管理栄養士erinaの”半年の独学で国家試験に合格”〜読者が作り上げるブログ〜

今日は、「栄養ケア・マネジメント」のポイントをお話します。

【栄養ケア・マネジメントの概要】
栄養ケア・マネジメントとは、個人の栄養状態を最適にするための機能や方法、
さらに手順を効率的に行う栄養ケアのためのシステムを言います。
〇栄養ケア・マネジメントの過程
　栄養スクリーニング→栄養アセスメント→栄養ケアプラン（栄養補給、栄養教育、多領域からの栄養ケア）
　→実施→モニタリング→評価

【栄養アセスメントの方法】
栄養アセスメントとは、対象者の栄養状態をさまざまな指標を用いて客観的に把握し、
身体状況や栄養状態を判定する過程を言います。
栄養アセスメントの種類には、静的アセスメントと動的アセスメントあり、
栄養状態を調べる主な方法には問診・観察、身体計測、臨床検査、食事調査があり、
それらを総合的に評価します。

【栄養ケア・栄養プログラムの計画と実施・評価】
・栄養ケア・プログラムの計画
　栄養アセスメントにより抽出された課題の中から優先順位を考え、
　課題を改善するための実施可能が方法を検討します。
　この際、資源や費用について、無理なく実施できるものを選択します。
・栄養ケア・栄養プログラムの目標設定
　目標は、目標達成までの期間により長期目標、中期目標、短期目標の3段階に分けて設定するのが殆どです。
・栄養ケア・栄養プログラムの実施
　栄養補給、栄養指導、多領域との連携に分けられます。
・栄養ケア・栄養プログラムの評価
　評価は、グラムのアセスメント・計画段階から実施途中、
　プログラム終了後の変化と随時行いその結果をフィードバックします。
　この結果をもとに必要に応じてプログラムの修正を行い、次のプログラムへと生かしていきます。
　また、経済評価や各評価を総合した総合評価も行います。
・PDCAサイクル
　PDCAサイクルとは、典型的なマネジメントサイクルの１つで、
　計画（Plan）、実行（Do)、評価（Check）、改善（Action）のプロセスを順に実施します。


次回、問題を出題します。