2017年11月05日
Cエネルギー代謝【解説】
それでは、「エネルギー代謝」の問題の解説をします。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。基礎代謝量は、発熱時に上昇する。
(2)誤り。体重当たりの基礎代謝量は、男女とも1〜2歳が最大で、以後発育が進むにつれて低下する。
(3)正しい。徐脂肪体重とは、体重から体脂肪を除いた筋肉、骨、内臓などの総重量のことである。
(4)誤り。基礎代謝量は、甲状腺機能が亢進すると高くなる。
(5)誤り。一般に、女性の基礎代謝量は男性よりも低い。
これは、女性は男性よりも体格が小さく、体脂肪が高いためである。
【解説】…正答(2)、(4)
(1)誤り。食事誘発性熱産生によるエネルギーは運動に利用できない。
低温環境下で体温維持に貢献するほかは、熱となって放散される。
(2)正しい。食事誘発性熱産生(DIT)は、たんぱく質のみを摂取した場合はエネルギー摂取量の約30%、
脂肪のみでは約4%である。
(3)誤り。脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル比は10:7である。
なお、糖質の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。
(4)正しい。
(5)誤り。安静状態における単位重量あたりのエネルギー消費量は、心臓は440kcal/kg/日、
骨格筋は13kcal/kg/日であり、心臓の方がはるかに高い。
Q1.基礎代謝に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)基礎代謝量は、発熱時に低下する。
(2)体重当たりの基礎代謝量は、男性では15〜17歳で最大となる。
(3)基礎代謝量は、徐脂肪体重に比例して高くなる。
(4)基礎代謝量は、甲状腺機能が低下すると高くなる。
(5)基礎代謝量には、性差がない。
(2)体重当たりの基礎代謝量は、男性では15〜17歳で最大となる。
(3)基礎代謝量は、徐脂肪体重に比例して高くなる。
(4)基礎代謝量は、甲状腺機能が低下すると高くなる。
(5)基礎代謝量には、性差がない。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。基礎代謝量は、発熱時に上昇する。
(2)誤り。体重当たりの基礎代謝量は、男女とも1〜2歳が最大で、以後発育が進むにつれて低下する。
(3)正しい。徐脂肪体重とは、体重から体脂肪を除いた筋肉、骨、内臓などの総重量のことである。
(4)誤り。基礎代謝量は、甲状腺機能が亢進すると高くなる。
(5)誤り。一般に、女性の基礎代謝量は男性よりも低い。
これは、女性は男性よりも体格が小さく、体脂肪が高いためである。
Q2.エネルギー代謝に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)食事誘発性熱産生で発生したエネルギーは、運動に利用できる。
(2)食事誘発性熱産生(DIT)は、脂肪よりもたんぱく質を摂取した場合が大きい。
(3)脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。
(4)酸素消費量は、運動負荷により増加する。
(5)安静状態における単位重量あたりのエネルギ−消費量は、心臓よりも骨格筋の方が高い。
(2)食事誘発性熱産生(DIT)は、脂肪よりもたんぱく質を摂取した場合が大きい。
(3)脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。
(4)酸素消費量は、運動負荷により増加する。
(5)安静状態における単位重量あたりのエネルギ−消費量は、心臓よりも骨格筋の方が高い。
【解説】…正答(2)、(4)
(1)誤り。食事誘発性熱産生によるエネルギーは運動に利用できない。
低温環境下で体温維持に貢献するほかは、熱となって放散される。
(2)正しい。食事誘発性熱産生(DIT)は、たんぱく質のみを摂取した場合はエネルギー摂取量の約30%、
脂肪のみでは約4%である。
(3)誤り。脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル比は10:7である。
なお、糖質の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。
(4)正しい。
(5)誤り。安静状態における単位重量あたりのエネルギー消費量は、心臓は440kcal/kg/日、
骨格筋は13kcal/kg/日であり、心臓の方がはるかに高い。
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ご質問の件、回答します。
この設問は、「呼吸商」について理解しているかを問題にしたものです。
呼吸商は、「単位時間当たりの二酸化炭素排出量÷単位時間当たりの酸素消費量」のことです。
呼吸商は、糖質が1.0、タンパク質が0.8、脂質が0.7です。
つまり、それぞれの栄養素を燃焼させるのに、糖質が一番二酸化炭素を発生させ、
脂質が一番二酸化炭素を発生させにくいということです。
良くCOPDなど呼吸器疾患の患者さんには脂質を多めにと言われますね。
それは、脂質が他の栄養素に比べて二酸化酸素の発生量が少なく、
呼吸が楽になると言われているためです。
少し話がそれました。
本題に戻りましょう。
問題は、
「(3)脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。」
というものでしたね。
「消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。」
というのは、呼吸商において1.0になるということです。
つまり、ここの脂質の燃焼⇒糖質であれば、正答ということになります。
ここでの解説は、
「(3)誤り。脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル比は10:7である。
なお、糖質の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。」
と書かせてもらいました。
「脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル比は10:7である。」
というのは、脂肪の呼吸商は0.7ということの説明です。
「糖質の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。」
というのは、糖質の呼吸商は1.0ということの説明です。
ご質問の
「脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。
この問題の解説をみても、何を言いたいのか良くわかりません。」
というのは、誤りですね。
モル数が同じなのは、「糖質」です。
お分かりいただけましたか?
この説明でも分からなければ、またコメントくださいね。
erina
脂肪の燃焼では、消費する酸素と発生する二酸化炭素のモル数は同じである。
この問題の解説をみても、何を言いたいのか良くわかりません。
宜しくお願いします。