では、野党の視察を拒否しているわけではありませんよ?

むしろ立法府の方に、ちゃんと理解をしてもらえる機会を求めて結構頻繁に見学案内をしています。

そのため自衛隊見学を、申し込んでみてはいかがでしょうか?

丁寧にちゃんと説明をして、見学をさせてもらえますよ?
(さすがに「秘」「防衛秘密」「特定秘密」の流出がないようにしてもらうけど)

ただ反対!私物化!を叫ぶより、建設的な話ができると思います。
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posted by sstd7628 at 10:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 防衛省
この記事へのコメント
仮に90年代前半(92年〜94年)にバブルの後始末(不良債権処理)をやる、日本の法制度を経済のグローバル化や産業のデジタル化に対応したものに変更する
程度の事をやっておくだけでも
今頃、随分と違っていましたね
Posted by キャニー at 2020年08月25日 10:08
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