2018年10月03日
国家試験解説「食べ物と健康(No.46)」
Q46.小麦・大麦に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)強力粉は、軟質小麦から製造される。
(2)六条大麦は、麦みその原料として利用される。
(3)小麦の主な構成でんぷんは、アミロースである。
(4)二条大麦の主な構成たんぱく質は、グルテニンである。
(5)小麦粉の等級は、たんぱく質含量に基づく。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。強力粉は、硬質(ガラス質)小麦を原料とする。
(2)正しい。六条大麦は、麦みそのほか、押し麦や麦こがし(はったい粉)、麦茶の原料である。
(3)誤り。小麦のでんぷんはアミロースが約25%、アミロペクチンが約75%である。
(4)誤り。大麦の腫瘍たんぱく質はホルデインである。
グルテニンは、グリアジンと共に小麦の腫瘍たんぱく質である。
なお、二条大麦はビールなどの麦芽原料となる。
(5)誤り。小麦の等級は、胚乳純度、灰分含量による分類である。
たんぱく質含量により小麦粉を分類すると、強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉などとなる。
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