2017年07月03日
食事摂取基準(2015年版)の基礎的理解
本日は、国家試験で絶対出る「食事摂取基準」についてお話します。
応用栄養学の国家試験対策のテーマでもお話しましたが、
今年の国家試験では食事摂取基準からの出題は2問と少なかったですが、
例年は4〜5問程度出題されています。
出題数には変動はあるものの確実に出題される箇所なので、
しっかりと覚えておきましょう。
食事摂取基準からの出題は応用問題は少ないので、
覚えておけば得点に繋がると考えていいと思います。
「日本人の食事摂取基準」は、健康増進法に基づき厚生労働大臣が定めるものとされ、
国民の健康の保持、推進を図る上で摂取することが望ましい
エネルギー及び栄養素の量の基準を示すものです。
「2015年版」の使用期間は、平成27年度から平成31年度の5年間ですので、
来年の国家試験でも2015年版からの出題となります。
【食事摂取基準の目的と基本的概念】
〇対象:健康な個人並びに健康な人を中心として構成されている集団
・高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有していても
自立した日常生活を営んでいる者は含まれる。
具体的には、歩行や家事などの身体活動を行っている者であり、
体格が標準より著しく外れていない者。
高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有する者とは、
保健指導レベルにある者までを含むものとする。
・疾病を有していた値、疾病に関する高いリスクを有していたりする個人並びに集団に対して、
治療を目的とする場合は、食事摂取基準におけるエネルギー及び栄養素の摂取に関する
基本的な考え方を理解した上で、
その疾患に関連する治療ガイドライン等の栄養計画指針を用いることになる。
〇目的
・健康の保持・増進
・生活習慣病の発症予防
・生活習慣病の重症化予防
〇摂取現:食事として経口摂取されるもの
・食事からの摂取を基本とするが、通常の食品以外に、いわゆるドリンク剤、栄養剤、
栄養素を強化した食品(強化食品)、特定保健用食品、栄養機能食品、
いわゆる健康食品やサプリメントなど、疾病の治療を目的とせず、
健康増進の目的で摂取される食品にふくまれるエネルギーを栄養素を含むものとする。
〇摂取期間
・「1日あたり」を単位としているが、短期間(例えば1日間)の食事の基準を示すものではなく、
習慣的な摂取量の基準を与えるものである。
これは、栄養素摂取量は日間変動が大きいことに加え、
食事摂取基準で扱っている健康障害がエネルギー並びに
栄養素の習慣的な摂取量の過不足によって発生するためである。
【設定指標】
〇指標の目的と種類
・エネルギー:<目的>摂取の過不足と回避、<種類>目的とするBMIの範囲
・栄養素:<目的>摂取不足の回避、<種類>推定平均必要量、推奨量
<目的>過剰摂取による健康障害の回避、<種類>耐用上限量
<目的>生活習慣病の予防、<種類>目標量
〇エネルギーの指標
エネルギーについては、エネルギー摂取量及び消費のバランス(エネルギー収支バランス)
の維持を示す指標として、BMIが採用された。
・目標とされるBMIの範囲
18~49歳:18.5〜24.9
50〜69歳:20.0〜24.9
70以上:21.5〜24.9
なお、@エネルギー必要量の概念は充当であること、A目標とするBMIの提示が成人に限られていること、
Bエネルギー必要量に依存することが知られている栄養素の推定平均必要量の算出にあたって
エネルギーの必要量の摂取が必要になること、などから推定エネルギー必要量は参考表として示された。
【ポイント】
今回からエネルギーの指標としてBMIが新たに採用されました。
また、今までなかった「重症化予防」の概念も加わりました。
食事摂取基準が手元にない方は購入して読み込んでおいてくださいね。
応用栄養学の国家試験対策のテーマでもお話しましたが、
今年の国家試験では食事摂取基準からの出題は2問と少なかったですが、
例年は4〜5問程度出題されています。
出題数には変動はあるものの確実に出題される箇所なので、
しっかりと覚えておきましょう。
食事摂取基準からの出題は応用問題は少ないので、
覚えておけば得点に繋がると考えていいと思います。
「日本人の食事摂取基準」は、健康増進法に基づき厚生労働大臣が定めるものとされ、
国民の健康の保持、推進を図る上で摂取することが望ましい
エネルギー及び栄養素の量の基準を示すものです。
「2015年版」の使用期間は、平成27年度から平成31年度の5年間ですので、
来年の国家試験でも2015年版からの出題となります。
【食事摂取基準の目的と基本的概念】
〇対象:健康な個人並びに健康な人を中心として構成されている集団
・高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有していても
自立した日常生活を営んでいる者は含まれる。
具体的には、歩行や家事などの身体活動を行っている者であり、
体格が標準より著しく外れていない者。
高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有する者とは、
保健指導レベルにある者までを含むものとする。
・疾病を有していた値、疾病に関する高いリスクを有していたりする個人並びに集団に対して、
治療を目的とする場合は、食事摂取基準におけるエネルギー及び栄養素の摂取に関する
基本的な考え方を理解した上で、
その疾患に関連する治療ガイドライン等の栄養計画指針を用いることになる。
〇目的
・健康の保持・増進
・生活習慣病の発症予防
・生活習慣病の重症化予防
〇摂取現:食事として経口摂取されるもの
・食事からの摂取を基本とするが、通常の食品以外に、いわゆるドリンク剤、栄養剤、
栄養素を強化した食品(強化食品)、特定保健用食品、栄養機能食品、
いわゆる健康食品やサプリメントなど、疾病の治療を目的とせず、
健康増進の目的で摂取される食品にふくまれるエネルギーを栄養素を含むものとする。
〇摂取期間
・「1日あたり」を単位としているが、短期間(例えば1日間)の食事の基準を示すものではなく、
習慣的な摂取量の基準を与えるものである。
これは、栄養素摂取量は日間変動が大きいことに加え、
食事摂取基準で扱っている健康障害がエネルギー並びに
栄養素の習慣的な摂取量の過不足によって発生するためである。
【設定指標】
〇指標の目的と種類
・エネルギー:<目的>摂取の過不足と回避、<種類>目的とするBMIの範囲
・栄養素:<目的>摂取不足の回避、<種類>推定平均必要量、推奨量
<目的>過剰摂取による健康障害の回避、<種類>耐用上限量
<目的>生活習慣病の予防、<種類>目標量
〇エネルギーの指標
エネルギーについては、エネルギー摂取量及び消費のバランス(エネルギー収支バランス)
の維持を示す指標として、BMIが採用された。
・目標とされるBMIの範囲
18~49歳:18.5〜24.9
50〜69歳:20.0〜24.9
70以上:21.5〜24.9
なお、@エネルギー必要量の概念は充当であること、A目標とするBMIの提示が成人に限られていること、
Bエネルギー必要量に依存することが知られている栄養素の推定平均必要量の算出にあたって
エネルギーの必要量の摂取が必要になること、などから推定エネルギー必要量は参考表として示された。
【ポイント】
今回からエネルギーの指標としてBMIが新たに採用されました。
また、今までなかった「重症化予防」の概念も加わりました。
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