2018年04月20日
国家試験解説「臨床栄養学(No.119)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。末梢静脈栄養法では、1日に800〜1,200kcalの投与が限界である。
(2)誤り。末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、2.7〜3%である。
(3)誤り。中心静脈栄養法では、長期間(2週間〜数年)実施できる。
(4)正しい。亜鉛は短期間であっても欠乏症が認められているため、中心静脈栄養法の基本輸液剤には、
微量元素として亜鉛が含まれている。
なお、高カロリー輸液用微量元素製剤には、亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素が含まれている。
(5)誤り。中心静脈栄養法は、在宅でも実施できる。
ただし、@疾患の治療を入院して行う必要がなく、病態が安定していて(末期がん患者を除く)、
在宅静脈栄養法によって生活の質が向上すると判断される時、
A患者と家族が中心静脈栄養法の理論や在宅静脈栄養法の必要性をよく認識して、
両者が在宅静脈栄養法を希望し、家庭で輸液調整が問題なくでき、
注入管理も安全に行えて合併症の危険性が少ないと判断される時、
などの実施条件に適合した場合である。
119.静脈栄養学に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)末梢静脈栄養法では、1日に2,000kcalを投与できる。
(2)末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、30%である。
(3)中心静脈栄養法は、1週間以上は実施できない。
(4)中心静脈栄養法の基本輸液製剤には、亜鉛が含まれる。
(5)中心静脈栄養法は、在宅では実施できない。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)末梢静脈栄養法では、1日に2,000kcalを投与できる。
(2)末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、30%である。
(3)中心静脈栄養法は、1週間以上は実施できない。
(4)中心静脈栄養法の基本輸液製剤には、亜鉛が含まれる。
(5)中心静脈栄養法は、在宅では実施できない。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。末梢静脈栄養法では、1日に800〜1,200kcalの投与が限界である。
(2)誤り。末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、2.7〜3%である。
(3)誤り。中心静脈栄養法では、長期間(2週間〜数年)実施できる。
(4)正しい。亜鉛は短期間であっても欠乏症が認められているため、中心静脈栄養法の基本輸液剤には、
微量元素として亜鉛が含まれている。
なお、高カロリー輸液用微量元素製剤には、亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素が含まれている。
(5)誤り。中心静脈栄養法は、在宅でも実施できる。
ただし、@疾患の治療を入院して行う必要がなく、病態が安定していて(末期がん患者を除く)、
在宅静脈栄養法によって生活の質が向上すると判断される時、
A患者と家族が中心静脈栄養法の理論や在宅静脈栄養法の必要性をよく認識して、
両者が在宅静脈栄養法を希望し、家庭で輸液調整が問題なくでき、
注入管理も安全に行えて合併症の危険性が少ないと判断される時、
などの実施条件に適合した場合である。
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