アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2017年07月04日

妊婦の栄養

食事摂取基準の中でも頻出なのが、妊婦・授乳期です。
付加量をしっかり覚えておきましょう。

【妊婦】
・エネルギー付加量(/日)
 =妊婦による総消費エネルギー変化量(kcal/日)+エネルギー蓄積量(kcal/日)
 いずれの身体活動レベルにおいても初期50kcal、中期250kcal、後期450kcal。
 妊婦の最終体重増加量を11kgとして算出。
・たんぱく質付加量(/日)
 推定平均必要量:初期+0g、中期:+5g、後期:+20g
・葉酸(/日)
 推定平均必要量:+200㎍
 推奨量:+240㎍
・ビタミンA(/日)
 推定平均必要量:初期・中期+0㎍RAE、後期+60㎍RAE
 推奨量:初期・中期+0μg、後期+80㎍RAE
・カルシウム
 付加量なし
・鉄(/日)
 推定平均必要量:初期+2.0r、中期・後期+12.5r
 推奨量:初期+2.5r、中期・後期:+15.0r

〇カルシウムの付加量について
新生児の身体に含まれるカルシウムは、その大半が妊娠後期に母体から供給されます。
妊娠中は、母体の代謝動態が変化し、腸管からのカルシウム吸収率は著しく増加します。
その結果、カルシウムは胎児側へ蓄積されます。
同時に通常より多く取り込まれたカルシウムは、母親の尿中排泄量を著しく増加させます。
そのため、付加量は必要はないと判断されました。
なお、摂取量が食事摂取基準における推奨量を満たしていない妊婦や、
妊娠高血圧症候群などにより胎盤機能低下がみられう場合には付加を行います。
カルシウムは付加すると思いがちなので、国家試験でも狙われやすいところです。
しっかり覚えておきましょう。

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6412749
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
さんの画像

食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
プロフィール
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。