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2017年07月02日

溶血性貧血

今日は、溶血性貧血についてお話します。

溶血性貧血とは、赤血球の破壊更新により赤血球が減少するために起こる貧血で、
大球性正色素貧血です。

【原因】
・先天性:遺伝性球状赤血球症。末梢血中に小型球状赤血球が出現する。
・後天性:自己免疫性溶血性貧血など。
     赤血球膜状に高原に対する自己抗体によって赤血球が障害され、寿命が短縮する。
     血液型不適合輸血でも起こりうる。

【分類】
・血管内溶血:赤血球が血管内で溶ける。
・血管外溶血:赤血球が脾臓を中心とする網内系細胞に貪食されて崩壊する。

【症状】
・貧血症状
・黄疸(間接型ビリルビンが優位となる)、胆石、脾腫、発熱、悪心

【診断】
・血液検査:網赤血球の増加、球状赤血球の出現
・生化学的検査:間接型ビリルビン、血清LDH・尿中ウロビリノーゲンの増加。
        特に溶血性黄疸の際には間接型ビリルビンが著明に増加する。
        血清ハプトグロビン減少。
・骨髄検査:正球性赤血球の増加。

【治療】
・遺伝性球状赤血球では、脾臓の摘出
・輸血
・自己免疫性溶血性貧血では、副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制剤を与薬
・黄疸に対する援助

【覚えておきたいポイント】
・正球性正色素貧血
・遺伝性のものが多く、脾臓の摘出を行う場合もある

本日で貧血の種類の説明は終わりです。
それぞれの貧血の特徴を理解しておきましょう。
特に鉄欠乏性貧血は食事療法で治療できる貧血なので、国家試験で頻出項目です。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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